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夏の図鑑

Summer Season Flower Book

夏の花は華やかで豪華、見ごたえがあります・夏の花図鑑を片手に夏の花散歩に出かけましょう

更新2024.08.02

 夏の花は、明るく爽やかです。日本列島各地に咲く夏の花を、写真図鑑でご案内します。日本列島各地に咲く夏の花は、華やかで豪華です。日本列島は意外に広く、多彩な気候帯(亜寒帯、温帯、亜熱帯、高山帯、等)にあるので、日本列島各地で様々な夏の花を楽しむことができます。夏の花図鑑を片手に、日本各地の夏の花散歩をお楽しみください。

《夏の花写真図鑑・お勧めの夏の花ページ・夏の花情報》

オオハマボウ花写真

大浜朴オオハマボウ

 夏に横浜海の公園の砂浜を花散歩していると、熱帯の海岸でよく見かけるオオハマボウの花がビーチを背景に咲いていました。アオイ科フヨウ属オオハマボウ(大浜朴Beach Hibiscus Hibiscus tilliaceus)は熱帯の沿岸部が原産の双子葉、常緑、小高木です。オオハマボウは沖縄ではユウナとも呼ばれ海岸に夏を告げる花として親しまれています。オオハマボウは、主に種子、挿し木で増えます。オオハマボウは、成長すると10m以上になることもあります。オオハマボウの葉は長さ7〜15cm程で大きな卵円形で、先が尖っています。オオハマボウの花はフヨウ属特有の花で、黄色(オレンジ色)のハイビスカスに似た大きな花が印象的です。オオハマボウの花はがく片5、花弁5、雄蕊多数雌蕊に合着、花柱5、子房5室です。オオハマボウは花期後、実を付けます。

ハクチョウソウ花画像

白鳥草ハクチョウソウ

 夏に三浦半島うみかぜ公園近くを花散歩していると、青空を背景に白色のハクチョウソウの花が羽ばたくように見えました。アカバナ科ガウラ属ハクチョウソウ(白鳥草Gaura lindheimeri)はヤマモモソウとも呼ばれ、北アメリカ原産の双子葉、多年生草本です。ハクチョウソウは根茎又は種子で殖え、1〜2mの花茎を伸ばし夏から秋に、白色又は赤色の白鳥が飛ぶ姿のような4枚の花弁の花を咲かせます。涼風に揺れるハクチョウソウの花は、涼しげで夏から秋に人気の花です。

キヌガサギク花画像

衣笠菊キヌガサギク

 夏に横浜新港中央広場を花散歩していると、オレンジ色のキヌガサギクの花が赤レンガ倉庫を背景に咲いていました。キク科ルドベキア属キヌガサギク(衣笠菊Black-Eyed-Susan Rudbeckia hirta 他)はアラゲハンゴンソウとも呼ばれ、北アメリカ中東部が原産の双子葉、一年生(多年生)、草本です。キヌガサギクは成長すると30〜100cm程で黄色(オレンジ色、紫色)のキク科特有の直径7〜10cm程の大きな花を咲かせます。キヌガサギクは主に種子で増えます。キヌガサギクは、春に発芽し、披針形、倒卵形の互生で表面がざらつく葉を茂らせ、夏から秋に毛に覆われた花茎を伸ばし、頭状花序の花を咲かせます。キヌガサギクの花はキク科特有の舌状花(黄色)と管状花(黒色、紫黒色)からできています。キヌガサギクは花期後、実(痩果)を付けます。キヌガサギクは夏から秋の花で、黄色く明るい花が人気です。

プルメリア花

印度素馨プルメリア

 キョウチクトウ科プルメリア属(印度素馨Frangepani Plumeria rubra他)は中米熱帯地方が原産の双子葉、常緑(落葉)、小高木です。プルメリア属には約50種あります。プルメリアはキョウチクトウに似た植物で、同じキョウチクトウ科に属します。熱帯原産のプルメリアは夏に枝先に花茎を伸ばし多数の花を次々に咲かせます。プルメリアの花は5〜7.5cmで、キョウチクトウ科特有の筒状の合弁花で、回旋状で花弁は5裂しています。プルメリアの花色は赤色、白色、薄黄色、他ですが中心部が黄色、紅色などに彩られています。プルメリアの花は雌蕊1、雄蕊は5です。プルメリアの白い樹液は有毒ですが、香水、花飾り、医薬品としても多方面で利用されています。

ヒマワリ花写真

向日葵ヒマワリ

 夏に富良野市を花散歩していると、1面に広がるヒマワリ畑が見事でした。夏を代表する花の一つ、ヒマワリの原産は北アメリカです。キク科ヒマワリ属ヒマワリ(学名Heliathus annuus)は英語でSunflowerと呼ばれます。ヒマワリはSunflowerと呼ばれるように、太陽に向かって咲く花です。夏の明るい日差しの中で咲くヒマワリの黄色く、黄金のように輝く花は世界中の人々から愛されています。人々を元気付けるヒマワリ花散歩は夏の楽しみです。ヒマワリ属ヒマワリの花を写真、ヒマワリの花散歩地図、ヒマワリの花情報でお楽しみ下さい。

コオニユリ花写真

小鬼百合コオニユリ

 夏に志賀高原にある長池湖畔を花散歩していると、オレンジ色のコオニユリの花が涼し気な長池を背景に咲いていました。ユリ科ユリ属コオニユリ(小鬼百合Leichtlins' Lily Lilium leichtlinii)は日本など東アジアの草原が原産の単子葉、多年生、草本です。コオニユリは冬を鱗茎で過ごし、初夏に互生の葉を付け、夏に高さ30cm〜100cm程の花茎を伸ばし花茎の上部に数個の花被片が反り返った紅色、オレンジ色の花を咲かせます。コオニユリの花はユリ科特有の筒状花で、花被片6、雌蕊1、雄蕊6です。夏山の湿地や草原を明るく飾るコオニユリの花は、夏の草原の女王です。夏のの草原に咲く可愛らしいコオニユリは、夏の草原散歩の楽しみです。コオニユリをコオニユリ花写真、コオニユリ花観察地図、コオニユリ花情報でお楽しみ下さい。

ハス花

ハス

 夏に横浜三渓園を花散歩していると、重要文化財の旧燈明寺三重塔を背景に薄紅色のハスの花が開きだしていました。ハス科ハス属ハス(蓮Lotus Nelumbo nucifera)はアジアが原産の双子葉、多年生、水生草本です。ハスは夏に単生の花茎を伸ばし、花茎の端頂に直径10〜20cm程の大きな花を咲かせます。ハスの花色は赤色、薄紅色、白色で香りも良いです。ハスの花はがく片2〜5、花弁10〜30、雄蕊多数です。ハスの雌蕊は漏斗形の花床が特徴で、5〜30の心皮が集合してできています。ハスは地下茎、茎、葉、花、種子などが食用、飲用、菓子、医薬品などとして多方面で利用されています。

ヤブカンゾウ花画像

藪萱草ヤブカンゾウ

 初夏に横浜山手にあるイタリア山庭園を花散歩していると、オレンジ色のヤブカンゾウの花がブラフ18番館を背景に咲いていました。ユリ科ワスレグサ属ヤブカンゾウ(藪萱草Kwanzo Hemerocallis fulva ver. kwanso 他)は中国北部が原産の単子葉、多年生、草本です。夏の草原や庭園、街路をオレンジ色の明るく華やかな花で飾るヤブカンゾウは世界中で愛されている花です。ヤブカンゾウは主に匍匐茎(根茎、稀に鱗茎)で増えます。ヤブカンゾウの葉は、根生葉で少し厚みがあります。ヤブカンゾウの花はユリ科特有の花で本来は花被片6枚ですが、八重(重弁)咲です。ヤブカンゾウの雄蕊は6、雌蕊は1です。ヤブカンゾウは3倍体の為に結実することはほとんどありません。ヤブカンゾウの明るく華やか花は、世界中で人気です。

ルリマツリ花画像

瑠璃茉理ルリマツリ

 夏に三浦半島馬堀海岸を花散歩していると、青空を背景に水色のルリマツリの花が咲いていました。イソマツ科ルリマツリ属アウリクラータ(Plumbago auriculata , Plumbago capensis )はルリマツリと呼ばれ、南アメリカ沿岸地方原産の双子葉、多年生、草本です。ルリマツリは塩分の多い沿岸地方に適応した植物で、海浜植物です。ルリマツリの澄んだ青色の花は、園芸植物としても人気が高いです。ルリマツリの花は温暖な、海沿いの青い空に涼しげに咲く花です。

ナツツバキ花写真

夏椿ナツツバキ

 初夏に鎌倉成就院を花散歩していると、弘法大師像を背景に白色のナツツバキの花が咲いていました。ツバキ科ナツツバキ属ナツツバキ(夏椿、沙羅Japanese Stewartia Stewartia pseudocamellia)は日本、朝鮮半島原産の双子葉、落葉、高木です。ナツツバキは成長すると、10〜15m程になります。ナツツバキは木肌が滑らかで、春に互生の黄緑色の葉を茂らせ、初夏から夏に葉脇から白色の5〜7cmほどの大きな花を咲かせます。ナツツバキの花は、ツバキ科特有の花で、花弁5、雌蕊1、雄蕊多数です。ナツツバキは沙羅樹とも呼ばれ、寺院で多く見かけます。ナツツバキの白色で爽やかな花は、初夏から夏の花散歩の楽しみです。

ハナショウブ花

花菖蒲ハナショウブ

 初夏に横須賀しょうぶ園を花散歩していると、薄紫色のハナショウブの花が見頃でした。アヤメ科アヤメ属ハナショウブ(花菖蒲Japanese Iris Iris ensata ver. ensata)は日本原産のノハナショウブの園芸品種で単子葉、多年生、草本です。冬を根茎で過ごし、春から初夏に剣形の葉を茎に互生し、初夏に40cm〜1m程の花茎を延ばします。ハナショウブは初夏に花茎の先に1個又は数個の花を総状に付けます。ハナショウブの花は青色、紫色、白色、黄色、他で直径10cm〜15cm程の大きさでアヤメ科特有の花被片6(外花被片3、内花被片3)です。ハナショウブの花は外花被片3が大きく先が広がり垂れ下がっています。ハナショウブの内花被片3は小さく、少し直立しています。ハナショウブの花柱は三分枝し、花弁状になっています。ハナショウブの雄蕊は3個で三分枝した花柱の下に付いています。

ヨツバシオガマ花写真

四葉塩釜ヨツバシオガマ

 夏に乗鞍山にある畳平を花散歩していると、薄紫色のヨツバシオガマの花が咲いていました。シソ目ハマウツボ科シオガマギク属ヨツバシオガマ(四葉塩釜Lousewort Pedicularis japonica)は日本の高山帯が原産の双子葉、多年生、草本です。ヨツバシオガマの花はシソ目特有の唇状の花で、がく片5、花弁5、雄蕊2、雌蕊先端2裂ですが合弁して筒状に見え、がく片5裂、花弁は長唇状で唇状花(上唇2は鳥のくちばし状、下唇3裂)に見えます。ヨツバシオガマは花期後実(刮ハ)を付けます。ヨツバシオガマの薄紫色の花色は美しく、高山の湿地を華やかに飾ります。ヨツバシオガマをヨツバシオガマ花写真、ヨツバシオガマ花観察地図、ヨツバシオガマ花情報でお楽しみ下さい。

アガパンサス花写真

紫君子蘭アガパンサス

 夏に横浜金沢区にある平潟湾の遊歩道を花散歩していると、涼し気な青色のアガパンサスの花が横浜シーサイドラインを背景に咲いていました。アガパンサス属ムラサキクンシランは南アフリカ原産の植物です。アガパンサス属ムラサキクンシランは単子葉植物網、ユリ科の植物で夏の初めに青色、白色の爽やかな花を咲かせます。アガパンサス属ムラサキクンシランは一般的にはアガパンサスと呼ばれ親しまれている花です。アガパンサス属ムラサキクンシランは公園や山の斜面などに栽培されていて、夏に咲く花は清涼な印象をあたえてくれます。それではアガパンサス属ムラサキクンシランを楽しむ花散歩に出かけましょう。

フェイジョア花写真

菲油果フェイジョア

 夏に横浜グランモールを花散歩していると、熱帯植物のフェイジョアの花が咲いていました。フトモモ科アッカ属フェイジョア(菲油果Feijoa Acca sellowiana)は南アメリカ原産の双子葉、常緑、低木です。フェイジョアの花は花弁4〜6で外側は白色で内側は赤紫色を帯びています。フェイジョアの花は両性花で、赤色の雄蕊多数が目立ちます。フェイジョアは花期後漿果を付けます。フェイジョアは熱帯亜熱帯が原産ですが、フェイジョアは比較的低温にも強く、生垣や庭木にも適しています。フェイジョアをフェイジョア写真、フェイジョア観察地図、フェイジョア情報でお楽しみ下さい。

ガクアジサイ花

額紫陽花ガクアジサイ

 初夏に横浜赤レンガパークを花散歩していると、青色の涼し気なガクアジサイの花が豪華客船を背景に咲いていました。アジサイ科アジサイ属ガクアジサイ(額紫陽花Gaku-Ajisai Hydrangea macrophylla)は日本、中国原産の双子葉、落葉性、小低木(潅木)です。ガクアジサイは周辺の装飾花はがく片で、中心の中性花を飾っています。ガクアジサイの花はがく片が大きく、花弁は目立ちません。ガクアジサイのがく片は4(1.4〜2.4cm)、花弁4〜5(2〜4mm)です。ガクアジサイの花の花柱は3、雄蕊10です。ガクアジサイの涼しげな花は、初夏、梅雨時の花として世界中で人気があります。

ランタナ花画像

七変化ランタナ

 夏に横浜汽車道を花散歩していると、黄色のランタナの花が大岡川に架かる国際橋を背景に咲いていました。シチヘンゲとも呼ばれるランタナLantana camaraの原産は、中南米の熱帯地方です。ランタナの花は「七変化」の名が示すように咲きはじめてから、時間とともに花の色が変化する植物です。ランタナの花は熱帯原産らしく、夏空を様々な色で彩る花として人気があります。またランタナには様々な昆虫も、集まります。ランタナの花を写真、ランタナの花散歩地図、ランタナの花情報でお楽しみ下さい。

《夏の花の特徴・夏の花の種類・夏の花情報》

名称 現代 夏花 日本語 仲夏花 英語 Summer Flowers 中国語 夏花
5月、6月、7月、May 、June、July、五月、六月、七月
西洋 バラ、ラベンダー、ユリ、カンナ、シロツメクサ、ブルーサルビア、ポピー、他
日本 アジサイ、ガクアジサイ、ナツツバキ、ハナショウブ、ヤブカンゾウ、ヤマユリ、
サルスベリ、ヒマワリ、アサガオ、ヒメシャラ、ニチニチソウ、ホオズキ、他
中国 ザクロ、フヨウ、キョウチクトウ、ヒナゲシ、スイレン、ハス、他
韓国 ムクゲ、ソバ、キスゲ、ウツギ、ヤマボウシ、他 
花色 白色:ナツツバキ、ヤマユリ、ヒメシャラ、スイレン、ハス、シロツメクサ、他
ピンク色:バラ、ポピー、サルスベリ、フヨウ、ムクゲ、ハマナス、ベゴニア、他
青色:メドーセージ、ヤグルマギク、アジサイ、ラベンダー、ブルーサルビア、他
赤色:バラ、ポピー、ザクロ、キョウチクトウ、アカツメクサ、カンナ、サルビア、他
紫色:ラベンダー、デュランタ、アゲラタム、トレニア、ギボウシ、ペチュニア、他
オレンジ色:カンナ、ヤブカンゾウ、ヒャクニチソウ、ランタナ、ノウゼンカズラ、他
黄色:ヒマワリ、キバナコスモス、マリーゴールド、ハイビスカス、オオハマボウ、他
気温 20℃〜35℃
特徴 強い日差しを好む(シロツメクサ、カンナ、サルビア、ポピー、ラベンダー、他)
高温を好む(カンナ、ムクゲ、ハス、キョウチクトウ、スイレン、ヒマワリ、他)
多湿を好む(アジサイ、ガクアジサイ、ハナショウブ、スイレン、ハス、他)
乾燥を好む(ローズマリー、サルビア、ラベンダー、ハマカンゾウ、ザクロ、他)
利用 庭園、庭木、茶花、生け花、観賞用、漢方薬、食用、医薬品、エネルギー、他
芸術 誕生花(薔薇、百合)、愛と美、ジューンブライド、睡蓮、絵画、音楽、他

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《夏の花写真図鑑・お勧めの夏の花ページ・夏の花情報》

キンレンカ花写真

金蓮花キンレンカ

 夏に長野県白樺湖畔を花散歩していると、赤色とオレンジ色のキンレンカの花がシラカンバ林を背景に咲いていました。ノウゼンハレン科キンレンカ属キンレンカ(金蓮花Garde Nastuatium Tropaeolum majus)はナスタチウムとも呼ばれ、中南米の高原地帯が原産の高さ30cm〜100cm程の双子葉、多年生(1年生)、草本です。キンレンカは主に種子で増え、春から初夏に互生円形の葉を付け、夏に葉脇から単生の花を咲かせます。キンレンカの花はキンレンカ属特有の花で、花弁5枚が基部で合着し、そのうち1枚は距と呼ばれる長い蜜壺になっています。キンレンカの花はがく片5、花弁5、雌蕊1(柱頭3裂)、雄蕊8です。キンレンカは食用、薬草、漢方薬としても利用されています。

フランネルフラワー花画像

輻射芹フランネルフラワー

 初夏が近いころ横浜赤レンガパークを花散歩していると、白色の涼し気なフランネルフラワーの花が咲いていました。セリ科アクティノータス属フランネルフラワー(輻射芹Flannel Flower Actinotus helianthi 他)はオーストラリア東部が原産の双子葉、多年生、草本です。初夏の庭園や街路を白色の太陽の様に明るい花と銀色の葉で飾るフランネルフラワーの花は、初夏から秋に咲く花です。フランネルフラワーは主に種子、挿し木で増えます。フランネルフラワーの花はキク科の花に似て見えますがセリ科の植物です。フランネルフラワーの花はセリ科特有の花で、6〜12枚の白色のネルの手触りの苞葉の中に傘形花序の小さな花をたくさん付けます。フランネルフラワーの明るく美しい花は、世界中で人気です。

サルスベリの花

百日紅サルスベリ

 夏に鎌倉本覚寺を花散歩していると、薄紫色のサルスベリの花が本堂を背景に咲いていました。夏の強い日差しに負けず涼しげに咲くサルスベリのピンク色の花は夏の楽しみです。サルスベリ(百日紅)の原産は中国南部で台湾、日本、朝鮮半島でも見られる花です。サルスベリ(Lagerstroemia indica)はミソハギ科の落葉樹で高さ6mにもなることがあります。サルスベリの幹は滑らかなので、猿滑(さるすべり)と書かれることがあります。サルスベリの花は花弁が6枚で、独特の縮れがおしゃれです。サルスベリの花を写真、サルスベリの花散歩地図、サルスベリの花情報でお楽しみ下さい。

デュランタ花写真

台湾連翹デュランタ

 夏の終わりに京都東本願寺境内を花散歩していると、濃い紫色のデュランタの花がお堂を背景に咲いていました。バーベナ科デュランタ属デュランタ(台湾連翹Skyflower Duranta erecta)は中南米が原産の高さ3〜6m程の双子葉、常緑(日本では落葉)、低木です。デュランタは主に種子、挿し木で増え、春から初夏に対生、惰円形(長楕円形)の葉を付け、夏から秋(熱帯では通年)に枝脇から多数の房状の花を多数付けます。デュランタの花色は青色、紫色、藤色で房状に咲く優雅な花は世界中で人気があります。デュランタの花はシソ目特有の花で、筒状で唇状になっています。デュランタの花はがく片5裂、花弁筒状5裂、雄蕊4です。デュランタの華麗な花は街路や庭園を美しく飾ります。

ノウゼンカズラの花

凌霄花ノウゼンカズラ

 夏に鎌倉妙本寺境内を花散歩していると、オレンジ色のノウゼンカズラの花が本堂を背景に咲いていました。日本で栽培されるノウゼンカズラの原産は中国です。ノウゼンカズラは平安時代に渡来してきたといわれています。鎌倉の古刹妙本寺にもノウゼンカズラの古い株があり、夏の鎌倉を綺麗に彩ります。ノウゼンカズラは双子葉植物で、つる性の植物です。ノウゼンカズラの総状花序に垂れ下がった赤いトランペット状の花は鮮やかで夏空に映えます。それではノウゼンカズラの花を楽しむ花散歩に出かけましょう。

トレニア花画像

夏菫トレニア

 夏に横浜新港中央広場を花散歩していると、菫色の涼し気なトレニアの花が咲いていました。ゴマノハグサ科トレニア属トレニア(夏菫 Wishbone flower Torenia fournieri)はインドシナ半島が原産の双子葉、多年生、草本です。トレニアは高さ15cm〜50cm程に育ちます。トレニアは主に種子で増え、春から夏に種子から発芽し、初夏から夏に対生の葉を茂らせ、夏から秋に花茎を伸ばしトレニア属特有の筒状の花を次ぎつきにつけます。トレニアの花色は青色、紫色、赤色、白色などがあります。トレニアの花はトレニア属特有の筒状の花で、左右相称で筒状花で、花弁は5裂(上唇2裂、下唇3裂)しています。トレニアは秋に種子を付けます。トレニアの筒状の紫色、ピンク色の花色は美しく、夏から秋の庭園を華やかに飾ります。

フヨウの花

芙蓉フヨウ

 夏に横浜山下公園を花散歩していると、白色のフヨウの花がマリンタワーを背景に咲いていました。アオイ科フヨウ属フヨウ(芙蓉Hibiscus mutabilis)は双子葉落葉小低木で、夏から秋に大型のハイビスカスに似た華やかな花を咲かせます。フヨウ(芙蓉Hibiscus)の花は古くから中国や日本で絵画や文学の題材にもされ、親しまれています。フヨウの花写真、フヨウの花散歩地図、フヨウの花情報でお楽しみ下さい。

ハマユウの花金沢八景

浜木綿ハマユウ

 夏に横浜金沢区にある平潟湾の遊歩道を花散歩していると、涼し気な白色のハマユウの花が横浜シーサイドラインを背景に咲いていました。ハマオモト属ハマユウ(浜木綿Spider Lily Crinum asiaticum)は日本の南部や、東アジア熱帯亜熱帯地方の沿岸部に自生する植物です。ハマユウの花は白く細い糸のようです。ハマユウの花が咲く頃、南の海では海水浴シーズンを迎えます。ハマユウはヒガンバナ科の植物で、根に毒があります。そのためPoison Bulb(毒球根)と評されることもありますが、夏の海岸の夕闇の中白く輝くハマユウの香りは素晴らしいです。夏の空と青い海が似合う、ハマユウの花を写真、ハマユウの花散歩地図、ハマユウの花情報でお楽しみ下さい。

ザクロ花写真

石榴ザクロ

 初夏に横浜金沢区にある平潟湾の遊歩道を花散歩していると、赤色のザクロの花が野島を背景に咲いていました。ミソハギ科ザクロ属ザクロ(石榴Pomegranate Punica granatum)は双子葉、落葉、小高木です。ザクロの原産はイランなど西アジアの温暖地域です。ザクロは成長すると約5mで、冬に葉を落とし、春に2〜8cmの倒卵形の鮮やかな緑色の葉を茂らせます。ザクロは初夏から夏に、長さ2〜3cmの先が丸みを帯びた赤色の筒鐘状の蕾をつけます。ザクロの花は直径3cm程の鐘状で鮮やかな赤色が印象的です。ザクロの花はがく片6、花弁6、雌蕊1、雄蕊多数、子房下位で上部6室、下部3室です。ザクロは秋に直径6cm程の表面がゴツゴツした実を実らせます。ザクロの紅色の蕾や花、実は世界中で親しまれています。

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ハマナスの花

浜茄子ハマナス

 夏にオホーツク海沿岸にある北浜駅から砂浜に降りると、ハマナスの花がオホーツク海を背景に咲いていました。日本の夏の海岸を赤く彩る、ハマナスの原産は日本、中国、ロシア、朝鮮半島などの東アジアです。バラ科バラ属ハマナス(学名Rosa rugosa)は北日本や東日本の海岸地方で良く見られ、夏に赤いバラの花に似た花を咲かせます。ハマナスの花は香りが良く、夏から秋にかけて赤い実(ローズヒップと呼ばれる)をつけます。花も実もかわいいハマナスの花散歩は夏の楽しみです。バラ属ハマナスの花を写真、ハマナスの花散歩地図、ハマナスの花情報でお楽しみ下さい。

ヒメシャラ花写真

姫沙羅ヒメシャラ

 初夏に横浜港の見える丘公園を花散歩していると、白色のヒメシャラの花が咲いていました。ツバキ科ナツツバキ属ヒメシャラ(姫沙羅Japanese Stewartia Stewartia monadelpha)は日本原産の双子葉、落葉、高木です。ヒメシャラの花期は初夏から夏で、花色は白色です。ヒメシャラの花はナツツバキの花に似ていますが、少し小型です。ヒメシャラの花は、ツバキ科特有の花で、花弁5、雌蕊1、雄蕊多数です。ヒメシャラは山や、寺院で多く見かけます。ヒメシャラの白色で可愛らしい花は、初夏から夏の花散歩の楽しみです。ヒメシャラをヒメシャラ花写真、ヒメシャラ花観察地図、ヒメシャラ花情報でお楽しみ下さい。

センニチコウ花

千日紅センニチコウ

 夏に長野県松本市を花散歩していると、紫色のセンニチコウの花が女鳥羽川を背景に咲いていました。ヒユ科センニチコウ属センニチコウ(千日紅Gomphrena globosa )はブラジル、パナマ、グアテマラ原産の双子葉、一年生草本です。センニチコウは葉が対生で高さが50cmほどで、夏から秋に真直ぐな花茎を伸ばし先端に直径2cmほどの円形の紫紅色の花を咲かせます。センニチコウの色鮮やかで愛らしい花は人気があります。センニチコウをセンニチコウ花写真、センニチコウの花散歩地図、センニチコウの花情報でお楽しみ下さい。

ムクゲの花

木槿ムクゲ

 夏に横浜山手にあるイタリア山庭園を花散歩していると、薄紅色のムクゲの花がブラフ18番館を背景に咲いていました。アオイ科フヨウ属ムクゲ(木槿Hibiscus syriacus)は東アジア原産の双子葉、落葉低木です。ムクゲはインド中国が原産の植物ですが、日本へは古い時代に渡来し、観賞用や茶花として好まれています。ムクゲはハイビスカス(フヨウ)の仲間です。ハイビスカスは夏から秋にかけて、白色、赤色、紫色などの直径10cm〜18cmほどのハイビスカスに似た花を咲かせます。ムクゲ花写真、ムクゲの花散歩地図、ムクゲの花情報でお楽しみ下さい。

イワタバコ花

岩煙草イワタバコ

 初夏に鎌倉東慶寺を花散歩していると、岩壁一面に紫色のイワタバコの花が咲いていました。イワタバコ科イワタバコ属イワタバコ(岩煙草Conandron ramondioides)は日本、台湾原産の双子葉、多年生、草本です。イワタバコは温暖な、湿った岩壁に成育します。イワタバコの葉は冬に枯れ根茎で過ごします。イワタバコは春に長さ5〜20cm程の根生葉を数枚出し、岩壁に垂らします。初夏に10cm〜15cm程の花茎を伸ばし、直径1〜1.5cm程の星型の花を多数咲かせます。イワタバコのがく片は5、花弁は合弁花で、先が5裂(星型)しています。雄蕊は5。イワタバコの花弁の色は紫色で稀に白色、ピンク色もあります。イワタバコの紫色の星屑のような涼しげな花は、初夏、梅雨時の花として人気があります。

《夏の花写真図鑑・お勧めの夏の花ページ・夏の花情報》

メランポジウム花写真

黄帝菊メランポジウム

 夏に横浜新高島駅前を花散歩していると、黄色のメランポジウムの花が咲いていました。キク科メランポジウム属メランポジウム(黄帝菊Butter Daisy Melampodium divaricatum)は中南米の熱帯地方が原産の高さ30cm程の双子葉、多年生(1年生)、草本です。メランポジウムは主に種子で増え、春から初夏に互生、惰円形(長楕円形)の葉を付け、夏から秋に広く分枝した葉脇から黄色く可愛らしい花を咲かせます。メランポジウムの花はキク科特有の花で、管状花と舌状花からできています。メランポジウムの花は外側に黄色い舌状花が取り巻き、中心部に黄色い管状花が密集しています。メランポジウムは暑さにも強く、グランドカバーとしても適しています。

バラ花横須賀港

薔薇バラ

 初夏に横須賀ヴェルニー公園を花散歩していると、横須賀港を背景に紫色のバラの花が咲いていました。バラ科バラ属バラ(薔薇RoseRosa)はヨーロッパ、アジアの温帯が原産の双子葉、低木、潅木です。バラの花はバラ科特有の離弁花で、がく片5、花弁5(八重咲きのものもある)、雄蕊多数です。バラの花色は基本は紅色ですが黄色、紫色、白色、オレンジ色など多くの色のバラがあります。バラの花は香りが良く香水として使われる他、食用、薬用、蜂蜜採取などにも使われ世界中で親しまれています。日本ではバラ属の中でハマナス、ノイバラ、サンショウバラなどが原産となっています。

ブルーサルビアの花

爽やかブルーサルビア

 夏に福島県裏磐梯を花散歩していると、ブルーサルビアの花とモンシロチョウが観察できました。ブルーサルビア(ケショウサルビア)はシソ科サルビア属の植物です。ブルーサルビアはケショウサルビア、サルビア・ファリナセアSalvia farinaceaなどとも呼ばれています。Salvia farinaceaは一般的にはブルーサルビアと呼ばれ、夏に咲く青く爽やかな花は人気があります。夏空のもとで咲くブルーサルビアの花は、昆虫たちにも人気の花のようです。夏の空が似合う、ブルーサルビアの花を写真、ブルーサルビアの花散歩地図、ブルーサルビアの花情報でお楽しみ下さい。

キンシバイの花

金糸梅キンシバイ

 初夏に三浦半島にある観音崎公園を花散歩していると、黄色のキンシバイの花が青空を背景に咲いていました。日本で栽培されるキンシバイの原産は中国です。キンシバイは江戸時代に渡来してきたといわれています。キンシバイ(Hypericum patulum)はオトギリソウ属の半落葉小低木で、初夏から夏に黄色く大きな5弁の花を咲かせます。キンシバイは各地の公園や寺社で栽培されていています。キンシバイの花は初夏から夏の花散歩には欠かせない花です。それでは各地のキンシバイの花を楽しむ花散歩に出かけましょう。オトギリソウ属キンシバイの花写真、キンシバイの花散歩地図、キンシバイ花情報でお楽しみ下さい。

ムラサキカタバミ花写真

紫片喰ムラサキカタバミ

 初夏に京都祇園から祇園白川沿いを花散歩していると、薄紅色のムラサキカタバミの花が咲いていました。カタバミ科カタバミ属ムラサキカタバミ(紫片喰Lavendersorrel Oxalis corymbosa)は南アフリカ原産の双子葉、多年生、草本です。ムラサキカタバミは冬を地下の鱗茎で過ごし、春に三出複葉のハート形の三つ葉を茂らせ、初夏から夏に葉の間から花柄を伸ばし傘形花序の花を次々に咲かせます。ムラサキカタバミの花色は紫色、赤色、白色などです。ムラサキカタバミの花は、カタバミ科特有の花でがく片5、花弁5、雌蕊5(5心皮)、雄蕊10です。道端や土手に咲くムラサキカタバミのかわいらしい花は初夏から夏の花散歩の楽しみです。

クレマチス花写真

鉄線クレマチス

 初夏に横浜山下公園を花散歩していると、紫色のクレマチスの花がマリンタワーを背景に咲いていました。キンポウゲ科センニンソウ属クレマチス(Clematis Clematis patens他)は日本などが原産の双子葉、蔓性、多年草植物です。クレマチス属は世界中で300種ほどが知られています。クレマチスの花色は白色、紫色、青色、赤色などです。クレマチスの花は、キンポウゲ科特有の花でがく片4〜8、花弁なし、雌蕊多数(多心皮)、雄蕊多数です。日本原産のクレマチス属にはカザグルマ、センニンソウ、クサボタンなど美しい品種が多く世界から注目されています。クレマチスの美しく華やかな花は、世界中で親しまれています。クレマチスをクレマチス花写真、クレマチス花観察地図、クレマチス花情報でお楽しみ下さい。

《夏の花写真図鑑・お勧めの夏の花ページ・夏の花情報》

ハコネウツギ花画像

箱根空木ハコネウツギ

 初夏に京都嵯峨野にある野宮神社近くを花散歩していると、白色から薄紅色に変色するハコネウツギの花が咲いていました。スイカズラ科タニウツギ属ハコネウツギ(箱根空木Japanese Weigela Weigela coraeensis 他)は日本が原産の双子葉、落葉、灌木です。初夏の海岸や水辺、山際を優雅な花で飾るハコネウツギの花は、初夏から梅雨時に咲く花です。ハコネウツギは主に、挿し木や種子で増えます。ハコネウツギの花は咲き始めは白色で、徐々に赤味を帯びて来ます。ハコネウツギの花はスイカズラ科特有の花で、がく片5、花弁筒状で合弁5裂、雌蕊1、雄蕊5です。ハコネウツギの美しく優雅な花は、世界中で人気です。

オシロイバナ花写真

白粉花オシロイバナ

 夏の終わりに京都祇園白川沿いを花散歩していると、涼し気な白色のオシロイバナの花が白川の流れを背景に咲いていました。オシロイバナ科オシロイバナ属オシロイバナ(白粉花Four O'clock Flower Mirabilis jalapa)はメキシコなど南アメリカが原産の双子葉、多年生(1年生)、草本です。オシロイバナは、主に種子、根茎で増えます。オシロイバナは、中国では漢方薬として知られています。オシロイバナは春に種子が発芽し、初夏から夏に対生の卵状三角形の葉を茂らせます。オシロイバナは夏の終わりから秋に茎先や葉脇に先端が5裂した花を咲かせます。オシロイバナの花はオシロイバナ科特有の花で、花弁は無く花弁に見える筒状の花はがく片です。がく片に見える5裂したものは総苞です。オシロイバナはがく片5、花弁0、雄蕊5、雌蕊1です。オシロイバナは花期後、黒色の実を付けます。

アカツメクサ花写真

赤爪草アカツメクサ

 初夏に三浦半島にある観音崎公園を花散歩していると、アカツメクサの花が海と観音崎灯台を背景に咲いていました。マメ科シャジクソウ属アカツメクサ(赤爪草Red Clover Trifolium pratense)はヨーロッパ、西アジア、アフリカ北部が原産の双子葉、多年生、草本です。アカツメクサはムラサキツメクサとも呼ばれ、高さ20cm〜80cm程の株となり草原や牧草地などに群生します。アカツメクサの葉は三つ葉状で茎に互生します。アカツメクサは初夏から夏に茎先に2〜3cm程の毬状の薄赤色、薄紫色の花を次々に付けます。アカツメクサの花はマメ科特有の花で、蝶形花冠、花弁5(旗弁1、翼弁2、舟弁2)、雌蕊1、雄蕊10です。薄紫色の可愛らしい花が咲くアカツメクサは、世界中で愛され利用されています。草原に咲く可愛らしいアカツメクサは、夏の花散歩の楽しみです。

ネジバナ花写真

捩花ネジバナ

 初夏に横浜港の見える丘公園を花散歩していると、薄紅色のネジバナの花がラン科ネジバナ属ネジバナ(捩花Chinese Spiranthes Spiranthes chinensis)は日本などユーラシア大陸原産の単子葉、多年生、宿根性、草本です。ネジバナは成長しても10〜30cm程の野生のランです。人参のような宿根で冬を過ごし、春から初夏に根生葉を茂らせ、初夏から夏に10cm〜30cm程の花茎を伸ばし桃色(赤色、白色)の小さな花をらせん状に付けます。ネジバナの花は、ラン科特有の花で、花被片6(外花被片3、内花被片3)、雌蕊、雄蕊は合体し蕊柱となっています。ネジバナの可愛らしく美しい花は世界中で愛されています。ネジバナの桃色(赤色、白色)で可愛いい花は、初夏から夏の花散歩の楽しみです。

カンナの花と横浜八景島

阿蘭陀壇特カンナ

 夏に横浜八景島を花散歩していると、海を背景にオレンジ色のカンナの花が咲いていました。カンナの花は夏の花として人気の花です。カンナCannaの原産は熱帯アメリカで、東インドを経由してヨーロッパに紹介された花です。カンナは熱帯原産のために高温と強い日射を好みます。カンナは日本には江戸時代にヨーロッパからもたらされ、多くの品種も造られています。カンナの花は赤色、黄色のものが多く夏の元気を運ぶ花です。カンナは葉も美しく、観葉植物や食用としても使われます。カンナの花を写真、カンナの花散歩地図、カンナの花情報でお楽しみ下さい。

クチナシ花写真

梔子クチナシ

 初夏に横浜山下公園を花散歩していると、白色のクチナシの花が「赤い靴を履いた女の子の像」を背景に咲いていました。アカネ科クチナシ属クチナシ(梔子Cape Jasmine Gardenia jasminoides)は日本など東アジア原産の双子葉、常緑、低木(灌木)です。クチナシは成長しても1〜1.5m程で庭木として人気があります。クチナシは常緑の光沢のある葉が美しく、初夏から夏に枝先や枝腋から花柄を伸ばし1個の花を咲かせます。クチナシの花色は白色で、香りがよいのが特徴です。クチナシの花は、リンドウ目特有の花でがく片6、花弁筒状6裂、雌蕊1(棍棒状)、雄蕊6です。クチナシは秋に黄色から橙色の実を付けます。クチナシの実は古代から、漢方薬や染料として重宝されています。

ホタルブクロ花写真

蛍袋ホタルブクロ

 初夏に鎌倉成就院を花散歩していると、薄紅色のホタルブクロの花が文覚上人荒行像(レリーフ)の隣に咲いていました。キキョウ科ホタルブクロ属ホタルブクロ(蛍袋Spotted Bellflower Campanula punctata)は日本、朝鮮半島、中国など東アジア原産の双子葉、多年生、草本です。ホタルブクロは冬を宿根で過ごし、春に互生の毛におおわれた葉を茂らせ、初夏から夏に葉の花茎を伸ばし釣り鐘状の下向きに咲く花を次々に咲かせます。ホタルブクロの花色は紫色、白色などで、赤色の斑点があるのが特徴です。ホタルブクロの花は、キキョウ科特有の花でがく片5、花弁筒状5裂、雌蕊3裂、雄蕊5です。蛍が飛ぶ頃に道端や土手、庭園に咲くホタルブクロのかわいらしい花は初夏から夏の花散歩の楽しみです。

ヤブランの花

藪蘭ヤブラン

 夏に横須賀ヴェルニー公園を花散歩していると、薄紅色のヤブランの花が咲いていました。スズラン亜科ヤブラン属ヤブラン(藪蘭Liriope muscari)は、日本や東アジアの森林下草として自生する植物です。ヤブランは単子葉類常緑多年草で、夏から秋にジャノヒゲの花に似た薄紫色の涼しげな花を咲かせます。またヤブランは晩秋から冬に緑色、黒色のきれいな実を稔らせます。庭を彩る園芸用下草としても人気のヤブランの花実写真、ヤブランの花実散歩地図、ヤブランの花実情報でお楽しみ下さい。

ヘクソカズラの花

屁糞葛ヘクソカズラ

 夏に横浜汽車道を花散歩していると、赤紫色の可愛らしいヘクソカズラの花が海を背景に咲いていました。アカネ科ヘクソカズラ(屁糞葛Paederia scandens)の花は、万葉集にも詠まれている私たちに身近な花です。ヘクソカズラは日本全国、アジア、ポリネシア、ハワイ諸島などに自生する双子葉、つる性の多年草です。ヘクソカズラは葉や茎に悪臭がありますが、夏から秋に咲くラッパ状の白く中心が赤紫色のおしゃれな花は、とても綺麗です。

《夏の花写真図鑑お勧めのページ・夏の花写真図鑑案内》

ヒマワリ花画像

夏花夏の公園花図鑑

 夏の公園に咲く花は、力強く華やかです。日本各地の公園に咲く夏の花を、夏の公園花写真図鑑でご案内します。日本各地の身近な公園に咲く夏の花を写真図鑑と、夏の花の観察地の地図でご覧下さい。夏の公園に咲く赤色、青色、白色、黄色、紫色、オレンジ色、ピンク色の色鮮やかな夏の花を写真図鑑でお楽しみください。皆様も夏の公園花図鑑を片手に、地元の公園花散歩を楽しみましょう。

イワギキョウ花画像

高山高山植物図鑑

 日本の高山地帯は自然が厳しいですが、短い夏に咲く高山植物の花は美しくけなげです。美しい日本列島の高山帯を、花散歩してみましょう。高山帯で普段見ることのできない高山植物や、美しい風景に出会えたら幸せですね。それでは、高山植物花散歩に出かけましょう。

ハイビスカス花画像

熱帯熱帯植物図鑑

 日本列島は一般的には狭いと言われますが、分布する植物は熱帯、亜熱帯、温帯、亜寒帯、高山植物など、世界でも豊富で多様な植物が分布しています。今日は日本列島付近で観察される熱帯、亜熱帯が原産の植物を紹介いたします。熱帯亜熱帯花散歩で、普段見ることのできない花々や美しい風景に出会えたら幸せですね。熱帯亜熱帯植物の写真と撮影地の地図、交通アクセスも用意しました。皆様も熱帯亜熱帯植物花散歩に出かけましょう。

ハマダイコン花画像

海浜海浜植物図鑑

 日本列島は四面を海に囲まれている国です。日本列島の沿岸に咲く美しい四季の花々を紹介しながらの海浜植物花散歩を楽しんでください。海浜植物の写真、海浜植物の撮影場所の便利な地図や交通アクセスも用意しました。皆様も海浜植物花散歩を楽しんでください。

ニッコウキスゲ花画像

高原高原の花図鑑

 日本の高原山麓は四季折々の自然や、花々が美しい場所です。美しい日本列島の四季を感じながら、日本各地の高原山麓を花散歩してみましょう。普段見ることのできない高原山麓の花々を、写真図鑑にしました。高原山麓の花々の写真と撮影地の地図、交通アクセスを用意しました。それでは、高原山麓の花図鑑をご覧下さい。

タチバナ花画像

図鑑万葉植物図鑑

 万葉集は7世紀前半から759年までの約130年間の日本最古の和歌集です。万葉集には天皇から庶民まで各階層、東北から九州まで各地域の和歌約4500首が収められています。万葉集には植物が詠われているものも多く、約180首が挙げられます。当時万葉集に詠われた植物名が不明なものもありますが、万葉に読まれた植物をいくつか紹介したいと思います。万葉の植物を写真と花観察地図、万葉の花情報で案内いたします。

カキツバタ花画像

水辺湖畔水辺の花図鑑

 日本の湖畔や水辺は涼しげで、花々が美しい場所です。美しい日本列島の四季を感じながら、日本各地の湖畔や水辺、湿原を花散歩してみましょう。普段見ることのできない湖畔や水辺の花々を、写真図鑑にしました。湖畔水辺の花々の写真と撮影地の地図、交通アクセスを用意しました。それでは、湖畔水辺の花図鑑をご覧下さい。

ネモフィラ花写真

鮮やか花色図鑑

 日本列島各地に咲く、色とりどりの花は華やかで美しいです。約300種類の日本列島に咲く花を、花の色ごとに分類しまとめてみました。日本列島に咲く色とりどりの花を、花色ごとにお楽しみください。日本列島各地に咲く花を、多数の写真で花色ごとにまとめてあります。日本の花色を、多数の花写真図鑑でお楽しみください。

ペチュニア花写真

分類科の花図鑑

 各地に咲く、科ごとの花は華やかで美しいです。日本列島に咲く花を、花の科ごとに分類しまとめてみました。日本列島に咲く科ごとの花を、豊富な写真図鑑でお楽しみください。日本列島各地に咲く花を、多数の写真図鑑で科ごとにまとめてあります。日本に咲く花の科ごとの花図鑑を、お楽しみください。

コオニユリ花写真

分類夏の花旅花散歩

 日本列島各地から、夏の花のたよりが届いてきました。日本列島も意外に広く、沖縄と北海道では夏でも気象条件が異なります。各地の天気や気候を確認して、夏の花散歩に出かけると良いですね。夏は花旅や花散歩、登山、海の花散歩など屋外でのレジャーに最適な季節です。各地の夏の花旅、花散歩を写真と地図を見ながら素晴らしい夏をゆっくり楽しんでください。

プルメリア花画像

夏の花図鑑2に続く

「夏の花図鑑2」は「夏の花図鑑」の続きのページです。「夏の花写真」がこちらにも多数ありますので、こちらもご覧ください

 夏の花図鑑を、楽しんでもらえたでしょうか?日本列島各地に咲く夏の花は、涼し気で色鮮やかです。日本列島の夏の花は多彩で、変化に富んでいます。このページの夏の花写真図鑑は、全て私たちが現地取材して撮影したものです。夏の花の写真図鑑の中で、1枚でも気に入った写真があれば光栄です。夏の花散歩の写真図鑑を片手に、皆様も日本各地の夏の花散歩をお楽しみ下さい。

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