四季の花図鑑新ページ季節の花花色図鑑科の花図鑑

トウヤクリンドウ散歩

Flower Walking with Gentiana algida

トウヤクリンドウの薄黄色の花は高原に秋を告げます・トウヤクリンドウは高原の花散歩の楽しみ

 リンドウ科リンドウ属トウヤクリンドウ(当薬竜胆Gentiana algida)は日本などユーラシア大陸、北アメリカが原産の双子葉、多年生、草本です。トウヤクリンドウは夏の終わりから秋に茎先に先端が5裂した花を咲かせます。トウヤクリンドウの花はリンドウ属特有の花で、蕾は螺旋に巻いた筒状長楕円形で、開くと五星形です。雄蕊5、雌蕊1(柱頭2裂)です。トウヤクリンドウは花期後、実を付けます。トウヤクリンドウの花をトウヤクリンドウ花写真、トウヤクリンドウ花観察地図、トウヤクリンドウ花情報でお楽しみ下さい。

《リンドウ科リンドウ属トウヤクリンドウ当薬竜胆Gentiana algidaの花写真・花観察地図》

トウヤクリンドウ花写真

乗鞍鶴ヶ池近くに咲くトウヤクリンドウの花写真(撮影2013.8.29)

トウヤクリンドウ花散歩地図乗鞍鶴ヶ池地図Gifu Norikura Tsurugaike Pond Map

 トウヤクリンドウ(当薬竜胆)は高山植物で、日本の本州中部山岳地帯では標高2500m以上の高地で観察されます。トウヤクリンドウは成長しても10cm~20cm程で花は薄い黄緑色です。トウヤクリンドウの花はリンドウ属特有の花で、蕾は螺旋に巻いた筒状長楕円形で、開くと筒状五星形です。トウヤクリンドウの花弁は筒状5裂で雄蕊5、雌蕊1(柱頭2裂)です。初秋に乗鞍鶴ヶ池付近(標高2694m付近)を花散歩していると、花開いたトウヤクリンドウの花を観察することができました(撮影2013.8.29)。乗鞍鶴ヶ池近くに咲くトウヤクリンドウの花は、天に向かって花開いていました。

トウヤクリンドウ花写真

乗鞍富士見岳に咲くトウヤクリンドウの花写真(撮影2013.8.29)

トウヤクリンドウ花散歩地図乗鞍富士見岳地図Norikura Mt. Fujimi Map

 トウヤクリンドウ(Gentiana algida)は、主に種子、根茎で増えます。トウヤクリンドウは、薬草、漢方薬として知られています。トウヤクリンドウは冬を根茎で過ごし、初夏に茎を直立させ、対生の披針形の葉を茂らせます。初秋に乗鞍富士見岳(標高2817m)を登っていると、トウヤクリンドウの黄緑色の花が咲いていました(撮影2013.8.29)。

《リンドウ科リンドウ属トウヤクリンドウ当薬竜胆Gentiana algidaの花情報・学名意味》

植物名 リンドウ属トウヤクリンドウ 漢字 当薬竜胆 英語  中国語 高山竜胆
学名 Gentiana algida Gentiana fligida 他
科名 リンドウ科 Gentianaceae
属名 リンドウ属 Gentiana
花期 秋の花 夏の花 初秋の花
花色 黄色花 白色花
原産 ユーラシア大陸、北アメリカ 高原の花(日本、朝鮮半島、中国、ヨーロッパ、他)
観察 北海道 長野 岐阜 富山 他
特徴 リンドウ科、種子、根茎で増える、双子葉、多年生、草本、10~20cm、葉対生、葉披針形
花期秋、花色(黄色、白色)、がく片5、花弁筒状5裂、雄蕊5、雌蕊1(柱頭2裂)、
花期後実、薬用、漢方薬(高山竜胆)、高山植物、
利用 高山植物、薬用、漢方薬(高山竜胆)、
学名
意味
トウヤクリンドウ=当薬竜胆=薬草の効能から、中国語=高山竜胆=生育環境から
属名Gentiana=Greek word from Illian King 'Gentius'=ギリシャ語で「Gentius王」の意味
種名algida=from Latin word meaning 'Very cold'=「大変冷たい」の意味

サイト内の検索は下のカスタム検索を利用ください(例:秋の花)

《リンドウ科リンドウ属トウヤクリンドウ当薬竜胆Gentiana algidaの花写真・花観察地図》

トウヤクリンドウ花写真

乗鞍大黒岳山頂付近に咲くトウヤクリンドウの花写真(撮影2013.8.29)

トウヤクリンドウ花散歩地図乗鞍大黒岳地図Norikura Mt. Daikokudake Map

 トウヤクリンドウ(Gentiana algida)は高山植物であるために、寒い日や日照の無い時間には蕾を閉じています。トウヤクリンドウの蕾は筒状の円錐形で蕾は螺旋形に巻き込んでいます。強風が吹く乗鞍大黒岳山頂付近(標高2772m付近)を歩いていると、蕾を閉じたトウヤクリンドウが強風にあおられていました(撮影2013.8.29)。乗鞍大黒岳山頂付近に咲くトウヤクリンドウの花も、日が照り暖かくなるとすぐに花開きます。

トウヤクリンドウ花写真

乗鞍畳平に咲くトウヤクリンドウの花写真(撮影2010.8.19)

トウヤクリンドウ花散歩地図乗鞍畳平地図Norikura Tatamidaira Map

 リンドウ科リンドウ属トウヤクリンドウ(当薬竜胆Gentiana algida)は日本などユーラシア大陸、北アメリカが原産の双子葉、多年生、草本です。トウヤクリンドウは夏の終わりから秋に茎先に先端が5裂した花を咲かせます。トウヤクリンドウは、高山の砂礫地や草原を好みます。トウヤクリンドウの背丈は小さい(高さ10cm~20cm)ですが、筒状の花の長さは4~5cm程あり、見ていてとてもけなげで可愛らしく見えます。夏の終わりに乗鞍畳平(標高約2702m)付近を花散歩していると、トウヤクリンドウの花が開きかけていました(撮影2010.8.19)。乗鞍畳平に咲くトウヤクリンドウの花は可愛らしく見えました。

《リンドウ科リンドウ属トウヤクリンドウ当薬竜胆Gentiana algidaの花写真・花観察地図》

トウヤクリンドウ花写真

乗鞍畳平に咲くトウヤクリンドウの花写真(撮影2013.8.29)

 トウヤクリンドウの属名はGentiana(リンドウ属)=Greek word from Illian King 'Gentius'=ギリシャ語で「Gentius王」の意味です。イリュリア(Illian)の王Gentiusがリンドウ属の植物から薬(Gentian:消化薬などとして使われたアルコール飲料)を造り、普及したからと考えられています。日本のトウヤクリンドウ(当薬竜胆)も、胃薬などとして古くから利用されてきましたが、トウヤクリンドウはとても苦いそうです。秋に乗鞍畳平(標高約2702m)を花散歩していると、トウヤクリンドウの花が山小屋を背景に咲いていました(撮影2013.8.29)。乗鞍畳平に咲くトウヤクリンドウの花は高さわずか10cm程しか借りませんでしたが、なぜか堂々と薄黄色の輝いて見えました。

トウヤクリンドウ花写真

乗鞍恵比須岳に咲くトウヤクリンドウの花写真(撮影2010.8.19)

トウヤクリンドウ花散歩地図乗鞍恵比須岳地図Norikura Mt. Ebisu Map 

 トウヤクリンドウ(Gentiana algida)の種名algida=from Latin word meaning 'Very cold'=「大変冷たい」の意味です。確かにトウヤクリンドウが生育する場所は、日本では本州中部山岳地域以北で標高2500m以上の高地で「大変冷たい」地域です。初秋に乗鞍恵比須岳(標高約2831m)に向けて歩いていると、トウヤクリンドウの花が咲いていました(撮影2010.8.19)。歩いている場所は標高2700m付近でしたが、この付近でも真冬には気温が-20度近くまで下がることがあります。

トウヤクリンドウ花写真

乗鞍富士見岳に咲くトウヤクリンドウの花写真(撮影2013.8.29)

トウヤクリンドウ花散歩地図乗鞍富士見岳地図Norikura Mt. Fujimi Map

 トウヤクリンドウ(Gentiana algida)は、中国語では高山竜胆と言います。トウヤクリンドウは中国国内では、標高2700m~5300mに分布している様です。トウヤクリンドウは中国では、漢方薬として広く利用されています。トウヤクリンドウは、gentianineなどの成分を含んでいます。秋に乗鞍富士見岳(標高2817m)を登っていると、山頂近くの岩場にトウヤクリンドウの黄緑色の花が咲いていました(撮影2013.8.29)。

トウヤクリンドウ花写真

乗鞍畳平に咲くトウヤクリンドウの花写真(撮影2013.8.29)

 トウヤクリンドウ(Gentiana algida)は、日本では当薬竜胆と書きますが、トウヤクリンドウは生薬としても利用されています。トウヤクリンドウは日本では主に、胃薬として利用されているそうです。乗鞍畳平(標高約2702m)に咲くトウヤクリンドウの花は花が大きく開き雌蕊の柱頭が2裂している様子が観察できました(撮影2013.8.29)。

《リンドウ科リンドウ属トウヤクリンドウ当薬竜胆Gentiana algidaの花写真・花観察地図》

トウヤクリンドウ花写真

乗鞍富士見岳に咲くトウヤクリンドウの花写真(撮影2013.8.29)

 トウヤクリンドウ(当薬竜胆)は高山植物で、夏の終わりから秋に開花する花です。トウヤクリンドウの花色は薄黄色、黄緑色、白色などで決して派手な花色ではありませんが、高山に秋の訪れを告げる花として心に残る花です。乗鞍富士見岳(標高2817m)に咲くトウヤクリンドウの花は、白っぽく白秋を感じさせる花でした(撮影2013.8.29)。

トウヤクリンドウ花写真

乗鞍畳平の草地に咲くトウヤクリンドウの花写真(撮影2013.8.29)

 トウヤクリンドウ(Gentiana algida)は一般的には高山の砂礫地に生育していますが、高山の草地の間から花開いている姿を観察するときもあります。秋に乗鞍畳平(標高約2702m)を花散歩していると、草地に生育するトウヤクリンドウの花を観察できました(撮影2013.8.29)。草地に生育するトウヤクリンドウの花は、少し暖かそうに見えました。

トウヤクリンドウ花写真

乗鞍鶴ヶ池畔に咲くトウヤクリンドウの花写真(撮影2013.8.29)

 秋に乗鞍鶴ヶ池(標高2694m付近)の周りを花散歩していると、池畔の岩場にトウヤクリンドウの花が咲いていました(撮影2013.8.29)。乗鞍鶴ヶ池畔に咲くトウヤクリンドウの花は、鶴ヶ池とハイマツを背景に堂々として見えました。

 リンドウ科リンドウ属トウヤクリンドウ(当薬竜胆Gentiana algida)は日本などユーラシア大陸、北アメリカが原産の植物です。トウヤクリンドウ(当薬竜胆)の白色、薄黄色の花は高山に秋を告げます。トウヤクリンドウ(当薬竜胆)は、世界中で薬草としても利用されている植物です。トウヤクリンドウと同じリンドウ属の、オヤマリンドウの花と比較してみるのも良いですね。

 トウヤクリンドウ花散歩を、楽しんでもらえたでしょうか?夏の山沿いや川沿いを美しい花で飾るトウヤクリンドウ(当薬竜胆)の花は、高山の秋の花散歩の楽しみです。皆様もこのページの地図を片手に、トウヤクリンドウ(当薬竜胆)花散歩を楽しんでください。トウヤクリンドウ(当薬竜胆)花散歩を楽しめば、体も心もリフレッシュできそうです。なお資料写真の背景がボケていますが、トウヤクリンドウ(当薬竜胆)の花が主役ですのでお許し下さい。よろしかったらトリカブト花散歩も眺めていってください。

乗鞍花図鑑に戻る

信州花図鑑に戻る

キキョウ科に戻る

万葉植物図鑑に戻る

中秋の花に戻る

秋の七草図鑑に戻る

花暦図鑑に戻る

各地の花図鑑に戻る

高原の花に戻る

横浜鎌倉の四季に戻る

★横浜鎌倉の四季から横浜鎌倉の四季写真アルバムが出来ました★写真アルバムを気軽に眺めてみてください★

私たちのページはリンクフリーです

Free Link to our Pages

引用なども自由にどうぞ

安心★四季の花図鑑★リンク

夏の花 初秋花 秋の花 初冬の花 冬の花 早春の花 春の花 初夏の花 青色花 赤色花 白色花 黄色花 紫色花 オレンジ色花 ピンク色花 高原の花 シソ科 ラン科 マメ科 アブラナ科 キンポウゲ科 キク科 ユリ科 モクセイ科 キョウチクトウ科 サクラ花散歩 クリスマスの花 正月の花 高山植物 観葉植物 公園花図鑑

安心★横浜鎌倉の四季★リンク

 植物園花散歩 山高原花散歩 横浜花旅 鎌倉花旅 北海道花旅 伊豆箱根花旅 京都花旅 信州花旅 奈良花の街 東京花旅 大阪花旅 沖縄花旅 金沢花散歩 公園花散歩

鮮やか★七色の図鑑★リンク

秋色図鑑 オアフ島の色図鑑 京都の色図鑑 鎌倉の色図鑑 台北の色図鑑 富良野の色図鑑 青色の実 黄昏の色図鑑 オレンジ色の図鑑