ナンテン花実散歩
Flower Walking with Heavenly bamboo Nandina domestica
ナンテンの赤い実と紅葉は秋冬の庭園を飾ります・ナンテンの花と実は四季の花実散歩の楽しみ
メギ科ナンテン属ナンテン(南天Nandina domestica)は東アジア原産で双子葉、常緑、低木樹の植物です。ナンテンは古い時代に中国から渡来したと言われています。ナンテンは庭園に植えられていることが多く、薬草としても有名です。初夏に咲くナンテンの白い花はとても気品があり、秋から冬に稔る赤色の実はとても美しいです。ナンテンの花と実は、四季の花実散歩の楽しみです。ナンテン花実写真、ナンテンの花実散歩地図、ナンテンの花実情報でお楽しみ下さい。
《メギ科ナンテン属ナンテン南天Nandina domesticaの花実写真・花実観察地図》
雪の中で稔るナンテンの実写真(撮影2011.12.26)
ナンテン花実観察地図京都大原宝泉院地図Kyoto Ohara Housen-in Temple Map
雪の降る日に京都大原にある宝泉院を、訪問してみました。雪が積もった宝泉院の庭にナンテンの実が稔っていました(撮影2011.12.26)。雪の白さとナンテンの赤い実、そしてナンテンの緑色の葉の対比が素晴らしかったです。こんな綺麗なナンテンの実に出逢えるのも、ナンテン花実散歩の楽しみです。
横浜山手18番館に咲くナンテンの花写真(撮影2015.6.10)
ナンテン(南天Nandina domestica)の花期は初夏です。ナンテンは初夏に白色の花を付け、花弁6、雌しべ1、雄しべ6です。ナンテンの花は、白い花弁が反り返るように咲くのが特徴です。初夏に横浜山手にある横浜山手18番館前を花散歩していると、ナンテンの白色の花が咲いていました(撮影2015.6.10)。
京都白川畔に稔るナンテンの実写真(撮影2013.11.9)
ナンテン花実観察地図京都白川地図Kyoto Shirakawa River Map
ナンテン(南天)は花期後、実(奬果)を付けます。ナンテンの実は赤色(稀に白色)で、赤色の小さく可愛らしい実をたくさん付けます。秋に京都祇園白川巽橋近くを花散歩していると、河畔にナンテンの赤色の実が観察できました(撮影2013.11.9)。京都白川畔に稔る赤色の可愛らしいナンテンの実は、祇園白川の川面に映えます。
京都二年坂に稔るナンテンの実写真(撮影2019.12.9)
ナンテンは古い時代に、中国から渡来したと言われています。ナンテンは中国名の南天竹から、日本では南天と漢字でかかれます。ナンテンは古い寺院の庭園に植えられていることが多く、薬草としても有名です。冬に多くの観光客で賑わう京都二年坂を花散歩していると、ナンテンの赤色の実が稔っていました(撮影2019.12.9)。
《メギ科ナンテン属ナンテン南天Nandina domesticaの花実情報・学名由来》
植物名 | メギ科ナンテン属ナンテン 漢字 南天 英語 Heavenly bamboo 中国語 南天竹 |
学名 | Nandina domestica 他 |
科名 | メギ科 Berberidaceae |
属名 | ナンテン属 Nandina |
花期 | 夏の花 |
花色 | 白色花 (秋 冬 初冬に赤色の実をつける) |
原産 | 東アジア(中国、日本) |
観察地 | 京都市、奈良市、横浜市、鎌倉市、横須賀市、沖縄県、他 |
特徴 | 双子葉、常緑、低木樹、メギ科、葉序は互生、葉形は羽根状複葉、小葉は広披針形、葉に光沢、 秋に紅葉する、初夏に白色の花、花弁6、雌しべ1、雄しべ6、白い花弁が反り返るように咲く、 晩秋から冬に赤色の丸い実、果実、葉実に毒(アルカロイド)、生薬として葉、実を利用 |
利用 | 庭木、鑑賞、庭園、生垣、盆栽、生薬(南天竹)、弁当の飾り(腐敗防止) |
意味 | ナンテン=南天=南天竹(中国語) 属名Nandina =Thunberg is a Latinized version of a Japanese name for the plant, nan-ten. 種名domestica=from Latin meaning 'domestic' =ラテン語で「国内の、地域内の」の意味 |
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《メギ科ナンテン属ナンテン南天Nandina domesticaの花実写真・花実観察地図》
京都石塀小路近くに咲き始めたナンテンの花蕾写真(撮影2016.5.17)
ナンテン花実観察地図京都石塀小路Kyoto Ishibai-koji Street Map
ナンテン(南天Nandina domestica)の属名Nandina =The scientific name given to it by Carl Peter Thunberg is a Latinized version of a Japanese name for the plant, nan-ten.ナンテンの原産は、中国南部と考えられていますが、命名者のCarl Peter Thunbergは原産が日本と考え日本名の「南天nan-ten」をラテン語化して付けました。古い時代にナンテンは日本に渡来したと考えられていますが、古都京都や鎌倉でよく見かけます。初夏に京都石塀小路近くを花散歩していると、ナンテンの白色の花蕾が観察できました(撮影2016.5.17)。ナンテンの花蕾は三角錐型に先が尖って見えます。
天龍寺塔頭慈済院に咲くナンテンの花写真(撮影2005.6.4)
ナンテン花実観察地図京都天龍寺地図Kyoto Tenryu-ji Temple Map
初夏に世界遺産に登録された京都嵯峨野にある天龍寺塔頭慈済院を訪問すると、古い井戸の前に白いナンテンの花が咲いていました(撮影2005.6.4)。ナンテンNandina domesticaはメギ科ナンテン属の植物で日本中国などに自生する植物です。ナンテンは中国から、古い時代に渡来した植物と考えられています。ナンテンの花は、白く上品な花です。ナンテンは初夏に白色の花を咲かせます。ナンテンの花は花弁6、雌しべ1、雄しべ6で白い花弁が反り返るように咲くのが特徴です。初夏のナンテンの葉も涼しげです。
横浜公園彼我庭園に咲くナンテンの白い花写真(撮影2011.6.7)
初夏入梅前に横浜公園を花散歩していると、横浜公園内の彼我庭園の石灯籠前に白いナンテンの花が咲いていました(撮影2011.6.7)。ナンテンは双子葉、常緑低木樹で高さ2m程ですが、初夏に先端の葉の間から総状花序の花を咲かせます。上の写真のナンテンの花はまだほとんどが蕾ですが、ナンテンの花はこの蕾が美しいく人気があります。ナンテンの白い蕾は可愛らしいですね。ナンテンの花の後ろにある石灯篭は、岩亀楼にあったもので、歴史的に有名なものです。
《メギ科ナンテン属ナンテン南天Nandina domesticaの花実写真・花実観察地図》
京都哲学の道沿いに稔るナンテンの実写真(撮影20011.11.27)
ナンテン花実観察地図京都哲学の道地図Kyoto Tetsugaku-nomichi Philosophy Walk Map
ナンテン(南天Nandina domestica)の種名domestica=from Latin meaning 'domestic' =ラテン語で「国内の、地域内の」の意味です。ナンテン(南天Nandina domestica)の名付け親のThunberg氏が、ナンテンの原産が「日本国内の」と考えたようです。11月下旬京都の紅葉が見ごろの時期に、京都東山にある哲学の道を花散歩してみました。哲学の道に赤いナンテンの実が、綺麗に稔っていました(撮影20011.11.27)。ナンテンの実は秋から冬の花散歩には、最高の友です。哲学の道は琵琶湖から引かれた、琵琶湖疏水の水路沿いにあります。哲学の道は、琵琶湖疏水の清流を見ながらの散歩道です。
南禅寺真乗院のナンテンの紅葉と実写真(撮影20011.11.27)
秋に京都東山にある南禅寺の塔頭の一つ、真乗院を訪問してみました。禅宗様の真乗院門前に綺麗に紅葉したナンテンの葉と実がありました(撮影20011.11.27)。ナンテンの実は赤くとてもおいしそうに見えますが、Nantenineなどのアルカロイド系の毒をもっています。ナンテンの実は生薬として喘息などの治療薬として使われますが、素人療法には危険です。
京都東山ねねの道石碑前に稔るナンテンの実写真(撮影2011.12.25)
年の暮れに京都東山高台寺近くのにある「ねねの道」を花散歩していると、ねねの道にある石碑横にナンテンの赤い実がきれいに実っていました(撮影2011.12.25)。初夏に花を咲かせたナンテンは、晩秋から冬に赤い実(果実)を稔らせます。ナンテンの葉や実(果実)には、アルカロイド系や青酸系(シアン化水素)の毒を含みます。そのためにナンテンの実や葉は、冬になっても美しいまま残ることが多いです。ナンテンの葉も実もとても美しいですね。ナンテンの花と実は、秋冬の花散歩の楽しみです。
年末に紅葉するナンテンの葉と赤い実写真(撮影2008.12.30)
年末に京都大原三千院近くを花散歩していると、大原の里にある民家の庭に紅葉したナンテンの葉と赤い実がありました(撮影2008.12.30)。ナンテンは常緑低木で普通2mくらいの高さまで成長しますが、このナンテンは優に3mを超えて大原の里の民家の藁葺き屋根に届く高さです。大原の里に稔るナンテンの実もきれいです。ナンテンの後ろに見える民家の屋根にある「水」の文字は、火災よけの意味があります。
鎌倉寿福寺に稔る赤いナンテンの実と石仏群写真(撮影2007.12.28)
ナンテン花実観察地図鎌倉寿福寺地図Kamakura Jyochi-ji Temple Map
年末に鎌倉五山の一つ寿福寺を訪問してみました。寿福寺は非公開ですが、参道や寿福寺境内裏にある北条政子の墓などは見学できます。鎌倉五山寿福寺のやぐら近くに、石仏群を背景に赤いナンテンの実が稔っていました(撮影2007.12.28)。温暖な鎌倉地方のナンテンの紅葉はもう少し先のようです。
石山寺で紅葉するナンテンの葉と多宝塔写真(撮影2008.12.30)
年の暮れに琵琶湖を望む、石山寺を訪問してみました。石山寺境内にある国宝多宝塔前のナンテンの葉が、綺麗に色づいていました(撮影2008.12.30)。ナンテンの葉の紅葉は、モミジの紅葉に比べて遅いです。ナンテンは、常緑樹です。ナンテンの葉は冬でも落葉せずに残ることが多いので、冬にもこのような紅葉した葉を楽しめるのはうれしいことですね。
京都建仁寺塔頭麻利支天堂に稔るナンテンの実写真(撮影2012.12.27)
年の暮れに京都祇園にある、建仁寺を訪問してみました。建仁寺は喫茶の習慣を広めた、栄西が開祖の寺です。建仁寺には、栄西茶碑もあります。また冬の建仁寺境内には、チャノキの花も咲いています。建仁寺塔頭麻利支天堂に、綺麗なナンテンの実が稔っていました(撮影2012.12.27)。禅宗の清々しい境内で、赤く色づくナンテンの実も美しいです。
《メギ科ナンテン属ナンテン南天Nandina domesticaの花実写真アルバム・花実観察地図》
京都先斗町に咲くナンテンの花蕾写真(撮影2016.5.17)
ナンテン花実観察地図京都先斗町Kyoto Ponto-cho Street Map
京都先斗町に咲くナンテンの花蕾は爽やかです
沖縄中村家住宅に稔るナンテンの実写真(撮影2017.1.25)
沖縄中村家住宅に稔るナンテンの実も珍しい
金比羅宮奥書院に稔るナンテンの実写真(撮影2015.10.31)
金比羅宮奥書院に稔るナンテンの実も色鮮やか
横浜馬車道に稔るナンテンの実写真(撮影2014.11.6)
横浜馬車道に稔るナンテンの実は街を飾る
京都八坂の塔前に稔る白色(薄黄色)ナンテンの実写真(撮影2015.12.2)
ナンテン花実観察地図京都八坂の塔地図Kyoto Yasakanoto Map
京都八坂の塔前に稔る白色(薄黄色)ナンテンの実もきれい
奈良二月堂前に稔るナンテンの実写真(撮影2013.11.8)
ナンテン花実観察地図奈良二月堂地図Nara Nigatsudo Temple Map
奈良二月堂前に稔るナンテンの実も良いです
京都北野天満宮に稔るナンテンの実写真(撮影2010.12.6)
京都北野天満宮の古い石灯籠前に稔るナンテンの実
横浜公園に咲くナンテンの花写真(撮影2013.6.7)
初夏の横浜公園に咲くナンテンの花も爽やか
京都天龍寺に稔る稔るナンテンの実写真(撮影2012.11.13)
京都天龍寺の塔頭の中国風の山門前に稔るナンテンの実も素晴らしい
メギ科ナンテン属ナンテン(南天Nandina domestica)は日本や中国など東アジア原産の植物です。ナンテンは古くから生薬や庭木として利用されてきました。ナンテンの花は初夏に咲き、赤く美しい実は晩秋から冬まで長く楽しめます。またナンテンは寺社の庭園などでも多く見られるので、四季の花散歩には欠かせない植物です。ナンテンはメギ科の植物なので、他のメギ科の花や実と同じ部分と異なる部分を探してみるのも、おもしろいかもしれませんね。このページの中で皆様が気に入ったナンテンの花と実の写真が、一枚でもあれば幸いです。
メギ科ナンテン属ナンテン(南天Nandina domestica)の花実、ナンテン花実散歩楽しんでもらえたでしょうか?ナンテンの花と実は初夏から秋、冬まで長い期間楽しめる植物です。皆様もこのページの地図を片手にナンテン花実散歩を楽しんでください。美しい庭園や文化財を見ながら、ナンテン花実散歩を楽しめば、体も心もリフレッシュできそうです。なお資料写真の背景がボケていますが、ナンテンの花が主役ですのでお許し下さい。よろしかったらシャリンバイ花実散歩も眺めていってください。
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