正月の花図鑑
New Year Season's Flower Book
正月の花散歩は清楚で、明るい花と美しい実が楽しみ・各地の正月の花散歩に出かけましょう
更新2024.10.01
正月の時期は寒い時期ですが各地で、少しずつ日が伸び美しい実や華やかな花が咲きだします。今日は正月の時期に見頃を迎える花や実を、皆様に紹介いたします。正月の時期に咲くの花の写真と撮影地の地図、交通アクセスも用意しました。皆様も正月の花図鑑を片手に、正月の花散歩に出かけましょう。また正月の時期に稔る、赤色の実や黄色の実も楽しみです。
《正月の花実写真図鑑・正月の花実情報・正月の花お勧めのページ》
日本水仙ニホンズイセン花散歩
ヒガンバナ科スイセン属ニホンズイセン(日本水仙Narcissus tazzetta ver. chinensis)は地中海原産の単子葉、多年生草本の植物です。ニホンズイセンは主に鱗茎(球根)で増え、初冬に厚みのある扁平な葉を20〜50cmほど延ばします。ニホンズイセンは初冬から春にかけての寒い季節に花茎を伸ばし、白色の花を咲かせます。ニホンズイセンの花は直径3cm〜5cmほどで、3枚の花弁、顎片3を付けます。ニホンズイセンの花は中心に黄色い筒状の副花冠があり、雌しべ1雄しべ6です。ニホンズイセンの花は香りが良く、。寒い季節に咲くニホンズイセンの清々しい花は、冬から春の花散歩の楽しみです。
福寿草フクジュソウ花散歩
キンポウゲ科フクジュソウ属フクジュソウ(福寿草Amur adonis Adonis amurensis 他)は日本など東アジア原産の双子葉、多年生、草本です。早春の山麓や里の草地を黄色く飾るフクジュソウの花は、春の花散歩の楽しみです。フクジュソウは、主に種子、株分けで増えます。フクジュソウは、早春に葉が出る前に茎先に黄色い花を咲かせます。フクジュソウの花色は黄色で、稀に紅色、白色のものもあります。フクジュソウの花はキンポウゲ科特有の花構造で、花被片多数(がく片5〜8、花弁5〜24)、雄蕊多数、雌蕊複数個の花を咲かせます。フクジュソウは花期が終わる頃、枝に互生二回羽状複葉の葉を付けます。
南天ナンテン花実散歩
メギ科ナンテン属ナンテン(南天Nandina domestica)は東アジア原産で双子葉、常緑低木樹の植物です。ナンテンは古い時代に中国から渡来したと言われています。ナンテンは中国名の南天竹から、日本では南天と漢字でかかれます。ナンテンは庭園に植えられていることが多く、薬草としても有名です。初夏に咲くナンテンの白い花はとても気品があり、秋から冬に稔る赤色の実はとても美しいです。ナンテンの花と実は四季の花実散歩の楽しみです。ナンテン花実写真、ナンテンの花実散歩地図、ナンテンの花実情報でお楽しみ下さい。
ミカン科ミカン属タチバナ(橘Tachibana Orange Citrus Tachibana他)は中国が原産の双子葉、常緑、小高木で、約2000年前に日本にやってきた植物と思われます。タチバナは成長すると2〜4m程で、黄オレンジ色の食用になる美しい実を付けます。タチバナは常緑で濃い緑色の葉を付け、初夏に白色の香りの良い花を咲かせます。タチバナの花はミカン科特有の花でがく片5、花弁5、雄蕊20〜25、子房5〜7室です。タチバナは花期後黄(オレンジ色)の3cm程の実を付けます。タチバナの香りの良い花と実は、四季の花散歩の楽しみです。タチバナをタチバナ花実写真、タチバナ花実観察地図、タチバナ花実情報でお楽しみ下さい。
藪椿ヤブツバキ花散歩
ツバキ科ツバキ属ヤブツバキ(藪椿Camellia japonica)は日本などの東アジア原産の双子葉、高木常緑樹の植物です。ヤブツバキは主に種子で増え、樹高5m〜6mほどの高木になります。ヤブツバキの枝はよく分かれ、互生の厚く表面に光沢のある深緑色の葉を付ける。ヤブツバキは冬から春に小枝の先に、5cm〜7cmの5枚の花弁が合着した赤い花をつけます。ヤブツバキの雌しべは柱頭が3〜4に分かれ、雄しべは多数で基部で合着しています。ヤブツバキ翌年の夏から秋に直径4〜5cmほどの大きさの実(果実)を稔らせます。ヤブツバキの果実の中には油分の多い種子があり、種子から椿油を採取します。
茶樹チャノキ花散歩
ツバキ科ツバキ属チャノキ(茶樹Camellia sinensis)は、中国南部原産の双子葉常緑樹の植物です。チャノキは東アジア、インド、台湾、日本などでも栽培され、緑茶、紅茶、ウーロン茶などに加工され世界中で飲用されています。チャノキの若芽にはカフェインが多く含まれ嗜好品としても好まれています。またチャノキは秋から冬に白色(薄黄色)の爽やかな花を咲かせます。チャノキ花写真、チャノキ花散歩地図、チャノキ花情報でお楽しみ下さい。
センリョウ科センリョウ属センリョウ(千両Sarcandra glabra)は日本など東アジア原産の双子葉、常緑、小低木です。センリョウは正月の庭園を赤色、黄色の美しい実で飾ります。センリョウは主に種子、挿し木で増えます。センリョウは成長すると50cm〜1m程になります。センリョウの葉は対生で鋸歯があります。センリョウの花期は6月〜7月頃で穂状花序の黄緑色の花を咲かせます。センリョウの花はセンリョウ科特有の原始的な花で花弁は無く雌雄花合生で雄蕊1、子房1(無花柱)です。センリョウは10月から2月頃直径5mm〜6mmほどの赤色、黄色の小さな実(果実)を茎先に付けます。
ヤブコウジ科ヤブコウジ属マンリョウ(万両Ardisia crenata)は日本などの東アジアからインド原産の双子葉、常緑小低木の植物です。マンリョウは主に種子で増え、樹高50cm〜1mほどで幹を伸ばし先端に互生の葉を付けます。マンリョウは夏に小枝の先に白い花(花冠5裂、顎片5裂)をつけます。マンリョウは晩秋から冬に直径6mmほどの大きさの赤い実(核果・液果)を稔らせます。マンリョウの寒い冬の季節に赤く美しい実は、冬の花実散歩の楽しみです。
石斛蘭デンドロビウム花散歩
ラン科セッコク属デンドロビウム(石斛蘭 Dendrobium Dendrobium nobile 他)は東アジアが原産の単子葉、常緑、多年草です。セッコク属には、デンドロビウム・ノビルなど1200種程が知られています。デンドロビウムは主に種子、バルブ(偽鱗茎)で増えます。デンドロビウムの美しい花は、早春から春の窓辺や室内を明るく飾ります。デンドロビウムは着生蘭ですが、比較的低温にも強く育てやすいランです。デンドロビウムの葉は、太く発達したバルブから互生の葉を付けます。デンドロビウムの花はラン科特有の花で、花弁6(外花被片3、内花被片3)です。デンドロビウムの花は内花被片3が発達し、特に唇弁が大きく前方に突きだしているのが特徴です。
葉牡丹ハボタン花葉散歩
アブラナ科アブラナ属ハボタン(葉牡丹Ornamental Kale Brassica oleracea)はヨーロッパ南西部原産の双子葉、二年生、草本です。ハボタンは野生のキャベツ(野生甘藍Wild cabbageBrassica oleracea)から品種改良されたもので、冬場の観葉植物として重宝されています。ハボタンは主に種子で増えます。ハボタンは成長すると20cm〜80cm程になります。ハボタンの茎は短くロゼット状で生育し、葉は広く肉厚です。ハボタンは春に1m程の花穂を伸ばし、黄色い花を咲かせます。ハボタンの花はアブラナ科特有の十字花で、顎片(外花被片)4、花弁(内花被片)4で雌蕊1、雄蕊6、子房1室です。ハボタンの実はアブラナの実(菜種)と似ており、数個の油成分を多く含む種子ができます。
《正月の花の特徴・正月の花の種類・正月の花情報》
名称 | 現代 正月の花 日本語 新春花 英語 Newyear Flowers 中国語 春節花 |
月 | Janualy、February、 一月、二月、 睦月、如月、 正月、春節 |
西洋 | スイセン、フリージア、シクラメン、クリスマスローズ、ポインセチア、焼栗、ホットチョコ、他 |
日本 | フクジュソウ、ヤブツバキ、ハボタン、スイセン、サザンカ、ナンテン実、餅、春の七草、他 |
中国 | キンカン、新竹、ウメ、ダリア、年花、スイセン、ポインセチア、爆竹、年夜飯、他 |
韓国 | ウメ、ツバキ、サザンカ、フクジュソウ、トウガラシ実、、茶礼、薬食、トックッ、他 |
花色 | 白色:ウメ、ツバキスイセン、チャノキ、サザンカ、シクラメン、ビワ、ヤツデ、他 ピンク:ストック、シクラメン、サザンカ、クリスマスローズ、オトメツバキ、他 青色:パンジー、スミレ、リンドウ、ジャノヒゲ実、シャリンバイ実、他 赤色:サザンカ、ヤブツバキ、シクラメン、ポインセチア葉、アロエ、マンリョウ実、他 紫色:パンジー、ジャノメエリカ、ストック、クリスマスローズ、スミレ、シンビジウム、他 オレンジ色:センリョウ実、タマサンゴ実、ツワブキ、カキ実、アロエ、サガギク、キク、他 黄色:フクジュソウ、ロウバイ、ダイダイ実、イソギク、ツワブキ、トウガラシ実、キク、他 |
気温 | −5℃〜10℃ |
特徴 | ・低温を好む(サザンカ、クリスマスローズ、シクラメン、パンジー、他) ・日照を好む(スイセン、アロエ、ジャノメエリカ、ストック、スミレ、他) ・木本(ロウバイ、ウメ、ツバキ、サザンカ、ヤツデ、センリョウ、他) |
利用 | 庭園、庭木、茶花、生け花、観賞用、漢方薬、食用、酒造、創薬、バイオエネルギー、他 |
芸術 | 誕生花(スイセン、フリージア)、絵画(ツバキ、クリスマスローズ)、音楽(ツバキ)、他 |
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《正月の花実写真図鑑・正月の花実情報・正月の花お勧めのページ》
山茶花サザンカ花散歩
ツバキ科ツバキ属サザンカ(山茶花Camellia sasanqua)は日本を含む東アジア原産の双子葉、樹高5mに成長する常緑広葉樹の植物です。サザンカの葉は光沢があり、鋸歯があります。サザンカは木枯らしの吹き出す晩秋から冬の寒い季節に白色、赤色の同属のツバキに似た花を咲かせます。サザンカの花は直径5cm〜7cmほどで、5〜7枚の花弁、顎片5〜多数を付け、中心に雌しべと多数の雄しべが密集しています。サザンカの花はツバキのように花弁が基部で繋がらず、ばらばらに散るのが特徴です。寒い季節に咲くサザンカの華やかな花は、晩秋から冬の花散歩の楽しみです。
蝋梅ロウバイ花散歩
ロウバイ科ロウバイ属ロウバイ(蝋梅Japanese AallspiceChimonanthus praecox 他)は中国原産の双子葉、落葉、低木です。早春の山麓や里を黄色く飾る香りの良いロウバイの花は、春の花散歩の楽しみです。ロウバイは、主に種子、接木で増えます。ロウバイは秋に落葉し、早春に葉が出る前に枝に多数の黄色い花を一斉に咲かせます。ロウバイの花色は黄色(中心部暗紫色のものあり)で、稀に白色のものもあります。ロウバイの花はロウバイ科特有の花構造で、花皮片が多数です。ロウバイは花被片多数、雄蕊数個、雌蕊数個の花を咲かせます。ロウバイは花期が終わる頃、枝先に対生の比較的大きな葉を付けます。
青木アオキ花実葉散歩
ガリア科アオキ属アオキ(青木Japanese laurelAucuba japonica)は日本原産の双子葉、常緑、小低木です。アオキは成長すると1〜3m程になり主に種子、挿し木で増えます。アオキはその名の通り冬でも青色=濃緑色の美しい葉が特徴の小低木です。アオキは雌雄異株で、春に新芽が出る頃紫色、褐色の小さな花を多数付けます。アオキの花色は紫色のものが多いですが、褐色のものもあります。アオキの花はガリア科特有の花被片4、子房下位で、雌雄異株です。アオキは翌年冬に赤色、緑色の色鮮やかな1cm程の実(液果)を付けます。アオキをアオキ花実写真、アオキ花実観察地図、アオキ花実情報でお楽しみ下さい。
西洋躑躅アザレア花散歩
ツツジ科ツツジ属アザレア(西洋躑躅Belgian Azalea Rhododendron simsii 他)は日本など東アジアが原産のツツジ属の植物が、ヨーロッパで品種改良された双子葉、常緑、低木です。アザレアは主に挿し木で増えます。アザレアは品種改良が盛んにおこなわれ花色が白色、赤色、紫色などの花色があり、冬から春の花鉢や街角を美しく飾ります。アザレアは冬から春に枝先に美しい花を次々に開花させます。アザレアの花はツツジ科特有の5裂した合弁花で、がく片5、花弁5で、雄蕊5(10)、雌蕊1です。アザレアの花は、同じツツジ科のツツジの花とよく似た花構造をしています。アザレアは花期後、さく果を付けます。アザレアは他のツツジ科の植物と同じように有毒成分を含みます。
玉珊瑚タマサンゴ花散歩
ナス科ナス属タマサンゴ(玉珊瑚Jerusalem Cherry Solanum pseudocapsicum)は南米ペルー、エクアドル付近が原産の双子葉、常緑、小低木(灌木)です。タマサンゴは主に、種子で増えます。タマサンゴは冬に稔る赤色、オレンジ色の実が人気ですが食用にはなりません。タマサンゴは成長する0.5〜2mになり、常緑の美しい葉と丸く美しい実が人気です。タマサンゴの花はナス科特有の白色の花で、がく片5裂、花冠5裂、雄蕊5、雌蕊1、子房2室です。タマサンゴの花は、同じナス科のトウガラシやナスの花とよく似た花構造をしています。タマサンゴは花期後、赤色、オレンジ色の美しい実を付けます。タマサンゴは鉢植え、観賞用の他、薬草(漢方薬)として利用されています。タマサンゴはソラニンなどを含んでいるので有毒です。
生誕花クリスマスローズ花散歩
キンポウゲ科クリスマスローズ属クリスマスローズ(Christmas rose Helleborus)はヨーロッパから西アジア原産の双子葉、多年生草本の植物です。クリスマスローズは種子または株分けで増やします。クリスマスローズは夏は休眠状態で、晩秋から冬に葉を茂らせ、冬から春に花茎を延ばし少しうつむき加減の花を咲かせます。クリスマスローズの花に見える部分は顎片で、紫色、白色、緑色等に見えます。クリスマスローズの花は、冬から春に開花し長い期間楽しめます。クリスマスローズの少しうつむき加減に咲く可憐な花は、冬から春の花散歩の楽しみです。
金柑キンカン花実散歩
ミカン科キンカン属キンカン(金柑Kumquat Fortunella japonica 他)は中国(日本)が原産の双子葉、常緑、小高木です。キンカンは成長すると3m程で、黄オレンジ色の食用になる美しい実を付けます。キンカンは常緑で濃い緑色の葉を付け、初夏に白色の香りの良い花を咲かせます。キンカンの花はミカン科特有の花でがく片5、花弁5、雄蕊20〜25、子房5〜7室です。キンカンは花期後黄(オレンジ色)の2〜3cm程の実を付けます。キンカンの香りの良い花と実は四季の花散歩の楽しみです。キンカンをキンカン花実写真、キンカン花実観察地図、キンカン花実情報でお楽しみ下さい。
猩々木ポインセチア花葉散歩
トウダイグサ科トウダイグサ属ポインセチア(猩々木Poinsettia Euphorbia pulcherrima)は中米メキシコ原産の双子葉、常緑性低木の植物です。ポインセチアは主に挿し木で増やし、熱帯地域では0.6m〜4mほどに成長します。ポインセチアは観葉植物で、花そのものより赤色、白色、ピンク色などの苞葉を楽しみます。ポインセチアの花は0.5cm程で、花弁はありません。ポインセチアの美しい花葉は世界中の人から愛され、クリスマスの観葉植物として人気があります。ポインセチアの花葉写真、ポインセチア花葉散歩地図、ポインセチア花葉情報でお楽しみ下さい。
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紫羅蘭花ストック花散歩
アブラナ科アラセイトウ属ストック(アラセイトウ紫羅蘭花Tenweek Stock Matthiola incana)は南ヨーロッパ原産の双子葉、多年生草本(日本では1年生草本)の植物です。ストックはアブラナ科の植物で、冬から春に高さ50cm程の花茎を延ばし、無限花序(総状花序)の花を次々に咲かせます。ストックの花は2.5cm〜3cm程で、アブラナ科特有の4枚の十字花の花弁の花(紫色、白色、赤色)をつけます。ストックの花は冬から春に開花し長い期間咲き続けます。ストックの香りが良い紫色・白色の上品な花は、冬から春の花散歩の楽しみです。
寒白菊ノースポール花散歩
キク科フランスギク属ノースポール(寒白菊North Pole Chrysanthemum paludosum)は地中海原産の双子葉、多年草(場所により一年草)植物です。ノースポールは主に種子で増えます。ノースポールの花は2cm〜3cmで外側に白い舌状花、中心部に多数の黄色い管状花をつけます。ノースポールの花は温暖な地域では冬の1、2月頃から、多くの地域では春の3月〜4月頃に開花します。ノースポールの白く爽やかな花は、世界中で人気があります。ノースポールを花写真、ノースポール花散歩地図、ノースポール花情報でお楽しみ下さい。
蛇の髭ジャノヒゲ花実散歩
スズラン亜科ジャノヒゲ属ジャノヒゲ(蛇の髭Ophiopogon japonicus)は、リュウノヒゲ(竜の髯)とも呼ばれ日本や東アジアに自生する植物です。ジャノヒゲは単子葉類常緑多年草で、夏から秋に薄紫色、白色の涼しげな花を咲かせます。またジャノヒゲは晩秋から冬に青色、瑠璃色のきれいな実を稔らせます。ジャノヒゲの花実写真、ジャノヒゲの花実散歩地図、ジャノヒゲの花実情報でお楽しみ下さい。
黒金黐クロガネモチ実散歩
モチノキ科モチノキ属クロガネモチ(黒金黐Kurogane Holly Ilex rotunda)は日本など東アジアが原産の双子葉、常緑、高木です。クロガネモチは、主に種子、接ぎ木で増えます。冬に赤く可愛らし実を付けるクロガネモチは街路や庭先を美しく明るく飾ります。クロガネモチの赤く可愛らしい実はクリスマスや正月の飾りにも最適です。クロガネモチは成長すると3〜10mで街路樹にも適しています。またクロガネモチは鳥黐(とりもち)や、漢方薬としても利用されます。クロガネモチの花はモチノキ科特有の花で、花色は白色です。クロガネモチは冬に赤く可愛らしい実を多数付けます。
大花惠蘭シンビジウム花散歩
ラン科シンビジウム属シンビジウム(大花惠蘭 Boat Orchid Cymbidium sp.)は東アジアが原産の単子葉、常緑、多年草です。シンビジウムは、主に種子、バルブ(偽鱗茎)で増えます。早春に咲くシンビジウムの美しい花は庭先や窓辺、室内を明るく飾ります。シンビジウムは比較的暑さ寒さにも強く、鉢植えや露地栽培にも適した植物です。シンビジウムの葉は、バルブの基部から線状の長い葉を付けます。シンビジウムの花はラン科特有の花で、花弁6(外花被片3、内花被片3)です。シンビジウムの花期は1〜4月です。
常盤山査子ピラカンサ花実散歩
バラ科ピラカンサ属(常盤山査子トキワサンザシ属Pyracantha)はヨーロッパ南部から中国原産の双子葉、常緑広葉樹の植物です。ピラカンサ属は主に種子で増え、樹高6mほどに成長します。ピラカンサ属の枝には棘があり、常緑広葉の、互生の葉を付けます。ピラカンサ属は初夏にバラ科特有の花弁が5枚の白色(稀に紅色)の花を咲かせます。ピラカンサ属は、晩秋から冬に直径5〜8mmほどの大きさの実(果実)を稔らせます。ピラカンサ属の実(果実)は紅色、橙色、黄色で美しく観賞用として人気があります。ピラカンサ属花実写真、ピラカンサ属花実散歩地図、ピラカンサ属花実情報でお楽しみ下さい。
石蕗ツワブキ花散歩
キク科ツワブキ属ツワブキ(石蕗Farfugium japonicum)は、日本の南部、朝鮮半島、中国、台湾の海岸や渓谷の岩場に自生する植物です。ツワブキはフキ(蕗)に似ていて、葉が広く艶やかです。秋から初冬に花茎を伸ばし、5cmほどの散房花序の黄色い花を咲かせます。ツワブキは園芸用植物としても人気で、海外でも愛好者の多い植物です。ツワブキ写真、ツワブキの花散歩地図、ツワブキの花情報でお楽しみ下さい。
《正月の花実写真図鑑・正月の花実情報・正月の花お勧めのページ》
紫紺野牡丹シコンノボタン花散歩
ノボタン科シコンノボタン属シコンノボタン(紫紺野牡丹Glory bushTibouchina urvilleana)はブラジルが原産の双子葉、常緑、灌木です。シコンノボタンは、主に種子、挿し木で増えます。シコンノボタンの紫色の美しく大きな花は世界中で愛されています。シコンノボタンは比較的低温にも強く、鉢植えにも適した植物です。シコンノボタンの葉は対生、披針形、楕円形で毛で覆われています。シコンノボタンは夏の終わりから秋、初冬にかけて紫色の5弁の大きな花を咲かせます。シコンノボタンの花はノボタン科特有の花で、花色は紫色、がく片5、花弁5、雌蕊1、雄蕊10(長5、短5)です。シコンノボタンは花期後、赤紫色の実(刮ハ)を付けます。
篝火花シクラメン花散歩
サクラソウ科シクラメン属シクラメン(篝火花、豚の饅頭Persian cyclamen Cyclamen persicum)は地中海原産の双子葉、多年生、草本です。シクラメンは冬から早春に咲く花が世界中で人気で主に種子、塊茎で増えます。シクラメンは秋に球茎から芽を出し、ハート型の艶のある葉を付けます。シクラメンは晩秋から冬に花茎を付け少し下向きに咲く紫色、白色、赤色などの美しい花を咲かせます。シクラメンの花はサクラソウ科特有の外花被片5、花被片5、雄蕊5の花を咲かせます。シクラメンは早春に果実(朔果)を付けます。
車輪梅シャリンバイ花実散歩
バラ科シャリンバイ属シャリンバイ(車輪梅Rhaphiolepis indica var. umbellata)は温暖な東アジア沿岸地方の原産で双子葉、常緑低木樹の植物です。シャリンバイはバラ科で、花がウメ(梅)に似ているので車輪梅と漢字でかかれます。シャリンバイは温暖な海岸地方に自生しています。初夏に咲くシャリンバイの花はとても美しく、秋から冬に稔る黒紫色の実もきれいです。シャリンバイの花と実は四季の花実散歩の楽しみです。シャリンバイ花実写真、シャリンバイの花実散歩地図、シャリンバイの花実情報でお楽しみ下さい。
夏蜜柑ナツミカン花実散歩
ミカン科ミカン属ナツミカン(夏蜜柑Amanatsu Citrus natsudaidai 他)は日本が原産の双子葉、常緑、小高木です。ナツミカンは成長すると3〜5m程で、黄オレンジ色の食用になる美しい実を付けます。ナツミカンは主に種子、挿し木で増えます。ナツミカンは常緑で濃い緑色の葉を付け、初夏に白色の香りの良い花を咲かせます。ナツミカンの花はミカン科特有の花でがく片5、花弁5、雄蕊20〜25、子房7〜15室です。ナツミカンは花期後黄(オレンジ色)の大きな実を冬から春に付けます。ナツミカンの実は酸味が強いものが多いですが、甘い品種もあります。ナツミカンの香りの良い花と実は四季の花散歩の楽しみです。ナツミカンをナツミカン花実写真、ナツミカン花実観察地図、ナツミカン花実情報でお楽しみ下さい。
磯菊イソギク花散歩
キク科キク属イソギク(磯菊Chrysanthemum pacificum)は日本原産の双子葉、多年生、草本です。イソギクは静岡県から千葉県の太平洋沿岸地方に自生する海浜植物です。イソギクの葉は楕円形で葉の裏側に白い毛が密生しています。イソギクの葉は表側から見ると白い縁取りのように見えて、とてもおしゃれです。イソギクは秋から冬にかけて、多数の黄色い頭状花を散房状に咲かせます。イソギクはキク科特有の舌状花がないので、黄色い筒状花が密集して見えます。イソギク花写真、イソギクの花散歩地図、イソギクの花情報でお楽しみ下さい。
唐辛子トウガラシ花実散歩
ナス科トウガラシ属トウガラシ(唐辛子Pepper Capsicum annuum)は中南米が原産の双子葉、多年生、草本(木本)です。トウガラシは主に種子で増えます。トウガラシは高さ40〜80cmになり、茎は多数枝分かれします。トウガラシの葉は互生で、卵円形です。トウガラシの花はナス科特有の合弁花で、花色は白色、花期は夏から秋です。トウガラシの花は下向きに咲き、がく片5、花弁5裂、雌蕊1、雄蕊5で子房2室(3室)です。トウガラシは秋に色とりどりの実(液果)を付けます。トウガラシの実は緑色、黄色、赤色、紫色と変化し、とても人気があります。トウガラシは見た目も美しく、鑑賞的価値がある他、食用、防腐剤、薬用など利用価値が高い植物です。
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三色菫パンジー花散歩
スミレ科スミレ属パンジー(三色菫Viola tricolor)はヨーロッパ原産の双子葉、1年生、草本(寒冷地では短期多年生草本)の植物です。パンジーは主に種子で増え、10cm〜40cmほどに成長します。パンジーは温暖地では冬、寒冷地では春に紫色、黄色、オレンジ色、白色など様々な色の花を咲かせます。パンジーの花は3cm〜6cmほどで花弁は5枚(上弁2、側弁2、唇弁1)、顎片5で、中心に雌しべ1、短い雄しべ5があります。パンジーの花は世界中の人から愛され、観賞用として人気があります。パンジー花写真、パンジー花散歩地図、パンジー花情報でお楽しみ下さい。
軒忍ノキシノブ葉散歩
シダ植物ウラボシ科ノキシノブ属ノキシノブ(軒忍Weeping fern Lepisorus thumbergianus軒忍)は日本など東アジアが原産の、シダ植物ウラボシ科ノキシノブ属の着生植物です。ノキシノブは主に胞子、株分けで増えます。ノキシノブは冬でも緑が濃く、瑞々しく日本庭園などに人気があります。ノキシノブは根茎が横に伸び、常緑の単葉の葉を数枚から数十枚茎から直接付けます。ノキシノブの葉の形は柳葉の様な披針形で、長さ8cm〜20cm程で少し下垂れる様に生えます。ノキシノブは隠花植物で、胞子で増えます。ノキシノブの胞子嚢は葉裏の主脈の両側に数個から数十個円形に並びます。ノキシノブは観賞用の他、漢方薬などにも利用されています。
藪蘭ヤブラン花実散歩
スズラン亜科ヤブラン属ヤブラン(藪蘭Liriope muscari)は、日本や東アジアの森林下草として自生する植物です。ヤブランは単子葉類常緑多年草で、夏から秋にジャノヒゲの花に似た薄紫色の涼しげな花を咲かせます。またヤブランは晩秋から冬に緑色、黒色のきれいな実を稔らせます。庭を彩る園芸用下草としても人気のヤブランの花実写真、ヤブランの花実散歩地図、ヤブランの花実情報でお楽しみ下さい。
八手ヤツデ花実葉散歩
ウコギ科ヤツデ属ヤツデ(八手Japanese Aralia Fatsia japonica)は日本南部原産の双子葉、常緑、小低木です。ヤツデは主に種子、挿し木で増えます。ヤツデは半日陰の樹木下を好み、成長すると3m程になります。ヤツデは根元から枝をあまり分岐せず、直接ヤツデの名の通りの特徴的な葉を付けます。ヤツデの葉は50cm程の大きなもので5〜9裂し、肉厚で団扇のように広がっています。ヤツデは晩秋から冬に円錐花序の花穂を伸ばし、白色の球状に多数集まった小さな花を咲かせます。ヤツデの花はヤツデ属特有の花で、花弁5で雌蕊1(先端5裂)、雄蕊5です。ヤツデの実(果実)は球状に集まり、白色、緑色、紫色、濃紫色と変化してゆきます。
山丹花サンタンカ花散歩
アカネ科イクソラ属サンタンカ(山丹花Chinese Ixora Ixora chinensis)は熱帯アジアが原産の双子葉、常緑、低木(灌木)です。サンタンカは主に、挿し木で増えます。サンタンカはイクソラ属に属し、世界中で500種程が知られています。日本ではイクソラ属の植物は沖縄県に帰化しているサンタンカ(Ixora chinensis)が代表的です。サンタンカは成長する0.5〜2mになり、美し頂生花が人気です。サンタンカの花は赤色、オレンジ色、黄色、白色などで、傘房花序の形の良い花を次々に咲かせます。サンタンカの花はアカネ科に特有のがく片4裂、花弁4、雄蕊4、雌蕊1、子房下位です。サンタンカは花期後球形の実を付けます。サンタンカは生け垣、観賞用の他、漢方薬などにも利用されています。
蘆薈アロエ花散歩
ユリ科アロエ属アロエ(蘆薈Aloe Aloe arborescens他)はアフリカ南部原産の単子葉、多年生、草本です。アロエの仲間は世界中に500種ほど知られていますが、日本ではキダチアロエAloe arborescensが一般的です。冬から春に咲くアロエの赤い花は、暖地の庭園や海岸を美しく飾ります。アロエは主に種子、株分け、挿し木で増えます。キダチアロエは成長すると50cm〜3m程になります。アロエの葉は肉厚で、葉の縁に棘があります。アロエの花期は冬から春で総状花序の赤色、オレンジ色の花を咲かせます。アロエの花はユリ科特有の管状花で花被片6(外花被片3+内花被片3)で雌蕊1、雄蕊6、柱頭3裂(子房3室)です。
ショウガ科ハナミョウガ属ゲットウ(月桃Shell Ginger Alpinia zerumbet)は東アジアが原産の単子葉、常緑、多年生、草本です。ゲットウは主に、種子で増えます。ゲットウは花や葉が美しく、香りが良いので世界中で人気です。ゲットウは成長する1.5〜2mになり、常緑の美しい葉と美しい花が人気です。ゲットウの花はショウガ科特有の円錐花序の筒状花で、がく片筒状3裂、花弁筒状3裂で、雄蕊(唇状)6、雌蕊1は合着し唇状になっています。ゲットウの花は、同じショウガ科のショウガの花とよく似た花構造をしています。ゲットウは花期後、赤色、オレンジ色の美しい実を付けます。ゲットウは庭園、鉢植え、観賞用の他、薬草(漢方薬)として利用されています。ゲットウの葉には芳香成分が含まれ、月桃餅や化粧品など多方面に利用されています。
正月の花散歩を、楽しんでもらえたでしょうか?正月に飾る美しい花や実は、年を迎える気持ちを、新たなものにしてくれます。正月の時期は美しい実や、華やかな花がたくさんあります。正月の花図鑑のページの花写真は1枚1枚現地取材して撮影したものです。1枚でも正月の花図鑑の写真で皆様が気に入ったものがあれば光栄です。正月のの花散歩の地図を片手に、皆様も正月の花散歩を楽しんでください。よろしかったら寺社花散歩も眺めていってください。
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