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沖縄図鑑2

Flower Book of Okinawa

沖縄の花と植物は明るくエキゾチックです・沖縄花図鑑を手に沖縄花散歩に出かけましょう

更新2024.9.14

 沖縄県は日本の最も西に位置し、海洋性気候で1年中温暖な地域として知られている県です。沖縄を花散歩すると熱帯、亜熱帯、温帯の植物が観察できます。また沖縄は孤島列島で、大陸や本州とは異なる進化を遂げた植物も多く見られます。さらに沖縄では、海洋性の植物や海浜植物も多く観察できます。沖縄の花を写真図鑑と沖縄の花観察地図、沖縄の花情報で案内いたします。皆様も沖縄花図鑑を片手に、沖縄花散歩を楽しんでください。このページは沖縄花図鑑の続きのページです。

《沖縄花図鑑写真★お勧めの沖縄の花植物★沖縄の花植物案内》

コチョウラン花画像

胡蝶蘭コチョウラン

 沖縄県那覇空港に降り立つと、美しい紫色のコチョウランの花が出迎えてくれました。ラン科コチョウラン属コチョウラン(胡蝶蘭Moth Orchid Phalaenopsis aphrodite)は東アジア原産の単子葉、多年生草本です。コチョウラン属には約60種ほどあります。コチョウランは種子叉は株分けで増えます。コチョウランの葉は楕円形、長楕円形で平行脈。コチョウランの花はラン科特有の花被片6(外花被片3+内花被片3)で、内花被片2(側花弁)は大きく、唇弁は前方に突き出します。コチョウランのずい柱は短く花粉塊2です。

グズマニア花画像

撃天鳳梨グズマニア

 沖縄開陽北公園にある熱帯ドリームセンターを花散歩していると、色とりどりのグズマニアの花が咲いていました。パイナップル科グズマニア属(撃天鳳梨Scarlet star Guzmania lingulata他)は中央アメリカ熱帯雨林が原産の単子葉、多年生、草本です。グズマニアは観葉植物で赤色、黄色、紫色などの色とりどりの苞葉を楽しみます。グズマニアは着生植物で成長すると30cm~60㎝程の花茎を伸ばし、花茎の先端部に楕円球状の穂状の花序を付けます。グズマニアの花はパイナップル科特有の花で、楕円球状の花序に螺旋状に小花を次々に付けます。グズマニアの花は黄色(白色)でがく片3、花弁3、雌蕊1(子房下位、柱頭3裂)、雄蕊6です。グズマニアをグズマニア花葉写真、グズマニア花葉観察地図、グズマニア花葉情報でお楽しみ下さい。

モンステラ斑入り葉画像

鳳来蕉モンステラ

 沖縄海洋博公園を花散歩していると、斑入り葉の珍しいモンステラが観察できました。をサトイモ科モンステラ属デリシオサ(鳳来蕉Swiss cheese plant Monstera deliciosa)はメキシコからパナマにかけての熱帯雨林が原産の双子葉、常緑、蔓性、灌木です。モンステラは主に、種子、挿芽で増えます。モンステラは蔦性で、熱帯地方では成長すると20m程になります。モンステラの花はサトイモ科特有の花で黄色を帯び花軸に密集した肉穂花序の小さな花と、花を取り囲む仏炎苞が特徴です。モンステラの花は、同じサトイモ科のミズバショウの花とよく似た花構造をしています。モンステラは花期後、黄色の実を付けます。モンステラをモンステラ葉写真、モンステラ葉観察地図、モンステラ葉情報でお楽しみ下さい。

トベラ実画像

トベラ

 冬に首里城公園を花散歩していると、トベラの実が熟して割れ赤色の種子が見えました。トベラ科トベラ属トベラ(扉Japanese Cheesewood Pittosporum tobira)は、日本など東アジア沿岸が原産の双子葉、常緑、小高木(潅木)です。トベラは主に種子、挿し木で増え簡単に常緑の美しい生垣や庭木に仕立てることができます。トベラは初夏に香りの良い花を咲かせます。トベラの花色は白色(黄色)で、香りが良いのが特徴です。トベラの花はトベラ科特有の花でがく片5、花弁5、雌蕊1、雄蕊5です。トベラの花は香りも良く世界中で人気があります。またトベラの葉は美しく光沢があるので、世界中で庭木や生垣として人気があります。

ムラサキカタバミ花画像

紫片喰ムラサキカタバミ

 沖縄那覇市壷屋にある南窯(ふぇーぬかま)を訪問すると、紫色のきれいなムラサキカタバミの花が咲いていました。カタバミ科カタバミ属ムラサキカタバミ(紫片喰Lavendersorrel Oxalis corymbosa)は南アフリカ原産の双子葉、多年生、草本です。ムラサキカタバミは冬を地下の鱗茎で過ごし、春に三出複葉のハート形の三つ葉を茂らせ、初夏から夏に葉の間から花柄を伸ばし傘形花序の花を次々に咲かせます。ムラサキカタバミの花色は紫色、赤色、白色などです。ムラサキカタバミの花は、カタバミ科特有の花でがく片5、花弁5、雌蕊5(5心皮)、雄蕊10です。道端や土手に咲くムラサキカタバミのかわいらしい花は初夏から夏の花散歩の楽しみです。

プルメリア花

印度素馨プルメリア

 キョウチクトウ科プルメリア属(印度素馨Frangepani Plumeria rubra他)は中米熱帯地方が原産の双子葉、常緑(落葉)、小高木です。プルメリア属には約50種あります。プルメリアはキョウチクトウに似た植物で、同じキョウチクトウ科に属します。熱帯原産のプルメリアは夏に枝先に花茎を伸ばし多数の花を次々に咲かせます。プルメリアの花は5~7.5cmで、キョウチクトウ科特有の筒状の合弁花で、回旋状で花弁は5裂しています。プルメリアの花色は赤色、白色、薄黄色、他ですが中心部が黄色、紅色などに彩られています。プルメリアの花は雌蕊1、雄蕊は5です。プルメリアの白い樹液は有毒ですが、香水、花飾り、医薬品としても多方面で利用されています。

沖縄ヒスイカズラ花画像

翡翠葛ヒスイカズラ

 沖縄県の古くからある東南植物楽園を花散歩していると、綺麗な翡翠色のヒスイカズラの花が観察できました。マメ科ヒスイカズラ属ヒスイカズラ(翡翠葛Jade Vine Strongylodon macrobotrys)はフィリピン諸島原産の双子葉、常緑、つる性植物です。ヒスイカズラは熱帯雨林が原産で蔓を18mほど伸ばし、爪形の翡翠色の花を総状花序で藤房状に多数付けます。ヒスイカズラの花は緑色(翡翠色、赤紫色)で、マメ科特有の蝶形花冠の構造の花で、花弁は5(旗弁1、翼弁2、舟弁2)、雌蕊1、雄蕊10です。ヒスイカズラの花は、美しく世界中から愛されています。ヒスイカズラをヒスイカズラ花写真、ヒスイカズラ花観察地図、ヒスイカズラ花情報でお楽しみ下さい。

シマオオタニワタリ画像

島大谷渡シマオオタニワタリ

 沖縄県本部の備瀬フクギ並木道を花散歩していると、シマオオタニワタリの大きな葉が茂っていました。チャセンシダ科チャセンシダ属シマオオタニワタリ(島大谷渡Bird's nest fern Asplenium nidus)は沖縄県、台湾、中国南部が原産のシダ植物です。シマオオタニワタリは主に胞子、株分けで増えます。シマオオタニワタリの茎(地下茎)は短く、葉は茎の先端に放射状に生えます。シマオオタニワタリの葉は光沢があり、長さ50~70cmの長披針形です。シマオオタニワタリは葉の裏側に主軸に垂直に胞子嚢群が付きます。シマオオタニワタリの葉は美しく、庭園や木々に着生させ楽しみます。シマオオタニワタリをシマオオタニワタリ葉写真、シマオオタニワタリ葉観察地図、シマオオタニワタリ葉情報でお楽しみ下さい。

《沖縄の花植物の特徴・沖縄の花植物種類・沖縄の花植物情報》

名称 現代 沖縄植物 古語語 琉球花 英語 Okinawa plants 中国語 冲绳花草
環境 亜熱帯気候、海洋性気候、亜熱帯樹林、海浜、他
大きい(バナナ、ゴクラクチョウカ、カンナ、ハス)、肉厚(アロエ、フクギ)、針状(サボテン)
被針状(パイナップル、アダン)、光沢(ゲットウ、フクギ)、羽状(ソテツ、ヤシ、へゴ)
気根(ガジュマル、カトレア)、板根(サキシマスオウ、シイ、マングローブ)
琉球石灰岩で保水性が悪いので、根の発達した海浜植物が多く見られる
ヒカゲヘゴのように長い茎をもった木性シダがある。気根が茎化(ガジュマル、マングローブ)
蔓性の植物が多い(アリアケカズラ、ヤハズカズラ、ポトス)、着生(オオタニワタリ、着生ラン)
大型で色鮮やかなものが多い。赤色の花(鳥媒花)が多い。沖縄の固有種も多い
花色 白色:コチョウラン、ハマユウ、オオバナセンダングサ、プルメリア、キョウチクトウ、他
青色:ベンガルヤハズカズラ、バンダ蘭、デュランタ、ヒスイカズラ、ローズマリー、他
赤色:ハイビスカス、アメリカデイゴ、サンタンカ、ノウゼンカズラ、アロエ、他
紫色:サルスベリ、ハイビスカス、デンファレ、コチョウラン、ペンタス、他
オレンジ色:ゴクラクチョウカ、アリアケカズラ、パイナップル実、ハイビスカス、他
黄色:オオハマボウ、クワズイモ、ランタナ、トベラ、プルメリア、リュウキュウベンケイ、他
気温 20℃~30℃
特徴 着生植物(ラン科、オオタニワタリ、)、蔓性(ポトス、ノウゼンカズラ、ヤハズカズラ)
海岸:根が発達(ヤシ、ソテツ、アダン、オオハマボウ)
利用 観葉植物、鉢植え、土手、植え込み、防潮、食用、生薬、観賞、香水、他
芸術 絵画(アダン、ラン科、ハイビスカス)、句歌(ヤシの実、パイナップル、ユウナ、サトウキビ、他)

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《沖縄花図鑑写真★お勧めの沖縄の花植物★沖縄の花植物案内》

サンタンカ花写真

山丹花サンタンカ

 沖縄県首里城公園を花散歩していると、サンタンカの花が首里城の石垣を背景に咲いていました。アカネ科イクソラ属サンタンカ(山丹花Chinese Ixora Ixora chinensis)は熱帯アジアが原産の双子葉、常緑、低木(灌木)です。サンタンカは主に、挿し木で増えます。サンタンカはイクソラ属に属し、世界中で500種程が知られています。日本ではイクソラ属の植物は沖縄県に帰化しているサンタンカ(Ixora chinensis)が代表的です。サンタンカは成長する0.5~2mになり、美し頂生花が人気です。サンタンカの花は赤色、オレンジ色、黄色、白色などで、傘房花序の形の良い花を次々に咲かせます。サンタンカの花はアカネ科に特有のがく片4裂、花弁4、雄蕊4、雌蕊1、子房下位です。サンタンカは花期後球形の実を付けます。サンタンカは生け垣、観賞用の他、漢方薬などにも利用されています。

ヒカゲヘゴ画像

日陰杪欏ヒカゲヘゴ

 沖縄県東南植物楽園を花散歩していると、ヒカゲヘゴが観察できました。へゴ科へゴ属ヒカゲヘゴ(日陰杪欏Pen tree Cyathea lepifera他)は沖縄県、台湾、中国南部が原産の木生シダ植物です。ヒカゲヘゴは主に胞子、地下茎で増えます。ヒカゲヘゴの茎は木生で樹高6m程で、葉は茎の先端に放射状に生えます。ヒカゲヘゴの葉は長さ2m程で、葉柄の先に2回羽状複葉の大きな葉を付けます。ヒカゲヘゴは葉の裏側に、胞子嚢群が付きます。ヒカゲヘゴの木陰は涼しく、熱帯樹林を演出します。ヒカゲヘゴをヒカゲヘゴ葉樹写真、ヒカゲヘゴ葉樹観察地図、ヒカゲヘゴ葉樹情報でお楽しみ下さい。

ウェデリア花画像

米国浜車ウェデリア

 沖縄県万座ビーチを花散歩していると、ヴェデリアの黄色の花が道端に咲いていました。キク科ウェデリア属ウェデリア(米国浜車Wedelia Sphagneticola trilobata他)は双子葉、常緑、草本の植物で、熱帯中米沿岸地方が原産の植物です。ウェデリアはグランドカバーとして人気ですが繁殖力が強く、要注意外来生物として注意が必要です。ウェデリアの花期は通年で、花色は黄色です。ウェデリアの花はキク科特有の頭状花序で、中心部の管状花と外周部の舌状花でできています。熱帯原産のウェデリアの黄色く明るい花を、写真と観察場所の地図、撮影年月日で案内いたします。

シェフレラ画像

鵞掌藤シェフレラ

 沖縄県蝶々園を花散歩していると、シェフレラの葉にオオゴマダラ蝶の金色のサナギが観察できました。 ウコギ科シェフレラ属シェフレラ(鵞掌藤Dwarf umbrella tree Schefflera arboricola)は台湾、中国南部が原産の双子葉、常緑、小低木です。シェフレラは主に種子、挿し木で増えます。シェフレラは成長すると3m程になります。シェフレラの葉は12~18cm程で7~9裂し、肉厚で団扇や傘のように広がっています。シェフレラは夏に円錐花序の花穂を伸ばし、白色の球状に多数集まった小さな花を咲かせます。シェフレラの花はウコギ科特有の花で、花弁5で雌蕊1(先端5裂)、雄蕊5です。シェフレラの実(果実)は球状に集まり、黄色、オレンジ色、赤色、紫色、濃紫色と変化して行きます。

ゲットウ花写真

月桃ゲットウ

 ショウガ科ハナミョウガ属ゲットウ(月桃Shell Ginger Alpinia zerumbet)は東アジアが原産の単子葉、常緑、多年生、草本です。ゲットウは主に、種子で増えます。ゲットウは花や葉が美しく、香りが良いので世界中で人気です。ゲットウは成長する1.5~2mになり、常緑の美しい葉と美しい花が人気です。ゲットウの花はショウガ科特有の円錐花序の筒状花で、がく片筒状3裂、花弁筒状3裂で、雄蕊(唇状)6、雌蕊1は合着し唇状になっています。ゲットウの花は、同じショウガ科のショウガの花とよく似た花構造をしています。ゲットウは花期後、赤色、オレンジ色の美しい実を付けます。ゲットウは庭園、鉢植え、観賞用の他、薬草(漢方薬)として利用されています。ゲットウの葉には芳香成分が含まれ、月桃餅や化粧品など多方面に利用されています。

《沖縄花図鑑写真★お勧めの沖縄の花植物★沖縄の花植物案内》

ソテツ画像

蘇鉄ソテツ

 沖縄県の世界遺産である座喜味城を花散歩していると、石造りの城門をソテツが飾っていました。ソテツ科ソテツ属ソテツ(蘇鉄Japanese Sago Palm Cycas revoluta)は日本の九州、南西諸島、中国南部が原産の裸子植物、常緑、低木です。ソテツは成長すると1m~4m稀に8m程に成長します。ソテツは枝分かれしない幹の先に羽状の長さ0.5m~2mの大きな葉を数十対付けます。ソテツは初夏から夏に茎先に雌雄異株の大きな花を付けます。ソテツの雄花は円柱形で高さは30~70cm、雌花は直径50cmの大きなものです。ソテツの花は、裸子植物特有の原始的な花で、雌雄異株です。ソテツのエキゾチックな風貌と、花実葉は世界中で愛されています。ソテツの南国的な装いは、夏の花散歩の楽しみです。

リュウキュウベンケイ花画像

琉球弁慶リュウキュウベンケイ

 沖縄県東南植物楽園を花散歩していると、リュウキュウベンケイソウの花が咲いていました。ベンケイソウ科カランコエ属リュウキュウベンケイ(琉球弁慶Kalanchoe integra他)は双子葉、多年生、草本の植物で、沖縄諸島、台湾、中国南部が原産の植物です。リュウキュウベンケイは日本では絶滅危惧種です。リュウキュウベンケイの花期は冬から春で、花色は黄色、赤色、オレンジ色などです。リュウキュウベンケイの花はベンケイソウ科特有の花で、がく片4、花弁4、雄蕊8、心皮4です。沖縄原産のリュウキュウベンケイの明るい花を、写真と観察場所の地図で案内いたします。

ハス花画像

ハス

 ハス科ハス属ハス(蓮Lotus Nelumbo nucifera)はアジアが原産の双子葉、多年生、水生草本です。ハスは温暖な浅い湖沼の沼地に成育します。ハスは冬を湖沼の泥沼中の地下茎(蓮根)で過ごし、夏に1~2m程単生の茎を延ばし、茎の端頂に直径25~90cm程の大きな葉を1個茂らせます。ハスは夏に単生の花茎を伸ばし、花茎の端頂に直径10~20cm程の大きな花を咲かせます。ハスの花色は赤色、薄紅色、白色で香りも良いです。ハスの花はがく片2~5、花弁10~30、雄蕊多数です。ハスの雌蕊は漏斗形の花床が特徴で、5~30の心皮が集合してできています。ハスは地下茎、茎、葉、花、種子などが食用、飲用、菓子、医薬品などとして多方面で利用されています。

アダン実写真

阿檀アダン

 沖縄県万座ビーチを花散歩していると、アダンの実が観察できました。タコノキ科タコノキ属アダン(阿檀Screw Pine Pandanus odoratissimus 他)は琉球諸島など熱帯アジアの海岸地方が原産の単子葉、常緑、小高木です。アダンは成長すると2~5m程で気根の伸ばしながら横に広がり成長し、一面の群落を造ります。アダンの葉は30cm~1m程の長さで、細長い披針形で葉の側面に棘があります。アダンの花は雌雄異株で花期は夏です。花期後秋から冬に黄色(オレンジ色)のパイナップルに似た実を付けます。熱帯の海岸をエキゾチックに飾るアダンの実は熱帯の海辺の花散歩の楽しみです。

パパイヤ実画像

蕃瓜樹パパイヤ

 沖縄県東南植物楽園を花散歩していると、パパイヤの実が観察できました。パパイヤ科パパイヤ属パパイヤ(蕃瓜樹Papaya Carica papaya 他)は熱帯中南米が原産の双子葉、常緑、低木です。パパイヤは主に種子で増えます。パパイヤは成長すると5~10m程です。パパイヤの葉は大きく茎の上部に付きます。パパイヤの花はパパイヤ科特有の薄黄色の花で、雌雄異株と雌雄同株の場合があります。パパイヤのがく片は5、花被片5、雌蕊5、雄蕊5~10です。パパイヤは花期後実(獎果:Berry)を付けます。パパイヤの実は食用となり、世界中で栽培されています。

オオバナセンダングサ花画像

大花栴檀草オオバナセンダングサ

 沖縄県勝連城を花散歩していると、オオバナセンダングサの花が城壁を背景に咲いていました。キク科センダングサ属オオバナノセンダングサ(大花栴檀草Spanish needles Bidens alba 他)は熱帯・亜熱帯地方が原産の双子葉、1年生、草本です。アワユキセンダングサとも呼ばれるオオバナノセンダングサは白色の花で鑑賞的価値もありますが、繁殖力が旺盛で侵略的外来生物とされています。オオバナノセンダングサは主に種子で増えます。オオバナノセンダングサは成長すると30~100cm程です。オオバナノセンダングサの花はキク科特有の花で白色の舌状花と黄色い管状花からできています。オオバナノセンダングサの舌状花は白色で5~7枚、管状花は黄色です。オオバナノセンダングサは花期後実(痩果)を付けます。

オンシジウム花画像

オンシジウム

 沖縄県熱帯ドリームセンターを花散歩していると、オンシジウムの花が咲いていました。ラン科オンシジウム属オンシジウム(Dancing Lady Orchid Oncidium)は中南米原産の単子葉、多年生草本、着生植物です。オンシジウム属は、約330種ほどが知られていて主に株分けで増えます。オンシジウムは英語名Dancing Lady Orchidの様に、長くしなやかな花茎に小さな花が舞うように咲くのが特徴です。オンシジウムの葉は楕円形、長楕円形で平行脈。オンシジウムはバルブ状の茎の基部から長い花茎を伸ばし多数の小さな花を総状に付けます。オンシジウムの花色は黄色のものが多いですが、ピンク色のものもあります。オンシジウムの花はラン科特有の花被片6(外花被片3+内花被片3)で、唇弁が大きく広がっています。オンシジウムの花の唇弁の基部に突起があります。

《沖縄花図鑑写真★お勧めの沖縄の花植物★沖縄の花植物案内》

コチョウラン花画像

熱帯植物園東南植物楽園

 沖縄県沖縄市知花にある東南植物楽園は、熱帯亜熱帯の植物を露地栽培して展示している植物園です。東南植物楽園は開園が1968年と沖縄の植物園では最も古く、ヤシの木なども見事な樹形に育っています。東南植物楽園は、植物園区と水上楽園区に分かれています。東南植物楽園を写真、地図、交通アクセス、東南植物楽園見学資料、東南植物楽園に咲く花、植物写真で案内します。

カトレア花画像

蘭花熱帯ドリームセンター

 沖縄県国頭郡本部町にある熱帯ドリームセンターは、沖縄海洋博公園内にある熱帯植物園です。広さ約6ヘクタールの広さの熱帯ドリームセンターには2000株を越えるラン科の植物の展示の他、様々な熱帯亜熱帯の植物を展示しています。熱帯ドリームセンターは花や植物好きの方には見逃せない施設です。熱帯ドリームセンターを写真、地図、交通アクセス、熱帯ドリームセンター見学資料で案内します。

バンダの花

沖縄花紀行

 南国沖縄は一年中花が絶えません。熱帯、亜熱帯の植物から温帯の植物までその種類は多様で変化に富んでいます。沖縄の豊かな自然と花を楽しみください。それでは沖縄の花を写真と地図で紹介しましょう。

ハイビスカス花画像

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沖縄花図鑑1です。美しい沖縄の植物をお楽しみください

 沖縄花図鑑2を、楽しんでもらえたでしょうか?沖縄の花と植物は、明るくエキゾチックです。沖縄花図鑑2のページの写真は、全て現地取材して1枚1枚撮影したものです。沖縄花図鑑2のページの写真で、1枚でも皆様が気に入った写真があれば光栄です。沖縄花図鑑2の地図を片手に、皆様も沖縄花散歩を楽しんでください。よろしかったら高山植物図鑑も眺めていってください。

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