フォスター植物園花散歩
Flower Walking in Hawaii Oahu Foster Botanical Garden
フォスター植物園はハワイで最古の植物園・フォスター植物園に露地栽培された熱帯植物や巨木は見事
更新2025.01.24
オアフ島にあるフォスター植物園Foster Botanical Garden Honoluluでは熱帯の植物や熱帯の巨木など、貴重な植物が観察できます。フォスター植物園がスタートしたのは1931年。マリー・フォスターの庭園がホノルル市郡に遺贈され、一般開放されたのが始まりです。フォスター植物園はハワイで最初にできた植物園で米国の国家歴史登録財に指定されています。フォスター植物園を写真と地図、交通アクセス、フォスター植物園情報で案内します。
《フォスター植物園写真★フォスター植物園地図★フォスター植物園案内》
フォスター植物園の見事なカポックツリー写真
地図フォスター植物園地図Oahu Foster Botanical Garden Map
オアフ島にあるフォスター植物園Foster Botanical Garden Honoluluでは熱帯の植物や熱帯の巨木など、貴重な植物が観察できます。ワイキキのビーチで楽しむのも楽しいですが、ちょっとホノルルのFoster Botanical Garden Honoluluに出かけてみましょう。フォスター植物園近くには古い街並みが人気のホノルルのダウンタウンもあり、花散歩に最適な場所です。フォスター植物園の見事なカポックツリーの巨木は、見ごたえがあります。
ホノルルのダウンタウンにあるフォスター植物園写真
地図Nuuanu Ave + Foster Gardens-フォスター植物園交通アクセス地図
フォスター植物園は、もともとはハワイ王室が所有していた土地にあります。フォスター植物園内には年輪を重ねた巨木も生育しており、自然の豊かな歴史あるスポットとしてひそかに人気のある場所です。ホノルルのダウンタウンにあるフォスター植物園はホノルル港やアロハタワー、カメハメハ大王像からも歩いてゆける距離です。もちろんバス(THE BUS)も便利で最寄バス停はNuuanu Ave + Foster Gardens(stop 388)から徒歩5分程です。
《フォスター植物園案内・フォスター植物園植物の種類・フォスター植物園交通アクセス・花植物》
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《フォスター植物園写真★フォスター植物園地図★フォスター植物園案内》
翡翠蘭バンダ蘭
オアフ島ホノルルのダウンタウンにあるフォスター植物園を花散歩していると、露地栽培の紫色のバンダ蘭の花が観察できました。ラン科ヒスイラン属バンダ(翡翠蘭Vanda Blue Orchid Vanda)はアジアが原産の双子葉、多年生、草本です。ヒスイラン属(Vanda属)には約60種程があり、いずれも熱帯地方に成育します。バンダは着生生物で熱帯雨林で他の生物に付着し、生育します。バンダは葉の付け根の茎から花茎を延ばし5~12cm程の大きな花を多数咲かせます。バンダの花色は青色、紫色、黄色他で、青紫色の網目があるものも多いです。バンダの花は外花被片3、内花被片3で内花被片の一つが唇弁になって前方に突き出しています。バンダの雌蕊1と雌蕊1(葯2)は唇弁の上部に合着し葯帽となっています。バンダの中で青色のものは特に人気があり、世界中で愛されています。
扶桑花ハイビスカス
オアフ島ホノルルにあるフォスター植物園を花散歩していると、露地栽培の赤色のハイビスカスの花が観察できました。アオイ科フヨウ属ブッソウゲ・ハイビスカス(扶桑花Chinese Hibiscus Hibiscus rosa-sinensis他)は東アジア原産の双子葉、熱帯性、常緑樹、低木です。日本で一般的にハイビスカスと呼ばれている植物の和名は、ブッソウゲ(扶桑花)です。ハイビスカスの種類は多く、園芸品種を含めると5000種を越えるといわれています。ハイビスカスHibiscus rosa-sinensisは成長すると高さ2.5m~5mになります。ハイビスカスは気温が高ければ1年中開花します。ハイビスカスの花はフヨウ属特有の筒状で、花弁が5裂しています。ハイビスカスの花色は赤色、黄色、ピンク、白色他でがく片5裂(苞葉あり)、花弁5裂です。雌蕊は先端が5裂し、雄蕊多数が雌蕊に合着しています。ハイビスカスは各地で品種改良され、世界中で人気のある花です。
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印度素馨プルメリア
オアフ島ホノルルにあるフォスター植物園を花散歩していると、白色のプルメリアの花が観察できました。キョウチクトウ科プルメリア属(印度素馨Frangepani Plumeria rubra他)は中米熱帯地方が原産の双子葉、常緑(落葉)、小高木です。プルメリア属には約50種あります。プルメリアはキョウチクトウに似た植物で、同じキョウチクトウ科に属します。熱帯原産のプルメリアは夏に枝先に花茎を伸ばし多数の花を次々に咲かせます。プルメリアの花は5~7.5cmで、キョウチクトウ科特有の筒状の合弁花で、回旋状で花弁は5裂しています。プルメリアの花色は赤色、白色、薄黄色、他ですが中心部が黄色、紅色などに彩られています。プルメリアの花は雌蕊1、雄蕊は5です。プルメリアの白い樹液は有毒ですが、香水、花飾り、医薬品としても多方面で利用されています。
オアフ島ホノルルにあるフォスター植物園を花散歩していると、露地栽培の紫色のきれいなデンファレの花が観察できました。ラン科デンドロビウム属ファレノプシス(Cooktown Orchid Dendrobium phalaenopsis)は北オーストラリア原産の単子葉、多年生草本、着生植物です。デンドロビウム属ファレノプシスは、一般的にはデンファレと呼ばれます。デンファレは種子叉は株分けで増えます。デンファレは棒状の偽球茎が特徴で、節のある茎が特徴です。デンファレの葉は楕円形、長楕円形で平行脈。デンファレは茎の先端近くから長い花茎を伸ばし多数の花を穂状に付けるのが特徴です。デンファレの花はラン科特有の花被片6(外花被片3+内花被片3)で、内花被片2(側花弁)は大きく、唇弁は前方に突き出します。
夾竹桃キョウチクトウ
オアフ島ホノルルにあるフォスター植物園を花散歩していると、白色のキョウチクトウの花が観察できました。キョウチクトウ科キョウチクトウ属キョウチクトウ(夾竹桃Oleander Nerium oleander)は西南アジアが原産の双子葉、常緑、小高木です。キョウチクトウの樹高は2m~6mで、竹に葉に似た濃緑色の葉を輪生につけます。キョウチクトウは夏に枝先に花茎を伸ばし多数の花を次々に咲かせます。キョウチクトウの花は2.5~5cmで、キョウチクトウ科特有の筒状の合弁花で、回旋状で花弁は5裂(八重も多い)しています。キョウチクトウの花色は赤色、薄紅色、白色、薄黄色です。キョウチクトウの花は花冠筒内側に長い柔毛が伸びているのが特徴で、雌蕊1、雄蕊は5です。キョウチクトウは有毒な植物として知られていますが、医薬品としても多方面で利用されています。
《フォスター植物園写真★フォスター植物園地図★フォスター植物園案内》
オアフ島ホノルルにあるフォスター植物園を花散歩していると、木に着生した黄色のオンシジウムの花が観察できました。ラン科オンシジウム属オンシジウム(Dancing Lady Orchid Oncidium)は中南米原産の単子葉、多年生草本、着生植物です。オンシジウム属は、約330種ほどが知られていて主に株分けで増えます。オンシジウムは英語名Dancing Lady Orchidの様に、長くしなやかな花茎に小さな花が舞うように咲くのが特徴です。オンシジウムの葉は楕円形、長楕円形で平行脈。オンシジウムはバルブ状の茎の基部から長い花茎を伸ばし多数の小さな花を総状に付けます。オンシジウムの花色は黄色のものが多いですが、ピンク色のものもあります。オンシジウムの花はラン科特有の花被片6(外花被片3+内花被片3)で、唇弁が大きく広がっています。オンシジウムの花の唇弁の基部に突起があります。
石斛蘭デンドロビウム
オアフ島ホノルルにあるフォスター植物園を花散歩していると、露地栽培の珍しい色合いの花が観察できました。ラン科セッコク属デンドロビウム(石斛蘭 Dendrobium Dendrobium nobile 他)は東アジアが原産の単子葉、常緑、多年草です。セッコク属には、デンドロビウム・ノビルなど1200種程が知られています。デンドロビウムは主に種子、バルブ(偽鱗茎)で増えます。デンドロビウムの美しい花は、早春から春の窓辺や室内を明るく飾ります。デンドロビウムは着生蘭ですが、比較的低温にも強く育てやすいランです。デンドロビウムの葉は、太く発達したバルブから互生の葉を付けます。デンドロビウムの花はラン科特有の花で、花弁6(外花被片3、内花被片3)です。デンドロビウムの花は内花被片3が発達し、特に唇弁が大きく前方に突きだしているのが特徴です。
米国浜車ウェデリア
オアフ島を花散歩していると、草むらに咲くウエデリアの花が観察できました。キク科ウェデリア属ウェデリア(米国浜車Wedelia Sphagneticola trilobata他)は双子葉、常緑、草本の植物で、熱帯中米沿岸地方が原産の植物です。ウェデリアはグランドカバーとして人気ですが繁殖力が強く、要注意外来生物として注意が必要です。ウェデリアの花期は通年で、花色は黄色です。ウェデリアの花はキク科特有の頭状花序で、中心部の管状花と外周部の舌状花でできています。熱帯原産のウェデリアの黄色く明るい花を、写真と観察場所の地図、撮影年月日で案内いたします。
笹蟹百合ササガニユリ
オアフ島ホノルルにあるフォスター植物園を花散歩していると、白色のササガニユリが観察できました。ヒガンバナ科ハマオモト属ササガニユリ(笹蟹百合Caribbean spider-lily Hymenocallis caribaea)はカリブ海が原産の熱帯植物で単子葉、多年生、草本です。ササガニユリはハマユウと同じハマオモト属で、葉は幅広で長さは80cm程です。ササガニユリは球根、種子で増えます。ササガニユリの花はヒガンバナ科特有の花で、花被片は6枚で、先端は線状で基部はラッパ状に合弁しています。ササガニユリの花色は白色で雄蕊6、子房3室、柱頭3裂、子房下位です。ササガニユリは花期後実(蒴果:緑色)を付けます。ササガニユリは大きな球根や葉など全草有毒ですが、中国などでは生薬として利用されています。熱帯の海辺を飾るササガニユリの花を写真、ササガニユリ花観察地図、ササガニユリ花情報でお楽しみ下さい。
《フォスター植物園写真★フォスター植物園地図★フォスター植物園案内》
嘉徳麗雅蘭カトレア
オアフ島ホノルルにあるフォスター植物園を花散歩していると、木に着生したピンク色のカトレアの花が観察できました。ラン科カトレア属カトレア(嘉徳麗雅蘭 Cattleya Cattleya labiata 他)は南米が原産の単子葉、常緑、多年草です。カトレアは、主に種子、バルブ(偽鱗茎)で増えます。ラン科の女王と言われるカトレアの美しい花は窓辺や室内を明るく飾ります。カトレアは着生蘭なので、暖かい部屋や温室での鉢植えが適しています。カトレアの葉は、基部の匍匐茎から数枚と発達したバルブから1~2枚の葉を付けます。カトレアの花はラン科特有の花で、花弁6(外花被片3、内花被片3)です。カトレアの花は内花被片3が発達し、特に唇弁が大きく前方に突きだしているのが特徴です。
撃天鳳梨グズマニア
オアフ島ホノルル港にあるアロハマーケットプレイスを花散歩していると、色とりどりのグズマニアの花が咲いていました。パイナップル科グズマニア属(撃天鳳梨Scarlet star Guzmania lingulata他)は中央アメリカ熱帯雨林が原産の単子葉、多年生、草本です。グズマニアは観葉植物で赤色、黄色、紫色などの色とりどりの苞葉を楽しみます。グズマニアは着生植物で成長すると30cm~60㎝程の花茎を伸ばし、花茎の先端部に楕円球状の穂状の花序を付けます。グズマニアの花はパイナップル科特有の花で、楕円球状の花序に螺旋状に小花を次々に付けます。グズマニアの花は黄色(白色)でがく片3、花弁3、雌蕊1(子房下位、柱頭3裂)、雄蕊6です。グズマニアをグズマニア花葉写真、グズマニア花葉観察地図、グズマニア花葉情報でお楽しみ下さい。
紅団扇アンスリウム
サトイモ科アンスリウム属アンスリウム(紅団扇Tailflower Anthurium andreanum 他)は熱帯アメリカが原産の双子葉、常緑、草本です。アンスリウム属には約1000種程がありますが、色鮮やかな仏炎苞と円柱形の肉穂花序の特徴ある花が人気です。アンスリウムは主に株分け、種子で増えます。アンスリウムの茎は短く基部から細長い葉柄で大きな心円形の葉を付けます。アンスリウムの花はサトイモ科特有の花で色鮮やかな仏炎苞と円柱形の肉穂花序の花が特徴です。アンスリウムの花は花被片4、雄蕊4、子房2室です。アンスリウムは花期後実(獎果)を付けます。アンスリウムのエキゾチックな花と葉は世界中で人気です。
実芭蕉バナナ
バショウ科バショウ属バナナ(実芭蕉 Banana Musa × paradisiaca他)は熱帯アジアが原産の単子葉、多年生、常緑、草本です。バナナは成長すると5m程で、仮茎から長さ2m程の長楕円形の葉を付けます。バナナは主に吸芽、株分、地下茎、組織培養などで増えます。バナナは仮茎の先端から花茎を伸ばし、紫色の苞片に包まれた穂状花序の花(薄黄色)を下向きに付けます。バナナの花はバショウ科特有の穂状花序の花で、花被片管状先端5裂(薄黄色)、雌蕊1(子房下位、子房3室)、雄蕊5(6)です。野生のバナナは花期後実(獎果)を付けますが、食用のものは3倍体のため種子はできません。バナナは食用、園芸、観賞用、観葉植物、建築材、繊維としても利用されます。バナナの美しくエキゾチックな花と葉、実は、熱帯亜熱帯地方の花散歩の楽しみです。
胡蝶蘭コチョウラン
ラン科コチョウラン属コチョウラン(胡蝶蘭Moth Orchid Phalaenopsis aphrodite)は東アジア原産の単子葉、多年生草本です。コチョウラン属には約60種ほどあります。コチョウランは種子叉は株分けで増えます。コチョウランの葉は楕円形、長楕円形で平行脈。コチョウランの花はラン科特有の花被片6(外花被片3+内花被片3)で、内花被片2(側花弁)は大きく、唇弁は前方に突き出します。コチョウランのずい柱は短く花粉塊2です
《フォスター植物園写真★フォスター植物園地図★フォスター植物園案内》
フォスター植物園に展示される巨大な種子写真
フォスター植物園に展示される巨大な種子など普段見ることができないものも見られます
フォスター植物園に咲くキャノンボールの花と種子写真
フォスター植物園に咲くキャノンボールの花と種子も珍しいです
常夏オアフの動植物
常夏の島ハワイ諸島の一つ、オアフ島は観光地や高級リゾート地として有名です。ワイキキ海岸には世界中から青い海を求めて人々がやってきます。そんなワイキキ海岸をホノルル動物園に向かって10分も散歩すると、熱帯の動植物を観察することができます。そんなオアフ島の動植物を写真図鑑と地図、オアフ島動植物資料で紹介します。
日本列島は一般的には狭いと言われますが、分布する植物は熱帯、亜熱帯、温帯、亜寒帯、高山植物など、世界でも豊富で多様な植物が分布しています。今日は日本列島付近で観察される熱帯、亜熱帯が原産の植物を熱帯植物花図鑑で紹介いたします。熱帯亜熱帯植物の花写真図鑑と撮影地の地図、交通アクセスも用意しました。皆様も熱帯亜熱帯植物図鑑を片手に、熱帯植物花散歩に出かけましょう。
《フォスター植物園地図》
地図フォスター植物園地図Oahu Foster Botanical Garden Map
《フォスター植物園交通アクセス地図》
ワイキキビーチからバス徒歩約28分です
ワイキキビーチからフォスター植物園へはバス徒歩約28分です
フォスター植物園花散歩を、楽しんでもらえたでしょうか?オアフ島は太平洋に浮かぶ、熱帯の花の島です。フォスター植物園はハワイで最古の植物園です。フォスター植物園に露地栽培された熱帯植物や巨木は見事です。皆様もワイキキビーチから足をのばして、ホノルルダウンタウンのフォスター植物園を訪問してみてください。よろしかったら熱帯植物も眺めていってください。
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