ミズバショウ花散歩
Flower Walking with Japanese swamp lantern Lysichiton camtschatcensis
雪解けの高原の湿原を飾るミズバショウの花・ミズバショウの白色の苞は高原の花散歩の楽しみ
サトイモ科ミズバショウ属ミズバショウ(水芭蕉Japanese swamp lantern Lysichiton camtschatcensis)は日本の北部からカムチャッカの高原地帯の湿原が原産の双子葉の多年性、草本です。ミズバショウは主に、種子、株分けで増えます。ミズバショウは冬を根茎で過ごし雪解けの頃に根茎から発芽した葉の間から白色の仏炎苞と呼ばれる30㎝程の苞を開きます。ミズバショウの花はサトイモ科特有の花で黄色を帯び花軸に密集した肉穂花序の小さな花と、花を取り囲む白色の仏炎苞が特徴です。ミズバショウをミズバショウ花葉写真、ミズバショウ花葉観察地図、ミズバショウ花葉情報でお楽しみ下さい。
《ミズバショウ属ミズバショウ水芭蕉Japanese swamp lantern Lysichiton camtschatcensisの花葉写真・花葉観察地図》
御所湖尾入野湿生植物園に咲くミズバショウ花写真(撮影2022.5.5)
ミズバショウ観察地図御所湖尾入野湿生植物園地図Iwate Gosho Lake Oirino Park Map
ミズバショウ(Japanese swamp lantern)は日本の北部からカムチャッカの高原地帯の湿原が原産の双子葉の多年性、草本です。雪解けの高原の湿原を飾るミズバショウの花はすがすがしく爽やかです。初夏に岩手県御所湖尾入野湿生植物園(標高約185m)を花散歩していると、白色のミズバショウの花が観察できました(撮影2022.5.5)。
小岩井農場に咲くミズバショウ花写真(撮影2022.5.4)
ミズバショウ観察地図小岩井農場地図Iwate Koiwai Farm Map
ミズバショウ(水芭蕉)は冬を根茎で過ごし、雪解けの頃に根茎から発芽した葉の間から白色の仏炎苞と呼ばれる30㎝程の苞を開きます。ミズバショウの白色の苞は高原の花散歩の楽しみです。雪解けの頃岩手県小岩井農場(標高約310m)の湿地を花散歩していると、ミズバショウの仏炎苞と花軸に密集した肉穂花序の小さな花が観察できました(撮影2022.5.4)。
《ミズバショウ属ミズバショウ水芭蕉Japanese swamp lantern Lysichiton camtschatcensisの情報・学名由来》
植物名 | ミズバショウ属ミズバショウ 漢字 水芭蕉 英語 Japanese swamp lantern 中国語 观音莲 |
学名 | Lysichiton camtschatcensis 他 |
科名 | サトイモ科 Araceae |
属名 | ミズバショウ属 Lysichiton |
花期 | 早春 |
花色 | 黄色花(苞は白色) |
原産 | 北日本の高原地帯からカムチャッカ、サハリン、クルリ |
観察 | 尾瀬、白川郷、草津、会津、雫石、北海道 他 |
特徴 | サトイモ科、種子、株分けで増える、多年生、草本、高さ75㎝、葉(50㎝~100㎝)、 花30~40㎝、花色(白色、黄色)、肉穂花序、仏炎苞、両花性、小花花被片4、雄蕊4、雌蕊4 花期後肉穂花序は緑色、夏に黒色種子多数、湿原の植物、高原の植物、 |
利用 | 観賞用、湿原の植物、高原の植物、観葉植物、漢方薬(有毒)、他 |
意味 | 英語(Japanese swamp lantern)=日本の湿原のランタン(仏炎苞の形状から) 属名Lysichiton=from Latin lysis(dissolve)+chiton(armour) referring to the armour-like spathe enclosing the inflorescence that withers soon after flowering 種名camtschatcensis=from Latin meaning "from Camtschatica" |
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《ミズバショウ属ミズバショウ水芭蕉Japanese swamp lantern Lysichiton camtschatcensisの花葉写真・花葉観察地図》
御所湖尾入野湿生植物園のミズバショウの群落写真(撮影2022.5.5)
ミズバショウ(Lysichiton camtschatcensis)は主に、種子、株分けで増えます。ミズバショウは冬を根茎で過ごし雪解けの頃に根茎から発芽した葉の間から、白色の仏炎苞と呼ばれる30㎝程の苞を開きます。ミズバショウは塊茎から、細長く短い地下茎が生じ、栄養繁殖することがあります。そのためミズバショウは高原の湿原で、群落を作ります。御所湖尾入野湿生植物園の、ミズバショウの群落は見事でした(撮影2022.5.5)。
乗鞍高原牛留池に茂るミズバショウ葉写真(撮影2016.7.28)
ミズバショウ観察地図乗鞍高原牛留池地図Norikura Highland Ushidome Pond Map
ミズバショウ(水芭蕉)の葉は大きくバナナの葉の様に見えるので、日本名では水芭蕉(芭蕉:バナナの和名)と呼ばれます。ミズバショウの葉は、夏になると80㎝~100㎝程になります。夏に乗鞍高原にある牛留池(標高1590m)の湿地を花散歩していると、1mほどに成長したミズバショウの葉が観察できました(撮影2016.7.28)。
《ミズバショウ属ミズバショウ水芭蕉Japanese swamp lantern Lysichiton camtschatcensisの花葉写真・花葉観察地図》
藤原湖畔公園に咲くミズバショウ花写真(撮影2006.5.6)
ミズバショウ観察地図藤原湖畔公園Fujiwara Lake Side Park Map
ミズバショウ(Japanese swamp lantern)の花はサトイモ科特有の花で黄色を帯び花軸に密集した肉穂花序の小さな花と、花を取り囲む白色の仏炎苞が特徴です。ミズバショウの花は、同じサトイモ科のアンスリウムの花とよく似た花構造をしています。雪解けの頃に群馬県藤原湖畔公園(標高約650m)を花散歩していると、黄色を帯び花軸に密集した肉穂花序の小さな花と、花を取り囲む白色の仏炎苞が観察できました(撮影2006.5.6)。
御所湖尾入野湿生植物園に咲くミズバショウ花写真(撮影2022.5.5)
ミズバショウ(Lysichiton camtschatcensis)はサトイモ科ミズバショウ属の植物で日本と北アメリカで2種が知られています。ミズバショウ属の属名はLysichiton=from Latin lysis(dissolve)+chiton(armour) referring to the armour-like spathe enclosing the inflorescence that withers soon after flowering=古代ラテン語で「開花後に枯れる花序を囲む鎧のような肉穂花序」を指します。御所湖尾入野湿生植物園で咲き終わったくミズバショウの花の「鎧のような肉穂花序」が観察できました(撮影2022.5.5)。
水上高原に咲くミズバショウ花写真(撮影2006.5.5)
ミズバショウ観察地図水上高原地図Gunma Minakami Highland Map
ミズバショウ(Lysichiton camtschatcensis)の種名camtschatcensis=from Latin meaning "from Camtschatica"=古代ラテン語で「カムチャッカから」の意味です。ミズバショウは日本の北部からカムチャッカ、サハリン、クルリに分布します。雪解けの頃の水上高原(標高約850m)に咲くミズバショウの花も素晴らしいです(撮影2006.5.5)。
白川郷に咲くミズバショウ花写真(撮影2017.4.24)
ミズバショウ観察地図岐阜白川郷地図Gifu Shirakawago Map
ミズバショウ(水芭蕉)の花は、同じサトイモ科のアンスリウムの花とよく似た花構造をしています。ミズバショウの肉穂花序の小さな花は小花(しょうか)と呼ばれ小花は両性花で、4枚の花被片に包まれ、雌しべ1、雄蕊4です。ミズバショウは花期後、肉穂花序は緑色になり、夏には黒色の小さな種子ができます。白川郷(標高約493m)に咲くミズバショウの花は世界遺産の白川郷の集落を背景に咲いていました(撮影2017.4.24)。
《ミズバショウ属ミズバショウ水芭蕉Japanese swamp lantern Lysichiton camtschatcensisの花葉写真・花葉観察地図》
会津御薬園に咲くミズバショウ花写真(撮影2004.5.4)
ミズバショウ観察地図会津御薬園地図Aizu Oyakuen Garden Map
会津御薬園(標高約234m)に咲くミズバショウの花も清々しいです
草津天狗山に咲くミズバショウ花写真(撮影2007.5.4)
草津天狗山(標高約1245m付近)に咲くミズバショウの花とカモ
北海道大沼公園に茂るミズバショウ葉写真(撮影2011.5.31)
ミズバショウ観察地図北海道大沼公園地図Hokkaido Onuma Park Map
北海道大沼公園(標高約133m)に茂るミズバショウの葉も見事です
水上高原に咲くミズバショウ花写真(撮影2006.5.5)
水上高原に咲くミズバショウの花は形が良い
御所湖尾入野湿生植物園に咲くミズバショウ花写真(撮影2022.5.5)
御所湖尾入野湿生植物園に咲くミズバショウの花と葉は瑞々しい
ミズバショウ(水芭蕉)は、日本の北部からカムチャッカの高原地帯の湿原が原産の植物です。ミズバショウ(水芭蕉)の白色の涼し気な仏炎苞は高原の花散歩の楽しみです。またミズバショウ(水芭蕉)は歌や絵画としても親しまれている日本原産の植物です。ミズバショウ(水芭蕉)と同じサトイモ科のクワズイモと同じ部分と、異なる部分を観察してみるのもおもしろいです。このページの中で皆様が気に入ったミズバショウ(水芭蕉)の花写真が、一枚でもあれば幸いです。
ミズバショウ(水芭蕉)散歩を楽しんでもらえたでしょうか?美しく涼し気なミズバショウ(水芭蕉)の花は初夏の高原の湿地を飾る植物です。皆様もこのページの地図を片手に、ミズバショウ(水芭蕉)花散歩を楽しんでください。ミズバショウ(水芭蕉)花散歩を楽しめば、体も心もリフレッシュできそうです。またミズバショウ(水芭蕉)は、薬草としても利用されている植物です。なお資料写真の背景がボケていますが、ミズバショウ(水芭蕉)の花が主役ですのでお許し下さい。よろしかったらイチョウ花実葉散歩も眺めていってください。
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