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シュウメイギク散歩

Flower Walking with Japanese anemone Anemone hupehensis

秋風に揺れるシュウメイギクは静かな秋の訪れを告げます・シュウメイギク花散歩は秋の楽しみ

 シュウメイギク(秋明菊Japanese anemoneAnemone hupehensis 他)はキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草、草本、双子葉植物です。シュウメイギクの原産は中国(中国名:秋牡丹)で、古い時代に日本にもたらされました。シュウメイギクは高さ90cm~120cmで秋に白又は赤紫色の花を咲かせます。シュウメイギクをシュウメイギク花写真、シュウメイギクの花観察地図、シュウメイギクの花情報でお楽しみ下さい。

《イチリンソウ属シュウメイギクAnemone hupehensis 花散歩写真・花観察地図》

シュウメイギク花画像

鎌倉瑞泉寺に咲く白色のシュウメイギク花写真(撮影2021.9.20)

シュウメイギク花観察地図鎌倉瑞泉寺地図Kamakura Zuisenji Temple Map

 シュウメイギク(秋明菊)の花期は夏の終わりから秋ごろで、花色は白色、紅色、赤色、紫色などです。シュウメイギクはの原産は中国ですが古い時代に漢方薬、中医薬などとして日本にもたらされています。秋に鎌倉瑞泉寺を花散歩していると、白色の涼しげなシュウメイギクの花が咲いていました(撮影2021.9.20)。瑞泉寺の開山の夢想疎石は鎌倉時代に貿易船の天龍寺船の造営にあたり、日本文化だけでなく国際文化交流にも貢献しています。

シュウメイギク花画像

白馬観音原近くに咲くシュウメイギク花写真(撮影2013.8.27)

シュウメイギク花観察地図白馬観音原Nagano Hakuba Kannonbara Map

 シュウメイギク(Japanese anemone)はキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草、草本、双子葉植物です。シュウメイギクAnemone hupehensis の原産は中国(中国名:秋牡丹)で、古い時代に日本にもたらされました。シュウメイギクは高さ90cm~120cmで秋に白色、赤紫色の花を咲かせます。初秋に白馬観音原近くを花散歩していると、赤紫色のシュウメイギクの花が咲いていました(撮影2013.8.27)。

シュウメイギク花画像

横浜山手ブラフ18番館前に咲くシュウメイギク花写真(撮影2014.10.12)

シュウメイギク花観察地図横浜山手ブラフ18番館地図Yokohama Yamate Bluff No.18 Map

 シュウメイギクAnemone hupehensis は主に株分けで増やします。シュウメイギクは秋に直立した花茎を伸ばし、キンポウゲ科特有のアネモネの花に似た紫色、赤色、白色の花を咲かせます。シュウメイギクの花は聚傘花序で花弁は無く、がく片5~6、雄蕊多数、多心皮(400)です。秋に横浜山手ブラフ18番館前を花散歩していると、白色の涼しげなシュウメイギクの花が咲いていました(撮影2014.10.12)。

シュウメイギク花画像

大阪服部緑地植物園に咲くシュウメイギク花写真(撮影2014.10.19)

シュウメイギク花観察地図大阪服部緑地植物園地図Osaka Hattori Ryokuchi Botanical Garden Map

 シュウメイギク(貴船菊)には、花弁(花被片)がありません。シュウメイギクの、花弁に見える部分はがく片です。またシュウメイギクの花の中心に見える黄色い部分には、雄蕊(多数)と球状に見える多心皮の花托が印象的です。秋に大阪服部緑地植物園を花散歩していると、イチリンソウ(アネモネ)属Anemone特有の花構造のシュウメイギクの花が観察できました(撮影2014.10.19)。

シュウメイギク花写真

白馬大出つり橋前に咲くシュウメイギク花写真(撮影2020.8.25)

シュウメイギク花観察地図白馬大出つり橋地図Hakuba Oide Bridge Map

 シュウメイギク(Japanese anemone)の花期は初秋から秋で、花色は紫色、白色、赤色などです。シュウメイギクは秋を感じさせる花として人気があります。初秋に白馬大出つり橋を花散歩していると、薄紫色のシュウメイギクの花が咲いていました(撮影2020.8.25)。白馬大出つり橋前に咲くシュウメイギクの花は、秋を感じさせ涼しげでした。

《イチリンソウ属シュウメイギクAnemone hupehensis の花情報・シュウメイギク学名意味》

植物名 イチリンソウ属シュウメイギク 英名Japanese anemone漢字 秋明菊 貴船菊 中国語 秋牡丹
学名 Anemone hupehensis Anemone hupehensis ver. japonica 他
科名 キンポウゲ科 
属名 イチリンソウ属 Anemone
花期 秋の花
花色 白色花 赤色花 紫色花
原産 中国(高原地帯)
観察地 岡山県、兵庫県、奈良県、京都府、神奈川県、長野県、北海道、他
特徴 多年草、草本、双子葉植物、主に株分けで増やす、高さ0.9m~1.2m、基生葉3~5、3出複葉
花茎直立、聚傘花序、がく片5、雄蕊多数、多心皮(400)、花期後実(痩果)、種子綿毛
利用 観賞用、庭園、花壇、鉢植え、中医薬、
学名
意味
シュウメイギク=秋明菊、貴船菊、Japanese anemone=日本のアネモネ、中国語=打破碗花花
属名Anemone=derived from Anemoi who were the Greek wind gods=ギリシャ女神Anemoiから
種名hupehensis=from the Latin meaning ' from Hupeh=Hubei' province, China

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《イチリンソウ属シュウメイギクAnemone hupehensis 花散歩写真・花観察地図》

シュウメイギクの花

鎌倉東慶寺地蔵菩薩とシュウメイギクの花写真(撮影2009.9.21)

シュウメイギク花観察地図鎌倉東慶寺地図Kamakura Tokei-ji Temple Map

 鎌倉東慶寺は北鎌倉駅から徒歩約4分ほどの場所にある静かな花の寺です。秋に花散歩すると東慶寺の地蔵菩薩に白いシュウメイギクが手向けられていました(撮影2009.9.21)。白いシュウメイギク(秋明菊Anemone hupehensis)は清々しく、爽やかな秋の訪れを告げているようです。写真で見てわかるようにシュウメイギクには、たくさんの雄しべが密集しています。たくさんの雄しべはキンポウゲ科(Anemone)の特徴です。

シュウメイギクの花

鎌倉東慶寺に咲く赤いシュウメイギクの花写真(撮影2009.9.21)

 シュウメイギクの株の高さは0.9m~1.2mです。真直ぐに伸びたシュウメイギクの茎は、屈託のない青年のようにも見えます。シュウメイギクの原産は中国南部地域(中国名秋牡丹)で、日本には古い時代にもたらされました。日本植物誌Flora Japonica(シーボルト書)にシュウメイギク、キブネギクAnemone japonica Thumbの図が描かれ、Anemone japonicaの説明がされています。日本植物誌Flora Japonicaを見ると赤色、八重咲きのシュウメイギクが描かれています。

《イチリンソウ属シュウメイギクAnemone hupehensis 花散歩写真・花観察地図》

八重咲きシュウメイギクの花

鎌倉長谷寺に咲く八重咲きの写真(撮影2005.10.2)

シュウメイギク花観察地図鎌倉長谷寺地図Kamakura Hase-dera Temple Map

 秋に鎌倉花の寺として知られる長谷寺を花散歩していると日本植物誌Flora Japonicaに描かれていたシュウメイギクAnemone hupehensis ver. japonicaとほぼ同じ品種の花が咲いていました(撮影2005.10.2)。この品種は確かに秋明菊、貴船菊と言われるように菊の花に似ていますね。こんな発見ができるのも、シュウメイギク花散歩の楽しみです。

シュウメイギク花画像

松本市新島々駅に咲く白色のシュウメイギク花写真(撮影2013.8.29)

  シュウメイギク(秋明菊Anemone hupehensis)の属名Anemone=derived from Anemoi who were the Greek wind gods=ギリシャの風の女神Anemoiから付けられています。アネモネ属のシュウメイギクの花が、秋風に揺れる様子は風情があります。初秋に秋風が吹き出した松本市新島々駅で列車を待っていると、白色のシュウメイギクが秋の装いを漂わせていました(撮影2013.8.29)。

シュウメイギクの花

鎌倉長谷寺に咲く赤いシュウメイギクの花写真(撮影2005.10.2)

 鎌倉花の寺として知られる秋の鎌倉長谷寺境内にはたくさんの品種のシュウメイギクの花が咲いています。長谷寺の洞窟近くには薄紫色のシュウメイギクの花が咲いていました(撮影2005.10.2)。シュウメイギクの花は秋の花散歩には最適な友です。

シュウメイギク花画像

京都大原実光院に咲くシュウメイギク花写真(撮影2014.10.21)

シュウメイギク花観察地図京都大原実光院地図Kyoto Ohara Jikko-in Temple Map

 シュウメイギクAnemone hupehensisの種名hupehensis=from the Latin meaning ' from Hupeh=Hubei' province, China=ラテン語の'Hupeh=Hubei' =「中国湖北から」の意味です。中国原産のシュウメイギクは、日本を始め世界中で愛され栽培されています。秋に京都大原実光院の庭園を花散歩していると、白色のシュウメイギクの花が石塔の側に咲いていました(撮影2014.10.21)。

《イチリンソウ属シュウメイギクAnemone hupehensis 花散歩写真・花観察地図》

シュウメイギクの花

鎌倉長谷寺に咲く白いシュウメイギクAnemone hupehensisの花写真(撮影2005.10.2)

 鎌倉長谷寺の階段を登って行くと、長谷観音像の安置された長谷寺宝物館が見えます。長谷寺宝物館近くの石灯籠前に白いシュウメイギクAnemone hupehensisの花が咲いていました(撮影2005.10.2)。白いシュウメイギクの花は爽やかで見事です。

シュウメイギクの花

鎌倉海蔵寺に咲く白いシュウメイギクの花写真(撮影2009.10.4)

シュウメイギク花観察地図鎌倉海蔵寺地図Kamakura Kaizoji Temple Map

 鎌倉海蔵寺は山間にある静かなお寺です。秋に鎌倉海蔵寺を花散歩すると、本堂前に白いシュウメイギクの花が咲いていました(撮影2009.10.4)。鎌倉海蔵寺も様々な秋の花を楽しめるお寺です。

シュウメイギクの花

鎌倉大巧寺に咲く薄紫色のシュウメイギク写真(撮影2008.9.8)

シュウメイギク花観察地図鎌倉大巧寺地図Kamakura Daigyo-ji Temple Map

 鎌倉駅前にある大巧寺(おんめさま)は源頼朝が戦勝祈願し庇護した歴史あるお寺です。大巧寺おんめさまを初秋に花散歩すると薄紫色のシュウメイギクが咲き始めていました(撮影2008.9.8)。咲き始めのシュウメイギクの花も、勢いがあって良いですね。

シュウメイギクの花

横浜港の見える丘公園に咲くシュウメイギクの花写真(撮影2009.9.22)

シュウメイギク花観察地図横浜港の見える丘公園Yokohama Minaonomieru-okakouen Park Map

 横浜港の見える丘公園は横浜バラ園や横浜イギリス館などもある横浜を代表する大きな公園です。秋に横浜港の見える丘公園の横浜市イギリス館近くを花散歩すると赤いシュウメイギクの花が咲いていました(撮影2009.9.22)。横浜港の見える丘公園は西洋式の公園ですが、シュウメイギクの花も似合います。上に見える白い建物は横浜市イギリス館です。

シュウメイギク実画像

シュウメイギクの実と綿毛に覆われた種子写真(撮影2013.1.6)

 シュウメイギク(貴船菊)は一般的には株分けで増やしますが、種子でも増やすことができます。シュウメイギクは花期後実(痩果)を付けますが、熟すとアネモネ属特有の綿毛に覆われた種子を飛ばします。冬に横浜港の見える丘公園を花散歩していると、シュウメイギクの実と綿毛に覆われた種子を観察することができました(撮影2013.1.6)。

《イチリンソウ属シュウメイギクAnemone hupehensis 花散歩写真・花観察地図》

シュウメイギク花画像

小樽手宮線遊歩道に咲く白色のシュウメイギク花写真(撮影2015.10.1)

シュウメイギク花観察地図小樽手宮線遊歩道地図Hokkaido Otaru Temiya Line Map

小樽手宮線遊歩道に咲く白色のシュウメイギクの花は見事

シュウメイギク花画像

京都奥嵯峨鳥居本に咲くシュウメイギク花写真(撮影2016.11.16)

シュウメイギク花観察地図京都奥嵯峨鳥居本Kyoto Okusaga Toriimoto Map

京都奥嵯峨鳥居本の古道沿いに咲くシュウメイギクの花もきれい

シュウメイギク花画像

奈良市ならまちに咲くシュウメイギク花写真(撮影2014.10.21)

シュウメイギク花観察地図奈良市ならまち地図Nara Naramachi Town Map

奈良市ならまちに咲くシュウメイギクの花

シュウメイギク花画像

函館駅前に咲くシュウメイギク花写真(撮影2015.9.29)

函館駅前に咲くシュウメイギクの花は秋の日に輝く

シュウメイギク花画像

横浜山手イタリア山庭園に咲く八重咲のシュウメイギク花写真(撮影2013.10.6)

シュウメイギク花観察地図横浜山手イタリア山庭園Yokohama Yamate Italy Garden Map

横浜山手イタリア山庭園に咲く八重咲のシュウメイギクの花色も良い

シュウメイギク花画像

横浜山手234番館に咲く白色のシュウメイギク花写真(撮影2015.10.20)

シュウメイギク花観察地図横浜山手234番館Yokohama Yamate No.234 Map

横浜山手234番館に咲く白色のシュウメイギクの花

シュウメイギク花画像

白馬スキージャンプ場近くに咲くシュウメイギク花写真(撮影2013.8.26)

シュウメイギク花観察地図白馬スキージャンプ場Nagano Hakuba Ski Jumping Studium Map

 シュウメイギク(秋明菊Anemone hupehensis)は中国原産ですが、シーボルトが日本の花(Japanese anemone)として世界に紹介しました。シュウメイギクは外来種ですが、日本にすっかりなじんでいるようです。初秋に白馬スキージャンプ場近くを花散歩していると、白色のシュウメイギクの花が涼しげに咲いていました(撮影2013.8.26)。シュウメイギクと同じキンポウゲ科のクリスマスローズと同じ部分と異なる部分を比較してみるのも面白いです。このページのシュウメイギクの花写真で、1枚でも皆様に気に入る写真があれば光栄です。

 シュウメイギクの花、シュウメイギク花散歩を、楽しんでもらえたでしょうか?秋の日を浴びて輝くシュウメイギクの優雅な花は秋の花旅花散歩の楽しみです。シュウメイギクの花は初秋から晩秋まで比較的長い期間楽しむことができます。皆様もこのページの地図を頼りに、シュウメイギク花散歩を楽しんでください。爽やかな秋空を見ながらシュウメイギク花散歩を楽しめば、体も心もリフレッシュできそうです。なお資料写真の背景がボケていますが、シュウメイギクの花が主役ですのでお許し下さい。

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