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伊豆半島図鑑

Izu Peninsula Flowers Book

伊豆半島の高原は涼しく沿岸部は温暖で亜熱帯の花も観察できます・伊豆半島花図鑑を片手に伊豆半島花散歩を楽しみましょう

更新2024.02.15

 静岡県伊豆半島は、温暖な気候で知られる海辺のリゾート地で、温泉も多く人気の観光地です。伊豆半島は海に面して温暖で夏涼しく冬暖かく、1年中四季の花の美しい地域です。伊豆半島では海辺の海浜植物の他、熱帯・亜熱帯植物やエキゾチックな品種の花も観察できます。伊豆半島に咲く四季の花を写真図鑑と花観察地図、伊豆半島花情報で案内いたします。

《伊豆半島花図鑑写真・伊豆半島花図鑑お勧めのページ・伊豆半島花情報》

伊豆カワヅザクラ花画像

河津桜カワヅザクラ

 早春に伊豆半島の河津川畔を花散歩していると、カワヅザクラの花が河津川を背景に咲いていました。バラ科スモモ属カワヅザクラ(河津桜Prunus lannesiana cv. Kawazu-zakura)は日本が原産の双子葉、落葉、高木です。カワヅザクラの花はバラ科特有の5弁花で、がく片5、花弁5で、雄蕊多数、雌蕊1、子房上位です。カワヅザクラの花は、同じバラ科のモモやウメの花とよく似た花構造をしています。カワヅザクラは花期後、赤色、オレンジ色の美しい実を付けます。カワヅザクラは並木道、庭園、鉢植え、観賞用として人気があります。カワヅザクラをカワヅザクラ花実葉写真、カワヅザクラ花実葉観察地図、カワヅザクラ花実葉情報でお楽しみ下さい。

伊豆ハイビスカス花画像

扶桑花ハイビスカス

 初秋に伊豆半島にある下田駅近くを花散歩していると、街角に熱帯植物の赤色のハイビスカスの花が咲いていました。アオイ科フヨウ属ブッソウゲ・ハイビスカス(扶桑花Chinese Hibiscus Hibiscus rosa-sinensis他)は東アジア原産の双子葉、熱帯性、常緑樹、低木です。日本で一般的にハイビスカスと呼ばれている植物の和名は、ブッソウゲ(扶桑花)です。ハイビスカスの種類は多く、園芸品種を含めると5000種を越えるといわれています。ハイビスカスHibiscus rosa-sinensisは成長すると高さ2.5m~5mになります。ハイビスカスは気温が高ければ1年中開花します。ハイビスカスの花はフヨウ属特有の筒状で、花弁が5裂しています。ハイビスカスの花色は赤色、黄色、ピンク、白色他でがく片5裂(苞葉あり)、花弁5裂です。雌蕊は先端が5裂し、雄蕊多数が雌蕊に合着しています。ハイビスカスは各地で品種改良され、世界中で人気のある花です。

伊豆ソテツ画像

蘇鉄ソテツ

 春に伊豆半島下田駅近くの開港当時、下田奉行所であった宝福寺を花散歩していると、見事なソテツの木がが観察できました。ソテツ科ソテツ属ソテツ(蘇鉄Japanese Sago Palm Cycas revoluta)は日本の九州、南西諸島、中国南部が原産の裸子植物、常緑、低木です。ソテツは成長すると1m~4m稀に8m程に成長します。ソテツは枝分かれしない幹の先に羽状の長さ0.5m~2mの大きな葉を数十対付けます。ソテツは初夏から夏に茎先に雌雄異株の大きな花を付けます。ソテツの雄花は円柱形で高さは30~70cm、雌花は直径50cmの大きなものです。ソテツの花は、裸子植物特有の原始的な花で、雌雄異株です。ソテツのエキゾチックな風貌と、花実葉は世界中で愛されています。ソテツの南国的な装いは、夏の花散歩の楽しみです。

伊豆ゴクラクチョウカ花画像

極楽鳥花ゴクラクチョウカ

 早春に伊豆半島にある東急ホテルのプールサイドを花散歩していると、熱帯植物のゴクラクチョウカの花が咲いていました。ゴクラクチョウカ科ゴクラクチョウカ属ゴクラクチョウカ(極楽鳥花Crane flower Strelitzia reginae 他)は南アフリカが原産の双子葉、多年生、常緑草本です。ゴクラクチョウカは成長すると2m程で、がく片がオレンジ色で花弁が紫色の極楽鳥の頭に似た形状の花を咲かせます。ゴクラクチョウカの花はゴクラクチョウカ特有の聚傘花序の花で、がく片3(オレンジ色)、花弁3(青紫色)、雌蕊1(柱頭3裂、子房3室)、雄蕊5です。ゴクラクチョウカは花期後実(蒴果)を付けます。ゴクラクチョウカは園芸、観賞用、観葉植物、切り花としても利用されます。ゴクラクチョウカの美しくエキゾチックな花は、熱帯亜熱帯地方の花散歩の楽しみです。

伊豆ニホンスイセン花画像

日本水仙ニホンズイセン

 早春に伊豆半島下田公園を花散歩していると、ニホンズイセンの花が咲いていました。ヒガンバナ科スイセン属ニホンズイセン(日本水仙Narcissus tazzetta ver. chinensis)は地中海原産の単子葉、多年生草本の植物です。ニホンズイセンは主に鱗茎(球根)で増え、初冬に厚みのある扁平な葉を20~50cmほど延ばします。ニホンズイセンは初冬から春にかけての寒い季節に花茎を伸ばし、白色の花を咲かせます。ニホンズイセンの花は直径3cm~5cmほどで、3枚の花弁、顎片3を付けます。ニホンズイセンの花は中心に黄色い筒状の副花冠があり、雌しべ1雄しべ6です。ニホンズイセンの花は香りが良く、寒い季節に咲くニホンズイセンの清々しい花は、冬から春の花散歩の楽しみです。

伊豆ブーゲンビリア花画像

筏葛ブーゲンビリア

 早春に伊豆半島熱川温泉を花散歩していると、青空を背景にブーゲンビリアの花が咲いていました。オシロイバナ科ブーゲンビリア属ブーゲンビリア(筏葛Bougainvillea Bougainvillea glabra)は南米熱帯雨林地方のブラジルからペルー原産の双子葉、常緑性低木の植物です。ブーゲンビリアは主に挿し木で増やし、つる性で熱帯地域では1m~6mほどに成長します。ブーゲンビリアの花はオシロイバナ科特有の花で、花そのものは小さく、花を取り囲む包葉が赤色、黄色、紫色、白色などに変化します。ブーゲンビリアの花は小さく、0.5cmほどの白色(黄色)の花です。ブーゲンビリアの花葉写真、ブーゲンビリア花葉散歩地図、ブーゲンビリア花葉情報でお楽しみ下さい。

伊豆ハマダイコン花画像

浜大根ハマダイコン

 早春に伊豆半島下田にある鍋田浜海水浴場を花散歩していると、薄紫色のハマダイコンの花が海岸を背景に咲いていました。アブラナ科ダイコン属ハマダイコン(浜大根Beach Radish Raphanus sativus var.raphanistroides)は東南アジアが原産の双子葉、多年生、草本です。ハマダイコンは主に、種子で増えます。ハマダイコンは花色が薄紫色から白色では早春の海岸を美しく飾ります。ハマダイコンは長く太い根から伸びる根生葉で冬を越し、春に高さ50cm程の花茎を伸ばし、春に総状花序で薄紫色の花を開花します。ハマダイコンの花はアブラナ科特有の十字花で、がく片4、花弁4で、雄蕊6、雌蕊1、子房上位です。ハマダイコンの花は、同じアブラナ科のダイコンやアブラナの花とよく似た花構造をしています。ハマダイコンは花期後、串珠状の実を付けます。ハマダイコンは食用、漢方薬にも利用されます。

伊豆モンステラ葉画像

鳳来蕉モンステラ

 秋に伊豆半島白浜海岸にある伊豆急ホテルを訪問すると、熱帯植物のモンステラの葉が観察できました。サトイモ科モンステラ属デリシオサ(鳳来蕉Swiss cheese plant Monstera deliciosa)はメキシコからパナマにかけての熱帯雨林が原産の双子葉、常緑、蔓性、灌木です。モンステラは主に、種子、挿芽で増えます。モンステラは蔦性で、熱帯地方では成長すると20m程になります。モンステラの花はサトイモ科特有の花で黄色を帯び花軸に密集した肉穂花序の小さな花と、花を取り囲む仏炎苞が特徴です。モンステラの花は、同じサトイモ科のミズバショウの花とよく似た花構造をしています。モンステラは花期後、黄色の実を付けます。モンステラをモンステラ葉写真、モンステラ葉観察地図、モンステラ葉情報でお楽しみ下さい。

伊豆ハマユウ花画像

浜木綿ハマユウ

 初夏に伊豆半島白浜中央海岸を花散歩していると、海浜植物のハマユウの花が咲いていました。ハマユウは日本の南の海岸地方に自生する植物(海浜植物)です。ハマユウの花は白く細い糸のようです。ハマユウの花が咲く頃、南の海では海水浴シーズンを迎えます。ハマユウはヒガンバナ科の植物で根に毒があります。そのためPoison Bulb(毒球根)と評されることもありますが、夏の海岸の夕闇の中白く輝くハマユウの香りは素晴らしいです。夏の空と青い海が似合う、ハマユウの花を写真、ハマユウの花散歩地図、ハマユウの花情報でお楽しみ下さい。

《伊豆半島花図鑑案内・伊豆半島花情報・伊豆半島の花の種類》

植物名 伊豆半島の花 英語 Izu Peninsula Flowers 中国語 日本的伊豆半岛花  
気候 温帯、海洋性気候、山間部は比較的冷涼
気温 3℃~30℃
特性 冬暖かく、夏涼しい。気温差は少ない。日中南の海風が吹く日が多い、潮風あり
花期 春花:ウメ、カワヅザクラ、ツバキ、ナノハナ、シャガ、ツツジ、ヤマブキ、他
初夏花:アジサイ、サツキ、ミヤコヨメナ、シャクナゲ、ハナショウブ他
夏花:ハス、スイレン、サルスベリ、キョウチクトウ、アメリカデイゴ、ムクゲ、他
秋花:フヨウ、シュウカイドウ、野菊、コスモス、ハギ、リンドウ、ノコンギク、他
冬花:サザンカ、ツワブキ、ナンテン実、センリョウ実、ニホンズイセン、他
花色 青色花:ムスカリ、ブルーデージー、ネモフィラ、アメリカンブルー、他
赤色花:バラ、タチアオイ、ノウゼンカズラ、サルビア、ヤブツバキ、他
白色花:ハマユウ、オオシマザクラ、ウメ、フランネルフラワー、ヤマボウシ、他
黄色花:ユリオプスデージー、ヤマブキ、キンシバイ、タンポポ、オオハマボウ、他
紫色花:シモクレン、フレンチラベンダー、サルスベリ、コスモス、デュランタ、他
オレンジ色花:ヤブカンゾウ、ヒャクニチソウ、ガーベラ、マリーゴールド、他
特徴 ・駿河湾、相模湾に面した海辺の半島で、夏涼しく冬暖かい
・伊豆半島南部には熱帯・亜熱帯植物も観察される
・古い時代から国際交流が盛んな地域で、帰化植物・園芸植物が多い
・カワヅザクラ、マーガレット、スイセンなど早咲きの植物が人気。
・山間部は比較的冷涼で、ワサビなどが栽培されている。
・海岸沿いには海浜植物が多く見られる
・公園庭園で良く手入れされた植物が多い
・花散歩に適したハイキングコースが多い
観察地 下田、熱川、伊豆高原、伊東、松崎、石廊崎、伊豆稲取、他
特徴 海浜植物が多い、亜熱帯植物も見られる、帰化植物も多い、
利用 茶花、芸術、食用、染色、鑑賞用、庭園、生薬、薬草、医薬品、他
科名 キク科、マメ科、バラ科、ツツジ科、アヤメ科、キンポウゲ科、ユリ科、他

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伊豆ウェデリア花画像

米国浜車ウェデリア

 秋に伊豆半島白浜海岸海水浴場を花散歩していると、砂浜にハワイでよく観察されるウェデリアの花が咲いていました。キク科ウェデリア属ウェデリア(米国浜車Wedelia Sphagneticola trilobata他)は双子葉、常緑、草本の植物で、熱帯中米沿岸地方が原産の植物です。ウェデリアはグランドカバーとして人気ですが繁殖力が強く、要注意外来生物として注意が必要です。ウェデリアの花期は通年で、花色は黄色です。ウェデリアの花はキク科特有の頭状花序で、中心部の管状花と外周部の舌状花でできています。熱帯原産のウェデリアの黄色く明るい花を、写真と観察場所の地図、撮影年月日で案内いたします。

伊豆イソノギク花画像

磯菊イソギク

 秋に伊豆半島にある爪木崎を花散歩していると、青い海を背景にイソノギクの花が咲いていました。キク科キク属イソギク(磯菊Chrysanthemum pacificum)は日本原産の双子葉、多年生、草本です。イソギクは静岡県から千葉県の太平洋沿岸地方に自生する海浜植物です。イソギクの葉は楕円形で葉の裏側に白い毛が密生しています。イソギクの葉は表側から見ると白い縁取りのように見えて、とてもおしゃれです。イソギクは秋から冬にかけて、多数の黄色い頭状花を散房状に咲かせます。イソギクはキク科特有の舌状花がないので、黄色い筒状花が密集して見えます。イソギク花写真、イソギクの花散歩地図、イソギクの花情報でお楽しみ下さい。

伊豆シャリンバイ実画像

車輪梅シャリンバイ

 秋に伊豆半島にある白浜海岸を花散歩していると、シャリンバイの実が青い海を背景に濃い紫色に色づいていました。バラ科シャリンバイ属シャリンバイ(車輪梅Rhaphiolepis indica var. umbellata)は温暖な東アジア沿岸地方が原産の双子葉、常緑、低木樹の植物です。シャリンバイはバラ科で、花がウメ(梅)に似ているので車輪梅と漢字でかかれます。シャリンバイは、温暖な海岸地方に自生しています。初夏に咲くシャリンバイの花はとても美しく、秋から冬に稔る黒紫色の実もきれいです。シャリンバイの花と実は四季の花実散歩の楽しみです。シャリンバイ花実写真、シャリンバイの花実散歩地図、シャリンバイの花実情報でお楽しみ下さい。

伊豆ホタルブクロ花画像

蛍袋ホタルブクロ

 初夏に伊豆半島下田にある下田プリンスホテルの庭を花散歩していると、薄紫色のホタルブクロの花が咲いていました。キキョウ科ホタルブクロ属ホタルブクロ(蛍袋Spotted Bellflower Campanula punctata)は日本、朝鮮半島、中国など東アジア原産の双子葉、多年生、草本です。ホタルブクロは冬を宿根で過ごし、春に互生の毛におおわれた葉を茂らせ、初夏から夏に葉の花茎を伸ばし釣り鐘状の下向きに咲く花を次々に咲かせます。ホタルブクロの花色は紫色、白色などで、赤色の斑点があるのが特徴です。ホタルブクロの花は、キキョウ科特有の花でがく片5、花弁筒状5裂、雌蕊3裂、雄蕊5です。蛍が飛ぶ頃に道端や土手、庭園に咲くホタルブクロのかわいらしい花は初夏から夏の花散歩の楽しみです。

伊豆アメリカンブルー花画像

藍星花アメリカンブルー

 秋に伊豆半島にあるペリーロードを花散歩していると、アメリカンブルーの花が平滑川を背景に咲いていました。ヒルガオ科アサガオガラクサ属アメリカンブルー(藍星花Blue Daze Evolvulus nuttallianus)は北アメリカ原産の双子葉、常緑、灌木です。アメリカンブルーは初夏から夏に直径0.8~1.2cm程の漏斗型の、青色の小さな花を咲かせます。アメリカンブルーの花は合弁花で花色は青色、藍色、紫色でがく片は5、花弁5、雌蕊1、雄蕊5です。初夏から夏の庭園に咲くアメリカンブルーの青色の花は、とても涼しげです。アメリカンブルーを、アメリカンブルー花写真、アメリカンブルー花観察地図、アメリカンブルー花情報でお楽しみ下さい。

伊豆メドーセージ花画像

秋色メドーセージ

 秋に伊豆半島にある伊豆高原を訪問すると、レストランの庭にメドーセージの花が咲いていました。シソ科アキギリ属メドーセージ(Hummingbird sage Salvia guaranitica)は南米原産の双子葉、多年生、草本です。メドーセージは高さ1.2m~1.5m程に育ちます。メドーセージは主に種子、宿根、地下茎で増え、日本では初夏に宿根から茎を伸ばしミントグリーン色の葉を茂らせます。メドーセージは夏から秋に穂状の花茎を伸ばし濃青色の長唇状の花を次ぎつきにつけます。メドーセージの花色はがく片は濃紫色で、花は濃青色です。メドーセージの花はシソ科特有の唇状の花で、がく片5、花弁5、雄蕊2、雌蕊先端2裂ですが、合弁しているためにがく片2裂、花弁は長唇状で2裂(上唇1、下唇1)に見えます。メドーセージは晩秋に種子を付けます。メドーセージの濃青色の花色は美しく、秋の庭園を華やかに飾ります。

伊豆キブシ花画像

木五倍子キブシ

 早春に伊豆半島にある下田公園を花散歩していると、キブシの花が伊豆の海を背景に咲いていました。キブシ科キブシ属キブシ(木五倍子Kibushi Stachyurus praecox 他)は日本が原産の双子葉、落葉、低木です。春の森林を飾るキブシの黄色い房状の花は春の花として人気があります。キブシは主に、種子、挿し木で増えます。キブシの花はキブシ属特有の総状花序の房状の黄色(黄緑色)の花で、花弁4、がく片4、雄蕊8、雌蕊1です。キブシの花は、生け花などとしても人気があります。

伊豆ジャノメエリカ花画像

生誕花石楠花ジャノメエリカ

 早春に伊豆半島下田公園近くを花散歩していると、ジャノメエリカの花が下田の海を背景に咲いていました。ツツジ科エリカ属ジャノメエリカ(蛇の目エリカChannelled heath Erica canaliculata)は南アフリカ原産の双子葉、常緑低木の植物です。ジャノメエリカは主に挿し木で増やし、高さ2mほどに成長します。ジャノメエリカの花は温暖な地域では冬の12月頃から、多くの地域では3月~4月頃に開花します。ジャノメエリカの枝は良く分岐し、枝の先端に3個の紫色の釣鐘型の花を付けます。ジャノメエリカの紫色で可憐な釣鐘型の花は、とても人気があります。ジャノメエリカを花写真、ジャノメエリカ花散歩地図、ジャノメエリカ花情報でお楽しみ下さい。

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伊豆ツワブキ花画像

石蕗ツワブキ

 秋に伊豆半島にある爪木崎を花散歩していると、ツワブキの花が伊豆の海を背景に咲いていました。キク科ツワブキ属ツワブキ(石蕗Farfugium japonicum)は、日本の南部、朝鮮半島、中国、台湾の海岸や渓谷の岩場に自生する植物です。ツワブキはフキ(蕗)に似ていて、葉が広く艶やかです。秋から初冬に花茎を伸ばし、5cmほどの散房花序の黄色い花を咲かせます。ツワブキは園芸用植物としても人気で、海外でも愛好者の多い植物です。ツワブキ写真、ツワブキの花散歩地図、ツワブキの花情報でお楽しみ下さい。

伊豆アメリカデイゴ花画像

海紅豆アメリカデイゴ

 初夏に伊豆半島にある下田駅前を花散歩していると、寝姿山を背景にアメリカデイゴの赤色の花が咲いていました。マメ科アメリカデイゴ属アメリカデイゴ(海紅豆Cockspur Coral Tree Erythrina crista-galli 他)は南アメリカ原産の双子葉、落葉、小高木です。アメリカデイゴは成長すると高さ5m~8mになります。アメリカデイゴは春から初夏に楕円、長楕円形の葉を茂らせ、夏に枝先に赤色の総状花序の両性花を多数付けます。アメリカデイゴの花は赤色で、マメ科特有の蝶形花冠の構造の花で、花弁は5(旗弁1、翼弁2、舟弁2)、雌蕊1、雄蕊10です。アメリカデイゴの花は、情熱的で美しく世界中から愛されています。

伊豆オオシマザクラ花画像

大島桜オオシマザクラ

 早春に下田港を花散歩していると、オオシマザクラの花が下田港を背景に咲いていました。バラ科スモモ属オオシマザクラ(大島桜Prunus speciosa )は伊豆半島から伊豆諸島原産の双子葉、落葉高木の植物です。オオシマザクラの木花は成長すると10m以上になります。オオシマザクラの花は2.5cm~3cm程で、バラ科特有の5枚の白色の花弁の花をつけます。オオシマザクラの花は2月下旬から4月頃に開花します。オオシマザクラの輝くような白色の上品な花は、伊豆半島から関東沿岸地方の春の花散歩の楽しみです。

伊豆ノブドウ実画像

野葡萄ノブドウ

 秋に伊豆半島白浜海岸を花散歩していると、瑠璃色のノブドウの花が実っていました。ブドウ科ノブドウ属ノブドウ(野葡萄Wild Grape Ampelopsis brevipedunculata)は日本など東アジアが原産の双子葉、落葉、つる性、木本です。ノブドウは、主に種子、挿し木で増えます。ノブドウの緑色、青紫色、赤紫色の美しい実は世界中で愛されています。ノブドウは薬草としても知られている植物です。ノブドウの葉は互生、3~5裂です。ノブドウは夏に小さな5弁の小さな花を咲かせます。ノブドウの花はブドウ科特有の花で、花色は白色、花冠5裂です。ノブドウの花はがく片5、花弁5、雄蕊5、雌蕊1(子房2室)です。ノブドウは花期後、初め緑色、熟すと青紫色、赤紫色の実を付けます。ノブドウをノブドウ花実葉写真、ノブドウ花実葉観察地図、ノブドウ花実葉情報でお楽しみ下さい。

伊豆モモ花画像

モモ

 春に伊豆半島下田公園近くを花散歩していると、ピンク色のモモの花が伊豆の海を背景に咲いていました。バラ科スモモ属モモ(桃Peach Prunus persica)は中国原産の双子葉、落葉小高木です。モモは成長すると高さ4m~10m程に成長します。モモは春に赤色、白色の花を咲かせます。モモは大きさ2.5cm~3cm程の花を、枝いっぱいに付けます。モモの花はバラ科特有の花弁5枚が基本で、雌しべ1、雄しべ多数で、八重咲きのものもあります。モモは夏に、大きく美しい果実を付けます。モモの花とモモの実は、世界中から愛され利用されています。

伊豆ランタナ花画像

七変化ランタナ

 秋に伊豆半島白浜海岸近くを花散歩していると、ランタナの花が咲いていました。シチヘンゲとも呼ばれるランタナLantana camaraの原産は、中南米の熱帯地方です。ランタナの花は「七変化」の名が示すように咲きはじめてから、時間とともに花の色が変化する植物です。ランタナの花は熱帯原産らしく、夏空を様々な色で彩る花として人気があります。またランタナには様々な昆虫も、集まります。ランタナの花を写真、ランタナの花散歩地図、ランタナの花情報でお楽しみ下さい。

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伊豆ヤブツバキ花画像

藪椿ヤブツバキ

 秋に伊豆半島白浜神社境内を花散歩していると、ヤブツバキの花が社殿を背景に咲いていました。ツバキ科ツバキ属ヤブツバキ(藪椿Camellia japonica)は日本などの東アジア原産の双子葉、高木常緑樹の植物です。ヤブツバキは主に種子で増え、樹高5m~6mほどの高木になります。ヤブツバキの枝はよく分かれ、互生の厚く表面に光沢のある深緑色の葉を付ける。ヤブツバキは冬から春に小枝の先に、5cm~7cmの5枚の花弁が合着した赤い花をつけます。ヤブツバキの雌しべは柱頭が3~4に分かれ、雄しべは多数で基部で合着しています。ヤブツバキ翌年の夏から秋に直径4~5cmほどの大きさの実(果実)を稔らせます。ヤブツバキの果実の中には油分の多い種子があり、種子から椿油を採取します。

伊豆アジサイ花画像

紫陽花アジサイ

 初夏に伊豆半島下田公園を花散歩していると、アジサイの花が下田港を背景に咲いていました。アジサイ属アジサイ(紫陽花Ajisai Hydrangea macrophylla)は日本、中国原産の双子葉、落葉性、小低木(潅木)です。アジサイは成長すると1m~2mでになります。アジサイは冬は葉を落葉させ、春に倒卵形、楕円形の長さ6~15cmの大きな葉を茂らせ、初夏に分枝した枝先に直径8~20cm程の、球形に近い傘房状の花房を多数付けます。アジサイの花はがく片が大きく、花弁は目立ちません。アジサイのがく片の色は青色、赤色、紫色、白色、他で時間により変化します。アジサイのがく片は4(1.4~2.4cm)、花弁4(2~4mm)です。アジサイの花の花柱は3、雄蕊10です。

伊豆アロエ花画像

蘆薈アロエ

 初冬に伊豆半島白浜海岸近くを花散歩していると、アロエの赤色の花が咲きだしていました。ユリ科アロエ属アロエ(蘆薈Aloe Aloe arborescens 他)はアフリカ南部原産の単子葉、多年生、草本です。冬から春に咲くアロエの赤い花は、暖地の庭園や海岸を美しく飾ります。アロエは主に種子、株分け、挿し木で増えます。キダチアロエは成長すると50cm~3m程になります。アロエの葉は肉厚で、葉の縁に棘があります。アロエの花期は冬から春で総状花序の赤色、オレンジ色の花を咲かせます。アロエの花はユリ科特有の管状花で花被片6(外花被片3+内花被片3)で雌蕊1、雄蕊6、柱頭3裂(子房3室)です。アロエの実は朔果で種子多数ができます。アロエをアロエ花写真、アロエ花観察地図、アロエ花情報でお楽しみ下さい。

伊豆トベラ実画像

トベラ

 秋に伊豆半島白浜海岸を花散歩していると、トベラの実が稔っていました。トベラ科トベラ属トベラ(扉Japanese Cheesewood Pittosporum tobira)は、日本など東アジア沿岸が原産の双子葉、常緑、小高木(潅木)です。トベラは主に種子、挿し木で増え簡単に常緑の美しい生垣や庭木に仕立てることができます。トベラは初夏に香りの良い花を咲かせます。トベラの花色は白色(黄色)で、香りが良いのが特徴です。トベラの花はトベラ科特有の花でがく片5、花弁5、雌蕊1、雄蕊5です。トベラの花は香りも良く世界中で人気があります。またトベラの葉は美しく光沢があるので、世界中で庭木や生垣として人気があります。

伊豆スイカズラ花画像

忍冬スイカズラ

 初夏に伊豆半島白浜海岸近くを花散歩していると、スイカズラの花が咲いていました。スイカズラ科スイカズラ属スイカズラ(忍冬Japanese honeysuckle Lonicera japonica)は日本など東アジアが原産の双子葉、常緑、つる性、木本です。スイカズラは主に種子で増えます。スイカズラはつる性の植物で初夏に咲く金銀の美しく香りの良い花は世界中で人気があります。またスイカズラは世界中で、薬草、漢方薬として利用されています。スイカズラはつる性で、高さ9m程に成長し他の植物などに絡みつき伸びます。スイカズラの葉は対生で、葉は卵状被針形です。初夏に枝脇から短枝を伸ばし2個の香りの良い筒状花を咲かせます。スイカズラの花はスイカズラ科特有の筒状花で、苞片2、花弁は筒状唇状花5裂(上弁4浅裂、下弁1線状)で、雄蕊5、雌蕊1、子房下位です。スイカズラの花は始め白色(銀花)で後に黄金色(金花)に色が変化します。

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伊豆グズマニア花画像

撃天鳳梨グズマニア

 伊豆半島白浜海岸のホテルを訪問すると、色とりどりのグズマニアの花が咲いていました。パイナップル科グズマニア属(撃天鳳梨Scarlet star Guzmania lingulata他)は中央アメリカ熱帯雨林が原産の単子葉、多年生、草本です。グズマニアは観葉植物で赤色、黄色、紫色などの色とりどりの苞葉を楽しみます。グズマニアは着生植物で成長すると30cm~60㎝程の花茎を伸ばし、花茎の先端部に楕円球状の穂状の花序を付けます。グズマニアの花はパイナップル科特有の花で、楕円球状の花序に螺旋状に小花を次々に付けます。グズマニアの花は黄色(白色)でがく片3、花弁3、雌蕊1(子房下位、柱頭3裂)、雄蕊6です。グズマニアをグズマニア花葉写真、グズマニア花葉観察地図、グズマニア花葉情報でお楽しみ下さい。

伊豆ニオイバンマツリ花画像

匂蕃茉莉ニオイバンマツリ

 初夏に伊豆半島下田にあるペリーロードを花散歩していると、紫色のニオイバンマツリの花が咲いていました。ナス科ブルンフェルシア属ニオイバンマツリ(匂蕃茉莉Yesterday Today and Tomorrow Brunfelsia latifolia)はブラジル原産の双子葉、常緑、小低木です。ニオイバンマツリの樹高は1m~3mで、主に挿し木で増えます。ニオイバンマツリは初夏枝先に、始め紫色で後に白色に変化する香りの良い花を次々に付けます。ニオイバンマツリの花は、ナス科特有の合弁花で、花弁は筒状で5裂しています。ニオイバンマツリの花色は咲き始めは紫色で、後に白色に変化します。ニオイバンマツリの花は両性花でがく片5裂、花弁5裂、雌蕊1、雄蕊5です。ニオイバンマツリの香りが良く、美しい花は世界中で親しまれています。

伊豆カンナ花画像

情熱カンナ

 夏の早朝に伊豆半島白浜中央海岸を花散歩していると、オレンジ色のカンナの花が下田の海を背景に咲いていました。カンナの花は夏の花として人気の花です。カンナCannaの原産は熱帯アメリカで、東インドを経由してヨーロッパに紹介された花です。カンナは熱帯原産のために高温と強い日射を好みます。カンナは日本には江戸時代にヨーロッパからもたらされ、多くの品種も造られています。カンナの花は赤色、黄色のものが多く夏の元気を運ぶ花です。カンナは葉も美しく、観葉植物や食用としても使われます。

伊豆ナノハナ花画像

菜の花ナノハナ

 春に伊豆半島河津川畔を花散歩していると、ナノハナの花が咲いていました。アブラナ科アブラナ属ナノハナ(油菜・菜の花Vegetable Flower Brassica rapa)は西アジアから西ヨーロッパ原産の双子葉、二年生草本植物です。ナノハナはアブラナ科の植物の花の総称です。ナノハナと呼ばれる植物にはキャベツ、菜の花、油菜、蕪(カブ)、野沢菜、スグキナなどがあります。ナノハナの定義は定かではありませんが、野菜から咲く黄色く明るい花は、里に春を告げます。ナノハナ(菜の花)は主に種子で増えます。菜の花(ナノハナ)の花は温暖な地域では冬の1、2月頃から、多くの地域では春の3月~5月頃に開花します。里に春を告げるナノハナの黄色い花は、世界中で人気があります。ナノハナを菜の花花写真、菜の花花散歩地図、ナノハナ花情報でお楽しみ下さい。

 伊豆半島花図鑑の写真を楽しんでもらえたでしょうか?伊豆半島は温暖で首都圏からも近く、温泉リゾートとして人気のエリアです。温暖な伊豆半島で熱帯植物やエキゾチックな海浜植物を楽しめたら良いですね。伊豆半島花図鑑の花写真は、すべて現地取材で撮影したものです。1枚でも気に入った伊豆半島花図鑑の花写真があれば、光栄です。伊豆半島花図鑑のページはこれから、充実してゆきますので、楽しみにしてください。伊豆半島花図鑑の写真と地図を片手に、皆様も伊豆半島花散歩を楽しんでください。

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