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イワギキョウ散歩

Flower Walking with Alaska Harebell Campanula lasiocarpa

高山帯の砂礫地を飾るイワギキョウの花は高原に秋を告げます・イワギキョウは高山帯の花散歩の楽しみ

 キキョウ科ホタルブクロ属イワギキョウ(岩桔梗Alaska Harebell Campanula lasiocarpa 他)は日本やシベリ、アラスカなどの寒冷地が原産の双子葉、多年生、草本です。イワギキョウの花は青紫色で、キキョウ科特有の花で、がく片5、花弁先端5裂、雄蕊5、雌蕊1(先端3裂)です。イワギキョウは花期後実(蒴果)を付けます。イワギキョウは夏から秋の高原の花でベル状の涼しげな花が人気です。イワギキョウの青紫色の優しげな花は、秋の高原の花散歩の楽しみです。イワギキョウをイワギキョウ花写真、イワギキョウ花観察地図、イワギキョウ花情報でお楽しみ下さい。

《イワギキョウ岩桔梗Alaska Harebell Campanula lasiocarpa 他の花写真・花観察地図》

イワギキョウ花画像

高山の砂礫地で上向きに咲くイワギキョウの青紫色の花写真(撮影2010.8.19)

イワギキョウ花観察地図乗鞍畳平地図Japan Alps Mt.Norikura Tatamidaira Map

 キキョウ科ホタルブクロ属イワギキョウ(岩桔梗Alaska Harebell Campanula lasiocarpa 他)は日本やシベリ、アラスカなどの寒冷地が原産の双子葉、多年生、草本です。イワギキョウは成長しても10cm程で、青紫色のホタルブクロに似た花を咲かせます。イワギキョウは砂礫地を好み、主に種子で増えます。イワギキョウはロゼット状に鋸歯のある根生葉を茂らせ、夏から秋に10cm程の花茎を伸ばし、花茎の先にキキョウに似た大きな花を横から上向きに咲かせます。秋の初めに乗鞍畳平(標高約2700m付近)の砂礫地を歩いていると、イワギキョウの青紫色の愛らしい花が上向きに咲いていました(撮影2010.8.19)。高山の砂礫地で上向きに咲くイワギキョウの青紫色の花は、愛らしく涼しげです。

イワギキョウ花画像

乗鞍富士見岳に咲くイワギキョウ花写真(撮影2010.8.19)

イワギキョウ花観察地図乗鞍富士見岳地図Norikura Mt.Fujimi Map

 イワギキョウ(岩桔梗Alaska Harebell Campanula lasiocarpa 他)の花は青紫色で、キキョウ科Campanulaceae特有の花で、がく片5、花弁ベル状、先端5裂、雄蕊5、雌蕊1(先端3裂)です。秋の初めに乗鞍富士見岳(標高2818m付近)を歩いていると、イワギキョウの花が咲いていました(撮影2010.8.19)。乗鞍富士見岳に咲くイワギキョウの花は雌蕊の先の柱頭が3裂し、雄蕊の様子もよく観察できました。イワギキョウは同属のチシマギキョウと似ていますが、花弁に毛が生えていない事と、がく片が三角形にとがっていることから区別できます。

《キキョウ科ホタルブクロ属イワギキョウ岩桔梗Alaska Harebell Campanula lasiocarpa 他の花情報・学名意味》

花の名前 キキョウ科ホタルブクロ属イワギキョウ 漢字 岩桔梗 英語 Alaska Harebell 中国語 
学名 Campanula lasiocarpa 他
科名 キキョウ科 Campanulaceae
属名 ホタルブクロ属 Campanula
花期 秋の花 夏の花
花色 紫色花 青色花
原産 日本、シベリア、アラスカなどの寒冷地、高山帯、氷河地帯
観察地 長野県、岐阜県、北海道、他
特徴 双子葉、多年生、草本、種子で増える、キキョウ科、高さ約10cm、葉はへら状、鋸歯
花期(夏、秋)、頭状花序、花色(紫色)、がく片5、花弁ベル状先端5裂、雄蕊5、雌蕊1、子房3室
花期後実(蒴果)、高山植物、寒冷地、高原の花、秋の花、絵画、観賞
利用 高山植物、寒冷地、高原の花、秋の花、ベルフラワー、絵画、観賞、鉢植え
学名
意味
イワギキョウ=岩桔梗、英語Alaska Harebell=(アラスカのベルフラワー:イトシャジン)
属名Campanula=from Latin word campana meaning 'small bell'=ラテン語で「小さなベル」の意
種名lasiocarpa=from Latin word lasios(shaggy) +carpos(fruit)=ラテン語で「毛深い実」の意味

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《イワギキョウ岩桔梗Alaska Harebell Campanula lasiocarpa 他の花写真・花観察地図》

イワギキョウ花画像

北八ヶ岳麦草峠の砂礫地に咲くイワギキョウ花写真(撮影2014.7.22)

イワギキョウ花観察地図麦草峠地図Nagano Mt.Yatsugatake Mugikusa-touge Pass Map

 イワギキョウ(岩桔梗)は英語でAlaska Harebell=(アラスカのベルフラワー:イトシャジン)を表します。Alaska Harebellの青紫色の美しく涼しげな花は、北米大陸の登山家やトレッカーにとって貴重であこがれの花だそうです。夏に北八ヶ岳麦草峠(標高約2120m付近)の砂礫地に、イワギキョウの花が咲いていました(撮影2014.7.22)。北八ヶ岳麦草峠の砂礫地に咲くイワギキョウの花は、夏の陽に青く輝いて見えました。

イワギキョウ花蕾画像

乗鞍畳平に咲くイワギキョウの花蕾写真(撮影2011.8.9)

 イワギキョウCampanula lasiocarpaは、成長しても10cm程にしかなりません。イワギキョウが生育する環境は高山帯の寒冷地で、大変厳しく夏の数か月に成長し、花を咲かせ結実します。夏に乗鞍畳平(標高約2700m付近)を歩いていると、わずか7~8cm程のイワギキョウが蕾を付けている様子が観察できました(撮影2011.8.9)。乗鞍畳平のイワギキョウの花蕾は、小さくけなげで愛らしく見えます。

《イワギキョウ岩桔梗Alaska Harebell Campanula lasiocarpa 他の花写真・花観察地図》

イワギキョウ花画像

乗鞍富士見岳の砂礫地に咲くイワギキョウ花写真(撮影2016.7.28)

 イワギキョウ(岩桔梗)の花の見ごろは、年によって異なるようです。積雪が例年より少なかった2016年の夏に乗鞍富士見岳の砂礫地(標高2800m付近)を歩いていると、例年より半月以上早く、イワギキョウの花が見頃でした(撮影2016.7.28)。乗鞍富士見岳の砂礫地に咲くイワギキョウの青紫色の花は、白色のイワツメクサの花と並んで咲いていました。

イワギキョウ花画像

深まる秋の大黒岳に咲くイワギキョウ花写真(撮影2013.8.29)

イワギキョウ花観察地図乗鞍大黒岳地図Norikura Mt.Daikoku Map

 イワギキョウ属名ホタルブクロCampanula=from Latin word campana meaning 'small bell'=ラテン語で「小さなベル」の意味です。イワギキョウの花は確かに属名のCampanulaの意味の通り、「小さく可愛らしいベル」の様に見えます。例年より積雪の多かった2013年の8月下旬に乗鞍大黒岳(標高約2770m付近)を歩いていると、イワギキョウの花が例年より半月も遅く咲いていました(撮影2013.8.29)。豪雪の2013年(平成26年豪雪)にもう氷が張る季節を迎えた晩秋の乗鞍大黒岳で、イワギキョウの花を見るのも何かの縁でしょう。

イワギキョウ実・蒴果画像

イワギキョウの毛深い?蒴果写真(撮影2013.8.29)

 イワギキョウ(岩桔梗)は花期後実(蒴果)を付けます。イワギキョウの種名lasiocarpa=from Latin word lasios(shaggy) +carpos(fruit)=ラテン語で「毛深い実」の意味です。山では晩秋の8月下旬に乗鞍畳平(標高約2700m付近)を歩いていると、イワギキョウの蒴果が観察できました(撮影2013.8.29)。イワギキョウの蒴果は、学名lasiocarpaの様に少し毛深くも見えます。

イワギキョウ花画像

岩の隙間から咲くイワギキョウ花写真(撮影2010.8.19)

 イワギキョウCampanula lasiocarpaは、高山帯の砂礫地に生育する植物です。短い夏に厳しい環境で咲くイワギキョウの涼しげで愛らしい花は見事です。初秋に乗鞍畳平(標高約2700m付近)を花散歩していると、岩の隙間からイワギキョウの青紫色の花が精いっぱい咲いている様子が観察できました(撮影2010.8.19)。乗鞍畳平の岩の隙間から咲くイワギキョウの花は、けなげで可愛らしいです。

《イワギキョウ岩桔梗Alaska Harebell Campanula lasiocarpa 他の花写真・花観察地図》

イワギキョウ花葉画像

イワギキョウのロゼッタ状の葉と花写真(撮影2016.7.28)

乗鞍富士見岳の砂礫地(標高2800m付近)に群生するイワギキョウのロゼッタ状の葉と花

イワギキョウ花画像

鶴ヶ池畔の岩場に群生するイワギキョウ花写真(撮影2016.7.28)

イワギキョウ花観察地図乗鞍鶴ヶ池地図Norikura Tsuruga-ike Pond Map

乗鞍鶴ヶ池畔(標高約2700m付近)の岩場に群生するイワギキョウの花の色は鮮やか

イワギキョウ花画像

乗鞍岳の登山道わきに咲くイワギキョウ花写真(撮影2016.7.28)

イワギキョウ花観察地図乗鞍岳地図Japan Alps Mt.Norikura Map

乗鞍岳の登山道わき(標高2800m付近)に咲くイワギキョウ花は涼しげ

イワギキョウ花画像

乗鞍恵比須岳に咲くイワギキョウ花写真(撮影2010.8.19)

イワギキョウ花観察地図乗鞍恵比須岳地図Japan Alps Norikura Mt.Ebisu Map

乗鞍恵比須岳(標高約2830m付近)に咲くイワギキョウの花色は爽やか

イワギキョウ花画像

乗鞍富士見岳付近に咲くイワギキョウ花写真(撮影2013.8.29)

 秋に乗鞍富士見岳の砂礫地(標高2800m付近)を花散歩していると、イワギキョウ(岩桔梗)の花が咲いていました(撮影2013.8.29)。乗鞍富士見岳付近に咲くイワギキョウの花は涼し気で、深まる秋を感じさせてくれました。

 キキョウ科ホタルブクロ属イワギキョウ(岩桔梗Alaska Harebell Campanula lasiocarpa 他)は、日本やシベリア、アラスカなどの寒冷地が原産のベル状の涼しげな花です。イワギキョウ(岩桔梗)の涼しげな花は、夏から秋の高山帯の砂礫地を美しく飾ります。イワギキョウ(岩桔梗)の花は、夏から秋の高山の花散歩には欠かせない植物です。イワギキョウ(岩桔梗)と同じキキョウ科のホタルブクロと同じ部分と異なる部分を比較してみるのも良いですね。このページの中で皆様が気に入ったイワギキョウ(岩桔梗)の花写真が、一枚でもあれば幸いです。

 イワギキョウ(岩桔梗)花散歩楽しんでもらえたでしょうか?イワギキョウ(岩桔梗)の優雅でやさしげな花は、秋の高原の花散歩の楽しみです。皆様もこのページの地図を片手にイワギキョウ(岩桔梗)花散歩を楽しんでください。イワギキョウ(岩桔梗)花散歩を楽しめば、体も心もリフレッシュできそうです。なお資料写真の背景がボケていますが、イワギキョウ(岩桔梗)の花が主役ですのでお許し下さい。よろしかったらタムラソウ花散歩も眺めていってください。

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