初冬の花図鑑
Early Winter Season's Flower Book
初冬の花散歩は、紅葉敷紅葉も楽しみ・日本列島各地の初冬の花散歩に出かけましょう
更新2024.4.06
日本列島の初冬の花は、バラエティーに富んでいます。日本列島に咲く初冬の花を、写真図鑑で案内いたします。青空の広がる太平洋側と日本海側で、初冬に咲く花も異なります。雪国では冬に花は咲きませんが、氷の花、霧氷などを楽しむことができます。美しい日本列島の初冬を楽しみながら、日本各地を初冬の花散歩してみましょう。初冬の花の写真図鑑と撮影地の地図、交通アクセスも用意しました。
《初冬の花図鑑写真・初冬の花図鑑情報・初冬の花図鑑ページ》
山茶花サザンカ
ツバキ科ツバキ属サザンカ(山茶花Camellia sasanqua)は日本を含む東アジア原産の双子葉、樹高5mに成長する常緑広葉樹の植物です。サザンカの葉は光沢があり、鋸歯があります。サザンカは木枯らしの吹き出す晩秋から冬の寒い季節に白色、赤色の同属のツバキに似た花を咲かせます。サザンカの花は直径5cm〜7cmほどで、5〜7枚の花弁、顎片5〜多数を付け、中心に雌しべと多数の雄しべが密集しています。サザンカの花はツバキのように花弁が基部で繋がらず、ばらばらに散るのが特徴です。寒い季節に咲くサザンカの華やかな花は、晩秋から冬の花散歩の楽しみです。
石蕗ツワブキ
キク科ツワブキ属ツワブキ(石蕗Farfugium japonicum)は、日本の南部、朝鮮半島、中国、台湾の海岸や渓谷の岩場に自生する植物です。ツワブキはフキ(蕗)に似ていて、葉が広く艶やかです。秋から初冬に花茎を伸ばし、5cmほどの散房花序の黄色い花を咲かせます。ツワブキは園芸用植物としても人気で、海外でも愛好者の多い植物です。ツワブキ写真、ツワブキの花散歩地図、ツワブキの花情報でお楽しみ下さい。
嵯峨菊サガギク
キク科キク属サガギク(嵯峨菊Chrysanthemum grandiflorum cv. Saga)は嵯峨天皇の時代に大覚寺大沢の池に自生していた野菊を品種改良してできたと言われている双子葉、多年生草本の品種です。サガギクは長さ10cmほどの管状の繊細な花弁(舌状花)をたくさん付けます。サガギクは宮殿から見やすいように、2mほどの高さに仕立てられます。サガギクの優雅で繊細な花は秋の嵯峨野花散歩の楽しみです。サガギク花写真、サガギクの花散歩地図、サガギクの花情報でお楽しみ下さい。
球根秋海棠球根ベゴニア
ベゴニア科ベゴニア属球根ベゴニア(球根秋海棠Tuberosa Begonia Begonia× tuberhybrida)は南米アンデス山脈高地が原産の高さ20〜60cm程の双子葉、多年生、草本です。球根ベゴニアは主に種子、球根(塊茎)で増えます。球根ベゴニアの花はベゴニア属特有の雌雄同株異花で、雄花はがく片2、花弁2、球状の雄蕊多数で、雌花はがく片2で、花弁は3であまり目立ちません。球根ベゴニアの花は八重咲の華やかなものも多く、植物園などでは人気があります。球根ベゴニアは高温多湿を嫌うので、日本での栽培は難しく希少価値が高いです。球根ベゴニアを球根ベゴニア花写真、球根ベゴニア花観察地図、球根ベゴニア花情報でお楽しみ下さい。
紅葉イロハモミジ
カエデ科カエデ属イロハモミジ(紅葉Japanese Maple Acer palmatumいろは紅葉)は日本など東アジアが原産の双子葉、落葉、高木です。イロハモミジは主に種子、挿し木で増えます。イロハモミジはカエデ属を代表する種で、秋に紅葉する美しい葉は世界中で人気があります。イロハモミジは落葉樹で、春に枝先に芽を出し、葉の形は掌状で5〜9裂です。イロハモミジの花は雌雄同株で、初夏にがく片5裂、花弁5裂の紫色の花を咲かせます。イロハモミジは受粉すると2翼の翼果を付けます。秋にイロハモミジの葉は黄色、オレンジ色、赤色に紅葉します。イロハモミジは観賞用の他、建材、食用、薬用など利用価値が高い植物です。
紫紺野牡丹シコンノボタン
ノボタン科シコンノボタン属シコンノボタン(紫紺野牡丹Glory bushTibouchina urvilleana)はブラジルが原産の双子葉、常緑、灌木です。シコンノボタンは、主に種子、挿し木で増えます。シコンノボタンの紫色の美しく大きな花は世界中で愛されています。シコンノボタンは比較的低温にも強く、鉢植えにも適した植物です。シコンノボタンの葉は対生、披針形、楕円形で毛で覆われています。シコンノボタンは夏の終わりから秋、初冬にかけて紫色の5弁の大きな花を咲かせます。シコンノボタンの花はノボタン科特有の花で、花色は紫色、がく片5、花弁5、雌蕊1、雄蕊10(長5、短5)です。シコンノボタンは花期後、赤紫色の実(刮ハ)を付けます。
篝火花シクラメン
サクラソウ科シクラメン属シクラメン(篝火花、豚の饅頭Persian cyclamen Cyclamen persicum)は地中海原産の双子葉、多年生、草本です。シクラメンは冬から早春に咲く花が世界中で人気で主に種子、塊茎で増えます。シクラメンは秋に球茎から芽を出し、ハート型の艶のある葉を付けます。シクラメンは晩秋から冬に花茎を付け少し下向きに咲く紫色、白色、赤色などの美しい花を咲かせます。シクラメンの花はサクラソウ科特有の外花被片5、花被片5、雄蕊5の花を咲かせます。シクラメンは早春に果実(朔果)を付けます。
磯菊イソギク
キク科キク属イソギク(磯菊Chrysanthemum pacificum)は日本原産の双子葉、多年生、草本です。イソギクは静岡県から千葉県の太平洋沿岸地方に自生する海浜植物です。イソギクの葉は楕円形で葉の裏側に白い毛が密生しています。イソギクの葉は表側から見ると白い縁取りのように見えて、とてもおしゃれです。イソギクは秋から冬にかけて、多数の黄色い頭状花を散房状に咲かせます。イソギクはキク科特有の舌状花がないので、黄色い筒状花が密集して見えます。イソギク花写真、イソギクの花散歩地図、イソギクの花情報でお楽しみ下さい。
万両マンリョウ
ヤブコウジ科ヤブコウジ属マンリョウ(万両Ardisia crenata)は日本などの東アジアからインド原産の双子葉、常緑小低木の植物です。マンリョウは主に種子で増え、樹高50cm〜1mほどで幹を伸ばし先端に互生の葉を付けます。マンリョウは夏に小枝の先に白い花(花冠5裂、顎片5裂)をつけます。マンリョウは晩秋から冬に直径6mmほどの大きさの赤い実(核果・液果)を稔らせます。マンリョウの寒い冬の季節に赤く美しい実は、冬の花実散歩の楽しみです。
蛇の髭ジャノヒゲ
スズラン亜科ジャノヒゲ属ジャノヒゲ(蛇の髭Ophiopogon japonicus)は、リュウノヒゲ(竜の髯)とも呼ばれ日本や東アジアに自生する植物です。ジャノヒゲは単子葉類常緑多年草で、夏から秋に薄紫色、白色の涼しげな花を咲かせます。またジャノヒゲは晩秋から冬に青色、瑠璃色のきれいな実を稔らせます。ジャノヒゲの花実写真、ジャノヒゲの花実散歩地図、ジャノヒゲの花実情報でお楽しみ下さい。
嘉徳麗雅蘭カトレア
ラン科カトレア属カトレア(嘉徳麗雅蘭 Cattleya Cattleya labiata 他)は南米が原産の単子葉、常緑、多年草です。カトレアは、主に種子、バルブ(偽鱗茎)で増えます。ラン科の女王と言われるカトレアの美しい花は窓辺や室内を明るく飾ります。カトレアは着生蘭なので、暖かい部屋や温室での鉢植えが適しています。カトレアの葉は、基部の匍匐茎から数枚と発達したバルブから1〜2枚の葉を付けます。カトレアの花はラン科特有の花で、花弁6(外花被片3、内花被片3)です。カトレアの花は内花被片3が発達し、特に唇弁が大きく前方に突きだしているのが特徴です。カトレアは、初冬12月の誕生花です。
《初冬の花の特徴・初冬の花の種類・初冬の花情報》
名称 | 現代 初冬の花 日本語 初冬花 英語 Early winter Flowers 中国語 孟冬 |
月 | November、December 十一月、十二月 神無月、霜月 |
西洋 | シクラメン、カトレア、クリスマスローズ、ポインセチア、マロニエ、焼栗、他 |
日本 | サザンカ、ツワブキ、シコンノボタン、紅葉、ナンテン実、おでん、焼芋、他 |
中国 | キク、ダリア、チャノキ、ポインセチア、焼栗、焼羊、他 |
韓国 | トウガラシ実、サザンカ、トッポギ、ホットック、銀杏、他 |
花色 | 白色:チャノキ、サザンカ、野菊、シクラメン、ビワ、ヤツデ、他 ピンク:コウテイダリア、サザンカ、クリスマスローズ、秋バラ、他 青色:ツルリンドウ、リンドウ、ジャノヒゲ実、他 赤色:サザンカ、ヤブツバキ、ダリア、シクラメン、ポインセチア葉、他 紫色:シコンノボタン、パンジー、ホトトギス、ノコンギク、野菊、他 オレンジ色:バラ、ツワブキ、カキ実、アロエ、サガギク、キク、他 黄色:キクイモ、イソギク、ツワブキ、トウガラシ実、イチョウ葉、他 |
気温 | 0℃〜10℃ |
特徴 | 短日花(野菊、キクイモ、ポインセチア、チャノキ、他) 低温を好む(サザンカ、ツワブキ、菊花、チャノキ、ツバキ、他) 多湿を好む(ホトトギス、ツワブキ、ノコンギク、クリスマスローズ、他) 乾燥を好む(アロエ、パンパスグラス、ベンケイソウ、他) |
利用 | 庭園、庭木、茶花、生け花、観賞用、漢方薬、創薬、食用、栗、柿、林檎、他 |
芸術 | 誕生花(キク、カトレア)、絵画(マロニエ、林檎、栗)、音楽、他 |
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《初冬の花図鑑写真・初冬の花図鑑情報・初冬の花図鑑ページ》
南天ナンテン
メギ科ナンテン属ナンテン(南天Nandina domestica)は東アジア原産で双子葉、常緑低木樹の植物です。ナンテンは古い時代に中国から渡来したと言われています。ナンテンは中国名の南天竹から、日本では南天と漢字でかかれます。ナンテンは庭園に植えられていることが多く、薬草としても有名です。初夏に咲くナンテンの白い花はとても気品があり、秋から冬に稔る赤色の実はとても美しいです。ナンテンの花と実は四季の花実散歩の楽しみです。ナンテン花実写真、ナンテンの花実散歩地図、ナンテンの花実情報でお楽しみ下さい。
千両センリョウ
センリョウ科センリョウ属センリョウ(千両Sarcandra glabra)は日本など東アジア原産の双子葉、常緑、小低木です。センリョウは正月の庭園を赤色、黄色の美しい実で飾ります。センリョウは主に種子、挿し木で増えます。センリョウは成長すると50cm〜1m程になります。センリョウの葉は対生で鋸歯があります。センリョウの花期は6月〜7月頃で穂状花序の黄緑色の花を咲かせます。センリョウの花はセンリョウ科特有の原始的な花で花弁は無く雌雄花合生で雄蕊1、子房1(無花柱)です。センリョウは10月から2月頃直径5mm〜6mmほどの赤色、黄色の小さな実(果実)を茎先に付けます。
秋明菊シュウメイギク
シュウメイギク(秋明菊)はキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草、草本、双子葉植物です。シュウメイギクAnemone hupehensis の原産は中国(中国名秋牡丹)で、古い時代に日本にもたらされました。シュウメイギクは高さ90cm〜120cmで秋に白又は赤紫色の花を咲かせます。シュウメイギクをシュウメイギク花写真、シュウメイギクの花散歩地図、シュウメイギクの花情報でお楽しみ下さい。
日本水仙ニホンズイセン
ヒガンバナ科スイセン属ニホンズイセン(日本水仙Narcissus tazzetta ver. chinensis)は地中海原産の単子葉、多年生草本の植物です。ニホンズイセンは主に鱗茎(球根)で増え、初冬に厚みのある扁平な葉を20〜50cmほど延ばします。ニホンズイセンは初冬から春にかけての寒い季節に花茎を伸ばし、白色の花を咲かせます。ニホンズイセンの花は直径3cm〜5cmほどで、3枚の花弁、顎片3を付けます。ニホンズイセンの花は中心に黄色い筒状の副花冠があり、雌しべ1雄しべ6です。ニホンズイセンの花は香りが良く、。寒い季節に咲くニホンズイセンの清々しい花は、冬から春の花散歩の楽しみです。
猩々木ポインセチア
トウダイグサ科トウダイグサ属ポインセチア(猩々木Poinsettia Euphorbia pulcherrima)は中米メキシコ原産の双子葉、常緑性低木の植物です。ポインセチアは主に挿し木で増やし、熱帯地域では0.6m〜4mほどに成長します。ポインセチアは観葉植物で、花そのものより赤色、白色、ピンク色などの苞葉を楽しみます。ポインセチアの花は0.5cm程で、花弁はありません。ポインセチアの美しい花葉は世界中の人から愛され、クリスマスの観葉植物として人気があります。ポインセチアの花葉写真、ポインセチア花葉散歩地図、ポインセチア花葉情報でお楽しみ下さい。
銀杏イチョウ
イチョウ科イチョウ属イチョウ(銀杏Maidenhair tree Ginkgo biloba)は中国が原産の裸子植物、落葉、高木です。イチョウは主に種子、挿し木で増えます。イチョウの祖先は2億7000万年前から、地球に存在していたことが化石で確認されている植物です。イチョウは成長すると高さ40m程になります。イチョウは落葉樹で、春に枝先に芽を出し葉は螺旋状互生で、形は扇形です。イチョウの花は雌雄異株で、原始的な花を咲かせます。イチョウには花弁は無く、雄花は下垂れた房状で葯が多数ついています。またイチョウの雌花は短枝上に2〜3個長い柄の先に付きます。イチョウは受粉、受精すると胚珠が膨らみ実ができます。秋に熟すイチョウの実は銀杏(ぎんなん)と呼ばれ食用になります。イチョウの葉は秋に黄金色に黄葉します。イチョウは建材、食用、薬用など利用価値が高い植物です。
《初冬の花図鑑写真・初冬の花図鑑情報・初冬の花図鑑ページ》
三色菫パンジー
スミレ科スミレ属パンジー(三色菫Viola tricolor)はヨーロッパ原産の双子葉、1年生、草本(寒冷地では短期多年生草本)の植物です。パンジーは主に種子で増え、10cm〜40cmほどに成長します。パンジーは温暖地では冬、寒冷地では春に紫色、黄色、オレンジ色、白色など様々な色の花を咲かせます。パンジーの花は3cm〜6cmほどで花弁は5枚(上弁2、側弁2、唇弁1)、顎片5で、中心に雌しべ1、短い雄しべ5があります。パンジーの花は世界中の人から愛され、観賞用として人気があります。パンジー花写真、パンジー花散歩地図、パンジー花情報でお楽しみ下さい。
藪椿ヤブツバキ
ツバキ科ツバキ属ヤブツバキ(藪椿Camellia japonica)は日本などの東アジア原産の双子葉、高木常緑樹の植物です。ヤブツバキは主に種子で増え、樹高5m〜6mほどの高木になります。ヤブツバキの枝はよく分かれ、互生の厚く表面に光沢のある深緑色の葉を付ける。ヤブツバキは冬から春に小枝の先に、5cm〜7cmの5枚の花弁が合着した赤い花をつけます。ヤブツバキの雌しべは柱頭が3〜4に分かれ、雄しべは多数で基部で合着しています。ヤブツバキ翌年の夏から秋に直径4〜5cmほどの大きさの実(果実)を稔らせます。ヤブツバキの果実の中には油分の多い種子があり、種子から椿油を採取します。
紅葉京都紅葉アルバム
京都の紅葉は華やかで、世界的にも有名と言われています。晩秋から初冬の京都を散策すると、街角や寺社、山や渓谷沿いで華やかな紅葉に出逢うことができます。京都の紅葉狩りの歴史は古く、平安時代頃から行われていた行事と言われています。また紅葉が見頃の頃の京都は美味しい食材も多く、紅葉散歩の途中や後での食事も楽しみです。京都の紅葉散歩をすると、路地で素晴らしい紅葉や晩秋の花に出会ったり、思わぬ発見をすることがあります。今日は京都の街角や寺院の紅葉を、写真と地図で案内いたします。
茶樹チャノキ
ツバキ科ツバキ属チャノキ(茶樹Camellia sinensis)は、中国南部原産の双子葉常緑樹の植物です。チャノキは東アジア、インド、台湾、日本などでも栽培され、緑茶、紅茶、ウーロン茶などに加工され世界中で飲用されています。チャノキの若芽にはカフェインが多く含まれ嗜好品としても好まれています。またチャノキは秋から冬に白色(薄黄色)の爽やかな花を咲かせます。チャノキ花写真、チャノキ花散歩地図、チャノキ花情報でお楽しみ下さい。
枇杷ビワ
バラ科ビワ属ビワ(枇杷Japanese Plum Eriobotrya japonica)は中国南部が原産の双子葉、常緑、小高木です。ビワは主に、種子で増えます。ビワは成長する3〜8mになり、葉は冬でも緑が濃く日本庭園などに人気があります。ビワの葉は単葉、互生で葉柄はごく短く革質、形は倒披針形で長さ12cm〜30cmで濃い緑色です。ビワの花は白色で初冬に円錐花序の絨毛に覆われた蕾が開き咲きだします。ビワの花はバラ科に特有のがく片5裂、花弁白色5、雄蕊20〜25、花柱5、子房下位です。ビワは初夏に黄色、オレンジ色のビワ型の偽果を付けます。ビワの実(偽果)は食用、漢方薬などになります。ビワは食用、観賞用の他、漢方薬などにも利用されています。
花水木ハナミズキ
ミズキ科ミズキ属ハナミズキ(花水木Cornus florida)は、北アメリカ原産の落葉小高木です。ハナミズキは日本では街路樹として植えられていて、春から初夏に白色又は赤色の総苞の中心にある小さな黄緑色の花を咲かせます。ハナミズキは秋に紅葉し赤い実を稔らせます。ハナミズキ花実紅葉写真、ハナミズキの花実紅葉散歩地図、ハナミズキの花実紅葉情報でお楽しみ下さい。
唐辛子トウガラシ
ナス科トウガラシ属トウガラシ(唐辛子Pepper Capsicum annuum)は中南米が原産の双子葉、多年生、草本(木本)です。トウガラシは主に種子で増えます。トウガラシは高さ40〜80cmになり、茎は多数枝分かれします。トウガラシの葉は互生で、卵円形です。トウガラシの花はナス科特有の合弁花で、花色は白色、花期は夏から秋です。トウガラシの花は下向きに咲き、がく片5、花弁5裂、雌蕊1、雄蕊5で子房2室(3室)です。トウガラシは秋に色とりどりの実(液果)を付けます。トウガラシの実は緑色、黄色、赤色、紫色と変化し、とても人気があります。トウガラシは見た目も美しく、鑑賞的価値がある他、食用、防腐剤、薬用など利用価値が高い植物です。
軒忍ノキシノブ
シダ植物ウラボシ科ノキシノブ属ノキシノブ(軒忍Weeping fern Lepisorus thumbergianus軒忍)は日本など東アジアが原産の、シダ植物ウラボシ科ノキシノブ属の着生植物です。ノキシノブは主に胞子、株分けで増えます。ノキシノブは冬でも緑が濃く、瑞々しく日本庭園などに人気があります。ノキシノブは根茎が横に伸び、常緑の単葉の葉を数枚から数十枚茎から直接付けます。ノキシノブの葉の形は柳葉の様な披針形で、長さ8cm〜20cm程で少し下垂れる様に生えます。ノキシノブは隠花植物で、胞子で増えます。ノキシノブの胞子嚢は葉裏の主脈の両側に数個から数十個円形に並びます。ノキシノブは観賞用の他、漢方薬などにも利用されています。
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杜鵑ホトトギス
ユリ科ホトトギス属ホトトギス(杜鵑Tricyrtis hita 他)は東アジア原産の単子葉、多年生草本です。ホトトギスは滝や谷川、崖などの薄暗い環境を好み、夏から秋に紫色、黄色の花を咲かせます。ホトトギスの葉は互生で、楕円形です。ホトトギスが谷川沿いでひっそりと咲く姿は秋の哀愁を感じさせます。ホトトギス花写真、ホトトギスの花散歩地図、ホトトギスの花情報でお楽しみ下さい。
敷紅葉落葉敷紅葉散歩
温帯地方や亜寒帯地方の木々は、一斉に落葉するものが多くあります。秋から初冬に落葉した葉は、素晴らしい色合いに輝きます。舗装道路に慣れた現代人は落葉を「滑って危険」「道が汚れて見える」などと苦情を言う方も多いようですが、夏の間光合成で私たちに有機物と酸素を与えてくれた植物の最後の贈り物です。落ち葉は森の再生や地球の物質循環(Recycling)になくてはならない、大事な働きもしています。また古代から日本ではカエデの落ち葉を、敷紅葉と美しい言葉で呼び落ち葉を愛でてきました。地球と植物が私たちに与えてくれた落ち葉を踏みしめながら、花散歩に出かけましょう。
藪蘭ヤブラン
スズラン亜科ヤブラン属ヤブラン(藪蘭Liriope muscari)は、日本や東アジアの森林下草として自生する植物です。ヤブランは単子葉類常緑多年草で、夏から秋にジャノヒゲの花に似た薄紫色の涼しげな花を咲かせます。またヤブランは晩秋から冬に緑色、黒色のきれいな実を稔らせます。庭を彩る園芸用下草としても人気のヤブランの花実写真、ヤブランの花実散歩地図、ヤブランの花実情報でお楽しみ下さい。
柿木カキノキ
カキノキ科カキノキ属カキノキ(柿木Persimmon Diospyros kaki 他)は中国大陸が原産の双子葉、落葉、高木です。カキノキは成長すると10〜15m程で、オレンジ色の食用になる美しい実を付けます。カキノキは主に種子、挿し木で増えます。カキノキは、春から初夏に楕円形の長さ10cm程の大きく美しい葉を付け、初夏から夏に黄色(白色)のあまり目立たない花を咲かせます。カキノキの花はカキノキ科特有の花で雌雄同株です。カキノキの花はがく片4、花弁筒状先端4裂、雌蕊先端4裂の特徴ある花です。カキノキは花期後オレンジ色の実を付けます。カキノキの実と紅葉する葉は美しく世界中で人気があります。カキノキの実と葉は秋から冬の花散歩の楽しみです。カキノキをカキノキ花実葉写真、カキノキ花実葉観察地図、カキノキ花実葉情報でお楽しみ下さい。
玉珊瑚タマサンゴ
ナス科ナス属タマサンゴ(玉珊瑚Jerusalem Cherry Solanum pseudocapsicum)は南米ペルー、エクアドル付近が原産の双子葉、常緑、小低木(灌木)です。タマサンゴは主に、種子で増えます。タマサンゴは冬に稔る赤色、オレンジ色の実が人気ですが食用にはなりません。タマサンゴは成長する0.5〜2mになり、常緑の美しい葉と丸く美しい実が人気です。タマサンゴの花はナス科特有の白色の花で、がく片5裂、花冠5裂、雄蕊5、雌蕊1、子房2室です。タマサンゴの花は、同じナス科のトウガラシやナスの花とよく似た花構造をしています。タマサンゴは花期後、赤色、オレンジ色の美しい実を付けます。タマサンゴは鉢植え、観賞用の他、薬草(漢方薬)として利用されています。タマサンゴはソラニンなどを含んでいるので有毒です。
黒金黐クロガネモチ
モチノキ科モチノキ属クロガネモチ(黒金黐Kurogane Holly Ilex rotunda)は日本など東アジアが原産の双子葉、常緑、高木です。クロガネモチは、主に種子、接ぎ木で増えます。冬に赤く可愛らし実を付けるクロガネモチは街路や庭先を美しく明るく飾ります。クロガネモチの赤く可愛らしい実はクリスマスや正月の飾りにも最適です。クロガネモチは成長すると3〜10mで街路樹にも適しています。またクロガネモチは鳥黐(とりもち)や、漢方薬としても利用されます。クロガネモチの花はモチノキ科特有の花で、花色は白色です。クロガネモチは冬に赤く可愛らしい実を多数付けます。
野菊野菊花散歩
秋の野辺に咲く野菊の花は派手ではありませんが、美しく風情があります。日本には野菊といわれる植物はたくさんあります(約350種の自生種、150種の帰化植物)。野菊は分類上はキク科ですが、その分類は定義付けを含めて難しいです。このページでは野菊の難しい分類ではなく、野菊の魅力を皆様に紹介したいと思います。野菊の花写真、野菊の花散歩地図、野菊の花情報でお楽しみ下さい。
車輪梅シャリンバイ
バラ科シャリンバイ属シャリンバイ(車輪梅Rhaphiolepis indica var. umbellata)は温暖な東アジア沿岸地方の原産で双子葉、常緑低木樹の植物です。シャリンバイはバラ科で、花がウメ(梅)に似ているので車輪梅と漢字でかかれます。シャリンバイは温暖な海岸地方に自生しています。初夏に咲くシャリンバイの花はとても美しく、秋から冬に稔る黒紫色の実もきれいです。シャリンバイの花と実は四季の花実散歩の楽しみです。シャリンバイ花実写真、シャリンバイの花実散歩地図、シャリンバイの花実情報でお楽しみ下さい。
夏蜜柑ナツミカン
ミカン科ミカン属ナツミカン(夏蜜柑Amanatsu Citrus natsudaidai 他)は日本が原産の双子葉、常緑、小高木です。ナツミカンは成長すると3〜5m程で、黄オレンジ色の食用になる美しい実を付けます。ナツミカンは主に種子、挿し木で増えます。ナツミカンは常緑で濃い緑色の葉を付け、初夏に白色の香りの良い花を咲かせます。ナツミカンの花はミカン科特有の花でがく片5、花弁5、雄蕊20〜25、子房7〜15室です。ナツミカンは花期後黄(オレンジ色)の大きな実を冬から春に付けます。ナツミカンの実は酸味が強いものが多いですが、甘い品種もあります。ナツミカンの香りの良い花と実は四季の花散歩の楽しみです。ナツミカンをナツミカン花実写真、ナツミカン花実観察地図、ナツミカン花実情報でお楽しみ下さい。
《初冬の花図鑑写真・初冬の花図鑑情報・初冬の花図鑑ページ》
八手ヤツデ
ウコギ科ヤツデ属ヤツデ(八手Japanese Aralia Fatsia japonica)は日本南部原産の双子葉、常緑、小低木です。ヤツデは主に種子、挿し木で増えます。ヤツデは半日陰の樹木下を好み、成長すると3m程になります。ヤツデは根元から枝をあまり分岐せず、直接ヤツデの名の通りの特徴的な葉を付けます。ヤツデの葉は50cm程の大きなもので5〜9裂し、肉厚で団扇のように広がっています。ヤツデは晩秋から冬に円錐花序の花穂を伸ばし、白色の球状に多数集まった小さな花を咲かせます。ヤツデの花はヤツデ属特有の花で、花弁5で雌蕊1(先端5裂)、雄蕊5です。ヤツデの実(果実)は球状に集まり、白色、緑色、紫色、濃紫色と変化してゆきます。
葉牡丹ハボタン
アブラナ科アブラナ属ハボタン(葉牡丹Ornamental Kale Brassica oleracea)はヨーロッパ南西部原産の双子葉、二年生、草本です。ハボタンは野生のキャベツ(野生甘藍Wild cabbageBrassica oleracea)から品種改良されたもので、冬場の観葉植物として重宝されています。ハボタンは主に種子で増えます。ハボタンは成長すると20cm〜80cm程になります。ハボタンの茎は短くロゼット状で生育し、葉は広く肉厚です。ハボタンは春に1m程の花穂を伸ばし、黄色い花を咲かせます。ハボタンの花はアブラナ科特有の十字花で、顎片(外花被片)4、花弁(内花被片)4で雌蕊1、雄蕊6、子房1室です。ハボタンの実はアブラナの実(菜種)と似ており、数個の油成分を多く含む種子ができます。
生誕花クリスマスローズ
キンポウゲ科クリスマスローズ属クリスマスローズ(Christmas rose Helleborus)はヨーロッパから西アジア原産の双子葉、多年生草本の植物です。クリスマスローズは種子または株分けで増やします。クリスマスローズは夏は休眠状態で、晩秋から冬に葉を茂らせ、冬から春に花茎を延ばし少しうつむき加減の花を咲かせます。クリスマスローズの花に見える部分は顎片で、紫色、白色、緑色等に見えます。クリスマスローズの花は、冬から春に開花し長い期間楽しめます。クリスマスローズの少しうつむき加減に咲く可憐な花は、冬から春の花散歩の楽しみです。
山丹花サンタンカ
アカネ科イクソラ属サンタンカ(山丹花Chinese Ixora Ixora chinensis)は熱帯アジアが原産の双子葉、常緑、低木(灌木)です。サンタンカは主に、挿し木で増えます。サンタンカはイクソラ属に属し、世界中で500種程が知られています。日本ではイクソラ属の植物は沖縄県に帰化しているサンタンカ(Ixora chinensis)が代表的です。サンタンカは成長する0.5〜2mになり、美し頂生花が人気です。サンタンカの花は赤色、オレンジ色、黄色、白色などで、傘房花序の形の良い花を次々に咲かせます。サンタンカの花はアカネ科に特有のがく片4裂、花弁4、雄蕊4、雌蕊1、子房下位です。サンタンカは花期後球形の実を付けます。サンタンカは生け垣、観賞用の他、漢方薬などにも利用されています。
曙杉メタセコイア
ヒノキ科メタセコイア属メタセコイア(曙杉Dawn Redwood Metasequoia glyptostroboides)は中国湖北省が原産の単子葉、落葉、高木です。メタセコイアは、主に種子、挿し木で増えます。メタセコイアの樹形の美しい堂々とした木は世界中で愛されています。メタセコイアは比較的低温、高温にも強く、街路樹にも適した植物です。メタセコイアの葉は細長く羽状で対生です。メタセコイアは晩秋から初冬に赤茶色に紅葉し、落葉します。メタセコイアの花はヒノキ科特有の花で、総状花序(円錐花序)で、花期は2〜3月、風媒花です。メタセコイアは花期後、始め緑色で秋に茶色く変色する実を付けます。
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蘆薈アロエ
ユリ科アロエ属アロエ(蘆薈Aloe Aloe arborescens他)はアフリカ南部原産の単子葉、多年生、草本です。アロエの仲間は世界中に500種ほど知られていますが、日本ではキダチアロエAloe arborescensが一般的です。冬から春に咲くアロエの赤い花は、暖地の庭園や海岸を美しく飾ります。アロエは主に種子、株分け、挿し木で増えます。キダチアロエは成長すると50cm〜3m程になります。アロエの葉は肉厚で、葉の縁に棘があります。アロエの花期は冬から春で総状花序の赤色、オレンジ色の花を咲かせます。アロエの花はユリ科特有の管状花で花被片6(外花被片3+内花被片3)で雌蕊1、雄蕊6、柱頭3裂(子房3室)です。
月桃ゲットウ
ショウガ科ハナミョウガ属ゲットウ(月桃Shell Ginger Alpinia zerumbet)は東アジアが原産の単子葉、常緑、多年生、草本です。ゲットウは主に、種子で増えます。ゲットウは花や葉が美しく、香りが良いので世界中で人気です。ゲットウは成長する1.5〜2mになり、常緑の美しい葉と美しい花が人気です。ゲットウの花はショウガ科特有の円錐花序の筒状花で、がく片筒状3裂、花弁筒状3裂で、雄蕊(唇状)6、雌蕊1は合着し唇状になっています。ゲットウの花は、同じショウガ科のショウガの花とよく似た花構造をしています。ゲットウは花期後、赤色、オレンジ色の美しい実を付けます。ゲットウは庭園、鉢植え、観賞用の他、薬草(漢方薬)として利用されています。ゲットウの葉には芳香成分が含まれ、月桃餅や化粧品など多方面に利用されています。
秋の花に戻る
暑い夏が過ぎ秋風が日本列島に吹き出し、高原から秋の花が咲きだしました。秋の花は夏の花に比べて華やかさはありませんが、深みのある色と風情は素晴らしいです。日本列島各地に咲く秋の花を、写真図鑑と秋の花観察地図で案内いたします。味わい深い秋の花を、秋の花写真図鑑でお楽しみください。秋の花はコスモス、ダリア、野菊の花がお勧めです。
冬の花に戻る
日本列島に咲く冬の花は凛として、美しいです。亜熱帯の沖縄に咲く冬の花と、北海道の冬に見られる霧氷の花ではずいぶん違って見えます。日本列島各地に咲く冬の花を、写真図鑑にしました。日本列島各地に咲く美しい冬の花を、写真図鑑でお楽しみください。冬の花の撮影日時や、冬の花の観察地の地図も用意しました。冬の花図鑑をゆっくり、お楽しみください。
クリスマスの花に戻る
クリスマスの時期は各地で、美しい実や華やかな花が咲きだします。今日はクリスマスの時期に見頃を迎える、花や実を皆様に写真図鑑で案内いたします。クリスマスの時期に咲くの花と実の写真図鑑と撮影地の地図も用意しました。皆様もクリスマスの花図鑑を片手に、クリスマスの花散歩に出かけましょう。
正月の花に戻る
年が明け正月の時期は各地で、美しい実や華やかな花が咲きだします。今日は正月の時期に見頃を迎える花や実を、皆様に紹介いたします。正月の時期に咲くの花の写真と撮影地の地図、交通アクセスも用意しました。皆様も正月の花図鑑を片手に、正月の花散歩に出かけましょう。また正月の時期に稔る、赤色の実や黄色の実も楽しみです。
季節の花に戻る
日本列島に、花が美しい季節がやてきました。美しい日本列島の季節の風に吹かれながら、日本各地の四季の花図鑑を楽しんでみましょう。日本列島は以外に広く、各地域の自然や花植物は変化に富んでいます。東は北海道、西は沖縄県まで経度差が約31度あります。日本では国内に時差は使用していませんが、実際は2時間の時差があります。緯度差は約26度あり、沖縄県や小笠原諸島の亜熱帯・熱帯の植物から北海道や山間部では亜寒帯・寒帯の植物や高山植物が分布しています。日本列島に咲く各季節の花を、写真図鑑と各季節の花観察地図で案内いたします。
初冬の花図鑑を楽しんでもらえたでしょうか?日本各地に咲く初冬の花は、清々しく清楚です。初冬の花図鑑の写真は全て、私たちが現地取材して撮影記録したものです。1枚でも初冬の花図鑑の写真の中で、皆様が気に入ったものがあれば光栄です。初冬の花図鑑のページは、これから充実してゆきますので楽しみにしてください。初冬の花図鑑の地図を片手に、皆様も初冬の花散歩を楽しんでください。
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