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タムラソウ散歩

Flower Walking with Plumeless saw-wort Serratula coronata

タムラソウの紫色の優しげな花は高原に秋を告げます・タムラソウの花は秋の高原の花散歩の楽しみ

 キク科タムラソウ属タムラソウ(田村草Plumeless saw-wort Serratula coronata 他)は日本などユーラシア大陸が原産の双子葉、多年生、草本です。タムラソウは成長すると70~150cm程で、紫色のアザミに似た棘の無い花を咲かせます。タムラソウの花は赤紫色で、キク科特有の頭状花序の花で筒状花のみでできています。タムラソウは花期後実(痩果)を付けます。タムラソウは秋の高原の花で薬草、漢方薬としても利用されます。タムラソウの赤紫色の優しげな花は、秋の高原の花散歩の楽しみです。タムラソウをタムラソウ花写真、タムラソウ花観察地図、タムラソウ花情報でお楽しみ下さい。

《キク科タムラソウ属タムラソウ田村草Plumeless saw-wort Serratula coronata 他の花写真》

タムラソウ花画像

八方尾根に咲くタムラソウ花写真(撮影2013.8.27)

タムラソウ花観察地図八方池地図Nagano Happouike Pond Map

 キク科タムラソウ属タムラソウ(Serratula coronata 他)は日本などユーラシア大陸が原産の双子葉、多年生、草本です。タムラソウは成長すると70~150cm程で、紫色のアザミに似た棘の無い花を咲かせます。秋の高原に咲くタムラソウの花は、棘のあるアザミの花に比べて優しげです。秋に八方尾根八方池山荘近く(標高約1850m付近)を花散歩していると、赤紫色のタムラソウの花が山麓の集落を背景に咲いていました(撮影2013.8.27)。

タムラソウ花画像

上高地田代湿原に咲くタムラソウ花写真(撮影2012.8.14)

タムラソウ花観察地図上高地田代湿原Nagano Kamikouchi Tashiro-ike Pond Map

 タムラソウ(田村草)は夏の終わりから秋に花茎を伸ばし、花茎の先にアザミの花に似た頭状花序の花を咲かせます。タムラソウの花は赤紫色で、キク科特有の頭状花序の花で筒状花のみでできています。秋の初めに上高地田代湿原(標高約1500m付近)を花散歩していると、湿原にタムラソウの花が咲き、蝶が止まっていました(撮影2012.8.14)。上高地田代湿原に咲くタムラソウの花は、高原に秋を告げる花です。

タムラソウ花写真

雲海に浮かぶ八方尾根に咲くタムラソウ花写真(撮影2017.8.22)

 タムラソウ(Plumeless saw-wort)は主に種子で増えます。タムラソウの茎は直立し、葉は羽状で全裂しています。タムラソウの頭状花序の紫色の花は、可愛らしく見えます。初秋に雲海に浮かぶ八方尾根(標高約1850m付近)を花散歩していると、タムラソウの頭状花序の花が並んで咲く様子が印象的でした(撮影2017.8.22)。

《キク科タムラソウ属タムラソウ田村草Plumeless saw-wort Serratula coronata 他の花情報・学名意味》

植物名 キク科タムラソウ属タムラソウ 漢字 田村草 英語 Plumeless saw-wort 中国語 伪泥胡菜
学名 Serratula coronata subsp. insularis 他
科名 キク科 
属名 タムラソウ属 Serratula
花期 秋の花
花色 紫色花
原産 日本などユーラシア大陸
観察地 長野県、岐阜県、山梨県、富山県、他
特徴 双子葉、多年生、草本、種子で増える、キク科、高さ約2m、葉は羽状、全裂、棘はない
花期秋、頭状花序、花は頭状、花色(紫色)、筒状花のみ、
花期後実(痩果)、高原の花、秋の花、絵画、漢方薬、薬草、生け花
利用 高原の花、秋の花、絵画、漢方薬、薬草、生け花
学名
意味
タムラソウ=田村草、英語=Plumeless saw-wort(羽状、鋸歯状の葉を持つ植物)
属名Serratula =from Latin word serra meaning 'saw'=ラテン語で「鋸」の意味から
種名coronata=from Latin word corona meaning 'crown'=ラテン語で「王冠」の意味

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《キク科タムラソウ属タムラソウ田村草Plumeless saw-wort Serratula coronata 他の花写真・花観察地図》

タムラソウ花画像

乗鞍高原牛留池近くに咲くタムラソウ花写真(撮影2016.7.27)

タムラソウ花観察地図乗鞍高原牛留池Norikura Ushidome-ike Pond Map

 タムラソウ(Serratula coronata subsp. insularis 他)は、ユーラシア大陸に広く分布するマンシュウタムラソウ(Serratula coronata)の亜種とされています。夏に乗鞍高原牛留池付近(標高約1590m付近)を花散歩していると、タムラソウの花蕾と咲き始めの花が観察できました(撮影2016.7.27)。乗鞍高原牛留池近くに咲く頭状花序のタムラソウの花は筒状花が長く伸び、少し捩(よじ)れている様子が可愛らしく見えます。

タムラソウ花画像

志賀高原木戸池畔に咲くタムラソウの花写真(撮影2007.8.15)

タムラソウ花観察地図志賀高原木戸池地図Nagano Shiga High-Land Kidoike Pond Map

 タムラソウ(田村草)は英語で、Plumeless saw-wort(羽状、鋸歯状の葉を持つ植物)と呼ばれることがあります。タムラソウの仲間はユーラシア大陸に広く分布し、薬草などにも利用されています。初秋に長野県志賀高原にある木戸池畔(標高約1620m付近)を花散歩していると、タムラソウの花が多数木戸池の水面を背景に咲いていました(撮影2007.8.15)。志賀高原木戸池畔に咲くタムラソウの花は、とても涼しげに見えました。

《キク科タムラソウ属タムラソウ田村草Plumeless saw-wort Serratula coronata 他の花写真・花観察地図》

タムラソウ花画像

八方尾根鎌池付近に咲くタムラソウ花写真(撮影2013.8.27)

 タムラソウ(Serratula coronata)の頭状花は筒状花だけで構成されていますが、周辺部の筒状花は雄蕊、雌蕊が未発達で結実しません。タムラソウの中心部の筒状花は、雄蕊、雌蕊があり結実します。秋に八方尾根鎌池付近(標高約1680m付近)を花散歩していると、タムラソウの中心部の筒状花から突きだした雄蕊雌蕊が観察できました(撮影2013.8.27)。。

タムラソウ花画像

八方池付近に咲くタムラソウの花写真(撮影2013.8.27)

 タムラソウの属名Serratula =from Latin word serra meaning 'saw'=ラテン語で「鋸」の意味から来ています。タムラソウ属Serratula(約70種)の葉は一般的に羽状で、鋸歯になっています。秋に八方池付近(標高約2060m付近)を花散歩していると、沢沿いにタムラソウの花が咲いていました(撮影2013.8.27)。八方池付近に咲くタムラソウの葉は、羽状で、鋸歯になっていました。

タムラソウ花画像

志賀高原長池畔に咲くタムラソウ花写真(撮影2007.8.15)

 タムラソウの種名coronata=from Latin word corona meaning 'crown'=ラテン語で「王冠」の意味です。初秋に志賀高原長池畔(標高約1620m付近)を花散歩していると、タムラソウの花が赤紫色の王冠の様に輝いて見えました(撮影2007.8.15)。タムラソウの赤紫色の頭状花序の花は、確かに「王冠」の様に見えます。

タムラソウ花画像

車山高原に咲くタムラソウ花と蕾写真(撮影2014.7.22)

タムラソウ花観察地図車山高原地図Nagano Kuruma-yama Kogen High Land Map

 タムラソウ(田村草)の仲間は中国では伪泥胡菜と呼ばれ飼料や薬用として広く利用されています。またタムラソウ(Serratula coronata)の仲間は、世界中で有用な植物として親しまれています。夏に車山高原(標高約1630m)を花散歩していると、タムラソウの花が咲いていました(撮影2014.7.22)。

《キク科タムラソウ属タムラソウ田村草Plumeless saw-wort Serratula coronata 他の花アルバム》

タムラソウ花画像

上高地河童橋近くの梓川河畔に咲くタムラソウの花写真(撮影2013.8.28)

タムラソウ花観察地図上高地河童橋地図Nagano Kamikouchi Kappabashi Bridge Map

上高地河童橋近くの梓川河畔(標高約1500m)に咲くタムラソウの花は清流梓川の川面に輝く

タムラソウ花画像

田代湿原に咲くタムラソウの花写真(撮影2012.8.14)

 上高地田代湿原(標高約1500m)に咲くタムラソウの花はもうすっかり秋色です

タムラソウ花画像

乗鞍高原で風に揺れるタムラソウの花写真(撮影2011.8.9)

タムラソウ花観察地図乗鞍高原地図Norikura Kogen High-Land Map

乗鞍高原の小川の辺(標高約1500m)で風に揺れるタムラソウの花は涼しげ

タムラソウ花画像

八方尾根八方山近くに咲くタムラソウに止まる蜂とタムラソウの実写真(撮影2013.8.27)

八方尾根八方山(標高約1974m)近くに咲くタムラソウに止まる花蜂とタムラソウの実も良い

タムラソウ花画像

夏の牛留池近くに咲くタムラソウ花と緑色の草原写真(撮影2016.7.27)

夏の牛留池近く(標高約1590m付近)に咲く赤紫色のタムラソウ花と緑色の草原は目に鮮やか

タムラソウ花画像

八方尾根の霧に浮かぶタムラソウの花写真(撮影2013.8.27)

 キク科タムラソウ属タムラソウ(田村草Plumeless saw-wort Serratula coronata 他)は日本などユーラシア大陸が原産の高原に咲く紫色の優しげな花です。タムラソウ(田村草)の涼しげな花は夏から秋の高原を美しく飾ります。タムラソウ(田村草)の花は秋の高原の花散歩には欠かせない植物です。秋に八方尾根を花散歩していると、タムラソウ(田村草)の花が咲いていました(撮影2013.8.27)。八方尾根(標高約1850m付近)の霧に浮かぶ、タムラソウの花は優雅で美しいです。タムラソウ(田村草)と同じキク科のミヤマアキノキリンソウと同じ部分と異なる部分を比較してみるのも良いですね。このページの中で皆様が気に入ったタムラソウ(田村草)の花写真が、一枚でもあれば幸いです。

 タムラソウ(田村草)花散歩楽しんでもらえたでしょうか?タムラソウ(田村草)の優雅でやさしげな花は、秋の高原の花散歩の楽しみです。皆様もこのページの地図を片手にタムラソウ(田村草)花散歩を楽しんでください。タムラソウ(田村草)花散歩を楽しめば、体も心もリフレッシュできそうです。なお資料写真の背景がボケていますが、タムラソウ(田村草)の花が主役ですのでお許し下さい。よろしかったらマツムシソウ花散歩も眺めていってください。

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