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白色の図鑑

White Flower Walking with White Flowers

白色の花は爽やか爽快・白色の花図鑑を片手に各地の白色の花散歩に出かけましょう

更新2024.02.07

 日本列島各地に咲く白色の花を、花写真図鑑で案内するページです。白い花は、清々しく爽快でさわやかです。美しい日本列島の四季を感じながら、白色の花図鑑を片手に白色の花散歩してみましょう。白色の花々の写真図鑑と撮影地の地図を用意しました。白色の花図鑑を片手に、皆様も白色の花散歩に出かけましょう。

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《白色の花図鑑・白色の花写真・お勧めの白色の花》

フランネルフラワー花画像

天鵞絨花フランネルフラワー

 セリ科アクティノータス属フランネルフラワー(Flannel Flower Actinotus helianthi 他)はオーストラリア東部が原産の双子葉、多年生、草本です。初夏の庭園や街路を白色の太陽の様に明るい花と銀色の葉で飾るフランネルフラワーの花は、初夏から秋に咲く花です。フランネルフラワーは主に種子、挿し木で増えます。フランネルフラワーの花はキク科の花に似て見えますがセリ科の植物です。フランネルフラワーの花はセリ科特有の花で、6〜12枚の白色のネルの手触りの苞葉の中に傘形花序の小さな花をたくさん付けます。フランネルフラワーの明るく美しい花は、世界中で人気です。

デンファレ花画像

デンファレ

 ラン科デンドロビウム属ファレノプシス(Cooktown Orchid Dendrobium phalaenopsis)は北オーストラリア原産の単子葉、多年生草本、着生植物です。デンドロビウム属ファレノプシスは、一般的にはデンファレと呼ばれます。デンファレは種子叉は株分けで増えます。デンファレは棒状の偽球茎が特徴で、節のある茎が特徴です。デンファレの葉は楕円形、長楕円形で平行脈。デンファレは茎の先端近くから長い花茎を伸ばし多数の花を穂状に付けるのが特徴です。デンファレの花はラン科特有の花被片6(外花被片3+内花被片3)で、内花被片2(側花弁)は大きく、唇弁は前方に突き出します。

白色セキチク花画像

石竹セキチク

 ナデシコ科ナデシコ属セキチク(石竹China pink Dianthus chinensis 他)は中国、モンゴル、朝鮮半島などが原産の双子葉、多年生、草本の植物です。セキチクの花色はピンク色、赤色、白色、紅色、薄紫色などです。セキチクの花はナデシコ科特有の花で、苞片2対(4)、がく片5(長筒型5裂)、花弁5、雄蕊10、雌蕊柱頭2裂です。セキチクは花期後長さ3cm程の円柱状の果実(刮ハ)ができ、黒色の種子(瞿麦子)を生薬として利用します。セキチクをセキチク花写真、セキチク花観察地図、セキチク花情報でお楽しみ下さい。

ミズバショウ花画像

水芭蕉ミズバショウ

サトイモ科ミズバショウ属ミズバショウ(水芭蕉Japanese swamp lantern Lysichiton camtschatcensis)は日本の北部からカムチャッカの高原地帯の湿原が原産の双子葉の多年性、草本です。ミズバショウは主に、種子、株分けで増えます。ミズバショウは冬を根茎で過ごし雪解けの頃に根茎から発芽した葉の間から白色の仏炎苞と呼ばれる30p程の苞を開きます。ミズバショウの花はサトイモ科特有の花で黄色を帯び花軸に密集した肉穂花序の小さな花と、花を取り囲む白色の仏炎苞が特徴です。ミズバショウをミズバショウ花葉写真、ミズバショウ花葉観察地図、ミズバショウ花葉情報でお楽しみ下さい。 

コチョウラン花

胡蝶蘭コチョウラン

 ラン科コチョウラン属コチョウラン(胡蝶蘭Moth Orchid Phalaenopsis aphrodite)は東アジア原産の単子葉、多年生草本です。コチョウラン属には約60種ほどあります。コチョウランは種子叉は株分けで増えます。コチョウランの葉は楕円形、長楕円形で平行脈。コチョウランの花はラン科特有の花被片6(外花被片3+内花被片3)で、内花被片2(側花弁)は大きく、唇弁は前方に突き出します。コチョウランのずい柱は短く花粉塊2です。

ゼラニウム白花画像

天竺葵ゼラニウム

 フウロソウ科テンジクアオイ属ゼラニウム(天竺葵Zonal geranium Pelargonium zonale他)は南アフリカが原産の双子葉、多年生、常緑草本の植物です。ゼラニウムの花色は赤色、白色、紅色、ピンク色などです。ゼラニウムの花はフウロソウ科特有の花でがく片5、花弁5、雄蕊10、子房合着5心皮(5室)で雌蕊5裂しています。ゼラニウムは花期後長さ3cm程の尖った実(刮ハ)を付けます。ゼラニウムをゼラニウム花写真、ゼラニウム花観察地図、ゼラニウム花情報でお楽しみ下さい。

ペチュニア花画像

衝羽根朝顔ペチュニア

 ナス科ペチュニア属ペチュニア(衝羽根朝顔Petunia Petunia x hybrida他)は南アメリカ原産の双子葉、多年草、草本です。ペチュニアは種子で増えますが、挿し木によっても増やすことができます。ペチュニアは春に発芽し、多数枝分かれした匍匐(ほふく)性の茎を延ばします。ペチュニアは初夏から秋に茎の先にナス科特有の漏斗型の先が5裂した美しい花を次々に咲かせます。ペチュニアの花色は白色、赤色、青色、他でがく片5裂、花弁5裂、雌蕊1、雄蕊5(花弁に合着)です。ペチュニアは品種改良され、世界中で人気のある花です。

コブシ花

辛夷コブシ

 モクレン科モクレン属コブシ(辛夷Kobushi Magnolia kobus)は日本原産の双子葉、落葉広葉樹、高木です。コブシは成長すると高さ10mにもなります。コブシは春先に白色(基部は薄赤色)の花を、葉が茂る前に一斉に咲かせます。コブシの花は大きさ10cm程で花弁は6枚、モクレン科特有の雌しべ多数、雄しべ多数が花の中心に螺旋状に配置しています。コブシの白色で爽やかな花は、春を告げる花として有名です。

リキュウバイ花画像

利休梅リキュウバイ

 バラ科ヤナギザクラ属リキュウバイ(利休梅Pearlbush Exochorda racemosa)は中国から西アジア原産の双子葉、落葉、低木(灌木)の植物です。リキュウバイの木は3〜5mで、早春に葉を付け、春に白色の花を咲かせます。リキュウバイの花は2.5cm〜3.5cm程で、バラ科特有の5枚の白色の花弁の花をつけます。リキュウバイの花は、がく片5、花弁5、雄蕊15〜30、心皮5、5室、子房上位です。リキュウバイを花写真、リキュウバイ花観察地図、リキュウバイ花開花情報でお楽しみ下さい。

シロヤマブキ花写真

白山吹シロヤマブキ

 バラ科シロヤマブキ属シロヤマブキ(白山吹Jet-bead Rhodotypos scandens他)は日本など東アジアが原産の双子葉、落葉低木です。春に葉を茂らせ、春から初夏に枝先に3cm〜5cm程の白色の花を咲かせます。シロヤマブキの花は白色です。シロヤマブキの花はバラ科では珍しい4枚の花弁で、離弁花です。シロヤマブキの花はがく片4、雌蕊4、心皮4、雄しべ多数です。シロヤマブキの白色の爽やかな花は、山麓に春を告げる花として人気があります。シロヤマブキをヤマブキ花写真、シロヤマブキ花観察地図、シロヤマブキ花情報でお楽しみ下さい。

イソノギク花画像

磯野菊イソノギク

 キク科シオン属イソノギク(磯野菊Aster asa-grayi Makino)は沖縄諸島が原産の双子葉、多年生、草本です。イソノギクは沖縄地方の沿岸地方に自生する、海浜植物です。イソノギクの葉は楕円形で、海浜植物らしく厚手です。イソノギクは花期以外は根生葉がロゼット状で、高さは10cm程しかありません。イソノギクは秋から春にかけて、花茎を伸ばし直径3p程の白色の頭状花を1〜数個咲かせます。イソノギクの花はキク科の花特有の頭状花で、白色の舌状花と黄色の管状花からできています。イソノギクは花期後実(痩科)を付けます。イソノギクをイソノギク花写真、イソノギクの花観察地図、イソノギクの花情報でお楽しみ下さい。

ムクゲ白色

木槿ムクゲ

 アオイ科フヨウ属ムクゲ(木槿Hibiscus syriacus)は東アジア原産の双子葉、落葉低木です。ムクゲはインド中国が原産の植物ですが、日本へは古い時代に渡来し、観賞用や茶花として好まれています。ムクゲはハイビスカス(フヨウ)の仲間です。ハイビスカスは夏から秋にかけて、白色、赤色、紫色などの直径10cm〜18cmほどのハイビスカスに似た花を咲かせます。ムクゲ花写真、ムクゲの花散歩地図、ムクゲの花情報でお楽しみ下さい。

ハマユウの花金沢八景

浜木綿ハマユウ

 ハマユウは日本の南の海岸地方に自生する植物(海浜植物)です。ハマユウの花は白く細い糸のようです。ハマユウの花が咲く頃、南の海では海水浴シーズンを迎えます。ハマユウはヒガンバナ科の植物で根に毒があります。そのためPoison Bulb(毒球根)と評されることもありますが、夏の海岸の夕闇の中白く輝くハマユウの香りは素晴らしいです。夏の空と青い海が似合う、ハマユウの花を写真、ハマユウの花散歩地図、ハマユウの花情報でお楽しみ下さい。

ハクチョウソウ花

白鳥草ハクチョウソウ

 アカバナ科ガウラ属ハクチョウソウ(白鳥草Gaura lindheimeri)はヤマモモソウとも呼ばれ、北アメリカ原産の双子葉、多年生草本です。ハクチョウソウは根茎又は種子で殖え、1〜2mの花茎を伸ばし夏から秋に白色又は赤色の白鳥が飛ぶ姿のような4枚の花弁の花を咲かせます。涼風に揺れるハクチョウソウの花は涼しげで夏から秋に人気の花です。ハクチョウソウをハクチョウソウ花写真、ハクチョウソウのの花散歩地図、ハクチョウソウの花情報でお楽しみ下さい。

ナツツバキ花写真

夏椿ナツツバキ

 ツバキ科ナツツバキ属ナツツバキ(夏椿、沙羅Japanese Stewartia Stewartia pseudocamellia)は日本、朝鮮半島原産の双子葉、落葉、高木です。ナツツバキは成長すると、10〜15m程になります。ナツツバキは木肌が滑らかで、春に互生の黄緑色の葉を茂らせ、初夏から夏に葉脇から白色の5〜7cmほどの大きな花を咲かせます。ナツツバキの花は、ツバキ科特有の花で、花弁5、雌蕊1、雄蕊多数です。ナツツバキは沙羅樹とも呼ばれ、寺院で多く見かけます。ナツツバキの白色で爽やかな花は、初夏から夏の花散歩の楽しみです。

白色ハマナスの花

浜茄子ハマナス

 日本の夏の海岸を赤く彩る、ハマナスの原産は日本、中国、ロシア、朝鮮半島などの東アジアです。バラ科バラ属ハマナス(学名Rosa rugosa)は北日本や東日本の海岸地方で良く見られ、夏に赤いバラの花に似た花を咲かせます。ハマナスの花は香りが良く、夏から秋にかけて赤い実(ローズヒップと呼ばれる)をつけます。花も実もかわいいハマナスの花散歩は夏の楽しみです。バラ属ハマナスの花を写真、ハマナスの花散歩地図、ハマナスの花情報でお楽しみ下さい。

ヤマハハコ花写真

山母子ヤマハハコ

 キク科ヤマハハコ属ヤマハハコ(山母子 Pearly Everlasting Anaphalis margaritacea)は日本などユーラシア、北アメリカが原産の双子葉、多年生、草本です。ヤマハハコの茎は白い綿毛で覆われ、白いヴェールを被ったような白く美しい植物です。ヤマハハコは日当たりの良い山地の草原や水辺に生え、初夏から夏に白い綿毛に覆われた茎に披針形の葉を互生に付け、夏に白い総苞片に覆われた黄色い頭花(管状花)を散房状に付けます。ヤマハハコの花はキク科特有の花で、管状花(筒状花)だけからできています。ヤマハハコの白く真珠のように輝く花は、世界中で愛されています。ヤマハハコの白く可愛いらしい花は、夏の花散歩の楽しみです。

《白色の花の特徴・白色の花の種類・白色の花情報・学名由来》

名称 日本語 白色の花 英語 White Flower 中国語 白色花 ラテン語 Flos albus
特徴 白く見えるのは、花弁に含まれている小さな空気の泡(気泡)が光を反射するためです。
白い花にもフラボノイドと呼ばれる「無色」の色素が含まれています。
色素 ・フラボノイド系(無色):ほとんどの白色の花に存在
・アントシアニン:白色の花では蓄積されない
・カロチノイド系:白色のキク(白色花弁でもカロテノイドが生合成されるが分解される)
春花 コブシ、ハクモクレン、ユキヤナギ、オオシマザクラ、シロヤマブキ、スイセン、他
夏花 バラ、ヤマボウシ、ハナミズキ、フランネルフラワー、ムクゲ、ハマユウ、ナツツバキ、他
秋花 シュウメイギク、キク、フヨウ、タマスダレ、オシロイバナ、チャノキ、他
冬花 マーガレット、ノースポール、シクラメン、サザンカ、ビワ、ウメ、ストック、他
熱帯 プルメリア、ハス、スイレン、オオバナセンダングサ、ハイビスカス、コチョウラン、他
温帯 キク、キンギョソウ、ハクモクレン、コブシ、ユキヤナギ、リキュウバイ、ヤマボウシ、等
利用 観賞用、鉢植え、食用、医薬品、漢方、生薬、観賞、香水、他
芸術 絵画(ハス、スイレン、他)、句歌(シクラメン、サザンカ、他)、文学(白バラ、白掬、他)

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《白色の花図鑑・白色の花写真・お勧めの白色の花》

クチナシ花写真

梔子クチナシ

 アカネ科クチナシ属クチナシ(梔子Cape Jasmine Gardenia jasminoides)は日本など東アジア原産の双子葉、常緑、低木(灌木)です。クチナシは成長しても1〜1.5m程で庭木として人気があります。クチナシは常緑の光沢のある葉が美しく、初夏から夏に枝先や枝腋から花柄を伸ばし1個の花を咲かせます。クチナシの花色は白色で、香りがよいのが特徴です。クチナシの花は、リンドウ目特有の花でがく片6、花弁筒状6裂、雌蕊1(棍棒状)、雄蕊6です。クチナシは秋に黄色から橙色の実を付けます。クチナシの実は古代から、漢方薬や染料として重宝されています。

ハナショウブ花画像

花菖蒲ハナショウブ

 アヤメ科アヤメ属ハナショウブ(花菖蒲Japanese Iris Iris ensata ver. ensata)は日本原産のノハナショウブの園芸品種で単子葉、多年生、草本です。冬を根茎で過ごし、春から初夏に剣形の葉を茎に互生し、初夏に40cm〜1m程の花茎を延ばします。ハナショウブは初夏に花茎の先に1個又は数個の花を総状に付けます。ハナショウブの花は青色、紫色、白色、黄色、他で直径10cm〜15cm程の大きさでアヤメ科特有の花被片6(外花被片3、内花被片3)です。ハナショウブの花は外花被片3が大きく先が広がり垂れ下がっています。ハナショウブの内花被片3は小さく、少し直立しています。ハナショウブの花柱は三分枝し、花弁状になっています。ハナショウブの雄蕊は3個で三分枝した花柱の下に付いています。

ライラック白色

紫沈香花ライラック

 モクセイ科ハシドイ属ライラック(紫沈香花Lilac Syringa vulgaris)はヨーロッパバルカン半島原産の双子葉、落葉、低木、広葉樹です。ライラックは成長すると高さ6m〜7m程になります。ライラックは春に4cm〜12cmの明るい緑色のハート型の葉をつけ、初夏に枝先に15cm〜30cmの房状の花穂を付け紫色の花多数を咲かせます。ライラックの花は紫色(白色)で長さ6mm〜10mm程の筒状で、先が4裂し5mm〜8mmの十字型に広がっています。ライラックの花は香りが良くモクセイ科特有の花で先が4裂した花弁が印象的です。ライラックの紫色(白色)で香りの良い花は、初夏を告げる花として世界中で人気があります。

ゴマナ花画像

胡麻菜ゴマナ

 キク科シオン属ゴマナ(胡麻菜Aster glehnii var. hondoensis他)は日本など東アジア北部、高原が原産の双子葉、多年生、草本です。ゴマナは白色の頭状花序の花を散房状に付け100〜150cmになります。ゴマナは冬は横に広がる根茎で過ごし、初夏から夏に茎を伸ばし、互生長楕円形のざらつく葉を茂らせます。ゴマナは夏から秋に白色の頭状花序の花を散房状に付けます。ゴマナの花はキク科特有の花で、白色の舌状花と黄色い管状花でできています。ゴマナは花期後痩果を付けます。ゴマナは食用、としても利用されます。ゴマナの素朴で爽やかな花は、夏から秋の花散歩の楽しみです。

タマスダレ花写真

玉簾タマスダレ

 ヒガンバナ科タマスダレ属タマスダレ(玉簾White Rain Flower Zephyranthes candida)は南米が原産の高さ20〜30cm程の単子葉、多年生、草本です。タマスダレは主に鱗茎、種子で増え、夏に鱗茎から狭線形で厚手の葉を付けます。夏から秋に鱗茎から花茎を伸ばし、単生の白色の花を咲かせます。タマスダレの花はヒガンバナ科特有の花で、花被片は白色です。タマスダレの花は花被片6、雌蕊1(先端3裂)、雄蕊6です。タマスダレの白色で爽やかな花は夏から秋の野辺や道端を美しく飾ります。

ゴゼンタチバナ花写真

御前橘ゴゼンタチバナ

 ミズキ科ミズキ属ゴゼンタチバナ(御前橘Canadian bunchberry Cornus canadensis)は日本などアジア、北アメリカ北部が原産の高さ10cm〜20cm程の双子葉、多年生、草本です。ゴゼンタチバナは冬を地下茎で過ごし、初夏に輪生に見える4〜6枚の葉を付け、夏に頭状花序の白い花を咲かせます。ゴゼンタチバナの花はミズキ科特有の花で、外側の4枚の花弁に見える総苞片の中に数十個の小さな花(花弁4、雌蕊1、雄蕊4)を付けます。ゴゼンタチバナは花期後赤色の可愛らしい実(核果)を付けます。

《白色の花図鑑・白色の花写真・お勧めの白色の花》

ルリマツリ白色

瑠璃茉莉ルリマツリ

 イソマツ科ルリマツリ属アウリクラータ(瑠璃茉莉Plumbago auriculata , Plumbago capensis )はルリマツリと呼ばれ、南アメリカ沿岸地方原産の双子葉、多年生草本又は低木です。ルリマツリは塩分の多い沿岸地方に適応した植物で、海浜植物です。ルリマツリの澄んだ青色の花は園芸植物としても人気が高いです。ルリマツリの花は温暖な、海沿いの青い空に涼しげに咲く花です。ルリマツリの花写真、ルリマツリの花散歩地図、ルリマツリの花情報でお楽しみ下さい。

サンショウバラ白色

薔薇バラ

 バラ科バラ属バラ(薔薇RoseRosa)はヨーロッパ、アジアの温帯が原産の双子葉、低木、潅木です。バラは水はけが良く日当たりの良い環境に成育します。バラの花はバラ科特有の離弁花で、がく片5、花弁5(八重咲きのものもある)、雄蕊多数です。バラの花色は基本は紅色ですが黄色、紫色、白色、オレンジ色など多くの色のバラがあります。バラの花は香りが良く香水として使われる他、食用、薬用、蜂蜜採取などにも使われ世界中で親しまれています。日本ではバラ属の中でハマナス、ノイバラ、サンショウバラなどが原産となっています。

スイカズラ花写真

吸葛スイカズラ

 スイカズラ科スイカズラ属スイカズラ(吸葛Japanese honeysuckle Lonicera japonica)は日本など東アジアが原産の双子葉、常緑、つる性、木本です。スイカズラは主に種子で増えます。スイカズラはつる性の植物で初夏に咲く金銀の美しく香りの良い花は世界中で人気があります。またスイカズラは世界中で、薬草、漢方薬として利用されています。スイカズラはつる性で、高さ9m程に成長し他の植物などに絡みつき伸びます。スイカズラの葉は対生で、葉は卵状被針形です。初夏に枝脇から短枝を伸ばし2個の香りの良い筒状花を咲かせます。スイカズラの花はスイカズラ科特有の筒状花で、苞片2、花弁は筒状唇状花5裂(上弁4浅裂、下弁1線状)で、雄蕊5、雌蕊1、子房下位です。スイカズラの花は始め白色(銀花)で後に黄金色(金花)に色が変化します。

フヨウの花

芙蓉フヨウ

 アオイ科フヨウ属フヨウ(芙蓉Hibiscus mutabilis)は双子葉落葉小低木で、夏から秋に大型のハイビスカスに似た華やかな花を咲かせます。フヨウ(芙蓉Hibiscus)の花は古くから中国や日本で絵画や文学の題材にもされ、親しまれています。フヨウの花写真、フヨウの花散歩地図、フヨウの花情報でお楽しみ下さい。

タチアオイ花画像

立葵タチアオイ

 アオイ科タチアオイ属タチアオイ(立葵Hollyhock Alcea rosea)はアジア原産の双子葉、二年生、宿根生、草本です。タチアオイの花色は赤色、紫色、薄紅色、白色、黄色他です。タチアオイの花はアオイ科特有のがく片5、副がく片あり、花弁5が基本で重弁、八重咲きのものもあります。タチアオイは薬草としても知られ、世界中で親しまれています。タチアオイをタチアオイ花写真、タチアオイ花観察地図、タチアオイ花情報でお楽しみ下さい。

ハス花画像

ハス

 ハス科ハス属ハス(蓮Lotus Nelumbo nucifera)はアジアが原産の双子葉、多年生、水生草本です。ハスは温暖な浅い湖沼の沼地に成育します。ハスは冬を湖沼の泥沼中の地下茎(蓮根)で過ごし、夏に1〜2m程の単生の茎を延ばし、茎の端頂に直径25〜90cm程の大きな葉を1個茂らせます。ハスは夏に単生の花茎を伸ばし、花茎の端頂に直径10〜20cm程の大きな花を咲かせます。ハスの花色は赤色、薄紅色、白色で香りも良いです。ハスの花はがく片2〜5、花弁10〜30、雄蕊多数です。ハスの雌蕊は漏斗形の花床が特徴で、5〜30の心皮が集合してできています。ハスは地下茎、茎、葉、花、種子などが食用、飲用、菓子、医薬品などとして多方面で利用されています。ハスをハス花写真、ハス花観察地図、ハス花情報、ハスの実写真でお楽しみ下さい。

《白色の花図鑑・白色の花写真・お勧めの白色の花》

ヘクソカズラの花

屁糞葛ヘクソカズラ

 アカネ科ヘクソカズラ(屁糞葛Paederia scandens)の花は、万葉集にも詠まれている私たちに身近な花です。ヘクソカズラは日本全国、アジア、ポリネシア、ハワイ諸島などに自生する双子葉、つる性の多年草です。ヘクソカズラは葉や茎に悪臭がありますが、夏から秋に咲くラッパ状の白く中心が赤紫色のおしゃれな花は、とても綺麗です。

オシロイバナ花写真

白粉花オシロイバナ

 オシロイバナ科オシロイバナ属オシロイバナ(白粉花Four O'clock Flower Mirabilis jalapa)はメキシコなど南アメリカが原産の双子葉、多年生(1年生)、草本です。オシロイバナは、主に種子、根茎で増えます。オシロイバナは、中国では漢方薬として知られています。オシロイバナは春に種子が発芽し、初夏から夏に対生の卵状三角形の葉を茂らせます。オシロイバナは夏の終わりから秋に茎先や葉脇に先端が5裂した花を咲かせます。オシロイバナの花はオシロイバナ科特有の花で、花弁は無く花弁に見える筒状の花はがく片です。がく片に見える5裂したものは総苞です。オシロイバナはがく片5、花弁0、雄蕊5、雌蕊1です。オシロイバナは花期後、黒色の実を付けます。

白色のキキョウの花

桔梗キキョウ

 キキョウはキキョウ科キキョウ属の双子葉植物です。キキョウPlatycodon glandiflorusは日本、中国、朝鮮半島、東シベリアに分布する山野草で、夏から秋に青色(白色)の星型の花を咲かせます。キキョウは万葉の時代から好まれていて、秋の七草として知られています。キキョウの花を写真、キキョウの花散歩地図、キキョウの花情報でお楽しみ下さい。

トウヤクリンドウ花写真

当薬竜胆トウヤクリンドウ

 リンドウ科リンドウ属トウヤクリンドウ(当薬竜胆Gentiana algida)は日本などユーラシア大陸、北アメリカが原産の双子葉、多年生、草本です。トウヤクリンドウは、主に種子、根茎で増えます。トウヤクリンドウは、薬草、漢方薬として知られています。トウヤクリンドウは冬を根茎で過ごし、初夏に茎を直立させ、対生の披針形の葉を茂らせます。トウヤクリンドウは夏の終わりから秋に茎先に先端が5裂した花を咲かせます。トウヤクリンドウの花はリンドウ属特有の花で、蕾は螺旋に巻いた筒状長楕円形で、開くと五星形です。雄蕊5、雌蕊1(柱頭2裂)です。トウヤクリンドウは花期後、実を付けます。

ツルニチニチソウ花画像

蔓日々草ツルニチニチソウ

 キョウチクトウ科ツルニチニチソウ属ツルニチニチソウ(蔓日々草Bigleaf periwinkle Vinca major)は地中海沿岸原産の双子葉、常緑、蔓性、多年草です。ツルニチニチソウは常緑のつる性で、春に新芽のつるを伸ばし匍匐性の枝脇から多数の青紫色(白色)の美しい花を次々と付けます。ツルニチニチソウの花はキョウチクトウ科特有の花で直径3cm〜5cm程で、がく片5裂、花弁は合生し筒状で先は5裂するが回旋状、雄蕊5、雌蕊1は筒状の花に合着しています。ツルニチニチソウの青紫色で爽やか花は、春を告げる花として世界中で人気があります。

白いミヤコワスレの花

野菊野菊

 秋の野辺に咲く野菊の花は派手ではありませんが、美しく風情があります。日本には野菊といわれる植物はたくさんあります(約350種の自生種、150種の帰化植物)。野菊は分類上はキク科ですが、その分類は定義付けを含めて難しいです。このページでは野菊の難しい分類ではなく、野菊の魅力を皆様に紹介したいと思います。野菊の花写真、野菊の花散歩地図、野菊の花情報でお楽しみ下さい。

ヒャクニチソウ花写真

百日草ヒャクニチソウ

 キク科ヒャクニチソウ属ヒャクニチソウ(百日草Elegant zinnia Zinnia elegans)は北アメリカ(メキシコ)原産の双子葉、1年生草本です。ヒャクニチソウは高さ30cm〜80cm程で、夏の終わりから秋に頭状花序の直径5cm〜7cm程の花を付けます。ヒャクニチソウの花期は夏から秋で、花色は赤色、黄色、オレンジ色、白色などです。ヒャクニチソウの花はキク科特有の頭状花序の花で、舌状花と筒状花からできています。ヒャクニチソウは秋に茶色い痩果を付けます。ヒャクニチソウをヒャクニチソウ花写真、ヒャクニチソウ花観察地図、ヒャクニチソウ花実情報でお楽しみ下さい。

白色サルスベリの花

百日紅サルスベリ

 夏の強い日差しに負けず涼しげに咲くサルスベリのピンク色の花は夏の楽しみです。サルスベリ(百日紅)の原産は中国南部で台湾、日本、朝鮮半島でも見られる花です。サルスベリ(Lagerstroemia indica)はミソハギ科の落葉樹で高さ6mにもなることがあります。サルスベリの幹は滑らかなので、猿滑(さるすべり)と書かれることがあります。サルスベリの花は花弁が6枚で、独特の縮れがおしゃれです。サルスベリの花を写真、サルスベリの花散歩地図、サルスベリの花情報でお楽しみ下さい。

《白色の花図鑑・白色の花写真・お勧めの白色の花》

ギボウシ花画像

擬宝珠ギボウシ

 ユリ目リュウゼツラン亜科ギボウシ属(擬宝珠Plantain Lily Hosta 他)は東アジア原産の単子葉、多年生、草本です。ギボウシは谷川沿いや木立の半日影を好み幅広い葉が特徴です。ギボウシは春から初夏に楕円、長楕円形の大きな葉を茂らせ、夏に花茎を伸ばし紫色、白色の総状花序の花を次々に付けます。ギボウシの花はユリ科特有の筒状構造の花で、花弁6(外花被片3、内花被片3)、雌蕊1、雄蕊6です。ギボウシの花は涼しげで、世界中から愛されています。

ノコギリソウ花写真

鋸草ノコギリソウ

 キク科ノコギリソウ属ノコギリソウ(鋸草Chinese yarrow Achillea alpina)は日本などユーラシア、北アメリカ大陸が原産の双子葉、多年生、草本です。ノコギリソウは、高地や寒冷地に生育するキク科の植物で、主に種子、宿根で増えます。ノコギリソウは世界中で、薬草や漢方薬として利用されています。ノコギリソウは宿根で冬を過ごし、鋸歯のある葉を茂らせ夏に高さ50〜100cm程の花茎を伸ばします。ノコギリソウは夏に花茎の先に散房状の頭花(白色、薄紅、赤色)を付けます。ノコギリソウの花はキク科特有の花で、舌状花と管状花で出来ています。ノコギリソウは花期後、痩果を付けます。

ノリウツギ花

糊空木ノリウツギ

 アジサイ科アジサイ属ノリウツギ(糊空木Hydrangea paniculata他)は東アジア原産の双子葉、落葉、低木です。ノリウツギは成長すると高さ2m〜5mになります。ノリウツギは春から初夏に卵形、楕円形の対生の葉を茂らせ、夏に枝先に白色の円錐状の両性花と装飾花を付けます。ノリウツギの花は白色で、両性花は花弁が5で雌蕊3裂、雄蕊10です。ノリウツギの装飾花はがく片4〜5、花弁4〜5です。ノリウツギはシーボルトが日本など東アジア固有の植物として紹介しました。ノリウツギの花は涼しげで、夏の高原の花散歩に最適な花です。

白いブーゲンビリア花

筏葛ブーゲンビリア

 オシロイバナ科ブーゲンビリア属ブーゲンビリア(筏葛Bougainvillea Bougainvillea glabra)は南米熱帯雨林地方のブラジルからペルー原産の双子葉、常緑性低木の植物です。ブーゲンビリアは主に挿し木で増やし、つる性で熱帯地域では1m〜6mほどに成長します。ブーゲンビリアはオシロイバナ科の花で花そのものは小さく、花を取り囲む包葉が赤色、黄色、紫色、白色などに変化します。ブーゲンビリアは観葉植物で、花そのものより赤色、黄色、紫色、白色などの包葉を楽しみます。ブーゲンビリアの花は0.5cmほどの白色(黄色)の花を付けます。ポインセチアの美しい花葉はPaper Flower とも呼ばれ世界中の人から親しまれ、観葉植物として人気があります。

プルメリア花画像

印度素馨プルメリア

 キョウチクトウ科プルメリア属(印度素馨Frangepani Plumeria rubra他)は中米熱帯地方が原産の双子葉、常緑(落葉)、小高木です。プルメリア属には約50種あります。プルメリアはキョウチクトウに似た植物で、同じキョウチクトウ科に属します。熱帯原産のプルメリアは夏に枝先に花茎を伸ばし多数の花を次々に咲かせます。プルメリアの花は5〜7.5cmで、キョウチクトウ科特有の筒状の合弁花で、回旋状で花弁は5裂しています。プルメリアの花色は赤色、白色、薄黄色、他ですが中心部が黄色、紅色などに彩られています。プルメリアの花は雌蕊1、雄蕊は5です。プルメリアの白い樹液は有毒ですが、香水、花飾り、医薬品としても多方面で利用されています。

アガパンサス花画像

紫君子蘭アガパンサス

 アガパンサス属ムラサキクンシランは南アフリカ原産の植物です。アガパンサス属ムラサキクンシランは単子葉植物網、ユリ科の植物で夏の初めに青色、白色の爽やかな花を咲かせます。アガパンサス属ムラサキクンシランは一般的にはアガパンサスと呼ばれ親しまれている花です。アガパンサス属ムラサキクンシランは公園や山の斜面などに栽培されていて、夏に咲く花は清涼な印象をあたえてくれます。それではアガパンサス属ムラサキクンシランを楽しむ花散歩に出かけましょう。

リンゴ白色花画像

白色花図鑑2に続く

「白色の花図鑑」の続きのページです。白色の涼し気で爽やかな花を更にお楽しみください

オオデマリ白色花画像

白色花図鑑3に続く

「白色の花図鑑2」の続きのページです。白色の涼し気で爽やかな花を更にお楽しみください

 白色の花図鑑は役に立ったでしょうか?白色の花図鑑のページの写真はすべてオリジナル写真で、当方が各地で撮影したものです。1枚でも気に入った白色の花図鑑の写真があれば光栄です。白色の花図鑑のページは、これからも充実していきますので楽しみにしてください。白色の花図鑑の写真と地図を片手に、皆様も白色の花散歩を楽しんでください。

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