オミナエシ花散歩
Flower Walking with Ominaeshi Patrinia scabiosifolia
秋の七草オミナエシの黄色く輝く星型の花は秋の花散歩の楽しみ・オミナエシの花は秋の感傷を誘います
オミナエシ(女郎花Patrinia scabiosifolia)はオミナエシ科オミナエシ属の多年生双子葉植物です。オミナエシは日本、朝鮮半島、中国、東シベリアの日当たりの良い草地に分布する山野草で、夏から秋に花茎を伸ばし黄色い星型の合弁花を咲かせます。オミナエシの花は秋の七草の一つで古くから好まれていて、万葉集や源氏物語の中でも詩に詠まれています。オミナエシの花を写真、オミナエシの花散歩地図、オミナエシの花情報でお楽しみ下さい。
《オミナエシ属オミナエシPatrinia scabiosifoliaの花写真・花観察地図》
長野県白馬村に咲くオミナエシ花写真(撮影2017.8.22)
オミナエシ花観察地図白馬スキージャンプ場地図Nagano Hakuba Ski Jumping Studium Map
オミナエシ科オミナエシ属オミナエシ(女郎花Patrinia scabiosifolia)は東アジアが原産の双子葉、多年生、草本です。オミナエシの黄金色に輝くユニークな花は、古代から親しまれています。初秋に長野県白馬村にあるスキージャンプ場近く(標高約800m付近)を花散歩していると、黄色いオミナエシの花が見頃でした(撮影2017.8.22)。
横須賀市観音崎公園に咲くオミナエシ花写真(撮影2014.9.15)
オミナエシ花観察地図横須賀市観音崎地図Yokosuka Kannonzaki Cape Map
オミナエシ(女郎花)は成長すると高さ高さ60~100cm程で、葉は対生です。オミナエシの花期は夏から秋で、花色は黄色(黄金色)です。秋に横須賀市観音崎公園(標高約7m付近)を花散歩していると、オミナエシの花が咲いていました(撮影2014.9.15)。
白馬村大出つり橋に咲くオミナエシ花写真(撮影2020.8.25)
オミナエシ花観察地図白馬村大出つり橋Hakuba Oide Bridge Map
オミナエシ(Patrinia scabiosifolia)は古くから、秋の七草として親しまれている植物です。オミナエシは秋風が吹く頃、日本各地で見ごろを迎えます。初秋に白馬村大出つり橋を花散歩していると、黄色のオミナエシの花がわらぶき屋根の建物を背景に咲いていました(撮影2020.8.25)。
《オミナエシ属オミナエシPatrinia scabiosifoliaの花情報・学名意味》
植物名 | オミナエシ属オミナエシ 英名 漢字 女郎花 中国語 敗醤 女郎花 |
学名 | Patrinia scabiosifolia Patrinia villosa 他 |
科名 | オミナエシ科 |
属名 | オミナエシ属 Patrinia |
花期 | 夏の花 秋の花 |
花色 | 黄色花 白色花 |
原産 | 日本、朝鮮半島、中国大陸、モンゴル、東シベリア |
観察地 | 乗鞍高原 上高地 姫路市 鎌倉市 横浜市 箱根 白馬 京都 他 |
特徴 | 双子葉、多年生、草本、主に種子、株分けで増やす、高さ60~100cm、葉対生、 花期(夏~秋)花色(黄色)、頂生、傘房状聚傘花序、苞片小、花冠5裂、雄蕊4、 花期後実(痩花)、日当たりの良い草地を好む |
利用 | 鑑賞、切花、公園、高原の花、薬草、中医薬、生薬(女郎花) |
学名意味 | オミナエシ=女郎花、中国語=女郎花 敗醤(花の香から) 属名Patrinia=Genus name honors Eugene L. M. Patrin , French mineralogist 種名scabiosifolia=Specific epithet means with leaves like Scabiosa |
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《オミナエシ属オミナエシPatrinia scabiosifolia花散歩写真・花観察地図》
乗鞍高原に咲くオミナエシの花写真(撮影2012.8.13)
オミナエシ花観察地図岐阜県乗鞍高原地図Gifu Norikura-kogen Resort Map
岐阜県乗鞍高原は、標高約1600mあります。夏の終わりに乗鞍高原(標高約1600m付近)を花散歩していると、黄色く輝くような星型の五枚の合弁花をつけたオミナエシ(女郎花)の花が咲いていました(撮影2012.8.13)。オミナエシPatrinia scabiosifoliaは秋の七草としても知られています。乗鞍高原に秋の訪れを告げているようです。
雨にぬれる乗鞍高原のオミナエシの花写真(撮影2012.8.13)
雨にぬれるオミナエシ(女郎花)も風情があります。この日は晴れれば乗鞍岳(標高3026m)の山頂と乗鞍畳平を目指していましたが、あいにくの雨でした。雨なので予定をかえ、乗鞍岳山麓の乗鞍高原の花散歩にしました。乗鞍高原(標高約1600m付近)で、きれいなオミナエシの花に出逢えたのでとても満足です。オミナエシは花茎を1m近く延ばし、花茎の先に小さな粟粒のような蕾(つぼみ)と小さな5枚の星型の合弁花を咲かせます。雨にぬれるオミナエシの花は、寂しげにも見えます。
《オミナエシ属オミナエシPatrinia scabiosifolia花散歩写真・花観察地図》
アメリカ山公園から見る横浜マリンタワーとオミナエシの花写真(撮影2012.7.13)
オミナエシ花観察地図横浜アメリカ山公園地図Yokohama Amerikayama-koen Park Map
横浜アメリカ山公園はみなとみらい線元町中華街駅の屋上にある公園です。アメリカ山公園(標高約20m付近)の屋上に黄色く輝くような華やかなオミナエシ(女郎花)の花が咲いていました(撮影2012.7.13)。オミナエシの花の花茎は、背景に見える横浜マリンタワーに負けないくらいに堂々と立派に見えました。オミナエシの黄金色に輝くように咲く花は、秋の七草の風格があります。
鎌倉大巧寺に咲くオミナエシの花とハスの葉とハチス写真(撮影2005.8.14)
オミナエシ花観察地図鎌倉大巧寺地図Kamakura Daikyo-ji Temple Map
まだ夏の盛りの鎌倉大巧寺(だいぎょうじ)の境内(標高約10m付近)を散策していると、オミナエシの花が咲いていました(撮影2005.8.14)。オミナエシの隣にあるのはハスの葉とハチス(ハスの実)です。まだ夏の盛りの時期ですが、この時のオミナエシの花は秋の花に見えました。
箱根仙石原に自生するオミナエシの花写真(撮影2005.9.4)
オミナエシ花観察地図箱根仙石原地図Hakone Sengokuhara Map
秋の初めに箱根湿性花園に近い仙石原(標高約650m付近)を散策していると、ススキの群生地(参照ススキ花散歩)の中で咲くオミナエシの花が見えました(撮影2005.9.4)。オミナエシの花の周りにススキが群生し、懸命に花茎を伸ばしている姿はけなげに見えます。
《オミナエシ属オミナエシPatrinia scabiosifolia花散歩写真・花観察地図》
姫路市好古園に咲くオミナエシの花と巨石写真(撮影2004.9.18)
オミナエシ花観察地図姫路市好古園地図Himeji City Kouko-en Garden Map
姫路市にある好古園は姫路城に隣接する西御屋敷跡庭園にあります。好古園を花散歩すると、江戸時代の大名屋敷庭園を満喫できます。秋の好古園(標高約13m付近)を花散歩していると、好古園内にオミナエシの花が咲いていました(撮影2004.9.18)。背景に見える巨石は江戸時代のもので発掘復元中です。好古園の芝生の上に生えるオミナエシの花も珍しいですね。
アメリカ山公園に咲くオミナエシの花写真(撮影2012.7.13)
オミナエシ(女郎花)の花は頂生、傘房状聚傘花序、苞片小、花冠5裂、雄蕊4です。オミナエシの花は、花冠が5裂した星形の直径2~4㎜程の黄色く小さな花が印象的です。初夏に横浜アメリカ山公園(標高約20m付近)を花散歩していると、オミナエシの可愛らしい星形の花が観察できました(撮影2012.7.13)。
京都三十三間堂に咲くオミナエシ花写真(撮影2013.11.10)
オミナエシ花観察地図京都三十三間堂地図Kyoto Sanjyusangendo Temple Map
オミナエシ(女郎花Patrinia scabiosifolia)は、比較的長く楽しめる花です。晩秋に京都三十三間堂境内(標高約35m)を花散歩していると、オミナエシの花が咲いていました(撮影2013.11.10)。晩秋に見るオミナエシの花は少し寂しげに見えます。
《オミナエシ属オミナエシPatrinia scabiosifolia花散歩写真・花観察地図》
白馬観音原に咲く白色のオトコエシ花写真(撮影2017.8.22)
オミナエシ花観察地図白馬観音原Nagano Hakuba Kannonbara Circle Map
オミナエシ属Patriniaは、東アジアで17種程が知られています。オミナエシ属の属名Patrinia=Genus name honors Eugene L. M. Patrin , French mineralogist=フランスの鉱物学者Eugene L. M. Patrinの名から付けられています。初秋に白馬塩の道にある観音原を花散歩していると、オミナエシ(女郎花Patrinia scabiosifolia)と同属のオトコエシ(男郎花Patrinia villosa)の白色の花が咲いていました(撮影2017.8.22)。白馬観音原(標高約750m付近)に咲く白色のオトコエシの花は石仏群を背景に咲いていました。
北海道島牧村茂津多岬に咲くオトコエシの花写真(撮影2006.8.24)
オミナエシ花観察地図北海道島牧村茂津多岬地図Hokkaido Shimamaki Village Mota-misaki Cape Map
夏の終わりに北海道牧村茂津多岬(標高約260m付近)を歩いているとオトコエシ(男郎花)Patrinia villosaの花が咲いていました。オトコエシ(男郎花)の花の構造はオミナエシPatrinia scabiosifoliaとほとんど一緒ですが、花の色は白です。オトコエシ(男郎花)は漢方薬に用いられます。
乗鞍高原に咲くオミナエシ花写真(撮影2013.8.29)
オミナエシの種名scabiosifolia=Specific epithet means with leaves like Scabiosa=オミナエシの種名は、葉がマツムシソウ(Scabiosa)似ているためです。初秋に乗鞍高原(標高約1600m付近)を花散歩していると、マツムシソウの葉に似た葉(対生、羽状)を付けたオミナエシの花が咲いていました(撮影2013.8.29)。
黄金色に輝くオミナエシの花写真(撮影2010.8.19)
秋風が吹き出した初秋の乗鞍高原(標高約1600m付近)を散策していると、黄金色に輝いて見えるオミナエシの花がありました(撮影2010.8.19)。ちょうどオミナエシの花に、初秋の夕日が当たり輝くように見えます。オミナエシの花は気象や環境によって様々な姿で、私たちを楽しませてくれる花です。皆様もオミナエシ花散歩を楽しんでください。
オミナエシの花、オミナエシ花散歩を、楽しんでもらえたでしょうか?秋の夕日に照らされたオミナエシの美しい黄金色の花は秋の花旅花散歩の楽しみです。オミナエシは初夏から、秋まで比較的長い期間楽しむことができます。皆様もこのページの地図を頼りに、オミナエシ花散歩を楽しんでください。爽やかな秋空を見ながらオミナエシ花散歩を楽しめば、体も心もリフレッシュできそうです。なお資料写真の背景がボケていますが、オミナエシの花が主役ですのでお許し下さい。よろしかったらムラサキシキブ花散歩も眺めていってください。
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