ヤマハハコ花散歩
Flower Walking with Pearly Everlasting Anaphalis margaritacea
夏の高原や湖畔に咲くヤマハハコの真珠のような白い姿は可憐・ヤマハハコは夏の高原の花散歩の楽しみ
キク科ヤマハハコ属ヤマハハコ(山母子 Pearly Everlasting Anaphalis margaritacea)は日本などユーラシア、北アメリカが原産の双子葉、多年生、草本です。ヤマハハコの花はキク科特有の花で、管状花(筒状花)だけからできています。ヤマハハコの白く真珠のように輝く花は、世界中で愛されています。ヤマハハコの白く可愛いらしい花は、夏の花散歩の楽しみです。ヤマハハコをヤマハハコ花写真、ヤマハハコ花観察地図、ヤマハハコ花情報でお楽しみ下さい。
《ヤマハハコ属ヤマハハコ山母子 Pearly Everlasting Anaphalis margaritacea花写真・花観察地図》
上高地梓川河畔に咲くヤマハハコ花写真(撮影2013.8.28)
ヤマハハコ花観察地図上高地河童橋地図Map and Access to Kamikochi Kappa Bridge
キク科ヤマハハコ属ヤマハハコ(山母子 Pearly Everlasting Anaphalis margaritacea)は日本などユーラシア、北アメリカが原産の双子葉、多年生、草本です。ヤマハハコの茎は白い綿毛で覆われ、白いヴェールを被ったような白く美しい植物です。ヤマハハコは英語でPearly Everlasting Flower(真珠色の不朽の花)と呼ばれますが、その名に恥じない美しく可愛らしい花です。夏の終わりに上高地河童橋付近(標高約1500m付近)を花散歩していると、梓川の河畔に白色の真珠のヴェールに包まれたようなヤマハハコの花が咲いていました(撮影2013.8.28)。上高地梓川河畔に咲くヤマハハコの花は、梓川の清流に映えます。
八方尾根八方池近くに咲くヤマハハコ花写真(撮影2018.8.27)
ヤマハハコ花観察地図八方池地図Nagano Happoike Pond Map
ヤマハハコ(山母子 Pearly Everlasting Anaphalis margaritacea)は日当たりの良い山地の草原や水辺に生え、初夏から夏に白い綿毛に覆われた茎に披針形の葉を互生に付け、夏に白い総苞片に覆われた黄色い頭花(管状花)を散房状に付けます。夏の終わりに八方尾根にある八方池(標高約2060m付近)近くを花散歩していると、針の様に細い葉のヤマハハコの花が観察できました(撮影2018.8.27)。
《キク科ヤマハハコ属ヤマハハコ山母子 Pearly Everlasting Anaphalis margaritaceaの花情報・学名意味》
植物名 | キク科ヤマハハコ属ヤマハハコ 漢字 山母子 英語 Pearly Everlasting 中国語 珠光香青 |
学名 | Anaphalis margaritacea 他 |
科名 | キク科 |
属名 | ヤマハハコ属 |
花期 | 夏の花 |
花色 | 白色花 黄色花 |
原産 | 日本(高原)、中国、ユーラシア、北アメリカ |
観察 | 北海道、長野県、群馬県、富山県、岐阜県、秋田県 他 |
特徴 | 双子葉、多年生、草本、キク科、種子地下茎で増える、葉は披針形、茎綿毛、互生、30~70cm 花期夏、雌雄異株、花色、白色、黄色、白い総苞片の中に黄色い頭花、管状花(筒状花) 花期後痩果、観賞、食用、薬草、ドライフラワー、しおり、等 |
利用 | 庭園、公園、観賞、食用、薬草、ドライフラワー、しおり、等 |
学名 意味 |
ヤマハハコ=山母子、Pearly Everlasting=永遠に光り輝く真珠の様な 属名Anaphalis=from Greek 'ana'(=high)+'phalos'(=shining)=古ギリシャ語で「光り輝く」の意味 種名margaritacea=from Latin 'margaritacea'(=pearl like)=古ギリシャ語で「真珠のような」の意 |
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《ヤマハハコ属ヤマハハコ山母子 Pearly Everlasting Anaphalis margaritacea花写真・花観察地図》
上高地ウエストン碑近くに咲くヤマハハコ花写真(撮影2013.8.28)
ヤマハハコ花観察地図上高地ウエストン碑地図Map and Access to Weston Plaque
ヤマハハコAnaphalis margaritaceaは日当たりの良い山地の草原や水辺に生え、初夏から夏に白い綿毛に覆われた茎に披針形の葉を互生に付け、夏に白い総苞片に覆われた黄色い頭花(管状花)を散房状に付けます。ヤマハハコの花はキク科特有の花で、管状花(筒状花)だけからできています。ヤマハハコには、雄株と雌株があります。上高地ウエストン碑(標高約1500m)近くに咲くヤマハハコの花は、白色の総苞片が黄色い筒状花が取り囲みとても美しい姿で咲いていました(撮影2013.8.28)。
摩周湖畔に群落となって咲くヤマハハコの花写真(撮影2004.8.27)
ヤマハハコ花観察地図北海道摩周湖地図Hokkaido Lake Masu Map
ヤマハハコAnaphalis margaritaceaは日本では、北海道や長野県の山間部の日当たりの良い河原や草原で良く観察されます。ヤマハハコは主に種子、地下茎で増えます。冬に地下茎で過ごしたヤマハハコは初夏から夏に互生の被針状の葉を付けた茎を30cm~70cm程伸ばし、夏の終わりころ白色の総苞片に包まれた頭状花を散房状に付けます。ヤマハハコは地下茎で増え、大きな群落になって咲いている場合があります。夏の終わりに北海道摩周湖畔(標高約857m)を花散歩していると、ヤマハハコが大きな群落になって咲いている様子が観察できました(撮影2004.8.27)。摩周湖畔に群落となり咲くヤマハハコの花は、摩周湖の青い湖面を背景に白色に輝いて見えました。
《ヤマハハコ属ヤマハハコ山母子 Pearly Everlasting Anaphalis margaritacea花写真・花観察地図》
長野県山田牧場に咲くヤマハハコの群落写真(撮影2008.8.14)
ヤマハハコ花観察地図長野県山田牧場地図Nagano Yamada Cow Farm Map
ヤマハハコの属名Anaphalis=from Greek word 'ana'(=high)+'phalos'(=shining)=古代ギリシャ語で「光り輝く」の意味です。ヤマハハコ属は110種程が知られていますが、茎や葉が白色の綿毛で覆われ、白い総苞片に包まれた花が特徴です。ヤマハハコ属の植物は、白く光り輝いて見えます。夏に長野県山田牧場(標高約1600m)を花散歩していると、ヤマハハコの群落が白く輝いて見えました(撮影2008.8.14)。志賀高原の山間の緑色に包まれた山田牧場で、ヤマハハコの群落は白色に輝いて見えました。
万座温泉に咲くヤマハハコ花写真(撮影2007.8.17)
ヤマハハコ花観察地図万座温泉地図Gunma Manza-onsen Hot Spring Map
ヤマハハコ(山母子)の種名margaritacea=from Latin word 'margaritacea'(=pearly)=ギリシャ語で「真珠のような」の意味です。ヤマハハコの花や蕾は、確かに真珠のように丸く白色に輝いて見えます。夏に群馬県万座温泉熊四朗洞穴(標高約1870m)付近を花散歩していると、ヤマハハコの花が花茎の上部に白色の真珠のように散房状に並んで咲いていました(撮影2007.8.17)。万座温泉に咲くヤマハハコの花は白色に輝く真珠のように美しく見えました。
《ヤマハハコ属ヤマハハコ山母子 Pearly Everlasting Anaphalis margaritacea花写真・花観察地図》
志賀高原大沼池湖畔に咲くヤマハハコの花写真(撮影2007.8.16)
ヤマハハコ花観察地図志賀高原大沼池地図Shigakougen Onuma Pond Map
ヤマハハコAnaphalis margaritaceaは日本以外にもシベリア、北アメリカなどにも分布しています。アメリカ原住民はヤマハハコを、食用や医薬品としても利用していました。夏に志賀高原大沼池湖畔(標高約1694m)を花散歩していると、湖畔にヤマハハコの花が咲いていました(撮影2007.8.16)。志賀高原大沼池湖畔に咲くヤマハハコの花は、高原の湖畔の涼風に揺れていました。
北海道美幌峠に咲くヤマハハコの花写真(撮影2005.8.25)
ヤマハハコ花観察地図北海道美幌峠地図Hokkaido Bihoro-toge Pass Map
ヤマハハコAnaphalis margaritaceaの花色は白色に見えますが、花を包む総苞片の色です。本来の花は黄色く見える中心部の筒状花(管状花)です。ヤマハハコの管状花は黄色で5裂しています。ヤマハハコの白色の総苞片は本来の花ではありませんが、夏の日差しに輝く真珠のような美しさを持っています。夏の終わりに北海道美幌峠を花散歩していると、白色のヤマハハコが屈斜路湖を背景に輝いて見えました(撮影2005.8.25)。美幌峠(標高約525m)に咲くヤマハハコは葉が細長かったです。一般的に寒冷地のヤマハハコは葉が細いように思えます。
《ヤマハハコ属ヤマハハコ山母子 Pearly Everlasting Anaphalis margaritacea花写真・花観察地図》
八方尾根に咲く葉が細いヤマハハコ花写真(撮影2013.8.27)
夏の終わりに長野県八方尾根(標高約1850m付近)を花散歩していると、葉の細いヤマハハコの花が咲いていました。ヤマハハコAnaphalis margaritaceaはユーラシア大陸や北アメリカ大陸、ヨーロッパなどにも分布しているので、様々な形態があるのでしょう。八方尾根に咲く葉が細いヤマハハコの花はスマートに見えました。
乗鞍高原牛留池近くに咲くヤマハハコ花写真(撮影2016.7.28)
ヤマハハコ花観察地図乗鞍高原牛留池地図Nagano Norikurakougen Ushidomeike Pond Map
ヤマハハコは英語でPearly Everlasting Flower(真珠色の不朽の花)と呼ばれます。ヤマハハコの花は、海外ではドライフラワーとしても人気があります。ヤマハハコの花はドライフラワーにすると、真珠のように白く輝く姿を半永久的に保つことができます。夏に乗鞍高原牛留池(標高1590m付近)近くを花散歩していると、白色の可愛らしいヤマハハコの花蕾がありました(撮影2016.7.28)。
志賀高原大沼池に咲くヤマハハコ花写真(撮影2007.8.16)
キク科ヤマハハコ属ヤマハハコ(山母子 Pearly Everlasting Anaphalis margaritacea)は日本などユーラシア、北アメリカが原産の植物です。ヤマハハコの白色に輝く真珠のような花は世界中から愛されています。日本でもヤマハハコを「山母子」と記し、夏の草原や水辺に並んで咲く愛らしい花を愛おしんで来たようです。夏の終わりに志賀高原大沼池湖畔(標高約1694m)を花散歩していると、ヤマハハコの白く愛らしい花が並んで咲いていました(撮影2007.8.16)。志賀高原大沼池に咲くヤマハハコの花は、仲の良い母子のように見えました。
夏の草原や水辺を可愛らしい花で彩るヤマハハコ(山母子)は、夏の訪れを告げる花です。夏に咲くヤマハハコの花は高原の花散歩、夏の花散歩には、欠かせない植物です。同じキク科のノコンギクの花と同じ部分と、異なる部分を観察してみるのもおもしろいです。このページの中で皆様が気に入ったヤマハハコの花写真が、一枚でもあれば幸いです。
ヤマハハコ花散歩楽しんでもらえたでしょうか?ヤマハハコ(山母子)の可愛らしく美しい花は、夏の花散歩の楽しみです。皆様もこのページの地図を片手にヤマハハコ花散歩を楽しんでください。ヤマハハコ花散歩を楽しめば、体も心もリフレッシュできそうです。またヤマハハコは世界中で愛されている真珠のような花です。なお資料写真の背景がボケていますが、ヤマハハコの花が主役ですのでお許し下さい。よろしかったらホタルブクロ花散歩も眺めていってください。
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