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秋の図鑑

Autumn Season Flower Book

秋の花は味わい深く爽やかで涼しげ・秋の花図鑑を片手に秋の花散歩に出かけましょう

更新2024.02.13

 暑い夏が過ぎ爽やかな秋風が日本列島に吹き出し、秋の花が見頃となっています。秋の花は夏の花に比べて華やかさはありませんが、深みのある色と風情は素晴らしいです。日本列島各地に咲く秋の花を、写真図鑑と秋の花観察地図で案内いたします。味わい深い秋の花を、秋の花写真図鑑でお楽しみください。皆様も秋の花図鑑を片手に、秋の花散歩に出かけましょう。。

《秋の花図鑑写真・秋の花図鑑案内・秋の花図鑑ページ》

サルビアレウカンサ花画像

紫絨鼠尾草サルビアレウカンサ

 シソ科アキギリ属サルビアレウカンサ(紫絨鼠尾草Mexcan bush sage Salvia leucantha)はメキシコ亜熱帯から熱帯地方が原産の双子葉、多年生、草本です。サルビアレウカンサの花色はがく片は紫色で、花は白色、紫色、ピンク色などがあります。サルビアレウカンサの花はシソ科特有の唇状の花で、がく片5、花弁5、雄蕊2、雌蕊先端2裂ですが、合弁しているためにがく片2裂、花弁は長唇状で4裂(上唇1、下唇3裂)に見えます。サルビアレウカンサは晩秋に種子を付けます。サルビアレウカンサのビロード状の毛で覆われた紫色の花色は美しく、秋の庭園を華やかに飾ります。

ノコンギク花画像

野菊

 秋の野辺に咲く野菊の花は派手ではありませんが、美しく風情があります。日本には野菊といわれる植物はたくさんあります(約350種の自生種、150種の帰化植物)。野菊は分類上はキク科ですが、その分類は定義付けを含めて難しいです。このページでは野菊の難しい分類ではなく、野菊の魅力を皆様に紹介したいと思います。野菊の花写真、野菊の花散歩地図、野菊の花情報でお楽しみ下さい。

キバナコスモス花

黄花秋桜キバナコスモス

 キク科コスモス属キバナコスモス(黄花秋桜Cosmos sulphurenus)はメキシコ原産で双子葉、越年生草本(1年生草本)です。キバナコスモスはコスモス(オオハルシャギク)と同じコスモス属ですが、繁殖力も強く育てやすい植物です。キバナコスモスは高さ60cm〜100cmほどで、夏から秋にかけて長い期間黄色(オレンジ色)い花を咲かせます。青い夏空や秋空に映える、キバナコスモスの黄色く明るい花は雑草のようにたくましい植物です。長い期間楽しめる、キバナコスモスの花は夏秋の花散歩の楽しみです。

カワラナデシコ花画像

河原撫子カワラナデシコ

 ナデシコ科ナデシコ属カワラナデシコ(河原撫子Carnation Dianthus superbus他)は日本中国など東アジア原産の双子葉、多年生、草本の植物です。カワラナデシコの花色は赤色、白色、紅色、ピンク色、薄紫色などです。カワラナデシコの花はナデシコ科特有の花で、苞片2対、がく片5(長筒型5裂)、花弁5、雄蕊10、雌蕊花柱2です。カワラナデシコは花期後長さ3cm程の円柱状の果実ができ、黒色の種子(瞿麦子)を利用します。カワラナデシコをカワラナデシコ花写真、カワラナデシコ花観察地図、カワラナデシコ花情報でお楽しみ下さい。

ツリガネニンジン花画像

釣鐘人参ツリガネニンジン

 キキョウ科ツリガネニンジン属ツリガネニンジン(釣鐘人参Japanese lady bell Adenophora triphylla 他)は日本など東アジア原産の双子葉、多年生、草本です。ツリガネニンジンは成長すると50〜150cm程で紫色の筒状(釣鐘)の花を付けます。ツリガネニンジンは主に種子で増え、初夏から夏に直線状に茎を伸ばし、輪生の葉(3〜6)を茂らせます。ツリガネニンジンは夏から秋に紫色の釣鐘状の花を輪生に付けます。ツリガネニンジンの花はキキョウ科特有の筒状の合弁花で、がく片5裂、花弁筒状5裂、雌蕊長く先端3裂です。ツリガネニンジンは花期後実(さく果)を付けます。ツリガネニンジンは食用、薬草、生薬、中医薬としても利用されます。ツリガネニンジンの釣鐘状の涼しげな花は、夏から秋の花散歩の楽しみです。

キキョウの花

桔梗キキョウ

 キキョウはキキョウ科キキョウ属の双子葉植物です。キキョウPlatycodon glandiflorusは日本、中国、朝鮮半島、東シベリアに分布する山野草で、夏から秋に青色(白色)の星型の花を咲かせます。キキョウは万葉の時代から好まれていて、秋の七草として知られています。キキョウの花を写真、キキョウの花散歩地図、キキョウの花情報でお楽しみ下さい。

球根ベゴニア花画像

球根秋海棠球根ベゴニア

 ベゴニア科ベゴニア属球根ベゴニア(球根秋海棠Tuberosa Begonia Begonia× tuberhybrida)は南米アンデス山脈高地が原産の高さ20〜60cm程の双子葉、多年生、草本です。球根ベゴニアは主に種子、球根(塊茎)で増えます。球根ベゴニアの花はベゴニア属特有の雌雄同株異花で、雄花はがく片2、花弁2、球状の雄蕊多数で、雌花はがく片2で、花弁は3であまり目立ちません。球根ベゴニアの花は八重咲の華やかなものも多く、植物園などでは人気があります。球根ベゴニアは高温多湿を嫌うので、日本での栽培は難しく希少価値が高いです。球根ベゴニアを球根ベゴニア花写真、球根ベゴニア花観察地図、球根ベゴニア花情報でお楽しみ下さい。

ススキ画像

ススキ

 ススキはイネ科、ススキ属の植物で、夏から秋に花茎を伸ばし20〜30cmほどの赤紫色の花穂の花(尾花)を咲かせます。ススキは花が咲いた後、白い毛の生えた種子(枯れ尾花)をつけます。ススキの花と種子は万葉の時代から、たくさんの詩に読まれています。ススキは秋の七草にも選ばれていています。ススキの秋風に揺れる様子が、古くから好まれています。ススキの花を写真、ススキの花観察地図、ススキの花情報でお楽しみ下さい。

リンゴ実

林檎リンゴ

 バラ科リンゴ属リンゴ(林檎 Apple Malus domestica)は中央アジア原産の双子葉、落葉、耐寒性、低木です。リンゴは成長すると高さ5m〜12m程になり、春から初夏に長卵形の葉をつけ、枝いっぱいに白色(薄紅色、赤色)の花を咲かせます。リンゴの花は直径2cm〜3cm程で花開くと白色(赤色、薄紅色)になります。リンゴの花はバラ科特有の花で外花被片5、内花被片5(一重咲き)です。リンゴの白色の上品な花は、初夏を告げる花として人気があります。秋に稔るリンゴの実は生食、ジュース、ジャムなどに人気があります。

コムラサキシキブの実

紫式部ムラサキシキブ

 ムラサキシキブはクマツヅラ科ムラサキシキブ属の双子葉植物です。ムラサキシキブ属の植物は日本全国、朝鮮半島に分布する山野草で、夏に葉腋から1対の散房花序の薄紫色の花を咲かせます。ムラサキシキブの花と実は古くから好まれていています。ムラサキシキブの花と実を写真、ムラサキシキブの花実散歩地図、ムラサキシキブの花実情報でお楽しみ下さい。

ハナミズキ紅葉

花水木ハナミズキ

 ミズキ科ミズキ属ハナミズキ(花水木Cornus florida)は、北アメリカ原産の落葉小高木です。ハナミズキは日本では街路樹として植えられていて、春から初夏に白色又は赤色の総苞の中心にある小さな黄緑色の花を咲かせます。ハナミズキは秋に紅葉し赤い実を稔らせます。ハナミズキ花実紅葉写真、ハナミズキの花実紅葉散歩地図、ハナミズキの花実紅葉情報でお楽しみ下さい。

ヒャクニチソウ花写真

百日草ヒャクニチソウ

 キク科ヒャクニチソウ属ヒャクニチソウ(百日草Elegant zinnia Zinnia elegans)は北アメリカ(メキシコ)原産の双子葉、1年生草本です。ヒャクニチソウは高さ30cm〜80cm程で、夏の終わりから秋に頭状花序の直径5cm〜7cm程の花を付けます。ヒャクニチソウの花期は夏から秋で、花色は赤色、黄色、オレンジ色、白色などです。ヒャクニチソウの花はキク科特有の頭状花序の花で、舌状花と筒状花からできています。ヒャクニチソウは秋に茶色い痩果を付けます。ヒャクニチソウをヒャクニチソウ花写真、ヒャクニチソウ花観察地図、ヒャクニチソウ花実情報でお楽しみ下さい。

タカネマツムシソウ花画像

松虫草マツムシソウ

 マツムシソウ科マツムシソウ属マツムシソウ(松虫草Japanese Scabiosa Scabiosa japonica 他)は日本が原産の双子葉、一年生(多年生)、草本です。マツムシソウは成長すると10〜80cm程で、紫色のキクに似た頭状花序の花を付けます。マツムシソウは主に種子で増え、夏に直線状に茎を伸ばし、対生で羽状の葉を茂らせます。マツムシソウは夏から秋に紫色の頭状花序の花を付けます。マツムシソウの花はキク科に似た頭状花序の花で、総苞片葉状で、花弁筒状5裂、雌蕊長、雄蕊2〜4です。マツムシソウは花期後実(痩果)を付けます。マツムシソウは園芸、観賞用、薬草、生薬としても利用されます。マツムシソウの涼しげな花は、夏から秋の花散歩の楽しみです。

《秋の花の特徴・秋の花の種類・秋の花情報》

名称 現代 秋の花 日本語 秋花 英語 Autum Flowers 中国語 秋花
August 、September、Nobember、 八月、九月、十月、 葉月、長月、神無月
西洋 ヒャクニチソウ、トレニア、サルビア、マリーゴールド、ダリア、他
日本 キキョウ、ススキ、オミナエシ、クズ、ハギ、ムラサキシキブ、他
中国 フヨウ、キンモクセイ、シュウカイドウ、ケイトウ、菊花、他
韓国 ヒガンバナ、ムクゲ、フヨウ、ハギ、センニチコウ、他 
花色 白色:チャノキ、ハクチョウソウ、フヨウ、コスモス、フジバカマ、白菊、他
ピンク:コウテイダリア、シモツケ、トレニア、フヨウ、センニチコウ、他
青色:キキョウ、オヤマリンドウ、ツルリンドウ、トリカブト、デュランタ、他
赤色:ダリア、ナデシコ、ヒャクニチソウ、ケイトウ、ヒガンバナ、ゼラニウム、他
紫色:サルビアレウカンサ、トレニア、ホトトギス、センニチコウ、シュウメイギク
オレンジ色:バラ、ヒャクニチソウ、キヌガサギク、キバナコスモス、他
黄色:アキノキリンソウ、キクイモ、イソギク、オミナエシ、メランポジウム、他
気温 15℃〜25℃
特徴 短日花(アサガオ、野菊、コスモス、サルビア、他)
低温を好む(リンドウ、ツワブキ、菊花、アキノキリンソウ、他)
多湿を好む(シュウカイドウ、スイレン、ワレモコウ、オミナエシ、他)
乾燥を好む(サルビア、ペチュニア、センニチコウ、他)
利用 庭園、庭木、茶花、生け花、観賞用、漢方薬、食用、栗、柿、林檎、他
芸術 誕生花(リンドウ、コスモス)、絵画(コスモス、林檎、栗)、音楽、他

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《秋の花図鑑写真・秋の花図鑑案内・秋の花図鑑ページ》

ケイトウ花画像

鶏頭ケイトウ

 ヒユ科ケイトウ属ケイトウ(鶏頭Plumed Cock's comb Celosia argentea 他)は熱帯地方が原産の双子葉、一年生、草本です。ケイトウは成長すると30〜100cm程で、赤色、オレンジ色、紫色、白色他の鶏頭や燃える炎に似た花を咲かせます。ケイトウは温暖な気候を好み、主に種子で増えます。ケイトウは、春から初夏に発芽し、披針形で互生の葉を茂らせ、夏から秋に直線状に花茎を伸ばし、穂状花序の花を咲かせます。ケイトウの花はヒユ科特有の小さな花の集合で、花被片5、雄蕊5、花柱1です。ケイトウは花期後実(胞果、種子多数)を付けます。ケイトウは夏から秋の花で、鶏頭や炎に似たエキゾチックな花と葉が人気です。ケイトウの花と美しい葉色は、秋の花散歩の楽しみです。

ハギの花浄光明寺

ハギ

 ハギはマメ科ハギ属Lespedeza の植物で、世界に40種ほど知られています。東アジアに分布するハギは特にJapanese cloverとも呼ばれています。ハギ属Lespedezaの種類は多いので全てを紹介できませんが、秋に赤色(白色、黄色)の小さなマメ科特有の花をつけるものが多いです。特にミヤギノハギLespedeza thunbergiiの花は、秋風に揺れる様子が古くから好まれています。ハギの花を写真、ハギの花散歩地図、ハギの花情報でお楽しみ下さい。

キヌガサギク花画像

衣笠菊キヌガサギク

 キク科ルドベキア属キヌガサギク(衣笠菊Black-Eyed-Susan Rudbeckia hirta 他)はアラゲハンゴンソウとも呼ばれ北アメリカ中東部が原産の双子葉、一年生(多年生)、草本です。キヌガサギクは成長すると30〜100cm程で黄色(オレンジ色、紫色)のキク科特有の直径7〜10cm程の大きな花を咲かせます。キヌガサギクは主に種子で増えます。キヌガサギクは、春に発芽し、披針形、倒卵形の互生で表面がざらつく葉を茂らせ、夏から秋に毛に覆われた花茎を伸ばし、頭状花序の花を咲かせます。キヌガサギクの花はキク科特有の舌状花(黄色)と管状花(黒色、紫黒色)からできています。キヌガサギクは花期後実(痩果)を付けます。キヌガサギクは夏から秋の花で黄色く明るい花が人気です。

クズ花写真

クズ

 マメ科クズ属クズ(葛Asian arrowroot Pueraria montana)は東アジアが原産の双子葉、多年生、草本のつる性の植物です。クズは初秋から秋に紫色(赤色)の、総状花序の花を付けます。クズの花はマメ科特有の花で、がく片5、花弁5(竜骨弁2、翼弁2、旗弁1)、雄蕊10、雌蕊1です。クズは花期後マメ科特有の、莢果を付けます。クズの花を写真、クズの花観察地図、クズの花情報で案内いたします。

オヤマリンドウ花写真

御山竜胆オヤマリンドウ

 リンドウ科リンドウ属オヤマリンドウ(御山竜胆Pasture GentianGentiana makinoi)は日本の亜高山帯、高原が原産の双子葉、多年生、草本です。オヤマリンドウの花はリンドウ属特有の花で、蕾は長楕円形で筒状で花は青色、青紫色などです。オヤマリンドウの花は、がく片5、花弁筒状5裂、5星形、雄蕊5、雌蕊1(柱頭2裂)です。オヤマリンドウは花期後、実を付けます。オヤマリンドウをオヤマリンドウ花観察地図、オヤマリンドウ花情報、オヤマリンドウ花写真で案内します。オヤマリンドウの青色の可愛らしい花をお楽しみください。

キクイモ花写真

菊芋キクイモ

 キク科ヒマワリ属キクイモ(菊芋Jerusalem artichoke Helianthus tuberosus 他)は、双子葉、多年生、草本で、原産は北アメリカです。キクイモの花はヒマワリに似た形状で、塊茎で冬を越し春から初夏に対生の葉を付けます。キクイモは夏に高さ2m程の茎を伸ばし、直径5〜10cm程の頭状花序の黄色の花を咲かせます。キクイモの花はキク科特有の頭状花序で、周辺部に舌状花、中心部に管状花があります。キクイモは花期後多数の痩果を付けます。キクイモの花を写真、キクイモ花観察地図、キクイモの花情報でお楽しみ下さい。

チャノキの花

茶樹チャノキ

 ツバキ科ツバキ属チャノキ(茶樹Camellia sinensis)は、中国南部原産の双子葉常緑樹の植物です。チャノキは東アジア、インド、台湾、日本などでも栽培され、緑茶、紅茶、ウーロン茶などに加工され世界中で飲用されています。チャノキの若芽にはカフェインが多く含まれ嗜好品としても好まれています。またチャノキは秋から冬に白色(薄黄色)の爽やかな花を咲かせます。チャノキ花写真、チャノキ花散歩地図、チャノキ花情報でお楽しみ下さい。

ツワブキの花

石蕗ツワブキ

 キク科ツワブキ属ツワブキ(石蕗Farfugium japonicum)は、日本の南部、朝鮮半島、中国、台湾の海岸や渓谷の岩場に自生する植物です。ツワブキはフキ(蕗)に似ていて、葉が広く艶やかです。秋から初冬に花茎を伸ばし、5cmほどの散房花序の黄色い花を咲かせます。ツワブキは園芸用植物としても人気で、海外でも愛好者の多い植物です。ツワブキ写真、ツワブキの花散歩地図、ツワブキの花情報でお楽しみ下さい。

《秋の花図鑑写真・秋の花図鑑案内・秋の花図鑑ページ》

イワギキョウ花画像

岩桔梗イワギキョウ

 キキョウ科ホタルブクロ属イワギキョウ(岩桔梗Alaska Harebell Campanula lasiocarpa 他)は日本やシベリ、アラスカなどの寒冷地が原産の双子葉、多年生、草本です。イワギキョウはロゼット状に鋸歯のある根生葉を茂らせ、夏から秋に10cm程の花茎を伸ばし、花茎の先にキキョウに似た大きな花を横から上向きに咲かせます。イワギキョウの花は青紫色で、キキョウ科特有の花で、がく片5、花弁先端5裂、雄蕊5、雌蕊1(先端3裂)です。イワギキョウは花期後実(刮ハ)を付けます。イワギキョウは夏から秋の高原の花で、ベル状の涼しげな花が人気です。イワギキョウの青紫色の優しげな花は、秋の高原の花散歩の楽しみです。

ミヤマアキノキリンソウ花

深山秋麒麟草ミヤマアキノキリンソウ

 キク科アキノキリンソウ属ミヤマアキノキリンソウ(深山秋麒麟草Woundwort Solidago vigaurea ver. leiocarpa)は日本、北アジア原産の双子葉、多年生、草本です。ミヤマアキノキリンソウはアキノキリンソウの高山型変種で高さ15cm〜50cm程に育ちます。ミヤマアキノキリンソウは、初夏から夏に互生の葉を茂らせ、夏から秋に花茎を伸ばしキク属特有の総状の花を次ぎつきにつけます。ミヤマアキノキリンソウの花色は黄色で、散房状です。ミヤマアキノキリンソウの花はキク科特有の周辺部の舌状花と中心部の筒状花からなります。ミヤマアキノキリンソウは秋に種子を付けます。ミヤマアキノキリンソウの黄色く明るい花は秋の高山を華やかに飾ります。

ツルリンドウ花画像

蔓竜胆ツルリンドウ

 リンドウ科ツルリンドウ属ツルリンドウ(蔓竜胆Tripterospermum japonicum)は日本、朝鮮半島、台湾が原産の双子葉、多年生、蔓性、草本です。ツルリンドウは、主に種子、根茎で増えます。ツルリンドウは、薬草、漢方薬として知られています。ツルリンドウは冬を根茎で過ごし、初夏に蔓性の茎を伸ばし、対生の披針形の葉を茂らせます。ツルリンドウは夏の終わりから秋に茎先に先端が5裂した花を咲かせます。ツルリンドウの花はリンドウ属特有の花で、蕾は螺旋に巻いた筒状長楕円形で、開くと五星形です。ツルリンドウの花は雄蕊5、雌蕊1(柱頭2裂)です。ツルクリンドウは花期後、赤色の実を付けます。ツルリンドウの花をツルリンドウ花写真、ツルリンドウ花観察地図、ツルリンドウ花情報でお楽しみ下さい。

ホソバヒャクニチソウ花

細葉百日草ホソバヒャクニチソウ

 キク科ヒャクニチソウ属ホソバヒャクニチソウ(細葉百日草Narrowleaf zinnia Zinnia linearis)は北アメリカ(メキシコ北部、アメリカ合衆国)原産の双子葉、1年生草本です。ホソバヒャクニチソウ(ジニア・リネアリス)はヒャクニチソウ属の中では小さな種類で成長しても20cm〜30cmです。ホソバヒャクニチソウは種子叉は挿し木で増えます。ホソバヒャクニチソウの葉は互生で細く直線的に見えます。ホソバヒャクニチソウの花はキク科特有の頭状花序の花で、舌状花と筒状花からできています。

メドーセージ花

深藍鼠尾草メドーセージ

 シソ科アキギリ属メドーセージ(Hummingbird sage Salvia guaranitica)は南米原産の双子葉、多年生、草本です。メドーセージは高さ1.2m〜1.5m程に育ちます。メドーセージは主に種子、宿根、地下茎で増え、日本では初夏に宿根から茎を伸ばしミントグリーン色の葉を茂らせます。メドーセージは夏から秋に穂状の花茎を伸ばし濃青色の長唇状の花を次ぎつきにつけます。メドーセージの花色はがく片は濃紫色で、花は濃青色です。メドーセージの花はシソ科特有の唇状の花で、がく片5、花弁5、雄蕊2、雌蕊先端2裂ですが、合弁しているためにがく片2裂、花弁は長唇状で2裂(上唇1、下唇1)に見えます。メドーセージは晩秋に種子を付けます。メドーセージの濃青色の花色は美しく、秋の庭園を華やかに飾ります。

ヒガンバナの花

彼岸花ヒガンバナ

 ヒガンバナはヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草、単子葉植物です。ヒガンバナLycoris radiataの原産は中国で、稲作とともに日本に帰化したと考えられています。ヒガンバナは秋の彼岸の頃30〜50cmほどの花茎を伸ばし、赤い放射状の花を咲かせます。ヒガンバナ花をヒガンバナ写真、ヒガンバナの花散歩地図、ヒガンバナの花情報でお楽しみ下さい。

フヨウの花

芙蓉フヨウ

 アオイ科フヨウ属フヨウ(芙蓉Hibiscus mutabilis)は双子葉落葉小低木で、夏から秋に大型のハイビスカスに似た華やかな花を咲かせます。フヨウ(芙蓉Hibiscus)の花は古くから中国や日本で絵画や文学の題材にもされ、親しまれています。フヨウの花写真、フヨウの花散歩地図、フヨウの花情報でお楽しみ下さい。

《秋の花図鑑写真・秋の花図鑑案内・秋の花図鑑ページ》

ナナカマド実

七竈ナナカマド

 バラ科ナナカマド属ナナカマド(七竈Japanese Rowan Sorbus commixta)は日本サハリンなど東アジアの寒冷地原産の双子葉、落葉、高木です。ナナカマドは寒冷な環境を好み、秋に赤色の美しい実を付け葉が赤く紅葉するのが特徴です。ナナカマドは成長すると樹高10m近くなります。ナナカマドは初夏に、奇数羽状複葉を枝先に付け、枝先に散房状の白い花を多数咲かせます。ナナカマドの花はバラ科特有の花でガク片5枚、花弁5枚、雌蕊は複数が融合、柱頭は3〜5裂、雄蕊20です。ナナカマドは秋に赤い実を稔らせ葉は赤く紅葉します。ナナカマドの実と紅葉は美しく、世界中から愛されています。

コスモスの花

秋桜コスモス

 コスモス(オオハルシャギク大波斯菊)はキク科コスモス属の一年草、双子葉植物です。コスモス(秋桜Cosmos bipinnatus)の原産はメキシコの1600m〜2800mの高原で、ヨーロッパを経由して明治時代に日本にもたらされました。コスモス(オオハルシャギク)は高さ30cm〜200cmで秋に赤紫色の花を咲かせます。コスモス(オオハルシャギク)をコスモス花写真、コスモスの花散歩地図、コスモスの花情報でお楽しみ下さい。

ノキシノブ葉画像

軒忍ノキシノブ

 シダ植物ウラボシ科ノキシノブ属ノキシノブ(軒忍Weeping fern Lepisorus thumbergianus)は日本など東アジアが原産の、シダ植物ウラボシ科ノキシノブ属の着生植物です。ノキシノブは主に胞子、株分けで増えます。ノキシノブは冬でも緑が濃く、瑞々しく日本庭園などに人気があります。ノキシノブは根茎が横に伸び、常緑の単葉の葉を数枚から数十枚茎から直接付けます。ノキシノブの葉の形は柳葉の様な披針形で、長さ8cm〜20cm程で少し下垂れる様に生えます。ノキシノブは隠花植物で、胞子で増えます。ノキシノブの胞子嚢は葉裏の主脈の両側に数個から数十個円形に並びます。ノキシノブは観賞用の他、漢方薬などにも利用されています。

クリ実画像

クリ

 ブナ科クリ属クリ(栗Japanese chestnut Castanea crenata)は、日本から朝鮮半島南部が原産の双子葉、落葉、高木の植物です。クリの木は成長すると15m程になり、春に長楕円形の葉を付けます。クリは初夏に黄みを帯びた白色の、雌雄異花の香りのある花を咲かせます。クリの花はブナ属特有の花で雄花は7〜20cmの穂状で多数の花を付けます。雌花は7〜15cmの穂状で雄花に比べ花は少なく子房3室です。クリは花期後夏に、結実すると棘のある実を付けます。秋にいがのある殻斗が開き、中から硬い茶色い果実が現れます。クリ花実を写真、クリ花実観察地図、クリ花実情報でお楽しみ下さい。

ダリア花

天竺牡丹ダリア

 キク科ダリア属(天竺牡丹dahlia Dahlia)は中央アメリカ高原地帯原産の双子葉、多年生、草本です。ダイアには約36種ほどあり園芸品種は世界中で多数作出されています。ダリアは球根で冬を過ごし、初夏から秋に中空の茎を伸ばします。ダリアの葉は対生、羽状複葉です。ダリアは夏から秋に美しい散房状の頭状花を咲かせます。ダリアの花はキク科特有の花で、周辺部の様々な色の舌状花と中心部の黄色い管状花(多数)から成ります。ダリアは晩秋に種子を付けます。ダリアの花色は美しく、夏から秋の庭園を華やかに飾ります。

《秋の花図鑑写真・秋の花図鑑案内・秋の花図鑑ページ》

カワラナデシコ花画像

七草秋の七草図鑑

 「秋の七花」は古代、万葉の時代より親しまれてきました。秋の七草は山上憶良の詠んだ二首の歌が由来と言われ、キキョウ、ススキ、オミナエシ、クズ、ハギ、ナデシコ、フジバカマが一般的に挙げられます。「秋の七草」は「春の七草」が食用になるものが多いのに対し、観賞用や薬草に適するものが多いようです。秋の七草は感傷的でもの悲しい雰囲気のものもありますが、多くの句や詩に詠まれていることが多い植物です。秋の七花図鑑を片手に、秋の花散歩に出かけましょう。

タチバナ花画像

図鑑万葉植物図鑑

 万葉集は7世紀前半から759年までの約130年間の日本最古の和歌集です。万葉集には天皇から庶民まで各階層、東北から九州まで各地域の和歌約4500首が収められています。万葉集には植物が詠われているものも多く、約180首が挙げられます。当時万葉集に詠われた植物名が不明なものもありますが、万葉に読まれた植物をいくつか紹介したいと思います。万葉の植物を写真と花観察地図、万葉の花情報で案内いたします。

中秋ススキ画像

中秋中秋の花図鑑

 中秋は旧暦の8月15日で、満月の日です。東アジア一帯では中秋節と呼ばれ、満月の夜に花やお餅を飾り収穫の秋を祝います。中秋節の起源は古代中国と言われ、中秋の名月を愛でながら宴を楽しんだようです。日本でも平安時代頃から貴族を中心に名月を愛でながら酒宴や舟遊びを楽しんだようです。中秋の名月の頃の花は、味わい深く涼し気です。中秋の名月に秋の花を飾り、十五夜の月を愛でましょう。

ネモフィラ花写真

鮮やか花色図鑑に戻る

 日本列島各地に咲く、色とりどりの花は華やかで美しいです。約300種類の日本列島に咲く花を、花の色ごとに分類しまとめてみました。日本列島に咲く色とりどりの花を、花色ごとにお楽しみください。日本列島各地に咲く花を、多数の写真で花色ごとにまとめてあります。日本の花色を、多数の花写真図鑑でお楽しみください。

ペチュニア花写真

分類科の花図鑑に戻る

 各地に咲く、科ごとの花は華やかで美しいです。日本列島に咲く花を、花の科ごとに分類しまとめてみました。日本列島に咲く科ごとの花を、豊富な写真図鑑でお楽しみください。日本列島各地に咲く花を、多数の写真図鑑で科ごとにまとめてあります。日本に咲く花の科ごとの花図鑑を、お楽しみください。

ハマナス実画像

各地日本各地の花図鑑

 日本列島は以外に広く、各地域の自然や花植物は変化に富んでいます。東は北海道、西は沖縄県まで経度差が約31度あります。日本では国内に時差は使用していませんが、実際は2時間の時差があります。緯度差は約26度あり、沖縄県や小笠原諸島の亜熱帯・熱帯の植物から北海道や山間部では亜寒帯・寒帯の植物や高山植物が分布しています。意外に広く変化に富んだ日本列島各地の花植物を、写真図鑑と花観察地図で案内いたします。

タムラソウ花画像

秋花秋の花2に続く

 秋の花図鑑の続きのページです。味わい深い秋の花をさらにお楽しみください。

 秋の花図鑑を、楽しんでもらえたでしょうか?秋の花は味わい深く、爽やかで涼しげです。秋の花図鑑のページの写真は全て、私たちが現地取材して撮影記録したものです。1枚でも秋の花図鑑の写真の中で、皆様が気に入ったものがあれば光栄です。皆様も秋の花図鑑の写真と地図を片手に、秋の花散歩を楽しんでください。

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