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ノコンギク散歩

Flower Walking with Aster microcephalus ver. ovatus

ノコンギクの美しい花は山麓、水辺を薄紫色に飾ります・ノコンギクの花は秋の花散歩の楽しみ

 キク科シオン属ノコンギク(野紺菊Aster microcephalus ver. ovatus)は日本原産の双子葉、多年生、草本です。ノコンギクは野辺や山麓に自生する植物で、秋に紫色、薄紫色、白色の美しい散房状の頭状花多数を次々に咲かせるのが特徴です。ノコンギクの花はキク科特有の花で周辺部の薄紫色の舌状花と中心部の黄色い管状花から成ります。ノコンギクは秋に痩果を付けますが先端に冠毛があるのが特徴です。ノコンギクの薄紫色の花は美しく、秋の山麓や野辺を飾ります。ノコンギクをノコンギク花写真、ノコンギク花観察地図、ノコンギク花情報でお楽しみ下さい。

《キク科シオン属ノコンギク野紺菊Aster microcephalus ver. ovatus花写真・花観察地図》

ノコンギク花画像

京都哲学の道に咲くノコンギク花写真(撮影2022.10.18)

ノコンギク花観察地図京都哲学の道地図Kyoto Tetsugakunomichi Walk Map

 ノコンギク(Japanese Wild Aster)は、日本原産のキク科の植物です。秋の野辺に咲くノコンギクの花は、清楚で涼しげです。秋に京都哲学の道を花散歩していると、薄紫色のノコンギクの花が琵琶湖疎水の流れを背景に咲いていました(撮影2022.10.18)。

ノコンギク花画像

八方尾根に咲き出した薄紫色のノコンギクの花写真(撮影2020.8.26)

ノコンギク花観察地図八方池地図Hakuba Happoike Map

 ノコンギク(野紺菊)は日本原産のキク科植物で、花期は夏の終わりから秋で花色は紫色、紺色、藍色、白色などです。ノコンギクの涼しげな花は秋を感じさせる花です。夏の終わりに白馬八方池(標高2026m)近くの登山道を歩いていると、ノコンギクの花が咲きだしていました(撮影2020.8.26)。ノコンギクの花は、高原に秋を告げます。

ノコンギク花画像

常寂光寺に咲く紫色のノコンギク花写真(撮影2016.11.14)

ノコンギク花観察地図常寂光寺地図Koto Sagano Jyojyakkouji Temple Map

 ノコンギク(Aster microcephalus ver. ovatus)は初夏から夏に横に伸びた地下茎から根生葉を茂らせ、秋に高さ50cm~1m花茎を延ばし枝先に散房状の頭花を多数咲かせます。ノコンギクの花はキク科特有の花で周辺部の薄紫色の舌状花と中心部の黄色い管状花から成ります。秋に京都嵯峨野にある常寂光寺(標高約80m)を花散歩していると、紫色のノコンギクの花が咲いていました(撮影2016.11.14)。

ノコンギク花画像

上高地河童橋近くに咲くノコンギク花写真(撮影2013.8.28)

ノコンギク花観察地図上高地河童橋Nagano Kamikouchi Kappabashi Bridge Map

 ノコンギクの学名はAster microcephalus ver. ovatus他で、ノコンギクの属名はシオン属Asterです。シオン属にはユーラシア大陸を中心に、180種程が知られています。シオン属の属名Aster=from Latin word 'aster(star)'=ラテン語で「星」の意味です。これは、シオン属の頭状花序の花が「星形」に見えるからです。初秋に上高地河童橋近く(標高約1500m付近)を花散歩していると、ノコンギクの星形に見える薄紫色の可愛らしい花が咲いていました(撮影2013.8.28)。

ノコンギク花写真

仙台秋保大滝に咲くノコンギク花写真(撮影2020.10.25)

ノコンギク花観察地図仙台秋保大滝地図Sendai Akiyuotaki Fall Map 

 ノコンギク(野紺菊)の花期は秋で、花色は紫色、薄紫色、白色などです。ノコンギクの薄紫色の花は美しく、秋の山麓や野辺を美しく飾ります。秋に仙台秋保大滝を花散歩していると、薄紫色のノコンギクの花が観察できました(撮影2020.10.25)。

 

《キク科シオン属ノコンギク野紺菊Aster microcephalus ver. ovatusの花情報》 

植物名 ノコンギク 漢字 野紺菊 英語 Wild Aster 中国語 紫苑
学名 Aster microcephalus ver. ovatus 、 Aster ageratoides  他 
科名 キク科 Asteraceae
属名 シオン属 Aster
花期 秋の花 初秋花
花色 紫色花 白色花
原産 日本(近縁種、は東アジアに広く分布)
観察 長野県、岐阜県、富山県、鎌倉市、横浜市、他
特徴 双子葉、多年生、草本、キク科、種子、地下茎で増える、高さ50cm~1m、
花期秋、花色紫色、白色、散房状花、周辺部は紫色の舌状花、中心部黄色い管状花
秋に痩花、先端に冠毛、生け花、観賞用、日本庭園
利用 観賞用、生け花、茶花、日本庭園、食用、
意味 ノコンギク=野紺菊(野に咲く紺色の菊の花色から)、Wild Aster=野生の紫苑
属名Aster=from Latin word 'aster(star)'=ラテン語で「星」の意味(花の形状から)
種名microcephalus=from Greek mikros "small"+ kephale "head"=「小さな頭」の意
亜種名ovatus=from the Latin "ovatus" meaning "egg shaped"=「卵形」の意味

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《キク科シオン属ノコンギク野紺菊Aster microcephalus ver. ovatus花写真・花観察地図》

ノコンギク花画像

京都大沢池池畔に咲くノコンギク花写真(撮影2012.11.12)

ノコンギク花観察地図京都大沢池地図Kyoto Sagano Osawanoike Pond Map

 ノコンギク(野紺菊)の種名(学名)はmicrocephalus 他です。ノコンギクの種名microcephalus=from Greek mikros "small"+ kephale "head"=「小さな頭」の意味です。これはノコンギクの「小さく可愛らしい頭状花序の花」を表しています。秋に京都大沢池池畔(標高約57m)を花散歩していると、「小さな頭」の可愛らしいノコンギクの花が大沢池を背景に咲いていました(撮影2012.11.12)。

ノコンギク花

八方尾根に咲き出した薄紫色のノコンギクの花写真(撮影2013.8.27)

 キク科シオン属ノコンギク(野紺菊Aster microcephalus ver. ovatus)は日本原産の植物です。ノコンギクは日本の野辺や山麓に自生する植物で、秋に紫色、薄紫色、白色の美しい散房状の頭状花多数を次々に咲かせるのが特徴です。ノコンギクの花はキク科特有の花で周辺部の薄紫色の舌状花と中心部の黄色い管状花から成ります。初秋に八方尾根にある八方池山荘付近(標高1830m)を花散歩していると、薄紫色のノコンギクの散房状の頭状花多数が咲きだしていました(撮影2013.8.27)。八方尾根に咲き出した薄紫色のノコンギクの花は秋の訪れを告げます。

《キク科シオン属ノコンギク野紺菊Aster microcephalus ver. ovatus花写真・花観察地図》

ノコンギク花

秋の梓川河畔に咲くノコンギクの花写真(撮影2013.8.28)

ノコンギク花観察地図上高地ウエストン碑地図Kamikouchi Weston Memorial Map

 ノコンギクの花はキク科特有の花で周辺部の薄紫色の舌状花と中心部の黄色い管状花から成ります。ノコンギクは秋に痩果を付けますが先端に冠毛があるのが特徴です。秋の上高地ウエストン碑に近い梓川河畔に咲くノコンギクの花を良く観察すると、黄色い管状花の周りに冠毛がたくさん生えているのが分かります(撮影2013.8.28)。ノコンギクはヨメナとよく似ていますが、管状花の周りの冠毛がノコンギクの特徴です。秋の梓川河畔(標高約1500m)に咲くノコンギクの花は梓川の川面に映えます。

ノコンギク花上高地

秋の梓川で遊ぶカモとノコンギクの花写真(撮影2013.8.28)

 ノコンギクは初夏から夏に横に伸びた地下茎から根生葉を茂らせ、秋に高さ50cm~1m花茎を延ばし枝先に散房状の頭花を多数咲かせます。初夏から夏に横に伸びた地下茎から根生葉(根出葉)を茂らせた頃のノコンギクはほとんど目立つことはありません。ノコンギクは秋に高さ50cm~1m花茎を延ばし、枝先に散房状の頭花を付けると急に目立つようになります。初秋に上高地を花散歩していると、梓川河畔(標高約1500m)に咲いたノコンギクの花の下でカモが遊んでいました(撮影2013.8.28)。

ノコンギク花乗鞍高原

乗鞍高原に咲くノコンギクの花と蝶写真(撮影2013.8.29)

ノコンギク花観察地図長野県乗鞍高原地図Nakano Norikura-kougen Map

 初秋に乗鞍岳山麓にある、乗鞍高原自然保護センター周辺(標高約1600m)を花散歩していると、ノコンギクの花に蝶が止まっていました(撮影2013.8.29)。ノコンギクは虫媒花で、チョウ(蝶)等の昆虫達が花粉を運びます。チョウは長い口吻をノゴンギクの黄色い部分の筒状花に差込み蜜を吸いますが、その時に受粉を促します。

ノコンギク花八方尾根

八方尾根兎平に咲くノコンギクの花と北アルプスの峰々写真(撮影2013.8.27)

 初秋に唐松岳山麓にある八方尾根兎平(標高約1400m)付近を花散歩していると、ノコンギクの花が咲いていました(撮影2013.8.27)。八方尾根兎平(標高約1400m)付近に咲くノコンギクの花は、標高の高い八方池山荘付近(標高1830m)に比べて開花が進んでいるようです。ノコンギクの花はもうしばらくすると、山麓や里でも見られるはずです。

《キク科シオン属ノコンギク野紺菊Aster microcephalus ver. ovatus花写真・花観察地図》

ノコンギク花大沢池

京都大沢池湖畔に咲くノコンギクの花写真(撮影2012.11.12)

 京都嵯峨野にある名勝大沢池は離宮嵯峨院の庭池で、日本最古の庭池です。京都京都大覚寺に隣接した大沢池湖畔を花散歩すると、平安前期の雄大な庭園を偲ぶことができます。秋に京都大沢池湖畔を花散歩していると、大沢池湖畔(標高57m)にノコンギク(野紺菊)の花が静かに咲いていました(撮影2012.11.12)。ノコンギクの花は高い山々では8月下旬に咲き出していましたが、標高の低い大沢池湖畔(標高57m)では11月に見ごろを迎えます。夕映えの大沢池の湖畔に咲く、ノコンギクの花も優雅に見えます。

ノコンギク花奥嵯峨

京都奥嵯峨の紅葉とノコンギクの花写真(撮影2012.11.12)

ノコンギク花観察地図京都奥嵯峨鳥居本地図Kyoto Okusaga Toriimoto Map

 秋の京都奥嵯峨の紅葉はきれいです。秋に京都奥嵯峨鳥居本付近(標高約76m)を花散歩していると、京都奥嵯峨の紅葉を背景にノコンギクの花が咲いていました(撮影2012.11.12)。京都の紅葉に、ノコンギクの薄紫色の爽やかな花は良く似合います。

ノコンギク花梓川

上高地梓川河畔に咲くノコンギクの花写真(撮影2011.8.20)

 ノコンギクAster microcephalus ver. ovatusの亜種名ovatus=from the Latin "ovatus" meaning "egg shaped"=「卵形」の意味です。これはノコンギクの実(蒴果)の形状を示しているようです。夏の終わりに上高地梓川河畔(標高約1500m)を花散歩していると、ノコンギクの花がたくさん咲いていました(撮影2011.8.20)。ノコンギクは日本の野菊を代表する花ですが、日本の豊かな自然に溶け込む美しく爽やかな花です。上高地梓川河畔に咲くノコンギクの花はとても爽やかで清々しく見えました。

エゾノコンギク花画像

北海道函館ハリストス正教会庭に咲くエゾノコンギク花写真(撮影2015.9.28)

エゾノコンギク花観察地図北海道函館ハリストス正教会地図Hokkaido Hakodate Haristos Church Map

 ノコンギク(野紺菊Aster microcephalus ver. ovatus他)の近縁に、エゾノコンギクAster microcephalus ver. subsp. ovatusがあります。ノコンギクとエゾノコンギクは、よく見てもほとんど差がありません。秋に北海道函館ハリストス正教会庭を花散歩していると、エゾノコンギクの花が教会の建物を背景に咲いていました(撮影2015.9.28)。難しい分類はともかく、ノコンギクもエゾノコンギクも美しく可愛らしい花です。

《キク科シオン属ノコンギク野紺菊Aster microcephalus ver. ovatus花写真アルバム・花観察地図》

ノコンギク花画像

上高地帝国ホテル前に咲くノコンギク花写真(撮影2012.8.14)

上高地帝国ホテル前に咲くノコンギクの花は舌状花が細くスマート

ノコンギク花画像

京都鹿ケ谷大豊神社に咲くノコンギク花写真(撮影2014.11.25)

雨に濡れる京都鹿ケ谷大豊神社に咲くノコンギクの花色は鮮やか

ノコンギク花画像

横浜山手外国人墓地に咲くノコンギク花写真(撮影2015.11.15)

ノコンギク花観察地図横浜山手外国人墓地Yokohama Foreign General Cemetery Map

横浜山手外国人墓地に咲くノコンギクの花も美しい

ノコンギク花画像

丸亀城石垣前に咲くノコンギク花写真(撮影2015.11.1)

ノコンギク花観察地図香川県丸亀城地図Kagawa Marugame Castle Map

丸亀城石垣前に咲くノコンギクの花は可愛らしい

ノコンギク花画像

上高地梓川河畔に咲くノコンギクの花写真(撮影2013.8.28)

上高地河童橋近くの梓川河畔に咲くノコンギクの花は明るく華やか

 キク科シオン属ノコンギク(野紺菊Aster microcephalus ver. ovatus)は日本原産の植物です。ノコンギクは秋の野辺や山麓水辺を、薄紫色に美しく飾ります。ノコンギクの美しく爽やかな花は、秋の花散歩に最適な植物です。同じキク科ヒマワリと同じ部分と、異なる部分を観察してみるのもおもしろいです。このページの中で皆様が気に入ったノコンギクの花写真が、一枚でもあれば幸いです。

 ノコンギク花散歩楽しんでもらえたでしょうか?ノコンギクの薄紫色の美しい花は秋の花散歩の楽しみです。皆様もこのページの地図を片手にノコンギク花散歩を楽しんでください。ノコンギク花散歩を楽しめば、体も心もリフレッシュできそうです。なお資料写真の背景がボケていますが、ノコンギクの花が主役ですのでお許し下さい。よろしかったら野菊の花も眺めていってください。

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