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夏の図鑑2

Summer Season Flower Book

夏の花散歩は健康とリフレッシュに最適・夏の花図鑑を片手に夏の花散歩に出かけましょう

更新2024.08.04

 夏の花は、明るく爽やかです。日本各地に咲く夏の花を、夏の花写真図鑑でご案内します。日本各地に咲く夏の花を写真図鑑と、夏の花の観察地の地図でご覧下さい。日本列島は意外に広く、多彩な気候帯(亜寒帯、温帯、亜熱帯、高山帯、等)にあるので、日本各地で様々な夏の花を楽しむことができます。夏の花図鑑を片手に日本各地の、夏の花散歩を楽しみください。

《夏の花写真図鑑写真・夏の花情報・お勧めの夏の花》

ハイビスカス花画像

扶桑花ハイビスカス

 沖縄県首里城守礼門近くを花散歩していると、夏の花の赤色のハイビスカスの花が守礼門を背景に咲いていました。アオイ科フヨウ属ブッソウゲ・ハイビスカス(扶桑花Chinese Hibiscus Hibiscus rosa-sinensis他)は東アジア原産の双子葉、熱帯性、常緑樹、低木です。日本で一般的にハイビスカスと呼ばれている植物の和名は、ブッソウゲ(扶桑花)です。ハイビスカスの種類は多く、園芸品種を含めると5000種を越えるといわれています。ハイビスカスHibiscus rosa-sinensisは成長すると高さ2.5m〜5mになります。ハイビスカスは気温が高ければ1年中開花します。ハイビスカスの花はフヨウ属特有の筒状で、花弁が5裂しています。ハイビスカスの花色は赤色、黄色、ピンク、白色他でがく片5裂(苞葉あり)、花弁5裂です。雌蕊は先端が5裂し、雄蕊多数が雌蕊に合着しています。ハイビスカスは各地で品種改良され、世界中で人気のある花です。

ウサギギク花画像

兎菊ウサギギク

 夏に乗鞍畳平(標高約2700m)を花散歩していると、黄色のウサギギクの花が高山の花畑に咲いていました。キク科ウサギギク属ウサギギク(兎菊Arnica unalascensis)は、日本の中部山岳地帯以北の高山帯、亜高山帯に分布する多年生、草本植物です。ウサギギクは高さ15cm〜25cm程で、葉がへら状で兎の耳に似ています。ウサギギクは夏に花茎を伸ばし、3〜4cmほどのキク科特有の頭状花序の黄色い花を1輪咲かせます。ウサギギクの黄色の明るく可愛らしい花は、高山の草原を飾ります。ウサギギクをウサギギク花写真、ウサギギク花観察地図、ウサギギクの花情報でお楽しみ下さい。

スイレン花画像

水蓮スイレン

 夏に東京夢の島熱帯植物館を花散歩していると、薄紅色の涼し気なスイレンの花が咲いていました。スイレン科スイレン属(睡蓮Water Lily Nymphaea tetragona他)は世界中に分布する双子葉、多年生、水生草本です。スイレンの花色は赤色、薄紅色、白色、黄色、青色他で香りの良いものもあります。スイレンの花はがく片4、花弁5枚以上、雄蕊多数です。スイレンの雌蕊は多数の心皮が集合して1個の雌蕊を構成し柱頭盤を形成し、柱頭盤には心皮数の柱頭があります。スイレンは地下茎、茎、葉、花、種子などが食用、医薬品などとして多方面で利用されています。スイレンをスイレン花写真、スイレン花観察地図、スイレン花情報でお楽しみ下さい。

クルマユリ花写真

車百合クルマユリ

 夏に八ヶ岳麦草峠(標高2125m付近)を花散歩していると、オレンジ色のクルマユリの花が咲いていました。ユリ科ユリ属クルマユリ(車百合Wheel Lily Lilium medeoloides)は日本など東アジア寒冷地が原産の単子葉、多年生、草本です。クルマユリは冬を鱗茎で過ごし、初夏に輪生の葉を付け、夏に高さ30cm〜100cm程の花茎を伸ばし花茎の上部に数個の花被片が反り返った紅色、オレンジ色の花を咲かせます。クルマユリの花はユリ科特有の筒状花で、花被片6、雌蕊1、雄蕊6です。夏山の草原を明るく飾るクルマユリの花は、高山植物の女王的存在です。高山の草原に咲く可愛らしいクルマユリは、夏山散歩の楽しみです。

アメリカデイゴ花画像

海紅豆アメリカデイゴ

 夏に横須賀うみかぜ公園近くを花散歩していると、赤色のアメリカデイゴの花がヤシの木並木を背景に咲いていました。マメ科アメリカデイゴ属アメリカデイゴ(海紅豆Cockspur Coral Tree Erythrina crista-galli 他)は南アメリカ原産の双子葉、落葉、小高木です。アメリカデイゴは成長すると高さ5m〜8mになります。アメリカデイゴは春から初夏に楕円、長楕円形の葉を茂らせ、夏に枝先に赤色の総状花序の両性花を多数付けます。アメリカデイゴの花は赤色で、マメ科特有の蝶形花冠の構造の花で、花弁は5(旗弁1、翼弁2、舟弁2)、雌蕊1、雄蕊10です。アメリカデイゴの花は、情熱的で美しく世界中から愛されています。アメリカデイゴをアメリカデイゴ花写真、アメリカデイゴ花観察地図、アメリカデイゴ花情報でお楽しみ下さい。

コマクサ花写真

駒草コマクサ

 夏に乗鞍富士見岳を花登山していると、薄紅色のコマクサの花が砂礫地の岩陰に咲いていました。ケシ科コマクサ属コマクサ(駒草Komakusa Dicentra peregrina)は日本シベリアの高山や寒冷地が原産の双子葉、多年生、草本です。コマクサは初夏から夏に根状茎から羽状複葉の根生葉を茂らせます。コマクサは夏に10〜15cm程の花茎を伸ばし、花茎に総状花序の心臓型の花を次々に付けます。コマクサの花はケシ科特有の花で、がく片2、花弁4、雌蕊1、雄蕊6です。コマクサは花期後黒色の実(刮ハ)を付けます。コマクサをコマクサ花写真、コマクサ花観察地図、コマクサ花情報でお楽しみ下さい。

ニッコウキスゲ花写真

日光黄萱ニッコウキスゲ

 夏に車山高原を花散歩していると、オレンジ色のニッコウキスゲの花が車山の草原を背景に咲いていました。ユリ科ワスレグサ属ニッコウキスゲ(日光黄萱Nikkokisuge Hemerocallis esculenta)は日本など東アジアが原産の単子葉、多年生、草本です。ニッコウキスゲはゼンテイカとも呼ばれ高原に夏を告げる花として親しまれています。ニッコウキスゲは主に株分け、種子で増えます。ニッコウキスゲは地下茎(根茎)で冬を過ごし、初夏に細長い根出葉を叢生し、線状の細長い葉を2列に並んで付けます。夏に葉心から1本の花茎(高さ60〜80cm)を直立し、上部は2分岐し各先端に3〜4個の黄色(黄橙色)の花を総状に付けます。ニッコウキスゲの花はユリ科特有の花で、ラッパ状(筒状で先端は開き6裂)です。ニッコウキスゲの花は花被片6、雄蕊6、雌蕊1、子房3室です。ニッコウキスゲは花期後、さく果を付けます。

タチアオイ花画像

立葵タチアオイ

 夏に松山城公園を花散歩していると、赤色のタチアオイの花が国宝松山城を背景に咲いていました。アオイ科タチアオイ属タチアオイ(立葵Hollyhock Alcea rosea)はアジア原産の双子葉、二年生、宿根生、草本です。タチアオイは古い時代に、中国から日本に薬草として伝来し親しまれています。タチアオイは直立した茎を伸ばし、成長すると2.5mにもなります。タチアオイの葉は互生で、直径6〜15cm程あります。タチアオイは初夏から夏に垂直に延びた花茎の下から、順次に直径6〜9cmの大きな花を咲かせてゆきます。タチアオイの花色は赤色、紫色、薄紅色、白色、黄色他です。タチアオイの花はアオイ科特有のがく片5、副がく片あり、花弁5が基本で重弁、八重咲きのものもあります。タチアオイの雄蕊はハイビスカスの花のように雌蕊(複数)に筒状に合着しています。タチアオイは薬草としても知られ、世界中で親しまれています。

ヤナギランの花・志賀高原

柳蘭ヤナギラン

 夏に志賀高原焼額山(標高2009m)近くを花散歩していると、紫色のヤナギランの花がシラビソ林を背景に咲いていました。夏から秋の高原に揺れるヤナギランの花は山高原散歩の楽しみです。アカバナ科ヤナギランは北アメリカ、ヨーロッパ、アジアに広く分布する植物です。日本ではヤナギランは北海道、本州の亜高山帯から山地に分布します。夏の高原に涼しげに揺れるヤナギランの赤(薄紫)色の上品な花は人気が高い花です。ヤナギランの花を写真、ヤナギランの花散歩地図、ヤナギランの花情報でお楽しみ下さい。

ピンクノウゼンカズラ花

桃色凌霄花ピンクノウゼンカズラ

 ノウゼンカズラ科ポドラネア属ピンクノウゼンカズラ(桃色凌霄花Pink Trumpet Vine Podranea ricasoliana他)は南アフリカ原産の双子葉、つる性、落葉、低木です。ピンクノウゼンカズラはつる性で成長すると高さ3m〜5mになります。日本ではピンクノウゼンカズラは春から初夏につる性の茎に奇数羽状複葉を付け長楕円形の葉を茂らせ、夏に茎の先にトランペット状のピンク色の花を付けます。ピンクノウゼンカズラの花はノウゼンカズラ科特有の筒状(トランペット状)で、がく片5裂、花弁が5裂しています。ピンクノウゼンカズラの花色はピンク色、薄紅色です。ピンクノウゼンカズラの花は涼しげで、世界中で人気のある花です。

ハマカンゾウ花写真

浜萱草ハマカンゾウ

 初夏に三浦半島にある観音崎公園を花散歩していると、青い海を背景にオレンジ色のハマカンゾウの花が咲いていました。ユリ科ワスレグサ属ハマカンゾウ(浜萱草Kwanzo Hemerocallis fulva ver. littorea他)は日本中国などの海辺が原産の単子葉、常緑、多年生、草本です。ハマカンゾウは主に種子、根茎で増えます。ハマカンゾウの葉は、常緑の根生葉で少し厚みがあります。ハマカンゾウの花はユリ科特有の花で花被片6枚です。ハマカンゾウの雄蕊は6、雌蕊は1です。ハマカンゾウの明るく華やか花は、夏らしい華やかな花です。夏の浜辺を飾るハマカンゾウをハマカンゾウ花写真、ハマカンゾウ花観察地図、ハマカンゾウ花情報でお楽しみ下さい。

ニチニチソウ花画像

日日草ニチニチソウ

 夏に横浜アメリカ山公園を花散歩していると、薄紅色のニチニチソウの花が咲いていました。キョウチクトウ科ニチニチソウ属ニチニチソウ(日日草Madagascar periwinkle Catharanthus roseus)はマダガスカルが原産の双子葉、常緑、匍匐性、小低木(日本では1年草)です。ニチニチソウの花は直径2.5〜4cmで、キョウチクトウ科特有の筒状の合弁花で、回旋状で花弁は5裂しています。ニチニチソウの花色は赤色、薄紅色、白色、などです。ニチニチソウの花はがく片5、花被片筒状回旋5裂です。ニチニチソウをニチニチソウ花写真、ニチニチソウ花観察地図、ニチニチソウ花情報でお楽しみ下さい。

コウホネ花画像

河骨コウホネ

 スイレン科コウホネ属コウホネ(河骨East Asian yellow water-lily Nuphar japonica他)は日本、朝鮮半島などに分布する双子葉、多年生、水生草本です。コウホネの花色は黄色で、園芸植物としても人気があります。コウホネの花はがく片5、花弁多数、雄蕊多数です。コウホネの雌蕊は多数の心皮が集合して1個の雌蕊を構成し柱頭盤を形成し、柱頭盤(黄色)には心皮数の柱頭があります。コウホネは地下茎が、生薬として利用されています。コウホネをコウホネ花写真、コウホネ花観察地図、コウホネ花情報でお楽しみ下さい。

ソテツの若葉写真

蘇鉄ソテツ

 初夏に三浦半島観音崎公園を花散歩していると、青い海を背景にソテツの螺旋状に開く葉の芽生えが観察できました。ソテツ科ソテツ属ソテツ(蘇鉄Japanese Sago Palm Cycas revoluta)は日本の九州、南西諸島、中国南部が原産の裸子植物、常緑、低木です。ソテツは成長すると1m〜4m稀に8m程に成長します。ソテツは枝分かれしない幹の先に羽状の長さ0.5m〜2mの大きな葉を数十対付けます。ソテツは初夏から夏に茎先に雌雄異株の大きな花を付けます。ソテツの雄花は円柱形で高さは30〜70cm、雌花は直径50cmの大きなものです。ソテツの花は、裸子植物特有の原始的な花で、雌雄異株です。ソテツのエキゾチックな風貌と、花実葉は世界中で愛されています。ソテツの南国的な装いは、夏の花散歩の楽しみです。

《夏の花の特徴・夏の花の種類・夏の花情報》

名称 現代 夏花 日本語 仲夏花 英語 Summer Flowers 中国語 夏花
5月、6月、7月、May 、June、July、五月、六月、七月
西洋 バラ、ラベンダー、ユリ、カンナ、シロツメクサ、ブルーサルビア、ポピー、他
日本 アジサイ、ガクアジサイ、ナツツバキ、ハナショウブ、ヤブカンゾウ、ヤマユリ、
サルスベリ、ヒマワリ、アサガオ、ヒメシャラ、ニチニチソウ、ホオズキ、他
中国 ザクロ、フヨウ、キョウチクトウ、ヒナゲシ、スイレン、ハス、他
韓国 ムクゲ、ソバ、キスゲ、ウツギ、ヤマボウシ、他 
花色 白色:ナツツバキ、ヤマユリ、ヒメシャラ、スイレン、ハス、シロツメクサ、他
ピンク色:バラ、ポピー、サルスベリ、フヨウ、ムクゲ、ハマナス、ベゴニア、他
青色:メドーセージ、ヤグルマギク、アジサイ、ラベンダー、ブルーサルビア、他
赤色:バラ、ポピー、ザクロ、キョウチクトウ、アカツメクサ、カンナ、サルビア、他
紫色:ラベンダー、デュランタ、アゲラタム、トレニア、ギボウシ、ペチュニア、他
オレンジ色:カンナ、ヤブカンゾウ、ヒャクニチソウ、ランタナ、ノウゼンカズラ、他
黄色:ヒマワリ、キバナコスモス、マリーゴールド、ハイビスカス、オオハマボウ、他
気温 20℃〜35℃
特徴 強い日差しを好む(シロツメクサ、カンナ、サルビア、ポピー、ラベンダー、他)
高温を好む(カンナ、ムクゲ、ハス、キョウチクトウ、スイレン、ヒマワリ、他)
多湿を好む(アジサイ、ガクアジサイ、ハナショウブ、スイレン、ハス、他)
乾燥を好む(ローズマリー、サルビア、ラベンダー、ハマカンゾウ、ザクロ、他)
利用 庭園、庭木、茶花、生け花、観賞用、漢方薬、食用、医薬品、エネルギー、他
芸術 誕生花(薔薇、百合)、愛と美、ジューンブライド、睡蓮、絵画、音楽、他

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《夏の花写真図鑑写真・夏の花情報・お勧めの夏の花》

クワズイモ花写真

食わず芋クワズイモ

 夏に横浜日本大通を花散歩していると、熱帯植物のクワズイモの花が咲いていました。サトイモ科クワズイモ属クワズイモ(食わず芋Night scented-Lily Alocasia odora)は熱帯・亜熱帯アジアが原産の双子葉、常緑、多年生、草本です。クワズイモは主に、種子、根茎で増えます。クワズイモの根茎は海老芋などに似ていますが、食用にはなりません。クワズイモは成長する0.5〜2mになり、葉が大きく美しいので観葉植物として人気があります。クワズイモの花はサトイモ科特有の花で黄色実を帯び花軸に密集した肉穂花序の小さな花と、花を取り囲む仏炎苞が特徴です。クワズイモの花は、同じサトイモ科のミズバショウの花とよく似た花構造をしています。クワズイモは花期後、赤色の美しい実を付けます。クワズイモは鉢植え、観賞用の他、薬草として利用されています。日本では、毒草と言われています。

バンダ蘭画像Vanda

翡翠蘭バンダ

 沖縄県本部海洋博公園にある熱帯ドリームセンターを花散歩していると、青色のバンダ蘭の花が咲いていました。ラン科ヒスイラン属バンダ(翡翠蘭Vanda Blue Orchid Vanda)はアジアが原産の双子葉、多年生、草本です。バンダは葉の付け根の茎から花茎を延ばし5〜12cm程の大きな花を多数咲かせます。バンダの花色は青色、紫色、黄色他で、青紫色の網目があるものも多いです。バンダの花は外花被片3、内花被片3で内花被片の一つが唇弁になって前方に突き出しています。バンダの雌蕊1と雌蕊1(葯2)は唇弁の上部に合着し葯帽となっています。バンダの中で青色のものは特に人気があり、世界中で愛されています。

ヤマハハコ花画像

山母子ヤマハハコ

 夏に上高地梓川河畔(標高約1500m)を花散歩していると、白色のヤマハハコの花が梓川の清流を背景に咲いていました。キク科ヤマハハコ属ヤマハハコ(山母子 Pearly Everlasting Anaphalis margaritacea)は日本などユーラシア、北アメリカが原産の双子葉、多年生、草本です。ヤマハハコの茎は白い綿毛で覆われ、白いヴェールを被ったような白く美しい植物です。ヤマハハコは日当たりの良い山地の草原や水辺に生え、初夏から夏に白い綿毛に覆われた茎に披針形の葉を互生に付け、夏に白い総苞片に覆われた黄色い頭花(管状花)を散房状に付けます。ヤマハハコの花はキク科特有の花で、管状花(筒状花)だけからできています。ヤマハハコの白く真珠のように輝く花は、世界中で愛されています。ヤマハハコの白く可愛いらしい花は、夏の花散歩の楽しみです。

ホオズキ実画像

鬼灯ホオズキ

 夏に長野県小布施の街を花散歩していると、ホオズキのオレンジ色の実が稔っていました。ナス科ホオズキ属ホオズキ(鬼灯Japanese lantern Physalis alkekengi 他)は日本など東南アジアが原産の双子葉、多年草、草本です。ホオズキは初夏に葉脇にナス科特有の漏斗型の先が5裂した白色(黄緑色)の花を咲かせます。ホオズキの花はがく片5裂、花弁5裂、雌蕊1、雄蕊5、子房上位、2心皮2室です。ホオズキは夏から秋にがく片が合着し赤色の袋状になった中に赤色の漿果を付けます。ホオズキの可愛らしいランタンの様な実は世界中で人気があります。ホオズキをホオズキ花実写真、ホオズキ花実観察地図、ホオズキ花実情報でお楽しみ下さい。

アジサイ花小田原城

紫陽花アジサイ

 初夏に小田原城公園を花散歩していると、青色のアジサイの花が小田原城の石垣と赤色の橋を背景に咲いていました。アジサイ科アジサイ属アジサイ(紫陽花Ajisai Hydrangea macrophylla)は日本、中国原産の双子葉、落葉性、小低木(潅木)です。アジサイの花はがく片が大きく、花弁は目立ちません。アジサイのがく片の色は青色、赤色、紫色、白色、他で時間により変化します。アジサイのがく片は4(1.4〜2.4cm)、花弁4(2〜4mm)です。アジサイの花の花柱は3、雄蕊10です。アジサイの涼しげな花は、初夏、梅雨時の花として世界中で人気があります。

《夏の花写真図鑑写真・夏の花情報・お勧めの夏の花》

ゲットウ花写真

月桃ゲットウ

 夏に横浜八景島を花散歩していると、ゲットウの白色の花蕾が開き雄蕊が合着した唇状でオレンジ色の構造を観察できました。ショウガ科ハナミョウガ属ゲットウ(月桃Shell Ginger Alpinia zerumbet)は東アジアが原産の単子葉、常緑、多年生、草本です。ゲットウは主に、種子で増えます。ゲットウは花や葉が美しく、香りが良いので世界中で人気です。ゲットウは成長する1.5〜2mになり、常緑の美しい葉と美しい花が人気です。ゲットウの花はショウガ科特有の円錐花序の筒状花で、がく片筒状3裂、花弁筒状3裂で、雄蕊(唇状)6、雌蕊1は合着し唇状になっています。ゲットウの花は、同じショウガ科のショウガの花とよく似た花構造をしています。ゲットウは花期後、赤色、オレンジ色の美しい実を付けます。ゲットウは庭園、鉢植え、観賞用の他、薬草(漢方薬)として利用されています。ゲットウの葉には芳香成分が含まれ、月桃餅や化粧品など多方面に利用されています。

ゴゼンタチバナ花写真

御前橘ゴゼンタチバナ

 夏に八ヶ岳縞枯山(標高2403m)付近の樹林帯を花散歩していると、ミズゴケの中から高さ10cm程のゴゼンタチバナが白色の花が咲いているのを観察できました。ミズキ科ミズキ属ゴゼンタチバナ(御前橘Canadian bunchberry Cornus canadensis)は日本などアジア、北アメリカ北部が原産の高さ10cm〜20cm程の双子葉、多年生、草本です。ゴゼンタチバナは冬を地下茎で過ごし、初夏に輪生に見える4〜6枚の葉を付け、夏に頭状花序の白い花を咲かせます。ゴゼンタチバナの花はミズキ科特有の花で、外側の4枚の花弁に見える総苞片の中に数十個の小さな花(花弁4、雌蕊1、雄蕊4)を付けます。ゴゼンタチバナは花期後赤色の可愛らしい実(核果)を付けます。

ブーゲンビリア花画像

筏葛ブーゲンビリア

 沖縄県本部海洋博公園にある熱帯ドリームセンターを花散歩していると、オレンジ色のブーゲンビリアの花が咲いていました。オシロイバナ科ブーゲンビリア属ブーゲンビリア(筏葛Bougainvillea Bougainvillea glabra)は南米熱帯雨林地方のブラジルからペルー原産の双子葉、常緑性低木の植物です。ブーゲンビリアは主に挿し木で増やし、つる性で熱帯地域では1m〜6mほどに成長します。ブーゲンビリアの花はオシロイバナ科特有の花で、花そのものは小さく、花を取り囲む包葉が赤色、黄色、紫色、白色などに変化します。ブーゲンビリアの花は小さく、0.5cmほどの白色(黄色)の花です。ブーゲンビリアの花葉写真、ブーゲンビリア花葉散歩地図、ブーゲンビリア花葉情報でお楽しみ下さい。

ワレモコウ花画像Sanguisorba officinalis

吾亦紅ワレモコウ

 夏に北アルプス八方尾根(標高2026m付近)を花散歩していると、赤紫色のワレモコウの花が眼下の雲を背景に咲いていました。バラ科ワレモコウ属ワレモコウ(吾亦紅Great Burnet Sanguisorba officinalis)はユーラシア大陸の寒冷地原産の双子葉、多年生、草本です。ワレモコウは寒冷な高原を好み、秋に赤紫色の穂状の花を咲かせるのが特徴です。ワレモコウは初夏から夏に地下茎から互生の羽状複葉の根生葉を茂らせ、夏〜秋に1m程の花茎を伸ばし花茎の先に円形、長円形の赤紫色の穂状の花を咲かせます。ワレモコウの花はがく片4、花弁は無く、花柱細長、雄蕊4です。ワレモコウの花はガーネットのような美しさで、世界中から愛されています。ワレモコウをワレモコウ花写真、ワレモコウ花観察地図、ワレモコウ花情報でお楽しみ下さい。

ゴクラクチョウカ花画像

極楽鳥花ゴクラクチョウカ

 大阪服部植物園の温室を花散歩していると、オレンジ色のゴクラクチョウカの花が咲いていました。ゴクラクチョウカ科ゴクラクチョウカ属ゴクラクチョウカ(極楽鳥花Crane flower Strelitzia reginae 他)は南アフリカが原産の双子葉、多年生、常緑草本です。ゴクラクチョウカの花はゴクラクチョウカ特有の聚傘花序の花で、がく片3(オレンジ色)、花弁3(青紫色)、雌蕊1(柱頭3裂、子房3室)、雄蕊5です。ゴクラクチョウカは花期後実(刮ハ)を付けます。ゴクラクチョウカは園芸、観賞用、観葉植物、切り花としても利用されます。ゴクラクチョウカの美しくエキゾチックな花は、熱帯亜熱帯地方の花散歩の楽しみです。

ヒルガオ花

昼顔ヒルガオ

 夏に横浜外国人墓地を花散歩していると、薄紅色のヒルガオの花が墓標を背景に咲いていました。ヒルガオ科ヒルガオ属(昼顔Japanese Bindweed Calystegia)は双子葉、多年生、草本です。ヒルガオは冬地上部は枯れ、根茎で過ごします。ヒルガオは春つる性の茎を伸ばし、長卵ほこ形の長さ6cm程の葉を互生に付けます。ヒルガオは初夏から夏に直径5〜6cm程の漏斗型の、アサガオに似た花を咲かせます。ヒルガオの花は合弁花で薄紅色、白色でがく片は5、花弁5、雌蕊1、雄蕊5。初夏から夏の日差しに輝くヒルガオの花はとても涼しげです。

フレンチラベンダー横浜市イギリス館

仏蘭西薫衣草フレンチラベンダー

 初夏に横浜山手にある横浜市イギリス館前を花散歩していると、紫色のフレンチラベンダーの花がイギリス館を背景に咲いていました。シソ科ラベンダー属フレンチラベンダー(仏蘭西薫衣草French lavender Lavandula stoechas)はヨーロッパ、西アジアが原産の双子葉、常緑、小低木です。フレンチラベンダーの花は花穂の頂部にウサギの耳のような紫色の苞を付けるのが特徴です。フレンチラベンダーの花はシソ科特有の唇状の合弁花で、花弁は5裂しています。フレンチラベンダーの花冠は2唇形で上唇2裂、下唇3裂しています。雌蕊の下の子房は4裂し、雄蕊はです。フレンチラベンダーの花は香りが良く香水として使われる他、入浴剤、芳香剤、食用、薬用、医薬品、蜂蜜採取などにも使われ世界中で親しまれています。

シロツメクサ花

白詰草シロツメクサ

 初夏に横浜新港中央広場を花散歩していると、白色のシロツメクサの花が赤レンガ倉庫を背景に咲いていました。マメ科シャジクソウ属シロツメクサ(白詰草Trifolium repens)はヨーロッパ、西アジア原産の双子葉、多年生、草本です。シロツメクサは日当たりの良い草原に成育します。シロツメクサは冬は根茎で過ごし、春に匍匐茎(ランナー)を広げ互生の3小葉の複葉を付け群落を造ります。シロツメクサは初夏に15cm〜20cm程の花茎を伸ばし、直径2cm程の頭状花序の集合花(20〜80個)を次々に咲かせます。シロツメクサの花はマメ科特有の蝶形花冠の構造で花弁は5(旗弁1、翼弁2、舟弁2)です。シロツメクサの雌蕊1、雄蕊10。シロツメクサの花弁の色は白色(黄白色、淡紅色)です。シロツメクサは牧草として使われる他、食用、薬用、蜂蜜採取などにも使われ世界中で親しまれています。シロツメクサは日本には江戸時代に帰化したと思われています。

アナベル花写真

雪山八仙花アナベル

 初夏に横浜港の見える丘公園を花散歩していると、白色のアナベルの花が東屋を背景に咲いていました。アジサイ科アジサイ属アナベル(雪山八仙花Annabelle Hydrangea arborescens 他)は北アメリカ原産の双子葉、落葉性、小低木(潅木)です。アナベルは花に見える部分はがく片で、中心に小さな両性花があります。アナベルの花はがく片が大きく、花弁は目立ちません。アナベルのがく片は4(1.4〜2.4cm)、花弁4〜5(2〜4mm)です。アナベルの花の花柱は3、雄蕊10です。アナベルをアナベル花写真、アナベル花情報でお楽しみ下さい。

《夏の花写真図鑑写真・夏の花情報・お勧めの夏の花》

クガイソウ花画像

九蓋草クガイソウ

 夏に上高地(標高1500m付近)を花散歩していると、青色のクガイソウの花が咲いていました。オオバコ科クガイソウ属クガイソウ(九蓋草Herb Weiling Ascitesgrass Veronicastrum sibiricum)は日本など東アジア北部が原産の双子葉、多年生、草本です。クガイソウは穂状の総状花序の花が美しく成長すると80〜150cmになります。クガイソウは冬はひげ根に覆われた根茎で過ごし、初夏から夏に円形の直立する茎を伸ばし、4〜8枚の輪生の葉を茂らせます。クガイソウは夏から秋に長さ10〜25cm程の円錐状の総状花序の薄紫色、白色の花を多数開花させます。クガイソウの花はクガイソウ属特有の花で、花冠は筒状で先が4裂し、雄蕊は2本です。クガイソウは花期後刮ハを付けます。クガイソウの涼しげな花は、夏から秋の花散歩の楽しみです。

タマアジサイ花画像

玉紫陽花タマアジサイ

 夏の終わりに鎌倉浄智寺を花散歩していると、タマアジサイの花が丸橋と甘露の井を背景に咲いていました。アジサイ科アジサイ属タマアジサイ(玉紫陽花Hydrangea involucrata)は日本、台湾が原産の双子葉、落葉性、小低木(潅木)です。タマアジサイは成長すると1m〜2mになります。タます。マアジサイは冬は葉を落葉させ、春から夏に倒卵形、楕円形で縁に鋸歯がある長さ10〜25cmの長く大きな葉を茂らせます。夏から秋に分枝した枝先に直径2cm程の、球形に近い苞に覆われた蕾を付け、7月から9月に開花します。タマアジサイの花はアジサイ科特有の花で、中心部に青色から青紫色に見える両性花が咲き、両性花を取り囲むように4枚の白色から薄青色の装飾花が数個咲きます。タマアジサイの涼しげな花は、夏から秋の花として人気があります。

ノコギリソウ花写真

鋸草ノコギリソウ

 夏に上高地ウエストン碑(標高約1500m付近)を花散歩していると、アルプスの山々を背景に白色のノコギリソウの花が咲いていました。キク科ノコギリソウ属ノコギリソウ(鋸草Chinese yarrow Achillea alpina)は日本などユーラシア、北アメリカ大陸が原産の双子葉、多年生、草本です。ノコギリソウは、高地や寒冷地に生育するキク科の植物で、主に種子、宿根で増えます。ノコギリソウは世界中で、薬草や漢方薬として利用されています。ノコギリソウは宿根で冬を過ごし、鋸歯のある葉を茂らせ夏に高さ50〜100cm程の花茎を伸ばします。ノコギリソウは夏に花茎の先に散房状の頭花(白色、薄紅、赤色)を付けます。ノコギリソウの花はキク科特有の花で、舌状花と管状花で出来ています。ノコギリソウは花期後、痩果を付けます。

ヤマオダマキ花画像

山苧環ヤマオダマキ

 夏に八ヶ岳麦草峠(標高2125m付近)を花散歩していると、薄黄色のヤマオダマキの花が咲いていました。キンポウゲ科オダマキ属ヤマオダマキ(山苧環 Columbine Aquilegia buergeriana 他)は日本が原産の双子葉、多年生、草本です。ヤマオダマキは成長すると30〜70cm程で黄色(紫色)の透明感のある花を付けます。ヤマオダマキは冬根茎で過ごし、初夏から夏に茎を伸ばし、2回3出複葉の葉を茂らせます。ヤマオダマキは夏から秋に黄色の花を付けます。ヤマオダマキの花はキンポウゲ科特有の花で、がく片5、花弁5、心皮5、雄蕊多数でできています。ヤマオダマキは花期後5室の袋果を付けます。ヤマオダマキは観賞用としても利用されます。ヤマオダマキの透明感のある爽やかな花は、夏から秋の花散歩の楽しみです。

トウヤクリンドウ花写真

当薬竜胆トウヤクリンドウ

 夏に乗鞍鶴が池(標高約2694m)を花散歩していると、白色のトウヤクリンドウの花が魔王山を背景に咲いていました。リンドウ科リンドウ属トウヤクリンドウ(当薬竜胆Gentiana algida)は日本などユーラシア大陸、北アメリカが原産の双子葉、多年生、草本です。トウヤクリンドウは、主に種子、根茎で増えます。トウヤクリンドウは、薬草、漢方薬として知られています。トウヤクリンドウは冬を根茎で過ごし、初夏に茎を直立させ、対生の披針形の葉を茂らせます。トウヤクリンドウは夏の終わりから秋に茎先に先端が5裂した花を咲かせます。トウヤクリンドウの花はリンドウ属特有の花で、蕾は螺旋に巻いた筒状長楕円形で、開くと五星形です。雄蕊5、雌蕊1(柱頭2裂)です。トウヤクリンドウは花期後、実を付けます。

アンスリウム花画像

紅団扇アンスリウム

 東京羽田空港第2ターミナルの保安区域を歩いていると熱帯植物の赤色のアンスリウムの花が咲いていました。サトイモ科アンスリウム属アンスリウム(紅団扇Tailflower Anthurium andreanum 他)は熱帯アメリカが原産の双子葉、常緑、草本です。アンスリウム属には約1000種程がありますが、色鮮やかな仏炎苞と円柱形の肉穂花序の特徴ある花が人気です。アンスリウムは主に株分け、種子で増えます。アンスリウムの茎は短く基部から細長い葉柄で大きな心円形の葉を付けます。アンスリウムの花はサトイモ科特有の花で色鮮やかな仏炎苞と円柱形の肉穂花序の花が特徴です。アンスリウムの花は花被片4、雄蕊4、子房2室です。アンスリウムは花期後実(獎果)を付けます。アンスリウムのエキゾチックな花と葉は世界中で人気です。

トリカブト花写真

鳥兜トリカブト

 夏に上高地河童橋近く(標高約1500m)を花散歩していると、青色のトリカブトの花が梓川と河童橋を背景に咲いていました。キンポウゲ科トリカブト属(鳥兜Monkushood Aconitum)は日本などユーラシア大陸が原産の双子葉、多年生、草本です。トリカブト属の植物は、世界中で250種以上が知られています。トリカブトは、主に種子、根塊で増えます。トリカブトは毒草として有名ですが、青紫色の花は美しく、レイジンソウ(伶人草)と呼ばれている種類もあります。トリカブトは冬を根塊で過ごし、春から初夏に茎を直立させ、互生の切れ込みのある葉を茂らせます。トリカブトは夏に茎先、葉脇に青紫色の烏帽子に似た花を咲かせます。トリカブトの花はキンポウゲ科特有の花で、青紫色(青色、紫色)の花でがく片5、花弁2、雄蕊多数、雌蕊3〜5です。トリカブトは花期後、実を付けます。

ヨツバヒヨドリ花写真

四葉鵯ヨツバヒヨドリ

 夏に志賀高原焼額山(標高2009m)近くを花散歩していると、薄紫色のヨツバヒヨドリの花がシラカンバ林を背景に咲いていました。キク科ヒヨドリバナ属ヨツバヒヨドリ(四葉鵯Fortune Bogorchid Eupatorium chinense)は日本など東アジアが原産の高さ80cm〜100cm程の双子葉、多年生、草本です。ヨツバヒヨドリは冬を根茎で過ごし、初夏に輪生の4枚(3〜5)程の葉を付け、夏に頭状花序の薄紫色、白色の花を咲かせます。ヨツバヒヨドリの花はヒヨドリバナ属特有の管状花で、散房状に多数付けます。ヨツバヒヨドリの管状花は花弁5裂、雌蕊1、雄蕊5です。ヨツバヒヨドリは薬草、漢方薬としても利用されています。

サンタンカ花写真

山丹花サンタンカ

 沖縄県首里城公園を花散歩していると、熱帯植物の赤色のサンタンカの花が首里城の石垣を背景に咲いていました。アカネ科イクソラ属サンタンカ(山丹花Chinese Ixora Ixora chinensis)は熱帯アジアが原産の双子葉、常緑、低木(灌木)です。サンタンカは主に、挿し木で増えます。サンタンカはイクソラ属に属し、世界中で500種程が知られています。日本ではイクソラ属の植物は沖縄県に帰化しているサンタンカ(Ixora chinensis)が代表的です。サンタンカは成長する0.5〜2mになり、美し頂生花が人気です。サンタンカの花は赤色、オレンジ色、黄色、白色などで、傘房花序の形の良い花を次々に咲かせます。サンタンカの花はアカネ科に特有のがく片4裂、花弁4、雄蕊4、雌蕊1、子房下位です。サンタンカは花期後球形の実を付けます。サンタンカは生け垣、観賞用の他、漢方薬などにも利用されています。

キョウチクトウ花

夾竹桃キョウチクトウ

 夏に大磯海岸に近い島崎藤村邸を花散歩していると、薄紫色のキョウチクトウの花が青空を背景に咲いていました。キョウチクトウ科キョウチクトウ属キョウチクトウ(夾竹桃Oleander Nerium oleander)は西南アジアが原産の双子葉、常緑、小高木です。キョウチクトウの樹高は2m〜6mで、竹に葉に似た濃緑色の葉を輪生につけます。キョウチクトウは夏に枝先に花茎を伸ばし多数の花を次々に咲かせます。キョウチクトウの花は2.5〜5cmで、キョウチクトウ科特有の筒状の合弁花で、回旋状で花弁は5裂(八重も多い)しています。キョウチクトウの花色は赤色、薄紅色、白色、薄黄色です。キョウチクトウの花は花冠筒内側に長い柔毛が伸びているのが特徴で、雌蕊1、雄蕊は5です。キョウチクトウは有毒な植物として知られていますが、医薬品としても多方面で利用されています。

ニオイバンマツリ花写真

匂蕃茉莉ニオイバンマツリ

 初夏に横浜外国人墓地を花散歩していると、紫色のニオイバンマツリの花が墓標を背景に咲いていました。ナス科ブルンフェルシア属ニオイバンマツリ(匂蕃茉莉Yesterday Today and Tomorrow Brunfelsia latifolia)はブラジル原産の双子葉、常緑、小低木です。ニオイバンマツリの樹高は1m〜3mで、主に挿し木で増えます。ニオイバンマツリは初夏枝先に、始め紫色で後に白色に変化する香りの良い花を次々に付けます。ニオイバンマツリの花は、ナス科特有の合弁花で、花弁は筒状で5裂しています。ニオイバンマツリの花色は咲き始めは紫色で、後に白色に変化します。ニオイバンマツリの花は両性花でがく片5裂、花弁5裂、雌蕊1、雄蕊5です。ニオイバンマツリの香りが良く、美しい花は世界中で親しまれています。

ラベンダー花写真

薫衣草ラベンダー

 初夏に横浜港の見える丘公園を花散歩していると、ラベンダー色のラベンダーの花が東屋を背景に咲いていました。シソ科ラベンダー属コモンベンダー(薫衣草Common lavender Lavendula angustifolia)はヨーロッパ地中海が原産の双子葉、常緑、小低木です。ラベンダーの花は、シソ科特有の唇状の合弁花で、花弁は5裂しています。ラベンダーの花冠は2唇形で上唇2裂、下唇3裂しています。雌蕊の下の子房は4裂し、雄蕊は4です。ラベンダーの花は香りが良く香水として使われる他、入浴剤、芳香剤、食用、薬用、医薬品、蜂蜜採取などにも使われ世界中で親しまれています。

《夏の花写真図鑑お勧めのページ・夏の花写真図鑑案内》

ヒマワリ花画像

夏花夏の公園花図鑑

 夏の公園に咲く花は、力強く華やかです。日本各地の公園に咲く夏の花を、夏の公園花写真図鑑でご案内します。日本各地の身近な公園に咲く夏の花を写真図鑑と、夏の花の観察地の地図でご覧下さい。夏の公園に咲く赤色、青色、白色、黄色、紫色、オレンジ色、ピンク色の色鮮やかな夏の花を写真図鑑でお楽しみください。皆様も夏の公園花図鑑を片手に、地元の公園花散歩を楽しみましょう。

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梅雨梅雨時の花図鑑

 日本列島に梅雨がやてきました。日本列島は梅雨時の自然や花々が美しい場所です。梅雨時は花散歩に適さないと思っている方も多いと思いますが、梅雨時の日本列島は花も多く、それほど暑くなく花散歩に意外と適しています。それでは梅雨時の花図鑑を片手に梅雨時の花散歩に出かけましょう。梅雨時の花々の写真図鑑と撮影地の地図、交通アクセスも用意しました。出かけられなくとも梅雨時の美しい花図鑑を見ているだけで元気になると思います。

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各地の花日本各地の花図鑑

 日本列島は以外に広く、各地域の自然や花植物は変化に富んでいます。東は北海道、西は沖縄県まで経度差が約31度あります。日本では国内に時差は使用していませんが、実際は2時間の時差があります。緯度差は約26度あり、沖縄県や小笠原諸島の亜熱帯・熱帯の植物から北海道や山間部では亜寒帯・寒帯の植物や高山植物が分布しています。意外に広く変化に富んだ日本列島各地の花植物を、写真図鑑と花観察地図で案内いたします。

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 日本の高山地帯は自然が厳しいですが、短い夏に咲く高山植物の花は美しくけなげです。美しい日本列島の高山帯を、花散歩してみましょう。高山帯で普段見ることのできない高山植物や、美しい風景に出会えたら幸せですね。それでは、高山植物花散歩に出かけましょう。

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 万葉集は7世紀前半から759年までの約130年間の日本最古の和歌集です。万葉集には天皇から庶民まで各階層、東北から九州まで各地域の和歌約4500首が収められています。万葉集には植物が詠われているものも多く、約180首が挙げられます。当時万葉集に詠われた植物名が不明なものもありますが、万葉に読まれた植物をいくつか紹介したいと思います。万葉の植物を写真と花観察地図、万葉の花情報で案内いたします。

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 日本の湖畔や水辺は涼しげで、花々が美しい場所です。美しい日本列島の四季を感じながら、日本各地の湖畔や水辺、湿原を花散歩してみましょう。普段見ることのできない湖畔や水辺の花々を、写真図鑑にしました。湖畔水辺の花々の写真と撮影地の地図、交通アクセスを用意しました。それでは、湖畔水辺の花図鑑をご覧下さい。

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 日本列島各地の庭園・名園に咲く、色とりどりの花は華やかで美しいです。日本列島にはたくさんの庭園や名園があります。日本の気候は変化に富んでいますので、それぞれの庭園に咲く花も異なっています。日本列島各地の庭園名園の花散歩をお楽しみください。日本列島各地の庭園の花散歩を写真と地図、交通アクセスで案内いたします。

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