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大阪図鑑

Osaka Flowers Book

古墳時代からの国際都市の大阪に咲く花は明るく華やか・大阪花図鑑を片手に大阪花散歩を楽しみましょう

更新2024.02.18

 古墳時代からの国際都市の大阪に咲く花は、明るく華やかです。水の都大阪には川や水路に面した美しい公園や、丘陵地帯に広がる広い公園もあります。大阪の街や公園を花散歩すると、どの季節にも綺麗な花を楽しむことができます。大阪の沿岸部には海浜植物、丘陵地帯には高原の花も観察できます。古墳時代からの国際都市の大阪に咲く四季の花を、写真図鑑と花観察地図、大阪花情報で案内いたします。

《大阪花写真図鑑・大阪花図鑑お勧めのページ・大阪花案内》

ポインセチア花画像

猩々木ポインセチア

 クリスマスの頃大阪阪急梅田駅を花散歩していると、ホームに色とりどりのポインセチアの鉢が置かれていました。トウダイグサ科トウダイグサ属ポインセチア(猩々木Poinsettia Euphorbia pulcherrima)は中米メキシコ原産の双子葉、常緑性低木の植物です。ポインセチアは主に挿し木で増やし、熱帯地域では0.6m~4mほどに成長します。ポインセチアは観葉植物で、花そのものより赤色、白色、ピンク色などの苞葉を楽しみます。ポインセチアの花は0.5cm程で、花弁はありません。ポインセチアの美しい花葉は世界中の人から愛され、クリスマスの観葉植物として人気があります。

サザンカ花画像

山茶花サザンカ

 初冬に古墳も残る大阪服部緑地公園を花散歩していると、紅葉する木々を背景にサザンカの花が咲いていました。ツバキ科ツバキ属サザンカ(山茶花Camellia sasanqua)は日本を含む東アジア原産の双子葉、樹高5mに成長する常緑広葉樹の植物です。サザンカの花は直径5cm~7cmほどで、5~7枚のがく片、花弁5~多数を付け、中心に雌しべと多数の雄しべが密集しています。サザンカの花はツバキのように花弁が基部で繋がらず、ばらばらに散るのが特徴です。寒い季節に咲くサザンカの華やかな花は、晩秋から冬の花散歩の楽しみです。

秋バラ花画像

薔薇バラ

 秋に大阪中之島を花散歩していると、縁か紅色に染まった美しい秋バラの花が大阪日本銀行支店を背景に咲いていました。バラ科バラ属バラ(薔薇RoseRosa)はヨーロッパ、アジアの温帯が原産の双子葉、低木、潅木です。バラの花はバラ科特有の離弁花で、がく片5、花弁5(八重咲きのものもある)、雄蕊多数です。バラの花色は基本は紅色ですが黄色、紫色、白色、オレンジ色など多くの色のバラがあります。バラの花は香りが良く香水として使われる他、食用、薬用、蜂蜜採取などにも使われ世界中で親しまれています。日本ではバラ属の中でハマナス、ノイバラ、サンショウバラなどが原産となっています。

イチョウ黄葉画像

銀杏イチョウ

 晩秋の早朝に大阪心斎橋近くを花散歩していると、イチョウの木が黄金色に色づいていました。イチョウ科イチョウ属イチョウ(銀杏Maidenhair tree Ginkgo biloba)は中国が原産の裸子植物、落葉、高木です。イチョウには花弁は無く、雄花は下垂れた房状で葯が多数ついています。またイチョウの雌花は短枝上に2~3個長い柄の先に付きます。イチョウは受粉、受精すると胚珠が膨らみ実ができます。秋に熟すイチョウの実は銀杏(ぎんなん)と呼ばれ食用になります。イチョウは建材、食用、薬用など利用価値が高い植物です。イチョウをイチョウ花実葉写真、イチョウ花実葉観察地図、イチョウ花実葉情報でお楽しみ下さい。

コスモス花画像

大波斯菊コスモス

 晩秋に大阪服部緑地公園を花散歩していると、コスモスの花が咲いていました。コスモス(オオハルシャギク大波斯菊Mexican aster Cosmos bipinnatus)はキク科コスモス属の一年草、双子葉植物です。コスモスの原産はメキシコの1600m~2800mの高原で、ヨーロッパを経由して明治時代に日本にもたらされました。コスモス(オオハルシャギク)は高さ60cm~120cmで秋に赤紫色の花を咲かせます。コスモス(オオハルシャギク)をコスモス花写真、コスモスの花散歩地図、コスモスの花情報でお楽しみ下さい。

ガーベラ花画像

非州菊ガーベラ

 秋に大阪道頓堀近くの地下街を歩いていると、鉢植えの豪華なガーベラの花が飾られていました。キク科ガーベラ属ガーベラ(非州菊Garbera Gerbera jamesonii 他)は、双子葉、多年生、草本で、原産は熱帯アフリカ、熱帯アジアです。ガーベラはタンポポに似た形状で、短い根状茎から羽状の根生葉を伸ばしロゼット状に生育します。ガーベラの花期は日本では初夏から秋で、短い根状茎から20~30cm程の数本の花茎を伸ばし、頭状花序の直径10cm程の大きな花を付けます。ガーベラの花はキク科特有の頭状花序で、周辺部に舌状花、中心部に管状花があります。ガーベラは花期後多数の痩果を付けます。ガーベラの花を写真、ガーベラ花観察地図、ガーベラの花情報でお楽しみ下さい。

《大阪花図鑑案内・大阪の花情報・大阪に咲く花の種類》

植物名 大阪の花 漢字 浪速花 英語 Osaka Flower 中国語 日本的大阪花  
気候 温帯、瀬戸内海気候、冬暖かく、夏は高温多湿
気温 0℃~35℃
特性 冬暖かく、夏は暑い。気温差は少ない。低湿地が多い、水路堀が多い
花期 春花:ウメ、サクラ、ツバキ、ナノハナ、シャガ、ツツジ、ヤマブキ、他
初夏花:アジサイ、サツキ、ミヤコヨメナ、シャクナゲ、ハナショウブ他
夏花:ハス、スイレン、サルスベリ、キョウチクトウ、デュランタ、ムクゲ、他
秋花:フヨウ、シュウカイドウ、野菊、コスモス、ハギ、リンドウ、サガギク、他
冬花:サザンカ、チャノキ、ツワブキ、ナンテン実、センリョウ実、他
花色 青色花:トレニア、ネモフィラ、ブルーサルビア、アメリカンブルー、他
赤色花:バラ、ツバキ、サザンカ、タチアオイ、フヨウ、ムクゲ、ヒガンバナ、他
白色花:シクラメン、ヤマボウシ、オオシマザクラ、ハナミズキ、スイレン、他
黄色花:ヤマブキ、タンポポ、ナノハナ、キンシバイ、ビョウヤナギ、レンギョウ、他
紫色花:シコンノボタン、シモクレン、オオムラサキツツジ、ハナショウブ、他
オレンジ色花:ザクロ、ゴクラクチョウカ、マリーゴールド、クンシラン、カンゾウ、他
特徴 ・大阪湾に面した海辺の街は冬暖かく、夏は高温多湿
・古代から国際交流が盛んな地域で、帰化植物も多い
・守口大根などなにわの伝統野菜をはじめ、個性的な種の改良や保全がなされている
・千里丘陵など山沿いには高原の植物も見られる
・海岸沿いには海浜植物も見られる
・公園庭園で良く手入れされた植物が多い
・古い時代から茶花や漢方薬などが輸入され、古くから医学薬学研究の歴史がある
・適塾などでは植物(漢方)を利用した高度な医学薬学研究と教育がなされた
観察地 中之島、心斎橋、大阪城、難波、千里丘陵、伊、堺、他
特徴 帰化植物が多い、天王寺蕪、難波葱、金時人参、守口大根など地物野菜も残る
利用 茶花、芸術、食用、染色、鑑賞用、庭園、生薬、薬草、医薬品、フラワーデザイン、他
科名 キク科、マメ科、バラ科、ツツジ科、アヤメ科、キンポウゲ科、ユリ科、他

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キンシバイ花画像

金糸梅キンシバイ

 初夏に大阪服部都市緑化植物園を花散歩していると、キンシバイの花が咲いていました。日本で栽培されるキンシバイの原産は、中国です。キンシバイは江戸時代に中国から渡来してきたといわれています。キンシバイ(Hypericum patulum 他)はオトギリソウ属の半落葉小低木で、初夏から夏に黄色く大きな5弁の花を咲かせます。キンシバイは各地の公園や、寺社で栽培されていています。キンシバイの花は初夏から夏の花散歩には、欠かせない花です。それでは各地のキンシバイの花を楽しむ、キンシバイ花散歩に出かけましょう。

ザクロ実画像

石榴ザクロ

 秋に大阪服部都市緑化植物園を花散歩していると、赤く色づいたザクロの実が観察できました。いました。ミソハギ科ザクロ属ザクロ(石榴Pomegranate Punica granatum)は双子葉、落葉、小高木です。ザクロの原産はイランなど西アジアの温暖地域です。ザクロは成長すると約5mで、冬に葉を落とし、春に2~8cmの倒卵形の鮮やかな緑色の葉を茂らせます。ザクロは初夏から夏に、長さ2~3cmの先が丸みを帯びた赤色の筒鐘状の蕾をつけます。ザクロの花は直径3cm程の鐘状で鮮やかな赤色が印象的です。ザクロの花はがく片6、花弁6、雌蕊1、雄蕊多数、子房下位で上部6室、下部3室です。ザクロは秋に直径6cm程の表面がゴツゴツした実を実らせます。ザクロの紅色の蕾や花、実は世界中で親しまれています。

サルスベリ花画像

百日紅サルスベリ

 夏に大阪中之島にある日本銀行大阪支店前を花散歩していると、ピンク色のサルスベリの花が咲いていました。夏の強い日差しに負けず涼しげに咲く、サルスベリのピンク色の花は夏の楽しみです。サルスベリ(百日紅)の原産は中国南部で台湾、日本、朝鮮半島でも見られる花です。サルスベリ(Lagerstroemia indica)は、ミソハギ科の落葉樹で高さ6mにもなることがあります。サルスベリの幹は滑らかなので、猿滑(さるすべり)と書かれることがあります。サルスベリの花は花弁が6枚で、独特の縮れがおしゃれです。

ギボウシ花画像

擬宝珠ギボウシ花散歩

 初夏に新大阪駅西口前のビルの前を歩いていると、ギボウシの花が涼し気に咲いていました。ユリ目リュウゼツラン亜科ギボウシ属(擬宝珠Plantain Lily Hosta 他)は東アジア原産の単子葉、多年生、草本です。ギボウシは谷川沿いや木立の半日影を好み幅広い葉が特徴です。ギボウシは春から初夏に楕円、長楕円形の大きな葉を茂らせ、夏に花茎を伸ばし紫色、白色の総状花序の花を次々に付けます。ギボウシの花はユリ科特有の筒状構造の花で、花弁6(外花被片3、内花被片3)、雌蕊1、雄蕊6です。ギボウシの花は涼しげで、世界中から愛されています。ギボウシをギボウシ花写真、ギボウシ花観察地図、ギボウシ花情報でお楽しみ下さい。

サルビア花画像

緋衣草サルビア

 夏に大阪中之島公園を花散歩していると、赤色のサルビアの花が庭園を背景に咲いていました。シソ科アキギリ属サルビア(緋衣草Scarlet sage Salvia splendens)はブラジル高原地帯(標高2000m~3000m)原産の双子葉、多年生、草本です。サルビアの花色は主に赤色ですが、紫色、白色などもあります。サルビアの花はシソ科特有の花で、がく片5、花弁5、雄蕊2、雌蕊先端2裂ですが、合弁しているためにがく片2裂、花弁は長唇状で4裂(上唇1、下唇3裂)に見えます。サルビアは秋に種子を付けます。サルビアの赤い花色は美しく、夏から秋の庭園を華やかに飾ります。

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シロタエギク花画像

白妙菊シロタエギク

 早春に大阪西九条駅でユニバーサルスタジオ行きの列車を待っていると、シロタエギクの花がホームに咲いていました。キク科キオン属シロタエギク(白妙菊Dusty miller Senecio cineraria 他)は地中海沿岸が原産の双子葉、多年生、草本です。初夏の庭園や街路を黄色く明るい花と銀色の葉で飾るシロタエギクの花は、初夏から夏に咲く花です。シロタエギクの黄色い花も人気がありますが、一年中白色(銀色)の毛で覆われた美しい葉は観葉植物としても人気があります。シロタエギクの花はキク科特有の花で、管状花と舌状花からなる頭状花序の花を多数咲かせます。シロタエギクの明るく美しい花と葉は、世界中で人気です。シロタエギクをシロタエギク花写真、シロタエギク花観察地図、シロタエギク花情報でお楽しみ下さい。

オオムラサキツツジ花画像

大紫躑躅オオムラサキツツジ

 春に大阪中之島公園を花散歩していると、重要文化財の大阪市中央公会堂を背景に赤紫色のオオムラサキツツジの花が咲いていました。ツツジ科ツツジ属オオムラサキツツジ(大紫躑躅Sweet AzaleaRhododendron pulchrum 他)は、日本原産の双子葉、常緑、広葉樹、小低木です。オオムラサキツツジは花が咲く頃互生の、黄緑色の美しい新葉を出します。オオムラサキツツジの花はツツジ科特有の花で外花被片5、内花被片筒状5裂、雌蕊1、雄蕊10です。オオムラサキツツジは花が華やかで美しく世界中で人気があります。

セイヨウジュウニヒトエ花画像

西洋十二単セイヨウジュウニヒトエ

 春に大阪北浜にある適塾跡近くを花散歩していると、セイヨウジュウニヒトエの花が咲いていました。シソ科アジュガ属セイヨウジュウニヒトエ(西洋十二単Bugleweed Ajuga reptans)はヨーロッパが原産の双子葉、常緑、多年生、草本です。セイヨウジュウニヒトエはロゼット状の根出葉で冬を過ごし、春から初夏に高さ15cm程の花茎を伸ばし穂状花序の青色の小さな花を次々に付けます。セイヨウジュウニヒトエの花はシソ科特有の唇形花で、がく片5、花弁5(筒状5裂)で、雄蕊4(長2、短2)、雌蕊1、子房上位、2室です。セイヨウジュウニヒトエの花をセイヨウジュウニヒトエ花写真、セイヨウジュウニヒトエ花観察地図、セイヨウジュウニヒトエ花情報でお楽しみ下さい。

メランポジウム花画像

黄帝菊メランポジウム花散歩

 初夏が近いころ大阪中之島にある中之島バラ園を花散歩していると、バターイエローのメランポジウムの花が咲いていました。キク科メランポジウム属メランポジウム(黄帝菊Butter Daisy Melampodium divaricatum)は中南米の熱帯地方が原産の高さ30cm程の双子葉、多年生(1年生)、草本です。メランポジウムは主に種子で増え、春から初夏に互生、惰円形(長楕円形)の葉を付け、初夏から秋に広く分枝した葉脇から黄色く可愛らしい花を咲かせます。メランポジウムの花はキク科特有の花で、管状花と舌状花からできています。メランポジウムの花は外側に黄色い舌状花が取り巻き、中心部に黄色い管状花が密集しています。メランポジウムは暑さにも強く、グランドカバーとしても適しています。メランポジウムをメランポジウム花写真、メランポジウム花観察地図、メランポジウム花情報でお楽しみ下さい。

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コウテイダリア花画像

皇帝天竺牡丹コウテイダリア花散歩

 晩秋に大阪服部緑地公園を花散歩していると、コウテイダリアの花が青空を背景に咲いていました。キク科ダリア属コウテイダリア(皇帝天竺牡丹Bell tree dahlia Dahlia imperialis)は中央アメリカ高原地帯原産の双子葉、多年生、草本です。コウテイダリアは球根で冬を過ごし、夏から秋に中空の太い茎を伸ばし8m~10mに成長します。コウテイダリアの葉は対生、羽状複葉です。コウテイダリアは秋に紫色、薄紫色の美しい散房状の頭状花(直径7.5cm~15cm)を多数を次々に咲かせるのが特徴です。コウテイダリアの花はキク科特有の花で、周辺部の薄紫色の舌状花(8)と中心部の黄色い管状花(多数)から成ります。コウテイダリアは晩秋に種子を付けます。コウテイダリアの薄紫色の花は美しく、秋の庭園を華やかに飾ります。コウテイダリアをコウテイダリア花写真、コウテイダリア花観察地図、コウテイダリア花情報でお楽しみ下さい。

マリーゴールド花画像

法国万寿菊マリーゴールド

 秋に大阪中之島公園を花散歩していると、マリーゴールドの花が咲いていました。キク科マンジュギク属マリーゴールド(法国万寿菊French marigold Tagetes patula)はメキシコの高地が原産の高さ30~50cm程の双子葉、1年生、草本です。キク科マンジュギク属の植物は56種程が知られていますが、日本では法国万寿菊French marigoldが良く栽培されています。マリーゴールドは主に種子、挿し芽で増えます。マリーゴールドの葉は羽状複葉で、独特の香りがあり除虫作用があります。マリーゴールドの花はキク科特有の頭状花で、舌状花と管状花で出来ていて、花色は黄色、赤色、白色などです。マリーゴールドの管状花は花被片5、雌蕊1、雄蕊5です。マリーゴールドの黄金色の明るい花は初夏から秋の庭園や道端を美しく飾ります。マリーゴールドをマリーゴールド花写真、マリーゴールド花観察地図、マリーゴールド花情報でお楽しみ下さい。

サルビアレウカンサ花画像

紫絨鼠尾草サルビアレウカンサ

 秋に大阪服部都市緑化植物園を花散歩していると、紫色のサルビアレウカンサの花が咲いていました。シソ科アキギリ属サルビアレウカンサ(紫絨鼠尾草Mexcan bush sage Salvia leucantha)はメキシコ亜熱帯から熱帯地方が原産の双子葉、多年生、草本です。サルビアレウカンサの花色はがく片は紫色で、花は白色、紫色、ピンク色などがあります。サルビアレウカンサの花はシソ科特有の唇状の花で、がく片5、花弁5、雄蕊2、雌蕊先端2裂ですが、合弁しているためにがく片2裂、花弁は長唇状で4裂(上唇1、下唇3裂)に見えます。サルビアレウカンサは晩秋に種子を付けます。サルビアレウカンサのビロード状の毛で覆われた紫色の花色は美しく、秋の庭園を華やかに飾ります。

キンモクセイ花画像

木犀モクセイ

 秋に大阪土佐堀川畔を花散歩していると、キンモクセイの良い香りがしてきました。モクセイ(木犀)はモクセイ科モクセイ属の常緑小高木、双子葉植物です。モクセイOsmanthus fragransの原産は中国(中国名桂花)で、古い時代に日本にもたらされました。モクセイは成長すると3~5mになる常緑小高木で、秋に黄色又は白色、橙色の香りの良い花を咲かせます。モクセイの変種には日本で一般的な黄色い花を咲かせるキンモクセイ、白い花を咲かせるギンモクセイなどがあります。モクセイ(キンモクセイ)をモクセイ花写真、モクセイの花散歩地図、モクセイの花情報でお楽しみ下さい。

シダレヤナギ画像

枝垂柳シダレヤナギ

 秋に大阪道頓堀沿いを花散歩していると、「観劇弁当承ります」の看板の横にシダレヤナギの葉が伸びていました。古代から国際都市であったこの付近では、江戸時代にシーボルトも観劇をしたとの記録が残っています。ヤナギ科ヤナギ属シダレヤナギ(枝垂柳Weeping Willow Salix babylonica)は、中国北部原産の双子葉、落葉、広葉樹、高木です。シダレヤナギの花はヤナギ科特有の花で雄花序長1.5~3cm、雄蕊2、雄花序長2~3cm、柱頭2~4裂です。シダレヤナギは花期後朔果長3~4mm、有毛の種子(柳絮りゅうじょ)を付けます。シダレヤナギの有毛の朔果(柳絮りゅうじょ)は、風によって運ばれます。シダレヤナギをシダレヤナギ花実葉写真、シダレヤナギ花実葉観察地図、シダレヤナギの花実葉情報でお楽しみ下さい。

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ブルーデージ花画像

瑠璃雛菊ブルーデージー花散歩

 春に大阪高麗橋通りを花散歩していると、ブルーデージの花が煉瓦造りの建築物を背景に咲いていました。春にキク科フェリシア属ブルーデージー(瑠璃雛菊Blue Daisy Felicia amelloides 他)は南アフリカの高原が原産の双子葉、常緑、灌木(小低木)です。ブルーデージーは主に、種子、挿し芽で増えます。ブルーデージーの花色は青色で、早春から春の街角や花壇を美しく飾ります。ブルーデージーは高さ0.3~1m程で、鉢植えに適します。ブルーデージーは早春から春に花茎を伸ばし、青色のキクの花に似た可愛らしい頭状花序の花を開花させます。ブルーデージーの花はキク科特有の青色の舌状花と、黄色の管状花でできています。ブルーデージーは花期後、実(痩果)を付けます。ブルーデージーをブルーデージー花写真、ブルーデージー花観察地図、ブルーデージー花情報でお楽しみ下さい。

モッコウバラ花画像

木香薔薇モッコウバラ

 初夏が近いころに大阪中之島にある大阪東洋陶磁美術館前を花散歩していると、黄色のモッコウバラが咲いていました。バラ科バラ属モッコウバラ(木香薔薇Lady Banks' Rose Rosa banksiae)は中国原産の双子葉、常緑、つる性、低木です。モッコウバラは成長すると7m程になり、幹は木のような褐色で、つる性です。モッコウバラの葉は、複葉で4~6cmで3~11の小葉から成ります。初夏に分枝した多数の枝先に、薄黄色(稀に白色)の花を4~15個咲かせます。モッコウバラの花はバラ科特有の花で外花被片5、内花被片5(一重咲き)で、八重咲きは花弁多数です。モッコウバラの薄黄色の上品な花は、初夏を告げる花として人気があります。モッコウバラをモッコウバラ花写真、モッコウバラ花観察地図、モッコウバラ花情報でお楽しみ下さい。

トキワマンサク花画像

常磐万作トキワマンサク花散歩

 春に大阪北浜を花散歩していると、トキワマンサクの花が咲いていました。マンサク科トキワマンサク属トキワマンサク(常磐万作 Chinese fringe flower Loropetalum chinense 他)は日本や中国が原産の双子葉、常緑、小高木です。早春の森林を飾るトキワマンサクの花は春の花として人気があります。トキワマンサクは主に、種子、挿し木で増えます。トキワマンサクの花はトキワマンサク属特有の赤色(紅色、白色等)の花で、花弁4、がく片4、雄蕊4、です。トキワマンサクの花は、生け花などとしても人気があります。トキワマンサクをトキワマンサク花写真、トキワマンサク花観察地図、トキワマンサク花情報でお楽しみ下さい。

トベラ実画像

トベラ

 夏に大阪難波橋を花散歩しいていると、海浜植物のトベラの実が稔っていました。海浜植物が観察されることからこの付近までかつては海が迫っていたと考えられます。トベラ科トベラ属トベラ(扉Japanese Cheesewood Pittosporum tobira)は、日本など東アジア沿岸が原産の双子葉、常緑、小高木(潅木)です。トベラは主に種子、挿し木で増え簡単に常緑の美しい生垣や庭木に仕立てることができます。トベラは初夏に香りの良い花を咲かせます。トベラの花色は白色(黄色)で、香りが良いのが特徴です。トベラの花はトベラ科特有の花でがく片5、花弁5、雌蕊1、雄蕊5です。トベラの花は香りも良く世界中で人気があります。またトベラの葉は美しく光沢があるので、世界中で庭木や生垣として人気があります。

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フジ花画像

図鑑万葉植物図鑑

 万葉集は7世紀前半から759年までの約130年間の日本最古の和歌集です。万葉集には天皇から庶民まで各階層、東北から九州まで各地域の和歌約4500首が収められています。万葉集には植物が詠われているものも多く、約180首が挙げられます。当時万葉集に詠われた植物名が不明なものもありますが、万葉に読まれた植物をいくつか紹介したいと思います。万葉の植物を写真と花観察地図、万葉の花情報で案内いたします。

カキツバタ花画像

水辺湖畔水辺の花図鑑

 日本の湖畔や水辺は涼しげで、花々が美しい場所です。美しい日本列島の四季を感じながら、日本各地の湖畔や水辺、湿原を花散歩してみましょう。普段見ることのできない湖畔や水辺の花々を、写真図鑑にしました。湖畔水辺の花々の写真と撮影地の地図、交通アクセスを用意しました。それでは、湖畔水辺の花図鑑をご覧下さい。

プルメリア花画像

熱帯熱帯植物図鑑

 日本列島は一般的には狭いと言われますが、分布する植物は熱帯、亜熱帯、温帯、亜寒帯、高山植物など、世界でも豊富で多様な植物が分布しています。今日は日本列島付近で観察される熱帯、亜熱帯が原産の植物を紹介いたします。熱帯亜熱帯花散歩で、普段見ることのできない花々や美しい風景に出会えたら幸せですね。熱帯亜熱帯植物の写真と撮影地の地図、交通アクセスも用意しました。皆様も熱帯亜熱帯植物花散歩に出かけましょう。

ハマダイコン花画像

海浜海浜植物図鑑

 日本列島は四面を海に囲まれている国です。日本列島の沿岸に咲く美しい四季の花々を紹介しながらの海浜植物花散歩を楽しんでください。海浜植物の写真、海浜植物の撮影場所の便利な地図や交通アクセスも用意しました。皆様も海浜植物花散歩を楽しんでください。

イワギキョウ花画像

高山高山植物図鑑

 日本の高山地帯は自然が厳しいですが、短い夏に咲く花は美しくけなげです。美しい日本列島の高山を、花散歩してみましょう。高山で普段見ることのできない高山植物や、美しい風景に出会えたら幸せですね。それでは、高山植物花散歩に出かけましょう。

ネモフィラ花写真

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 日本列島各地に咲く、色とりどりの花は華やかで美しいです。約300種類の日本列島に咲く花を、花の色ごとに分類しまとめてみました。日本列島に咲く色とりどりの花を、花色ごとにお楽しみください。日本列島各地に咲く花を、多数の写真で花色ごとにまとめてあります。日本の花色を、多数の花写真図鑑でお楽しみください。

ペチュニア花写真

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 各地に咲く、科ごとの花は華やかで美しいです。日本列島に咲く花を、花の科ごとに分類しまとめてみました。日本列島に咲く科ごとの花を、豊富な写真図鑑でお楽しみください。日本列島各地に咲く花を、多数の写真図鑑で科ごとにまとめてあります。日本に咲く花の科ごとの花図鑑を、お楽しみください。

ハマナス実画像

各地日本各地の花図鑑

 日本列島は以外に広く、各地域の自然や花植物は変化に富んでいます。東は北海道、西は沖縄県まで経度差が約31度あります。日本では国内に時差は使用していませんが、実際は2時間の時差があります。緯度差は約26度あり、沖縄県や小笠原諸島の亜熱帯・熱帯の植物から北海道や山間部では亜寒帯・寒帯の植物や高山植物が分布しています。意外に広く変化に富んだ日本列島各地の花植物を、写真図鑑と花観察地図で案内いたします。

 大阪花図鑑の写真を、楽しんでもらえたでしょうか?大阪には意外に河畔沿いの散歩道や公園、庭園が多く、四季の花が美しい街です。また大阪は古代から国際交流や貿易などが盛んな地域で、植物の品種改良や薬学研究が盛んな地域です。大阪の素晴らしい個性的な野菜の品種や花々を楽しめたらうれしいですね。大阪花図鑑の花写真は、すべて現地取材で撮影したものです。1枚でも気に入った大阪花図鑑の花写真があれば、光栄です。大阪花図鑑のページはこれから、充実してゆきますので、楽しみにしてください。大阪花図鑑の写真と地図を片手に、皆様も大阪花散歩を楽しんでください。

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