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ニホンズイセン散歩

Flower Walking with Daffodil Narcissus tazzetta ver. chinensis

ニホンズイセンの香り良い花は寒い季節に清々しく咲きます・ニホンズイセンは冬から春の花散歩の楽しみ

 ヒガンバナ科スイセン属ニホンズイセン(日本水仙Narcissus tazzetta ver. chinensis)は地中海原産の単子葉、多年生草本の植物です。ニホンズイセンは初冬から春にかけての寒い季節に花茎を伸ばし、白色の花を咲かせます。ニホンズイセンの花は直径3cm~5cmほどで、3枚の花弁、顎片3を付けます。ニホンズイセンの花は中心に黄色い筒状の副花冠があり、雌しべ1雄しべ6です。ニホンズイセンの花は香りが良く、寒い季節に咲くニホンズイセンの清々しい花は、冬から春の花散歩の楽しみです。ニホンズイセン花写真、ニホンズイセンの花散歩地図、ニホンズイセンの花情報でお楽しみ下さい。

《スイセン属ニホンズイセン日本水仙Narcissus tazzetta ver. chinensisの花写真・花観察地図》

ニホンズイセン花画像

横浜みなと博物館に咲くホンズイセン花写真(撮影2013.2.10)

ニホンズイセン花観察地図横浜みなと博物館Yokohama Minato Museum Map

 ホンズイセン(日本水仙Narcissus tazzetta ver. chinensis)は地中海原産の単子葉、多年生草本の植物です。ホンズイセンは古い時代に、中国を経由して日本にもたらされたと思われています。早春に横浜みなと博物館を花散歩していると、ホンズイセンの花が見頃でした(撮影2013.2.10)。

ニホンズイセン花画像

鎌倉大巧寺に咲くニホンズイセン花写真(撮影2013.3.10)

ニホンズイセン花観察地図鎌倉大巧寺地図Kamakura Daigyoji Temple Map

 ニホンズイセン(日本水仙Narcissus tazzetta ver. chinensis)は主に鱗茎(球根)で増え、初冬に厚みのある扁平な葉を20~50cmほど延ばします。ニホンズイセンは初冬から春にかけての寒い季節に花茎を伸ばし、白色の花を咲かせます。春に鎌倉大巧寺境内を花散歩していると、直径4㎝程の白色で中心に黄色い副花冠のあるニホンズイセンの花が咲いていました(撮影2013.3.10)。

ニホンズイセン花画像

金沢城公園に咲くニホンズイセンの花写真(撮影2017.4.23)

ニホンズイセン花観察地図石川県金沢城地図Ishikawa Kanazawa Castle Map

 ニホンズイセン(日本水仙)の花はヒガンバナ科特有の花で、花色は白色です。ニホンズイセンの花の直径は3cm~5cmほどで、花被片6(花弁3、がく片3)です。ニホンズイセンの花は中心に黄色い筒状の副花冠があり、雌しべ1雄しべ6です。春に石川城公園を花散歩していると、白色のニホンズイセンの花が金沢城の櫓を背景に並んで咲いていました(撮影2017.4.23)。

《ヒガンバナ科スイセン属ニホンズイセン日本水仙Narcissus tazzetta ver. chinensisの花情報・学名由来》

植物名 スイセン属ニホンズイセン 漢字 日本水仙 英語 Daffodil 中国語 水仙 多花水仙 中國水仙
学名 Narcissus tazzetta ver. chinensis Narcissus tazzetta 他
科名 ヒガンバナ科 
属名 スイセン属 Narcissus
花期 春の花 冬の花
花色 白色花 (副花冠は黄色)
原産 地中海、北アフリカ、西アジア原産
観察地 京都府、奈良県、滋賀県、東京都、横浜市、鎌倉市、横須賀市、他
特徴 単子葉、多年生草本、ヒガンバナ科、高さ20~50cm、主に鱗茎(球根)で増える、葉は細長く扁平、
葉、鱗茎は有毒、冬から春に白色の花を咲かせる、花は直径3cm~5cm、花被片6(花弁3、がく3)
中心に黄色い副花冠、雌しべ1、雄しべ6、花は香りが良く中国では香水にする
利用 鑑賞、園芸植物、公園、花壇、土手、花飾り、アルツハイマー治療薬(Galantamine)、香水
名由来 日本水仙は中国の水仙から。学名Narcissus tazzettaNarcissusはギリシャ神話の美少年
ナルシス(Narcissus)から、tazzettaは盃(さかずき)の意味で中心にある黄色い副花冠を指す。
属名Narcissus=from Greek narkissos=Greek mythology, Narcissus=ギリシャ神話ナルシスより
種名tazzetta=from Latin meaning 'Little cup'=古代ラテン語で「小さな盃(副花冠)」の意味

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《スイセン属ニホンズイセン日本水仙Narcissus tazzetta ver. chinensisの花写真・花観察地図》

ニホンズイセン花

鎌倉寿福寺五輪塔前に咲くニホンズイセンの花写真(撮影2007.12.28)

ニホンズイセン花観察地図鎌倉寿福寺地図Kamakura Jyufuku-ji Temple Map

 初冬に鎌倉五山の一つ寿福寺を花散歩していると、ニホンズイセンの花がちょうど咲き出していました(撮影2007.12.28)。ヒガンバナ科スイセン属ニホンズイセン(日本水仙Narcissus tazzetta ver. chinensis)は地中海原産の単子葉、多年生草本の植物で、古い時代に中国を経て日本に帰化した植物です。ニホンズイセンは初冬にニラのに似た扁平で細長く粉っぽい葉を付けます。ニホンズイセンは冬から春に花茎を伸ばし、複数の白い6枚の花被片(花弁3、顎片3)の花を咲かせます。白い花の中心に黄色い福花冠と呼ばれるラッパ状の突起があるのが、スイセン属(Narcissus)の特徴です。鎌倉寿福寺墓地にある、鎌倉時代の五輪塔前に咲くニホンズイセンの花は趣があります。

ニホンズイセン花

鎌倉海蔵寺に咲くニホンズイセンの花写真(撮影2011.12.12)

ニホンズイセン花観察地図鎌倉海蔵寺地図Kamakura Kaizo-ji Temple Map

 鎌倉の紅葉が見ごろの時期に海蔵寺を花散歩していると、境内にニホンズイセンの花が咲き出していました(撮影2011.12.12)。鎌倉のニホンズイセンの見ごろは、例年冬です。海蔵寺のニホンズイセンの花は、少しうつむき加減に下を向いて咲いていました。下を向いて咲くのはスイセン属(Narcissus)の特徴ですが、ギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソス(Narcissus)から来ています。美少年Narcissusは、池に写る自らの姿を下向きに眺めながら死んだと言われています。ニホンズイセンを含むスイセン属(Narcissus)は、少し下向きに咲くのが特徴です。

《スイセン属ニホンズイセン日本水仙Narcissus tazzetta ver. chinensisの花写真・花観察地図》

ニホンズイセン花

奈良元興寺境内に咲くニホンズイセンの花写真(撮影2010.1.1)

ニホンズイセン花観察地図奈良元興寺地図Nara Gango-ji Temple Map

 奈良元興寺は世界遺産に登録された、歴史ある寺です。正月に奈良元興寺境内(元興寺塔跡)を花散歩していると、礎石群の中にニホンズイセンの花が咲いていました(撮影2010.1.1)。ニホンズイセンは地中海、北アフリカ、西アジアが原産です。ニホンズイセンは古い時代に中国を経由して、日本に帰化したと考えられています。奈良元興寺は、日本最古の飛鳥寺(法興寺)がここに移転してできた寺です。奈良元興寺に咲くニホンズイセンも、どのようなルーツを持つのか考えるとおもしろいですね。

ニホンズイセン花

くりはま花の国に咲くニホンズイセンの花写真(撮影2008.2.1)

ニホンズイセン花観察地図くりはま花の国地図Yokosuka Kurihama Hanano-kuni Park Map

 春先に横須賀市にあるくりはま花の国を花散歩していると、ニホンズイセンの花が斜面にたくさん咲いていました(撮影2008.2.1)。ニホンズイセンの花は香りが良いです。この時期くりはま花の国は、ニホンズイセンの良い香りがします。中国ではスイセンの花は、香水としても使われます。

ニホンズイセン花

横須賀観音崎公園に咲くニホンズイセンの花写真(撮影2009.2.8)

ニホンズイセン花観察地図観音崎公園地図Yokosuka Kannonzaki Park Map

 早春に横須賀市にある観音崎公園を花散歩していると、海辺に咲くニホンズイセンの花が花盛りでした(撮影2009.2.8)。観音崎公園に咲くニホンズイセンの花は、少し下向きに咲いています。ニホンズイセンは、海に映る自らの姿を映し眺めているようです。ニホンズイセンの花は少し下向きに咲き、ギリシャ神話に登場する美少年Narcissusのようです。ニホンズイセンの花の中心に見える黄色い盃のように見える福花冠もきれいです。ニホンズイセンの学名Narcissus tazzettatazzettaは盃の意味で、黄色い福花冠を指します。

ニホンズイセン花

嵯峨野滝口寺に咲くニホンズイセンの花写真(撮影2006.2.25)

 早春の京都嵯峨野の花散歩も晴れると快適です。早春に京都嵯峨野滝口寺を花散歩していると、滝口寺門前にニホンズイセンの花が咲いていました(撮影2006.2.25)。京都嵯峨野滝口寺には横笛と滝口入道の悲話が残っています。滝口寺門前に咲くニホンズイセンの花は横笛のように見えました。

《スイセン属ニホンズイセン日本水仙Narcissus tazzetta ver. chinensisの花写真・花観察地図》

ニホンズイセン花

横浜港の見える丘公園に咲くニホンズイセンの花写真(撮影2008.2.11)

ニホンズイセン花観察地図横浜港の見える丘公園地図Yokohama Minatonomieru-okakouen Map

 春先に横浜港の見える丘公園を花散歩していると、ニホンズイセンの花が見ごろでした(撮影2008.2.11)。横浜港の見える丘公園は西洋式の公園でバラ園などが有名ですが、早春にはニホンズイセンの花やツバキの花などもきれいです。

ニホンズイセン八重咲き花

琵琶湖湖北町に咲く八重咲きのニホンズイセンの花写真(撮影2007.3.7)

 春に琵琶湖湖北町を花散歩していると、琵琶湖畔にニホンズイセンの花が咲いていました。琵琶湖畔に咲くニホンズイセンの花は八重咲きでした。残念ながら琵琶湖畔に咲くニホンズイセンの花は、美少年Narcissusと違って琵琶湖の湖面を向いていませんでした。静かな琵琶湖湖北地方に咲くニホンズイセンの花は、清々しいです。

ニホンズイセン花

鎌倉妙本寺に咲くニホンズイセンの花と鐘楼の夕日写真(撮影2009.1.12)

ニホンズイセン花観察地図鎌倉妙本寺地図Kamakura Myouhon-ji Temple Map

 冬の夕方鎌倉妙本寺を花散歩していると、ニホンズイセンの花が夕日に照らされていました(撮影2009.1.12)。真冬の夕方にも爽やかに咲くニホンズイセンの花はとても力強く見えました。悲劇の武将比企一族と若狭の局が眠る、鎌倉妙本寺の梵鐘もそろそろ鳴りそうです。

ニホンズイセン花

横須賀田浦梅林に咲くニホンズイセンの花写真(撮影2008.2.15)

 早春に横須賀市田浦にある梅林(田浦緑地)を花散歩していると、梅林の下でニホンズイセン(日本水仙Narcissus tazzetta ver. chinensis)の花が綺麗に咲いていました(撮影2008.2.15)。横須賀市田浦にある梅林(田浦緑地)に咲くニホンズイセンの花は少し誇らしげに上を向いて咲いているように見えました。春の日差しがこんない明るいと、ナルシス(Narcissus)も呪縛から解かれ、上を向きたくなるのかもしれないですね。

《スイセン属ニホンズイセン日本水仙Narcissus tazzetta ver. chinensisの花写真アルバム・花観察地図》

ニホンズイセン花画像

台場公園に咲くニホンズイセンの花写真(撮影2015.2.23)

ニホンズイセン花観察地図東京台場公園地図Tokyo Odaiba Park Map

台場公園に咲くニホンズイセンの花は早春の陽光に輝く

ニホンズイセン花画像

鎌倉海蔵寺に咲くニホンズイセンの花写真(撮影2013.3.10)

春の鎌倉海蔵寺に咲くニホンズイセンの花は素晴らしい緑の苔に映えます

ニホンズイセン花画像

雪の浄智寺に咲くニホンズイセンの花写真(撮影2008.1.23)

ニホンズイセン花観察地図鎌倉浄智寺地図Kamakura Jyochiji Temple Map

雪の浄智寺に咲くニホンズイセンの花はけなげです

ニホンズイセン花画像

横浜象の鼻パークに咲くニホンズイセンの花写真(撮影2013.2.14)

ニホンズイセン花観察地図横浜象の鼻パーク地図Yokohama Zounohana Park Map

夕刻の横浜象の鼻パークに咲くニホンズイセンの花は赤レンガ倉庫に映えます

ニホンズイセン花画像

鎌倉牡丹餅寺に咲くニホンズイセンの花写真(撮影2008.3.12)

春の鎌倉牡丹餅寺に咲くニホンズイセンの花は暖かそう

ニホンズイセン花画像

鎌倉段葛に咲くニホンズイセンの花写真(撮影2013.3.10)

ニホンズイセン花観察地図鎌倉段葛地図Kamakura Dankazura Walk Map

春の鎌倉段葛に咲く副花冠がベージュ色のニホンズイセンの花も綺麗です

ニホンズイセン花画像

港の見える丘公園に咲くニホンズイセンの花写真(撮影2014.3.24)

春の港の見える丘公園に咲くニホンズイセンの花も素晴らしい

ニホンズイセン花画像

観音崎公園に咲くニホンズイセンの花写真(撮影2015.2.6)

冬の観音崎公園に咲くニホンズイセンの花は三浦半島の青空に似合います

 ヒガンバナ科スイセン属ニホンズイセン(日本水仙Narcissus tazzetta ver. chinensis)は地中海原産の植物です。ニホンズイセンは日本の気候にあっているので、栽培も比較的容易な植物です。またニホンズイセンは公園やお寺、海岸などでも多く見られるので、冬から春の花散歩には欠かせない植物です。ニホンズイセンはヒガンバナ科の植物なので、他のヒガンバナ科のハマユウと同じ部分と異なる部分を探してみるのも、おもしろいかもしれませんね。このページの中で皆様が気に入ったニホンズイセンの花の写真が、一枚でもあれば幸いです。

 ヒガンバナ科スイセン属ニホンズイセン(日本水仙Narcissus tazzetta ver. chinensis)の花、ニホンズイセン花散歩楽しんでもらえたでしょうか?ニホンズイセンの花は冬から春まで長い期間楽しめる植物です。皆様もこのページの地図を片手にニホンズイセン花散歩を楽しんでください。美しい庭園や青空、海、湖を見ながら、ニホンズイセン花散歩を楽しめば、体も心もリフレッシュできそうです。なお資料写真の背景がボケていますが、ニホンズイセンの花が主役ですのでお許し下さい。ナルキッソス(Narcissus)のようにニホンズイセンの美しい姿に、湖になどに、ひき込まれないように観察してください。よろしかったらツワブキ花散歩も眺めていってください。

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