ヤブツバキ花散歩
Flower Walking with Camellia Camellia japonica
ヤブツバキの花は日本を代表する美しい花・ヤブツバキの華やかな花は冬から春の花散歩の楽しみ
ツバキ科ツバキ属ヤブツバキ(藪椿Camellia japonica)は日本などの東アジア原産の双子葉、高木常緑樹の植物です。ヤブツバキは冬から春に小枝の先に、5cm~7cmの5枚の花弁が合着した赤い花をつけます。ヤブツバキの雌しべは柱頭が3~4に分かれ、雄しべは多数で基部で合着しています。ヤブツバキ翌年の夏から秋に直径4~5cmほどの大きさの実(果実)を稔らせます。ヤブツバキの果実の中には油分の多い種子があり、種子から椿油を採取します。ヤブツバキ花写真、ヤブツバキ花散歩地図、ヤブツバキ花情報でお楽しみ下さい。
《ツバキ科ツバキ属ヤブツバキ藪椿Camellia japonicaの花写真・花観察地図》
東京芝増上寺に咲くヤブツバキ花写真(撮影2017.12.20)
ヤブツバキ花観察地図東京芝増上寺地図Tokyo Shiba Zojyoji Temple Map
ヤブツバキ(藪椿Camellia japonica)は、日本を代表する植物の一つです。冬から早春に見頃を迎えるツバキの、華やかで美しい花は古くから愛されてきました。ヤブツバキは主に種子で増え、樹高5m~6mほどの高木になります。ヤブツバキの枝はよく分かれ、互生の厚く表面に光沢のある深緑色の葉を付けます。クリスマスの頃東京芝増上寺境内を花散歩していると、赤色のツバキの花が、二輪並んで咲き始めていました(撮影2017.12.20)。
金沢兼六園に咲くヤブツバキ花写真(撮影2017.4.25)
ヤブツバキ花観察地図金沢兼六園Kanazawa Kenroku-en Garden Map
ツバキ科ツバキ属ヤブツバキ(藪椿Camellia japonica)は日本などの東アジア原産の双子葉、高木常緑樹の植物です。ヤブツバキは冬から春に小枝の先に、5cm~7cmの5枚の花弁が合着した赤色の花をつけます。春に金沢市にある兼六園を花散歩していると、鮮やかな朱色のヤブツバキの花が咲いていました(撮影2017.4.25)。
鶴岡八幡宮に咲くヤブツバキ花写真(撮影2013.1.30)
ヤブツバキ花観察地図鎌倉鶴岡八幡宮地図Kamakura Tsurugaokahachimangu Shrine Map
ヤブツバキ(藪椿)の花期は冬から春で、花色は赤色、白色などです。ヤブツバキの花はツバキ科特有の花で、花は直径5cm~7cm、花弁5(基部で合着)、雌しべ1、雄しべ多数(基部で合着)です。冬に鎌倉鶴岡八幡宮境内を花散歩していると、赤色のヤブツバキの花が少し下向きに咲いていました(撮影2013.1.30)。
京都大原三千院に咲くヤブツバキ花写真(撮影2021.4.10)
ヤブツバキ花観察地図京都大原三千院地図Kyoto Ohara Sanzenin Temple Map
ヤブツバキ(Camellia)は日本などの東アジア原産の植物ですが、日本を代表する美しい植物として世界に紹介されています。最近ではTubakiと日本語で表記される事も多くあります。春に京都大原三千院を花散歩していると、ヤブツバキの花が少し下向きに咲いていました(撮影2021.4.10)。
《ツバキ科ツバキ属ヤブツバキ藪椿Camellia japonicaの花情報・学名意味》
植物名 | ツバキ属ヤブツバキ 漢字 藪椿 英語 Camellia 中国語 山茶花 |
学名 | Camellia japonica 他 |
科名 | ツバキ科 |
属名 | ツバキ属 Camellia |
花期 | 冬の花 春の花 |
花色 | 赤色花 白色花 |
原産 | 東アジア、日本(日本南部沿岸地方)、中国原産 |
観察地 | 京都府、奈良県、滋賀県、東京都、横浜市、鎌倉市、横須賀市、他 |
特徴 | 双子葉、常緑高木樹、ツバキ科、高さ5m~6m、主に種子で増える、葉は互生、葉は厚く光沢 冬から春に赤色の花を咲かせる、花は直径5cm~7cm、花弁5(基部で合着)、雌しべ1、 雄しべ多数(基部で合着)翌年の夏から秋に実(果実・直径4cm~5cm)を付ける、 果実は3裂して開き、油分の多い種子ができる。椿油として利用される |
利用 | 椿油採取、園芸植物、寺院の庭園、公園の樹木、茶花、化粧品、医薬品、生薬(山茶) |
文学 芸術 |
歌劇「椿姫」、五弁のツバキ 芭蕉 「葉にそむく椿や花のそよ心」 蕪村 「古庭に茶筅花さく椿かな」 子規 「赤門を入れば椿の林かな」 |
学名 意味 |
ヤブツバキ=藪椿 英語=Camellia 中国語=山茶花 属名Camellia=genus name, after Georg Joseph Kamel=ボヘミアの植物学者Kamel氏の名から 種名japonica=from Latin word 'from Japan'=ラテン語で「日本の」の意味 |
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《ツバキ科ツバキ属ヤブツバキ藪椿Camellia japonicaの花写真・花観察地図》
横浜山下公園に咲くヤブツバキの花写真(撮影2009.2.21)
ヤブツバキ花観察地図横浜山下公園地図Yokohama Yamashita-kouen Park Map
早春に横浜山下公園を花散歩していると、ちょうど見ごろのツバキ科ツバキ属ヤブツバキ(藪椿Camellia japonica)の花が咲いていました(撮影2009.2.21)。ヤブツバキは日本などの東アジア原産の双子葉、高木常緑樹の植物です。ヤブツバキの花は江戸時代にはヨーロッパにも美しい花として紹介され、様々な文学や歌劇「椿姫」などでも取り上げられています。ヤブツバキは、日本を代表する美しい花の一つです。
鎌倉牡丹餅寺に咲くヤブツバキの花写真(撮影2013.3.10)
ヤブツバキ花観察地図鎌倉牡丹餅寺Kamakura Botamochidera Temple Map
ヤブツバキ(藪椿Camellia japonica)の属名はツバキ属Camelliaですが、ツバキ属は東アジアを中心にサザンカやチャノキなど約100~300種程が知られています。ツバキ属の属名Camellia=genus name, after Georg Joseph Kamel=ボヘミアの植物学者Kamel氏の名から付けられています。春に鎌倉牡丹餅寺を花散歩していると、ヤブツバキの花が石仏を背景に咲いていました(撮影2013.3.10)。
《ツバキ科ツバキ属ヤブツバキ藪椿Camellia japonicaの花写真・花観察地図》
横浜ホテルニューグランドとツバキの花(撮影2011.3.24)
横浜でも桜の咲きだした3月下旬に横浜ホテルニューグランド前の山下公園通りを花散歩していると、ヤブツバキの花が通りに面して咲いていました(撮影2011.3.24)。ヤブツバキの花は温暖な日本南部沿岸地方では、初冬から春まで長い期間楽しめます。ヤブツバキの花は花弁が5枚で、花弁の基部は合着しています。ヤブツバキの雌しべは1(柱頭は3~5裂)、雄しべは多数(基部で合着)です。ヤブツバキの花の背景の横浜ホテルニューグランドは、日本で最も古いホテルの一つです。横浜港に降り立った著名な外国人も、横浜ホテルニューグランド前のヤブツバキの花を楽しんだことでしょう。
鎌倉寿福寺源実朝墓近くに咲くヤブツバキの花写真(撮影2007.12.28)
ヤブツバキ花観察地図鎌倉寿福寺地図Kamakura Jyufuku-ji Temple Map
年末に鎌倉五山の三位の鎌倉寿福寺を花散歩していると、五輪塔といわれる、鎌倉時代の墓近くにヤブツバキの花が咲き出していました(撮影2007.12.28)。鎌倉寿福寺のヤブツバキの木は高さが5mほどもあり、枝が源実朝や北条政子の墓近くに垂れ下がっています。枝先に咲くヤブツバキの花はとても清々しく見えました。上の写真のようにヤブツバキの雄しべは多数で、同じツバキ科のサザンカやチャノキと同じように基部で合着しています。
京都貴船神社境内に落ちたヤブツバキの花写真(撮影2010.5.10)
ヤブツバキ花観察地図京都貴船神社地図Kyoto Kifune-jinjya Shrine Map
初夏5月上旬に京都貴船神社境内を花散歩していると、苔むした庭にヤブツバキの花が一つ落ちていました(撮影2010.5.10)。ヤブツバキの花の花弁は5枚で、花弁の基部が合着しています。ヤブツバキの花はそのために花弁が散らず、花の形を保ったままで落ちます。同じツバキ属のサザンカやチャノキの場合、花弁が散るのでヤブツバキを区別できます。コケの上に落ちたヤブツバキの花もきれいです。
京都大原の竹林とヤブツバキの花写真(撮影2007.3.27)
ヤブツバキ花観察地図京都大原寂光院地図Kyoto Ohara Jyakou-in Temple Access Map
春に京都大原にある寂光院近くを花散歩していると、竹林の近くにヤブツバキの花が咲いていました(撮影2007.3.27)。このヤブツバキの花は高さ4mほどの枝先に咲いていましたが、竹林を背景に華やかに見えました。ヤブツバキの花は大原女のように、美しい花です。
鎌倉妙本寺蛇苦止堂近くに咲くヤブツバキの花写真(撮影2009.1.9)
ヤブツバキ花観察地図鎌倉妙本寺Kamakura Myouon-ji Temple Map
正月に鎌倉妙本寺蛇苦止堂近くを花散歩していると、観音像の上にヤブツバキの花が咲いていました(撮影2009.1.9)。妙本寺蛇苦止堂は源頼家の側室若狭の局が自害した場所といわれています。妙本寺蛇苦止堂近くに咲くヤブツバキの花は美しく可憐です。観音像の上のヤブツバキの葉は、輝いて見えます。ヤブツバキは常緑高木樹で、冬でも葉は濃い緑色で、表面に光沢があるのが特徴です。
《ツバキ科ツバキ属ヤブツバキ藪椿Camellia japonicaの花写真・花観察地図》
台北市故宮博物院至善園に咲くツバキの花写真(撮影2011.2.25)
ヤブツバキ花観察地図台北市故宮博物院地図Taipei Kokyu Palace Museum Access Map
台北市にある故宮博物院内の庭園である、至善園を花散歩していると、ヤブツバキCamellia japonicaとほとんど同じ花の構造をした、ツバキの花が咲いていました(撮影2011.2.25)。このツバキは、タイワンヤマツバキCamellia japonica ssp. hozanensis かもしれません。故宮博物院内の庭園である、至善園に咲くツバキの花も、ヤブツバキのように美しい花です。
京都興聖寺に咲く白色のツバキ花写真(撮影2009.12.8)
ヤブツバキ花観察地図京都宇治興聖寺地図Kyoto Uji Kosho-ji Temple Map
年末に紅葉で有名な京都宇治にある興聖寺を花散歩していると、興聖寺境内に白いツバキの花が咲いていました(撮影2009.12.8)。白いツバキの品種名は分かりませんが、ヤブツバキCamellia japonicaとほとんど同じ花の構造です。興聖寺境内に咲く白いツバキの花は、冬の日を浴びて輝くように見えました。
秋に稔るヤブツバキの実写真(撮影2004.9.19)
秋に岡山県弥高山近くを花散歩していると、ヤブツバキの実が実っていました。ヤブツバキの実(果実)は直径4~5cmあります。ヤブツバキの大きな実は熟すると3裂して、硬い種子が落ちます。ヤブツバキの硬い種子は油分が多く、食用油や化粧品、医薬品などに使われます。
伊豆河津七滝に咲くヤブツバキの花写真(撮影2008.3.21)
ヤブツバキ花観察地図伊豆河津七滝地図Izu Kawazu Odaru Fall Map
春先に伊豆半島河津にある河津七滝(ななだる)を花散歩していると、釜滝の近くの崖にヤブツバキの花が咲いていました(撮影2008.3.21)。温暖な伊豆半島では、自生するヤブツバキをよく見かけます。
横浜山下公園に咲くヤブツバキの花写真(撮影2011.3.31)
春の日差しが暖かい横浜山下公園を花散歩していると、薄い色のヤブツバキの花が咲いていました(撮影2011.3.31)。ヤブツバキ花散歩をしていると、ヤブツバキにも様々な色合いがあることが分かります。どのヤブツバキの花もそれぞれ個性的で美しいですね。
京都八坂神社近くに咲くヤブツバキの花と青モミジ写真(撮影2014.5.1)
ヤブツバキ花観察地図京都八坂神社地図Kyoto Yasakajinjya Shrine Map
ヤブツバキ(藪椿Camellia japonica)の花は、冬から初夏近くまでの長い期間楽しめる花です。初夏が近い青モミジのきれいな時期に京都八坂神社近くを花散歩していると、青モミジの間からヤブツバキの花が観察できました(撮影2014.5.1)。京都祇園の青モミジの間から覗くヤブツバキの花も風流です。
ツバキ科ツバキ属ヤブツバキ(藪椿Camellia japonica)は日本などの東アジア原産の植物です。ヤブツバキは日本原産で気候も合っているので、公園や寺院でも良く見られる植物です。また冬から春に咲くヤブツバキの花は華やかで長く楽しめるので冬から春の花実散歩には欠かせない植物です。また、ヤブツバキはサザンカやチャノキと同じツバキ科の植物です。同じツバキ科のサザンカやチャノキと同じ部分と異なる部分を、観察してみるのもおもしろいです。このページの中で皆様が気に入ったヤブツバキの花実写真が、一枚でもあれば幸いです。
ツバキ科ツバキ属ヤブツバキ(藪椿Camellia japonica)の花実、ヤブツバキ花実散歩楽しんでもらえたでしょうか?ヤブツバキの花は晩秋から春まで長い期間楽しめる植物です。皆様もこのページの地図を片手にヤブツバキ花散歩を楽しんでください。美しい庭園や青空、寺社を見ながら、ヤブツバキ花実散歩を楽しめば、体も心もリフレッシュできそうです。なお資料写真の背景がボケていますが、ヤブツバキの花が主役ですのでお許し下さい。よろしかったらマンリョウ花実散歩も眺めていってください。
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