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京都図鑑

Kyoto Flowers Book

古都京都に咲く花は華やかで清楚です・京都花図鑑を片手に京都花散歩を楽しみましょう

更新2024.7.15

 古都京都は1200年の都の歴史を持つ、世界で最も人気の高い街の一つです。古都京都に咲く花は華やかで可憐です。京都の街や寺社の境内を花散歩すると、息をのむほど美しい花や風景に出逢うことがあります。京都の街に咲く四季の花を写真と花観察地図、京都花情報で案内いたします。

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ウメ花画像

ウメ

 早春に京都北野天満宮を花散歩していると、白色の爽やかな白梅が咲いていました。バラ科スモモ属ウメ(梅Japanese Apricot Prunus mume)は中国南部原産の双子葉、落葉、高木の植物です。ウメの花は温暖な地域では冬の1月頃から、多くの地域では2月〜3月頃に開花します。ウメの花は香りもよく古代より親しまれ、多くの絵画、句、文学にも取り上げられています。また初夏に実るウメの実は梅干を始め食品や飲料に使われます。

ナノハナ花画像

菜の花ナノハナ

 春に京都大原の里を花散歩していると、ナノハナが咲いていました。アブラナ科アブラナ属ナノハナ(油菜・菜の花Vegetable Flower Brassica rapa)は西アジアから西ヨーロッパ原産の双子葉、二年生草本植物です。菜の花(ナノハナ)の花は温暖な地域では冬の1、2月頃から、多くの地域では春の3月〜5月頃に開花します。里に春を告げるナノハナの黄色い花は、世界中で人気があります。

ヤブツバキ花画像

藪椿ヤブツバキ

 春に京都八坂神社近くを花散歩していると、ヤブツバキの花が青モミジを背景に咲いていました。ツバキ科ツバキ属ヤブツバキ(藪椿Camellia japonica)は日本などの東アジア原産の双子葉、高木常緑樹の植物です。ヤブツバキは冬から春に小枝の先に、5cm〜7cmの5枚の花弁が合着した赤い花をつけます。ヤブツバキの雌しべは柱頭が3〜4に分かれ、雄しべは多数で基部で合着しています。ヤブツバキ翌年の夏から秋に直径4〜5cmほどの大きさの実(果実)を稔らせます。ヤブツバキの果実の中には油分の多い種子があり、種子から椿油を採取します。

ハナミズキ花画像

花水木ハナミズキ

 春に京都宝が池公園を花散歩していると、ハナミズキの花が咲いていました。ミズキ科ミズキ属ハナミズキ(花水木Cornus florida)は、北アメリカ原産の双子葉、落葉、小高木です。ハナミズキは日本では街路樹として植えられていて、春から初夏に白色又は赤色の総苞の中心にある小さな黄緑色の小花を20ほど咲かせます。ハナミズキは秋に紅葉し、赤色の実(核果)を稔らせます。

オオムラサキツツジ花画像

大紫躑躅オオムラサキツツジ

 春に京都八坂の塔近くを花散歩していると、オオムラサキツツジの花が八坂の塔を背景に咲いていました。ツツジ科ツツジ属オオムラサキツツジ(大紫躑躅Sweet AzaleaRhododendron pulchrum 他)は、日本原産の双子葉、常緑、広葉樹、小低木です。オオムラサキツツジは花が咲く頃互生の、黄緑色の美しい新葉を出します。オオムラサキツツジの花はツツジ科特有の花で外花被片5、内花被片筒状5裂、雌蕊1、雄蕊10です。オオムラサキツツジは花が華やかで美しく世界中で人気があります。

シャクナゲ花画像

石楠花シャクナゲ

 春に京都清水寺を花散歩していると、シャクナゲの花が懸崖造りの建物を背景に咲いていました。ツツジ科ツツジ属シャクナゲ(石楠花Hymenanthes Rhododendron subg.Hymenanthes)は、北半球原産の双子葉、常緑、広葉樹、低木(高木)です。シャクナゲは主に種子、挿し木で増え、春から初夏に枝先に赤色、白色、薄紅色、黄色の大きな花を5〜40個程咲かせます。シャクナゲの花はツツジ属特有の花構造で、花は筒状で5裂しています。シャクナゲの花はがく片5、花弁筒状5裂、雌蕊1、雄蕊10です。シャクナゲの花は山や里に春を告げる花として人気があります。

カキツバタ花画像

杜若カキツバタ 

 初夏の京都円山公園を飾るカキツバタの花も艶やかです。アヤメ科アヤメ属カキツバタ(杜若Japanese Iris Iris laevigata)は日本など東アジア原産の単子葉、常緑、多年生、草本です。カキツバタの花期は初夏で、花色は青紫色、青色などです。カキツバタの花はアヤメ科特有の花被片6(外花被片3、内花被片3)で、雌蕊(花柱)の先は3分枝し花弁状で、雄蕊3です。カキツバタは江戸時代に品種改良され、様々な品種が創出されています。カキツバタの青紫色の涼しげな花は、初夏を告げる花として人気があります。

サツキ花画像

皐月サツキ

 初夏の京都祇園八坂神社に咲くサツキの花は素晴らしいです。ツツジ科ツツジ属サツキ(皐月Satsuki azaleas Rhododendron indicum 他)は日本が原産の双子葉、常緑、小低木です。初夏の庭園や街路を華やかな花で飾るサツキの花は初夏から梅雨時に咲く花です。サツキは主に、挿し木や種子で増えます。サツキの花はツツジ科特有の花で、がく片5、花弁筒状で合弁5裂、雌蕊1、雄蕊5です。サツキの美しく華やかな花は、世界中で愛され栽培されています。

《京都花図鑑案内・京都の花情報・京都の花種類》

植物名 京都の花 漢字 都花 英語 Kyoto Flower 中国語 日本的京都市花  
気候 温帯
気温 −3℃〜35℃
特性 気温差が大きく湿度は小さい、水はけがよい
花期 春花:ウメ、サクラ、ツバキ、ナノハナ、シャガ、ツツジ、ヤマブキ、他
初夏花:カキツバタ、アジサイ、サツキ、ミヤコヨメナ、シャクナゲ、他
夏花:ハス、スイレン、サルスベリ、キョウチクトウ、デュランタ、ムクゲ、他
秋花:フヨウ、シュウカイドウ、野菊、コスモス、ハギ、リンドウ、サガギク、他
冬花:サザンカ、チャノキ、ツワブキ、ナンテン実、センリョウ実、他
花色 青色花:リンドウ、アジサイ、ジャノヒゲ実、デュランタ、キキョウ、他
赤色花:ツバキ、サザンカ、サルスベリ、ナンテン実、キョウチクトウ、他
白色花:ウメ、スイレン、チャノキ、サザンカ、ユキヤナギ、シュウカイドウ、他
黄色花:ナノハナ、レンギョウ、ヤマブキ、エニシダ、キンシバイ、他
紫色花:シモクレン、モモ、センニチコウ、ホタルブクロ、クズ、ハギ、他
オレンジ色花:ヒャクニチソウ、ヤブカンゾウ、オニユリ、ノウゼンカズラ、他
特徴 ・古代から国際交流が盛んで、古い時代に帰化した植物が多い
・寺院には古い時代に輸入された、薬草や茶花が多い
・水路や池、池畔に咲く花が多い
・医薬品、研究用、品種改良用に栽培されたものが多い
・古い品種の保存(京野菜など)もされている
・良く手入れされた植物が多い
・種子の価値や、植物の価値が理解されている
観察地 東山、北山、嵯峨野、宇治、鴨川、哲学の道、大原、九条、他
特徴 固有種の他、薬草茶花などの帰化植物が多い、植物の利用がされている
利用 食用(京野菜)、染色、鑑賞用、庭園、生薬、薬草、医薬品、バイオエネ、他
科名 キク科、マメ科、バラ科、ツツジ科、アヤメ科、キンポウゲ科、ユリ科、他

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ミヤコヨメナ花画像

深山嫁菜ミヤマヨメナ

 京都大原三千院門前に咲くミヤマヨメナ(ミヤコワスレ)の花も涼しげです。キク科シオン属ミヤマヨメナ(深山嫁菜Aster savatieri 他)は日本が原産の双子葉、多年生、草本です。ミヤマヨメナの花色は白色、紫色、青紫色などで、春から初夏の山地を美しく飾ります。ミヤマヨメナの園芸品種で、紫色のものをミヤコワスレとも言います。ミヤマヨメナは春に花茎を伸ばし、春から初夏にキクの花に似た可愛らしい頭状花序の花を開花させます。ミヤマヨメナの花はキク科特有の舌状花と、黄色の管状花でできています。ミヤマヨメナは花期後、実(痩果)を付けます。

エニシダ花画像

金雀枝エニシダ

 春から初夏に京都祇園白川沿いを花散歩していると、エニシダの黄色く明るい花が出迎えてくれました。マメ科エニシダ属エニシダ(金雀枝Scotch Brooms Cytisus scoparius 他)はヨーロッパが原産の双子葉、落葉、低木です。春から初夏の庭園を黄色く明るい花で飾る、エニシダの花は世界中で人気があります。エニシダは主に、種子で増えます。エニシダの花はマメ科特有の黄色の花で、花弁5、がく片2、雄蕊10、雌蕊1です。エニシダの花は、公園の生け垣などとしても人気があります。

タチバナ花画像

タチバナ

 初夏に京都平安神宮を花散歩していると、御所形式の右近にタチバナの香りの良い花が咲いていました。ミカン科ミカン属タチバナ(橘Tachibana Orange Citrus Tachibana他)は中国が原産の双子葉、常緑、小高木で、約2000年前に日本にやってきた植物と思われます。タチバナは成長すると2〜4m程で、黄オレンジ色の食用になる美しい実を付けます。タチバナは常緑で濃い緑色の葉を付け、初夏に白色の香りの良い花を咲かせます。タチバナの花はミカン科特有の花でがく片5、花弁5、雄蕊20〜25、子房5〜7室です。タチバナは花期後黄(オレンジ色)の3cm程の実を付けます。タチバナの香りの良い花と実は、四季の花散歩の楽しみです。

ハス花画像

ハス

 夏に京都三室戸寺を花散歩していると、三重塔を背景にハスの花が咲いていました。ハス科ハス属ハス(蓮Lotus Nelumbo nucifera)はアジアが原産の双子葉、多年生、水生草本です。ハスの花色は赤色、薄紅色、白色、他で香りも良いです。ハスの花はがく片2〜5、花弁10〜30、雄蕊多数です。ハスの雌蕊は漏斗形の花床が特徴で、5〜30の心皮が集合してできています。ハスは地下茎、茎、葉、花、種子などが食用、飲用、菓子、医薬品などとして多方面で利用されています。

コオニユリ花画像

小鬼百合コオニユリ

 夏に京都広隆寺を花散歩していると、可愛らしいコオニユリの花が緑色の苔を背景に咲いていました。ユリ科ユリ属コオニユリ(小鬼百合Leichtlins' Lily Lilium leichtlinii)は日本など東アジアの草原が原産の単子葉、多年生、草本です。コオニユリは冬を鱗茎で過ごし、初夏に互生の葉を付け、夏に高さ30cm〜100cm程の花茎を伸ばし花茎の上部に数個の花被片が反り返った紅色、オレンジ色の花を咲かせます。コオニユリの花はユリ科特有の筒状花で、花被片6、雌蕊1、雄蕊6です。夏山の湿地や草原を明るく飾るコオニユリの花は、夏の草原の女王です。

サルスベリ花画像

百日紅サルスベリ

 夏に京都八坂の塔近くを花散歩していると、百日紅の花が八坂の塔を背景に咲いていました。夏の強い日差しに負けず涼しげに咲くサルスベリのピンク色の花は夏の楽しみです。サルスベリ(百日紅)の原産は中国南部で台湾、日本、朝鮮半島でも見られる花です。サルスベリ(Lagerstroemia indica)は、ミソハギ科の落葉樹で高さ6mにもなることがあります。サルスベリの幹は滑らかなので、猿滑(さるすべり)と書かれることがあります。サルスベリの花は花弁が6枚で、独特の縮れがおしゃれです。

キョウチクトウ花画像

夾竹桃キョウチクトウ

 夏の終わりに京都祇園白川巽橋近くを花散歩していると、キョウチクトウの花が涼しげに咲いていました。キョウチクトウ科キョウチクトウ属キョウチクトウ(夾竹桃Oleander Nerium oleander)は西南アジアが原産の双子葉、常緑、小高木です。キョウチクトウの花は2.5〜5cmで、キョウチクトウ科特有の筒状の合弁花で、回旋状で花弁は5裂(八重も多い)しています。キョウチクトウの花色は赤色、薄紅色、白色、薄黄色です。キョウチクトウの花は花冠筒内側に長い柔毛が伸びているのが特徴で、雌蕊1、雄蕊は5です。

ムクゲ花画像

槿ムクゲ

 夏に京都にねん坂近くを花散歩していると、ムクゲの花が咲いていました。アオイ科フヨウ属ムクゲ(木槿Hibiscus syriacus)は東アジア原産の双子葉、落葉低木です。ムクゲはインド中国が原産の植物ですが、日本へは古い時代に渡来し、観賞用や茶花として好まれています。ムクゲはハイビスカス(フヨウ)の仲間です。ハイビスカスは夏から秋にかけて、白色、赤色、紫色などの直径10cm〜18cmほどのハイビスカスに似た花を咲かせます。

タチアオイ花画像

立葵タチアオイ

 夏の終わりに京都祇園新橋近くを花散歩していると、薄紅色のタチアオイの花が咲いていました。アオイ科タチアオイ属タチアオイ(立葵Hollyhock Alcea rosea)はアジア原産の双子葉、二年生、宿根生、草本です。タチアオイの花色は赤色、紫色、薄紅色、白色、黄色他です。タチアオイの花はアオイ科特有のがく片5、副がく片あり、花弁5が基本で重弁、八重咲きのものもあります。タチアオイは薬草としても知られ、世界中で親しまれています。

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ハギ花画像

ハギ

 秋に京都南禅寺参道を花散歩していると、ハギの花が涼しげに咲いていました。ハギはマメ科ハギ属Lespedeza の植物で、世界に40種ほど知られています。東アジアに分布するハギは特にJapanese cloverとも呼ばれています。ハギ属Lespedezaの種類は多いので全てを紹介できませんが、秋に赤色(白色、黄色)の小さなマメ科特有の花をつけるものが多いです。特にミヤギノハギLespedeza thunbergiiの花は、秋風に揺れる様子が古くから好まれています。

モクセイ花画像

木犀モクセイ

 秋に京都東山を花散歩していると、水路沿いにモクセイ(キンモクセイ)の香りの良い花が咲いていました。モクセイ(木犀)はモクセイ科モクセイ属の常緑小高木、双子葉植物です。モクセイOsmanthus fragransの原産は中国(中国名桂花)で、古い時代に日本にもたらされました。モクセイは成長すると3〜5mになる常緑小高木で、秋に黄色又は白色、橙色の香りの良い花を咲かせます。モクセイの変種には日本で一般的な黄色い花を咲かせるキンモクセイ、白い花を咲かせるギンモクセイなどがあります。

リンドウ花画像

御山竜胆オヤマリンドウ

 秋に京都三年坂近くを花散歩していると、オヤマリンドウの花が咲いていました。リンドウ科リンドウ属オヤマリンドウ(御山竜胆Pasture GentianGentiana makinoi)は日本の亜高山帯、高原が原産の双子葉、多年生、草本です。オヤマリンドウの花はリンドウ属特有の花で、蕾は長楕円形で筒状で花は青色、青紫色などです。オヤマリンドウの花は、がく片5、花弁筒状5裂、5星形、雄蕊5、雌蕊1(柱頭2裂)です。オヤマリンドウは花期後、実を付けます。

コスモス花画像

大波斯菊コスモス

 秋に京都大沢の池近くを花散歩していると、コスモスの花が咲いていました。コスモス(オオハルシャギク大波斯菊Mexican aster Cosmos bipinnatus)はキク科コスモス属の一年草、双子葉植物です。コスモスの原産はメキシコの1600m〜2800mの高原で、ヨーロッパを経由して明治時代に日本にもたらされました。コスモス(オオハルシャギク)は高さ60cm〜120cmで秋に赤紫色の花を咲かせます。

シコンノボタン花画像

紫紺野牡丹シコンノボタン

 秋に京都鳥居本近くを花散歩していると、シコンノボタンの花が咲いていました。ノボタン科シコンノボタン属シコンノボタン(紫紺野牡丹Glory bushTibouchina urvilleana)はブラジルが原産の双子葉、常緑、灌木です。シコンノボタンは比較的低温にも強く、鉢植えにも適した植物です。シコンノボタンの葉は対生、披針形、楕円形で毛で覆われています。シコンノボタンは夏の終わりから秋、初冬にかけて紫色の5弁の大きな花を咲かせます。シコンノボタンの花はノボタン科特有の花で、花色は紫色、がく片5、花弁5、雌蕊1、雄蕊10(長5、短5)です。シコンノボタンは花期後、赤紫色の実(刮ハ)を付けます。

京都天龍寺フヨウ花画像

芙蓉フヨウ

 秋に天龍寺船などの貿易で栄えた京都天龍寺を花散歩していると、赤色のフヨウの花が天龍寺方丈を背景に咲いていました。アオイ科フヨウ属フヨウ(芙蓉Cotton rosemallow Hibiscus mutabilis)は中国南部が原産の植物で、古い時代に日本に帰化した植物です。フヨウは双子葉、落葉、小低木で、夏から秋に大型のハイビスカスに似た華やかな花を咲かせます。フヨウの花はフヨウ属Hibiscus特有の花で、がく片5、花弁5、で雄しべ雌しべは融合し、雌しべが長く伸び先端は5裂しています。フヨウの花は古くから中国や日本で、絵画や文学の題材にもされ、親しまれています。

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ムラサキシキブ実画像

紫式部ムラサキシキブ

 雪の降る日に京都大原三千院近くを花散歩していると、雪をかぶったムラサキシキブの実が観察できました。ムラサキシキブはクマツヅラ科ムラサキシキブ属の双子葉植物です。ムラサキシキブ属の植物は日本全国、朝鮮半島に分布する山野草で、夏に葉腋から1対の散房花序の薄紫色の花を咲かせます。ムラサキシキブの花と実は、古くから好まれていています。ムラサキシキブの花と実を写真、ムラサキシキブの花実散歩地図、ムラサキシキブの花実情報でお楽しみ下さい。

ツワブキ花画像

石蕗ツワブキ

 初冬に京都智積院を花散歩していると、紅葉を背景にツワブキの花が咲いていました。キク科ツワブキ属ツワブキ(石蕗Farfugium japonicum)は、日本の南部、朝鮮半島、中国、台湾の海岸や渓谷の岩場に自生する常緑、多年生、草本植物です。ツワブキはフキ(蕗)に似ていて、葉が広く艶やかです。秋から初冬に花茎を伸ばし、5cmほどの頭状花序の黄色い花を咲かせます。ツワブキは園芸用植物としても人気で、海外でも愛好者の多い植物です。

サザンカ花画像

山茶花サザンカ

 雪の降る日に京都宝が池を花散歩していると、サザンカの花が雪に覆われて咲いていました。ツバキ科ツバキ属サザンカ(山茶花Camellia sasanqua)は日本を含む東アジア原産の双子葉、樹高5mに成長する常緑広葉樹の植物です。サザンカの花は直径5cm〜7cmほどで、5〜7枚のがく片、花弁5〜多数を付け、中心に雌しべと多数の雄しべが密集しています。サザンカの花はツバキのように花弁が基部で繋がらず、ばらばらに散るのが特徴です。寒い季節に咲くサザンカの華やかな花は、晩秋から冬の花散歩の楽しみです。

チャノキ花画像

茶樹チャノキ

 初冬に栄西縁の京都建仁寺を花散歩していると、チャノキの白色の花が紅葉を背景に咲いていました。ツバキ科ツバキ属チャノキ(茶樹Camellia sinensis)は、中国南部原産の双子葉、常緑樹、小高木の植物です。チャノキは東アジア、インド、台湾、日本などでも栽培され、緑茶、紅茶、ウーロン茶などに加工され世界中で飲用されています。チャノキの若芽にはカフェインが多く含まれ嗜好品としても好まれています。またチャノキは秋から冬に白色(薄黄色)の爽やかな花を咲かせます。

ナンテン実画像

南天ナンテン

 雪の降る日に京都大原宝泉院を花散歩していると、雪をかぶったナンテンの実が観察できました。メギ科ナンテン属ナンテン(南天Nandina domestica)は東アジア原産で双子葉、常緑、低木樹の植物です。ナンテンは古い時代に中国から渡来したと言われています。ナンテンは庭園に植えられていることが多く、薬草としても有名です。初夏に咲くナンテンの白い花はとても気品があり、秋から冬に稔る赤色の実はとても美しいです。ナンテンの花と実は、四季の花実散歩の楽しみです。

 京都花図鑑の写真を、楽しんでもらえたでしょうか?京都の街や寺社に咲く花は、華やかです。京都は古代から国際交流が盛んな街で、古い時代に輸入された素晴らしい薬草や茶花なども古い寺社などで観察できます。京都花図鑑の花写真は、すべて現地取材で撮影したものです。1枚でも気に入った京都花図鑑の花写真があれば、光栄です。京都花図鑑のページはこれから、充実してゆきますので、楽しみにしてください。京都花図鑑の写真と地図を片手に、皆様も京都花散歩を楽しんでください。

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