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ノキシノブ散歩

Flower Walking with Weeping fern Lepisorus thumbergianus

古い寺社や古建築物の軒下、古木、石垣を涼しげに飾るノキシノブ・ノキシノブの緑色の葉は四季の花散歩の楽しみ

 シダ植物ウラボシ科ノキシノブ属ノキシノブ(軒忍Weeping fern Lepisorus thumbergianus)は日本など東アジアが原産の、シダ植物ウラボシ科ノキシノブ属の着生植物です。ノキシノブは主に胞子、株分けで増えます。ノキシノブは根茎が横に伸び、常緑の単葉の葉を数枚から数十枚茎から直接付けます。ノキシノブの葉の形は柳葉の様な披針形で、長さ8cm~20cm程で少し下垂れる様に生えます。ノキシノブは隠花植物で、胞子で増えます。ノキシノブの胞子嚢は葉裏の主脈の両側に数個から数十個円形に並びます。ノキシノブは観賞用の他、漢方薬などにも利用されています。ノキシノブをノキシノブ葉胞子嚢写真、ノキシノブ葉胞子嚢観察地図、ノキシノブ葉胞子嚢情報でお楽しみ下さい。

《ノキシノブWeeping fern Repisorus thumbergianus軒忍の葉胞子嚢写真・葉胞子嚢観察地図》

ノキシノブ葉画像

倉敷美観地区センダンの木に付着するノキシノブ葉写真(撮影2015.8.31)

ノキシノブ観察地図倉敷美観地区Okayama Kurashiki Bikan View Quater Map

 シダ植物ウラボシ科ノキシノブ属ノキシノブ(軒忍Weeping fern Lepisorus thumbergianus)は日本など東アジアが原産の、シダ植物ウラボシ科ノキシノブ属の着生植物です。ノキシノブは主に胞子、株分けで増えます。ノキシノブは冬でも緑が濃く、瑞々しく日本庭園などに人気があります。ノキシノブは根茎が横に伸び、常緑の単葉の葉を数枚から数十枚茎から直接付けます。ノキシノブの葉の形は柳葉の様な披針形で、長さ8cm~20cm程で少し下垂れる様に生えます。夏に倉敷美観地区を花散歩していると、センダンの木に付着するノキシノブ葉が観察できました(撮影2015.8.31)。

ノキシノブ胞子嚢画像

愛媛県松山城の城門近くのソメイヨシノに付着するノキシノブ葉写真(撮影2018.5.3)

ノキシノブ観察地図愛媛県松山城地図Ehime Matsuyama Castle Map

 ノキシノブ(Lepisorus thumbergianus)は隠花植物で、胞子で増えます。ノキシノブの胞子嚢は葉裏の主脈の両側に数個から数十個円形に並びます。春に愛媛県松山城の城門近くを花散歩していると、ソメイヨシノに付着するノキシノブの葉の主脈の両側に数十個円形に並んだ胞子嚢が観察できました(撮影2018.5.3)。

ノキシノブ葉写真

京都大原三千院朱雀門前に生えるノキシノブ写真(撮影2014.10.20)

ノキシノブ観察地図京都大原三千院地図Map and Access to Kyoto Ohara Sanzenin Temple

 ノキシノブ(軒忍)は日本など東アジアが原産の、シダ植物ウラボシ科ノキシノブ属の着生植物です。ノキシノブは主に胞子、株分けで増えます。秋に京都大原三千院朱雀門前を花散歩していると、三千院の堅牢な石垣にノキシノブの8cm程の小さな株が生えていました(撮影2014.10.20)。京都大原三千院朱雀門前に生えるノキシノブの株は、小さいながら葉先に胞子嚢を付けていました。京都大原三千院朱雀門前に生えるノキシノブは、朱雀門の赤い門扉に映えます。

《シダ植物ウラボシ科ノキシノブ属ノキシノブWeeping fern Lepisorus thumbergianus軒忍の葉胞子嚢情報・学名意味》

植物名 シダ植物ウラボシ科ノキシノブ属 漢字 軒忍 英語 Weeping fern 中国語 瓦葦 七星草
学名 Lepisorus thumbergianus 他
科名 ウラボシ科
属名 ノキシノブ属 Lepisorus
繁殖期 初夏~秋
胞子色 茶褐色
原産 日本、韓国、中国、台湾 他
観察 横浜市 横須賀市 鎌倉市 奈良県 京都府 大阪府 東京都 沖縄県 台北市 他
特徴 シダ植物、ウラボシ属、胞子、株分けで増える、茎横に伸びる、葉は線状披針形、高さ8~20cm
繁殖期初夏、胞子色、茶褐色、胞子で増える、葉裏主脈の両側に胞子嚢が並ぶ、多湿を好む
冬でも濃い緑色、石垣、軒先に多い、観賞用、庭園、日本庭園、漢方薬
利用 日本庭園、軒先の飾り、観賞用、庭園、盆栽、釣り忍、漢方薬(瓦葦、七星草)
学名
意味
ノキシノブ=軒忍(軒先の生えるシダ植物)、つりしのぶ  瓦葦(中国語)=ノキシノブ
属名Lepisorus=from Latin meaning 'scaly sorus'=ラテン語で「鱗状の胞子嚢の集まり」の意味
種名thumbergianus=name from 'Carl Peter Thumberg'=植物学者ツンベルク名(Kaulfuss命名)

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《ノキシノブWeeping fern Repisorus thumbergianus軒忍の葉胞子嚢写真・葉胞子嚢観察地図》

ノキシノブ胞子嚢写真

京都大原来迎院前に生えるノキシノブの葉裏の胞子嚢写真(撮影2014.10.20)

 ノキシノブ(軒忍)は根茎が横に伸び、常緑の単葉の葉を数枚から数十枚根茎から直接付けます。ノキシノブの葉の形は柳葉の様な披針形で、長さ8cm~20cm程で少し下垂れる様に生えます。ノキシノブは隠花植物で、胞子で増えます。ノキシノブの胞子嚢は葉裏の主脈の両側に数個から数十個円形に並びます。ノキシノブの胞子嚢は直径1㎜~5㎜程の大きさで、色は茶褐色です。秋に京都大原来迎院を花散歩していると、石垣に葉裏に5㎜程の胞子嚢を付けたノキシノブの披針形の葉が観察できました(撮影2014.10.20)。

ノキシノブ写真

京都北野天満宮のウメに木に着生するノキシノブ写真(撮影2015.2.28)

ノキシノブ観察地図京都北野天満宮Kyoto Kitano Tenmangu Shrine Map

 ノキシノブ(Weeping fern)は冬でも緑が濃く、瑞々しく日本庭園などに人気があります。ノキシノブは近年、海外の日本庭園でも人気が高い植物です。ノキシノブは英語でWeeping fern=「枝を垂らしたシダ」と呼ばれ重宝されています。早春に京都北野天満宮を花散歩していると、ウメの花が咲くウメの木に着生するノキシノブが観察できました(撮影2015.2.28)。

《ノキシノブWeeping fern Repisorus thumbergianus軒忍の葉胞子嚢写真・葉胞子嚢観察地図》

ノキシノブ写真

京都祇園辰巳橋前の軒先に生えるノキシノブ写真(撮影2014.5.1)

ノキシノブ観察地図祇園白川地図Map and Access to Gion Shirakawa

 ノキシノブLepisorus thumbergianusは常緑で冬や春でも緑が濃く、瑞々しく日本庭園などに人気があります。春に京都祇園辰巳橋前を花散歩していると、軒先にノキシノブが生えていました(撮影2014.5.1)。京都祇園辰巳橋前の軒先に生えるノキシノブは苔むした屋根に生えていましたが、生育環境が良いためか、1株から葉が数十枚茂っていました。京都祇園白川辰巳橋前の軒先に生えるノキシノブは、古い街並みを涼しげに飾ります。

ノキシノブ葉写真妙本寺

鎌倉妙本寺山門前の古木に生えるノキシノブ写真(撮影2008.5.29)

ノキシノブ観察地図鎌倉妙本寺地図Map and Access to Kamakura Myouhon-ji Temple

 ノキシノブ(軒忍)は着生植物で、古い古木などにも生えます。ノキシノブは湿潤な環境を好むので、表面の樹皮が朽ちかけた古木はノキシノブの生育には適しているようです。初夏に鎌倉鎌倉妙本寺山門前を花散歩していると、古木に着生したノキシノブが観察できました(撮影2008.5.29)。

ノキシノブ葉写真永観堂

京都東山永観堂門前に生えるノキシノブの若芽と紅葉写真(撮影2014.11.25)

 ノキシノブLepisorus thumbergianusはシダ植物で、生殖時に世代交代を行います。ノキシノブは胞子で増えますが、胞子は発芽すると前葉体(配偶体)を形成します。ノキシノブの前葉体はコケの様に扁平で乾燥に弱く、受精時には水が必要です。前葉体で受精した胚は出芽すると根茎を伸ばし、根茎から数枚の葉身を伸ばします。秋に京都東山永観堂門前を花散歩していると、苔むした岩の上にノキシノブの若い葉身が伸びている様子が観察できました(撮影2014.11.25)。京都東山永観堂門前に生えるノキシノブの若芽(葉身)は、イロハモミジの紅葉と白壁に映えます。

ノキシノブ葉写真寂光院

京都寂光院の軒先の苔の中から生えるノキシノブ写真(撮影2007.3.27)

ノキシノブ観察地図京都寂光院地図Map and Access to Kyoto Jyako-in Temple

 ノキシノブ(軒忍)の名は、軒先に生えるシダ植物の意味です。ノキシノブの胞子は風で遠くに運ばれますが、発芽し前葉体(配偶体)を形成し、受精するまでの間は水分が常に必要です。ノキシノブは苔の生育ができるような、湿潤な環境がないと生育できません。春に京都寂光院を花散歩していると、門の軒先の苔の中からノキシノブがたくさん生えていました(撮影2007.3.27)。京都京都寂光院の軒先の苔の中から生えるノキシノブは、コケと共生しているように見えました。

ノキシノブ葉写真二月堂

奈良二月堂近くの古木に生えるノキシノブ写真(撮影2014.4.30)

ノキシノブ観察地図奈良二月堂地図Map and Access to Nara Nigatsu-do Hall

  ノキシノブの属名Lepisorus=from Latin meaning 'scaly (=うろこに覆われた)sorus(=胞子嚢の集まり)'=ラテン語で「鱗状の胞子嚢の集まり」の意味です。キシノブの葉の裏の胞子嚢は確かにうろこ状に集まって見えます。春に奈良東大寺二月堂近くを花散歩していると、ウメノキゴケに覆われた古木に鱗状の胞子嚢を付けたノキシノブの葉身がたくさん観察できました(撮影2014.4.30)。

《ノキシノブWeeping fern Repisorus thumbergianus軒忍の葉胞子嚢写真・葉胞子嚢観察地図》

ノキシノブ葉写真箱根神社

箱根神社石灯籠の上に生えたノキシノブ写真(撮影2012.6.22)

ノキシノブ観察地図箱根神社地図Map and Access to Hakone Jinjya Shrine

  ノキシノブ種名thumbergianus=name from 'Carl Peter Thumberg'=スウェーデンの植物学者ツンベルクの名(Kaulfuss命名)から来ています。梅雨時に箱根神社を花散歩していると、苔むした石灯籠の上にノキシノブが生えていました(撮影2012.6.22)。ノキシノブ(軒忍)は、古いお寺や神社に似合います。

ノキシノブ葉写真円山公園

京都円山公園に生えるノキシノブ写真(撮影2014.11.26)

ノキシノブ観察地図京都円山公園地図Map and Access to Kyoto Maruyama Park

 ノキシノブLepisorus thumbergianusは冬でも緑が濃く、瑞々しく日本庭園などに人気があります。紅葉がきれいな初冬の頃、京都東山にある円山公園を花散歩していると、軒先に瑞々しいノキシノブの線状披針形の葉が茂っていました(撮影2014.11.26)。京都円山公園に生えるノキシノブは、紅葉するイロハモミジに映えます。

ノキシノブ葉写真実光院

京都実光院前の律川沿いにに生えるノキシノブ写真(撮影2014.10.20)

ノキシノブ観察地図実光院地図Map and Access to Kyoto Jikkoin Temple

 ノキシノブ(軒忍)は、山沿いの渓谷のような環境も好みます。秋に京都実光院前の律川沿いを花散歩していると、川沿いの石垣の上の苔の中からノキシノブの葉身が数枚伸びていました(撮影2014.10.20)。ノキシノブの自生環境は、標高400m以上の森林下や岩の上と言われています。京都北部の山沿いにある京都大原三千院や実光院付近は、ノキシノブの生育には最適なようです。

ノキシノブ葉写真海蔵寺

鎌倉海蔵寺境内庭石に生えるノキシノブ写真(撮影2014.9.14)

ノキシノブ観察地図鎌倉海蔵寺地図Map and Access to Kamakura Kaizo-ji Temple

 ノキシノブLepisorus thumbergianusの中国名は瓦葦(Wa Wei)と呼ばれ、日本でも漢方薬(瓦葦)として利用されています。中国名瓦葦は学名で、一般的には七星草や金星草と呼ばれています。秋に鎌倉海蔵寺境内を花散歩していると、コケや地衣類の生えた石の上にノキシノブが生えていました(撮影2014.9.14)。

ノキシノブ葉写真叶神社

浦賀西叶神社ソテツ古木に生えるノキシノブ写真(撮影2014.7.14)

ノキシノブ観察地図叶神社地図Map and Access to Nishi Kano-jinjya Shrine

 ノキシノブ(軒忍)は、比較的温暖で多湿な環境を好みます。夏に浦賀西叶神社を花散歩していると、頼朝手植えの蘇鉄と呼ばれる、ソテツの古木の幹にノキシノブが生えていました(撮影2014.7.14)。

《ノキシノブWeeping fern Repisorus thumbergianus軒忍の葉胞子嚢写真・葉胞子嚢観察地図》

ノキシノブ葉写真大覚寺

京都大覚寺門前に生えるノキシノブ写真(2014.11.26)

ノキシノブ観察地図京都大覚寺地図Map and Access to Kyoto Daikakuji Temple

 ノキシノブLepisorus thumbergianusは万葉時代に、子太草(しだくさ)と呼ばれていたようです。柿本人麻呂は万葉集で「わが屋戸は軒に子太草生ひたれど、恋忘れ草見れど生ひなし」と詠んでいます。京都の街を花散歩すると、現代でも軒に子太草=ノキシノブを生やした家屋を時々見かけます。初冬に大沢池から京都大覚寺門前を花散歩していると、軒にノキシノブを生やした家がありました(2014.11.26)。

ノキシノブ葉写真南禅寺

南禅寺境内古木の根元に生えるノキシノブ写真(撮影2014.11.25)

ノキシノブ観察地図南禅寺地図Map and Access to Kyoto Nanzenji Temple

 ノキシノブ(軒忍)は、多湿の環境を好みますが、光合成をする植物なので多少日の当たる環境を好みます。初冬の紅葉の時期に南禅院から南禅寺境内を花散歩していると、古木の地面に近い部分のミズゴケの中からノキシノブが生えていました(撮影2014.11.25)。ノキシノブは樹上に観察することが多かったので、地面近くに生えるノキシノブは珍しく見えました。南禅寺境内古木の根元に生えるノキシノブの緑色の披針形の葉は、イロハカエデの落葉する赤色に染まった地面に映えます。

ノキシノブ葉写真嵐山

京都嵐山の古木に生えるノキシノブ写真(撮影2014.11.26)

ノキシノブ観察地図京都嵐山地図Map and Access to Kyoto Arashiyama

 ノキシノブLepisorus thumbergianusは決して派手な植物ではありませんが、日本庭園や古い通り、古民家などに似合う植物です。万葉時代から親しまれ、詠まれているノキシノブ=子太草(しだくさ)を眺めながら花散歩するのも良いですね。紅葉が美しい京都嵐山渡月橋近くを花散歩していると、コケや蘚苔類の生えた古木にノキシノブの葉が下垂れていました。京都嵐山の古木に生えるノキシノブは京都嵐山の美しい紅葉に映えます。

ノキシノブ葉画像

京都鞍馬寺の参道の石垣に付着するノキシノブ葉画像(撮影2016.11.15)

ノキシノブ観察地図京都鞍馬寺Kyoto Kuramadera Temple Map

京都鞍馬寺の参道の石垣に付着するノキシノブ葉はまだ可愛らしいです

ノキシノブ葉画像

愛媛県道後温泉城の堀端の木に付着するノキシノブ葉写真(撮影2018.5.3)

ノキシノブ観察地図愛媛県道後湯築城Ehime Dogoonsen Yutsuki Castle Map

愛媛県道後温泉湯築城の堀端の木に付着するノキシノブ葉は涼しげです

 ノキシノブ(軒忍)は、日本など東アジアが原産の植物です。ノキシノブ(軒忍)の少し下垂れた緑色の美しい葉は四季の花散歩の楽しみです。また日本庭園や古民家、古木を美しく飾るノキシノブの魅力は、渋い大人が理解できる「美学」です。ノキシノブ(軒忍)と同じシダ植物のシマオオタニワタリと部分と、異なる部分を観察してみるのもおもしろいです。このページの中で皆様が気に入ったキシノブ(軒忍)の葉胞子嚢写真が、一枚でもあれば幸いです。

 キシノブ(軒忍)葉散歩楽しんでもらえたでしょうか?古い家屋や古木、軒先、日本庭園を緑色の葉で飾るノキシノブは、万葉の時代から親しまれている植物です。。皆様もこのページの地図を片手に、キシノブ(軒忍)葉散歩を楽しんでください。キシノブ(軒忍)葉散歩を楽しめば、体も心もリフレッシュできそうです。またキシノブ(軒忍)は漢方薬としても利用されている植物です。なお資料写真の背景がボケていますが、キシノブ(軒忍)の葉、胞子嚢が主役ですのでお許し下さい。よろしかったらイロハモミジ花実葉散歩も眺めていってください。

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