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横浜図鑑

Yokohama Flowers Book

港街横浜に咲く花はエキゾチックで華やかです・横浜花図鑑を片手に横浜花散歩を楽しみましょう

更新2024.6.23

 横浜は1年中温暖な気候で、四季の花が美しい街です。横浜の花散歩は沿岸部から山手にかけ変化に富んでいて、どの季節も綺麗な花を楽しむことができます。横浜の沿岸部には海浜植物が多く見られます。また横浜の山手などには整備された庭園も多く、花の観察にも最適です。横浜の街に咲く四季の花を写真図鑑と花観察地図、横浜花情報で案内いたします。

《横浜花写真図鑑・横浜花案内・横浜花図鑑お勧めのページ》

山下公園バラ花画像

薔薇バラ

 横浜市の花はバラですが、横浜山下公園バラ園を花散歩していると、氷川丸(重要文化財)を背景にバラの花が咲いていました。バラ科バラ属バラ(薔薇RoseRosa)はヨーロッパ、アジアの温帯が原産の双子葉、低木、潅木です。バラの花はバラ科特有の離弁花で、がく片5、花弁5(八重咲きのものもある)、雄蕊多数です。バラの花色は基本は紅色ですが黄色、紫色、白色、オレンジ色など多くの色のバラがあります。バラの花は香りが良く香水として使われる他、食用、薬用、蜂蜜採取などにも使われ世界中で親しまれています。日本ではバラ属の中でハマナス、ノイバラ、サンショウバラなどが原産となっています。

横浜ボタン花画像

牡丹ボタン

 春にに横浜公園内にある彼我庭園を花散歩していると、チーリップを背景にボタンの花が咲いていました。ボタン科ボタン属ボタン(牡丹Peony Paeonia suffruticosa)は中国原産の双子葉、落葉小低木です。ボタンは春に互生、二回三出の複葉を付け、成長すると1.5m〜3m程になります。ボタンは春から初夏に大きさ20cm程の赤色、白色、紫色の花を咲かせます。ボタンの花は花弁5、がく片5で、雌蕊3〜5、雄蕊多数です。ボタンは薬草としても知られています。ボタンの華やかで高貴な花は、初夏を告げる花として古代から人気があり、絵画や文学にも登場します。ボタンをボタン花写真、ボタン花観察地図、ボタン花情報でお楽しみ下さい。

横浜赤レンガ倉庫モモ花画像

モモ

 春に横浜赤レンガ倉庫近くを花散歩していると、モモの花が赤レンガ倉庫を背景に咲いていました。バラ科スモモ属モモ(桃Peach Prunus persica)は中国原産の双子葉、落葉小高木です。モモは成長すると高さ4m〜10m程に成長します。モモは春に赤色、白色の花を咲かせます。モモは大きさ2.5cm〜3cm程の花を、枝いっぱいに付けます。モモの花はバラ科特有の花弁5枚が基本で、雌しべ1、雄しべ多数で、八重咲きのものもあります。モモは夏に、大きく美しい果実を付けます。モモの花とモモの実は、世界中から愛され利用されています。

横浜公園ヨコハマヒザクラ花画像

横浜緋桜ヨコハマヒザクラ

 春に横浜公園横浜スタジアム前を花散歩していると、ヨコハマヒザクラの花が横浜スタジアムを背景に咲いていました。バラ科スモモ属ヨコハマヒザクラ(横浜緋桜Yokohamahizakura Prunus jamasakura'Kenrokuen Kumagai x Plunus Campanulata)はケンロクエンクマガイとカンヒザクラの交配種で、双子葉、落葉、小高木です。ヨコハマヒザクラの花は直径2.5cm〜3.5cm程で、少し下向きに咲くことが特徴です。ヨコハマヒザクラの花はバラ科特有の花でがく片5、花弁5、雌蕊1、雄蕊多数です。ヨコハマヒザクラの花は横浜に春を告げる花として人気があります。

横浜公園チューリップ花画像

チューリップチューリップ

 春に横浜公園を花散歩していると、赤色のチューリップの花が春の陽に輝いて見えました。ユリ科チューリップ属チューリップ(鬱金香Tulip Tulipa gesneriana他)は地中海沿岸、中央アジア原産の単子葉、球根性、多年生草本です。チューリップは球根(鱗茎)で冬を越し、春に長楕円状の葉を球根(鱗茎)から延ばします。チューリップは春に高さ35cm〜55cmほどの花茎を伸ばし花茎の先に長さ5cm〜7.5cm程の大きな花を咲かせます。チューリップの花は、ユリ科特有の6枚の花被片、雌蕊1(花柱基部まで3裂)、雄蕊6です。チューリップの赤色で明るく元気な花は、春を告げる花として世界中で人気があります。

横浜美術館シモクレン花画像

紫木蓮シモクレン

 春に横浜美術館前を花散歩していると、シモクレンの花がランドマークタワーと横浜美術館を背景に咲いていました。モクレン科モクレン属シモクレン(紫木蓮Mulan Magnolia Magnolia liliiflora)は中国原産の双子葉、小高木、落葉広葉樹です。シモクレンは成長すると高さ3m〜5m程で、春先に葉が芽吹く前に紫色の美しい花を枝いっぱいに付けます。シモクレンの花は長さ8cm〜10cm程で、花被片は紫色で9〜12枚、花弁6〜9枚、雌蕊多数、雄しべ多数です。シモクレンの紫色で上品な花は、春を告げる花として中国、日本を始め世界中で人気があります。

海の公園オオハマボウ花画像

大浜朴オオハマボウ

 初夏に横浜南部の海の公園を花散歩していると、オオハマボウの花が八景島を背景に咲いていました。アオイ科フヨウ属オオハマボウ(大浜朴Beach Hibiscus Hibiscus tilliaceus)は熱帯の沿岸部が原産の双子葉、常緑、小高木です。オオハマボウの葉は長さ7〜15cm程で大きな卵円形で、先が尖っています。オオハマボウの花はフヨウ属特有の花で、黄色(オレンジ色)のハイビスカスに似た大きな花が印象的です。オオハマボウの花はがく片5、花弁5、雄蕊多数雌蕊に合着、花柱5、子房5室です。オオハマボウは花期後、実を付けます。

アメリカ山公園クレマチス花画像

鉄線クレマチス

 初夏にアメリカ山公園を花散歩していると、クレマチスの花がマリンタワーを背景に咲いていました。キンポウゲ科センニンソウ属クレマチス(Clematis Clematis patens他)は日本などが原産の双子葉、蔓性、多年草植物です。クレマチスの花は、キンポウゲ科特有の花でがく片4〜8、花弁なし、雌蕊多数(多心皮)、雄蕊多数です。日本原産のクレマチス属にはカザグルマ、センニンソウ、クサボタンなど美しい品種が多く世界から注目されています。クレマチスの美しく華やかな花は、世界中で親しまれています。

フレンチラベンダー花画像

仏蘭西薫衣草フレンチラベンダー

 初夏に横浜新港中央広場を花散歩していると、横浜赤レンガ倉庫を背景にフレンチラベンダーの花が咲いていました。シソ科ラベンダー属フレンチラベンダー(仏蘭西薫衣草French lavender Lavandula stoechas)はヨーロッパ、西アジアが原産の双子葉、常緑、小低木です。フレンチラベンダーは水はけが良く、日当たりの良い環境を好みます。フレンチラベンダーは暑さ寒さに比較的強く、日本では常緑で冬を越します。フレンチラベンダーの樹高は30cm〜100cmで、上向きに伸びる枝から多数の針状の葉を茂らせます。フレンチラベンダーの花はシソ科特有の唇状の合弁花で、花弁は5裂しています。フレンチラベンダーの花冠は2唇形で上唇2裂、下唇3裂しています。雌蕊の下の子房は4裂し、雄蕊は4です。

臨港パークオオムラサキツツジ花画像

大紫躑躅オオムラサキツツジ

 春に横浜臨港パークを花散歩していると、国立大ホールを背景に白色の爽やかなオオムラサキツツジの花が咲いていました。ツツジ科ツツジ属オオムラサキツツジ(大紫躑躅Sweet AzaleaRhododendron pulchrum 他)は、日本原産の双子葉、常緑、広葉樹、小低木です。オオムラサキツツジは花が咲く頃互生の、黄緑色の美しい新葉を出します。オオムラサキツツジの花はツツジ科特有の花で外花被片5、内花被片筒状5裂、雌蕊1、雄蕊10です。オオムラサキツツジは花が華やかで美しく世界中で人気があります。

横浜開港資料館シャクナゲ花画像

石楠花シャクナゲ

 春に横浜開港資料館を花散歩していると、シャクナゲの花が旧イギリス領事館の建築物を背景に咲いていました。ツツジ科ツツジ属シャクナゲ(石楠花Hymenanthes Rhododendron subg.Hymenanthes)は、北半球原産の双子葉、常緑、広葉樹、低木(高木)です。シャクナゲは主に種子、挿し木で増え、春から初夏に枝先に赤色、白色、薄紅色、黄色の大きな花を5〜40個程咲かせます。シャクナゲの花はツツジ属特有の花構造で、花は筒状で5裂しています。シャクナゲの花はがく片5、花弁筒状5裂、雌蕊1、雄蕊10です。シャクナゲの花は山や里に春を告げる花として人気があります。

港の見える丘公園サツキ花画像

皐月サツキ

 初夏に港の見える丘公園を花散歩していると、イングリッシュローズガーデンに咲くサツキの花が綺麗でした。ツツジ科ツツジ属サツキ(皐月Satsuki azaleas Rhododendron indicum 他)は日本が原産の双子葉、常緑、小低木です。初夏の庭園や街路を華やかな花で飾るサツキの花は初夏から梅雨時に咲く花です。サツキは主に、挿し木や種子で増えます。サツキの花はツツジ科特有の花で、がく片5、花弁筒状で合弁5裂、雌蕊1、雄蕊5です。サツキの美しく華やかな花は、世界中で愛され栽培されています。

《横浜花図鑑案内・横浜の花情報・横浜の花種類》

植物名 横浜の花 漢字 横濱花 英語 Yokohama Flower 中国語 日本的横濱市花  
気候 温帯
気温 2℃〜30℃
特性 冬暖かく、夏涼しい。気温差は少ない。日中南の海風が吹く日が多い、潮風あり
花期 春花:ウメ、サクラ、ツバキ、ナノハナ、シャガ、ツツジ、ヤマブキ、他
初夏花:アジサイ、サツキ、ミヤコヨメナ、シャクナゲ、ハナショウブ他
夏花:ハス、スイレン、サルスベリ、キョウチクトウ、デュランタ、ムクゲ、他
秋花:フヨウ、シュウカイドウ、野菊、コスモス、ハギ、リンドウ、ノコンギク、他
冬花:サザンカ、チャノキ、ツワブキ、ナンテン実、センリョウ実、他
花色 青色花:ムスカリ、ブルーデージー、ネモフィラ、アメリカンブルー、他
赤色花:バラ、タチアオイ、ノウゼンカズラ、サルビア、ヤブツバキ、他
白色花:ハマユウ、オオシマザクラ、ウメ、フランネルフラワー、ヤマボウシ、他
黄色花:ユリオプスデージー、ヤマブキ、キンシバイ、タンポポ、オオハマボウ、他
紫色花:シモクレン、フレンチラベンダー、サルスベリ、コスモス、デュランタ、他
オレンジ色花:ヤブカンゾウ、ヒャクニチソウ、ガーベラ、マリーゴールド、他
横浜花
特徴
・東京湾に面した海辺の街で、夏涼しく冬暖かい
・国際交流が盛んな地域で、帰化植物園芸植物が多い
・谷戸と呼ばれる湿潤な谷間に咲く花が多い
・海岸沿いには海浜植物が多く見られる
・公園庭園で良く手入れされた植物が多い
・植物の価値が理解され、観光資源となっている
観察地 山下公園、横浜山手、金沢八景、三渓園、港の見える丘公園、金沢八景、他
特徴 帰化植物が多い、植物の利用がされている、珍しい品種の植物も多い
利用 茶花、芸術、食用、染色、鑑賞用、庭園、生薬、薬草、医薬品、他
科名 キク科、マメ科、バラ科、ツツジ科、アヤメ科、キンポウゲ科、ユリ科、他

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横浜公園アジサイ花画像

紫陽花アジサイ

 初夏に横浜公園彼我庭園を花散歩していると、赤紫色のアジサイの花が新緑の木々を背景に咲いていました。アジサイ属アジサイ(紫陽花Ajisai Hydrangea macrophylla)は日本、中国原産の双子葉、落葉性、小低木(潅木)です。アジサイは成長すると1m〜2mでになります。アジサイは冬は葉を落葉させ、春に倒卵形、楕円形の長さ6〜15cmの大きな葉を茂らせ、初夏に分枝した枝先に直径8〜20cm程の、球形に近い傘房状の花房を多数付けます。アジサイの花はがく片が大きく、花弁は目立ちません。アジサイのがく片の色は青色、赤色、紫色、白色、他で時間により変化します。アジサイのがく片は4(1.4〜2.4cm)、花弁4(2〜4mm)です。アジサイの花の花柱は3、雄蕊10です。

イタリア山庭園キンシバイ花画像

金糸梅キンシバイ

 初夏に横浜山手イタリア山庭園を花散歩していると、キンシバイの花が外交官の家(重要文化財)を背景に咲いていました。日本で栽培されるキンシバイの原産は、中国です。キンシバイは江戸時代に中国から渡来してきたといわれています。キンシバイ(Hypericum patulum 他)はオトギリソウ属の半落葉小低木で、初夏から夏に黄色く大きな5弁の花を咲かせます。キンシバイは各地の公園や、寺社で栽培されていています。キンシバイの花は初夏から夏の花散歩には、欠かせない花です。それでは各地のキンシバイの花を楽しむ、キンシバイ花散歩に出かけましょう。

ベーリックホールホタルブクロ花画像

蛍袋ホタルブクロ

 初夏に横浜山手ベーリックホールを花散歩していると、薄紫色のホタルブクロの花が咲いていました。キキョウ科ホタルブクロ属ホタルブクロ(蛍袋Spotted Bellflower Campanula punctata)は日本、朝鮮半島、中国など東アジア原産の双子葉、多年生、草本です。ホタルブクロは冬を宿根で過ごし、春に互生の毛におおわれた葉を茂らせ、初夏から夏に葉の花茎を伸ばし釣り鐘状の下向きに咲く花を次々に咲かせます。ホタルブクロの花色は紫色、白色などで、赤色の斑点があるのが特徴です。ホタルブクロの花は、キキョウ科特有の花でがく片5、花弁筒状5裂、雌蕊3裂、雄蕊5です。蛍が飛ぶ頃に道端や土手、庭園に咲くホタルブクロのかわいらしい花は初夏から夏の花散歩の楽しみです。

フランス山ヤマボウシ花画像

山法師ヤマボウシ

 初夏に横浜山手フランス山を花散歩していると、白色のヤマボウシの花がマリンタワーを背景に咲いていました。ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ(山法師Japanese Dogwood Cornus kousa)は日本など東アジアが原産の双子葉、落葉、広葉樹、高木です。ヤマボウシは、主に種子で増えます。ヤマボウシの白く涼しげな花は、世界中で人気があります。ヤマボウシは成長すると5〜10m程の高木になります。ヤマボウシは春に対生の卵円形の葉を付け初夏に白色(薄紅)の花弁状総苞片4枚の中に20〜30個の薄黄色花を付けます。ヤマボウシの花はミズキ科特有の花で、がく片筒状4、花弁4、雄蕊4、子房下位(2室)です。ヤマボウシは花期後、赤色の実を付けます。

赤レンガパークガクアジサイ花画像

額紫陽花ガクアジサイ

 初夏に横浜赤レンガパークを花散歩していると、水色のガクアジサイの花が豪華客船を背景に咲いていました。アジサイ科アジサイ属ガクアジサイ(額紫陽花Gaku-Ajisai Hydrangea macrophylla)は日本、中国原産の双子葉、落葉性、小低木(潅木)です。ガクアジサイは周辺の装飾花はがく片で、中心の中性花を飾っています。ガクアジサイの花はがく片が大きく、花弁は目立ちません。ガクアジサイのがく片は4(1.4〜2.4cm)、花弁4〜5(2〜4mm)です。ガクアジサイの花の花柱は3、雄蕊10です。ガクアジサイの涼しげな花は、初夏、梅雨時の花として世界中で人気があります。

山下公園ノウゼンカズラ花画像

凌霄花ノウゼンカズラ

 夏に横浜山下公園を花散歩していると、ノウゼンカズラの花のアーチが出迎えてくれました。日本で栽培されるノウゼンカズラの原産は中国です。ノウゼンカズラは平安時代に渡来してきたといわれています。ノウゼンカズラは双子葉植物で、つる性の植物です。ノウゼンカズラの総状花序に垂れ下がった赤いトランペット状の花は鮮やかで夏空に映えます。

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三渓園ハス花画像

ハス

 夏に横浜三渓園を花散歩していると、旧燈明寺三重塔(重要文化財)を背景にハスの花が咲いていました。ハス科ハス属ハス(蓮Lotus Nelumbo nucifera)はアジアが原産の双子葉、多年生、水生草本です。ハスの花色は赤色、薄紅色、白色、他で香りも良いです。ハスの花はがく片2〜5、花弁10〜30、雄蕊多数です。ハスの雌蕊は漏斗形の花床が特徴で、5〜30の心皮が集合してできています。ハスは地下茎、茎、葉、花、種子などが食用、飲用、菓子、医薬品などとして多方面で利用されています。

八景島アメリカデイゴ花画像

海紅豆アメリカデイゴ

 夏に横浜八景島を花散歩していると、ブルーフォールを背景にアメリカデイゴの赤色の花が咲いていました。マメ科アメリカデイゴ属アメリカデイゴ(海紅豆Cockspur Coral Tree Erythrina crista-galli 他)は南アメリカ原産の双子葉、落葉、小高木です。アメリカデイゴは成長すると高さ5m〜8mになります。アメリカデイゴは春から初夏に楕円、長楕円形の葉を茂らせ、夏に枝先に赤色の総状花序の両性花を多数付けます。アメリカデイゴの花は赤色で、マメ科特有の蝶形花冠の構造の花で、花弁は5(旗弁1、翼弁2、舟弁2)、雌蕊1、雄蕊10です。アメリカデイゴの花は、情熱的で美しく世界中から愛されています。

横浜海岸通ヒマワリ花画像

向日葵ヒマワリ

 夏に横浜海岸通を花散歩していると、ヒマワリの花が横浜開港資料館を背景に咲いていました。キク科ヒマワリ属ヒマワリ(向日葵Sunflower Heliathus annuus)は、双子葉、1年生、草本で、原産は北アメリカです。ヒマワリは成長すると1m〜3m程になります。ヒマワリの葉は互生で大きく心状卵円形です。ヒマワリの花はキク科特有の頭状花序で、周辺部に黄色い舌状花、中心部に赤茶色の管状花があります。ヒマワリは花期後多数の痩果を付けます。

平潟湾ハマユウ花画像

浜木綿ハマユウ

 夏に横浜南部の金沢八景平潟湾を花散歩していると、ハマユウの花がヨットハーバーを背景に咲いていました。ハマオモト属ハマユウ(浜木綿Spider Lily Crinum asiaticum)は日本の南部や、東アジア熱帯亜熱帯地方の沿岸部に自生する植物です。ハマユウの花は白く細い糸のようです。ハマユウの花が咲く頃、南の海では海水浴シーズンを迎えます。ハマユウはヒガンバナ科の植物で、根に毒があります。そのためPoison Bulb(毒球根)と評されることもありますが、夏の海岸の夕闇の中白く輝くハマユウの香りは素晴らしいです。

汽車道サルスベリ花画像

百日紅サルスベリ

 夏に横浜汽車道を花散歩していると、みなとみらいを背景にサルスベリの花が涼しげに咲いていました。夏の強い日差しに負けず涼しげに咲くサルスベリのピンク色の花は夏の楽しみです。サルスベリ(百日紅)の原産は中国南部で台湾、日本、朝鮮半島でも見られる花です。サルスベリ(Lagerstroemia indica)は、ミソハギ科の落葉樹で高さ6mにもなることがあります。サルスベリの幹は滑らかなので、猿滑(さるすべり)と書かれることがあります。サルスベリの花は花弁が6枚で、独特の縮れがおしゃれです。

ハンマーヘッドキョウチクトウ花画像

夾竹桃キョウチクトウ

 夏に横浜ハンマーヘッドを花散歩していると、薄紅色のキョウチクトウの花が咲いていました。キョウチクトウ科キョウチクトウ属キョウチクトウ(夾竹桃Oleander Nerium oleander)は西南アジアが原産の双子葉、常緑、小高木です。キョウチクトウの花は2.5〜5cmで、キョウチクトウ科特有の筒状の合弁花で、回旋状で花弁は5裂(八重も多い)しています。キョウチクトウの花色は赤色、薄紅色、白色、薄黄色です。キョウチクトウの花は花冠筒内側に長い柔毛が伸びているのが特徴で、雌蕊1、雄蕊は5です。

ブラフ18番館ムクゲ花画像

槿ムクゲ

 秋に横浜イタリア山公園を花散歩していると、ブラフ18番館を背景にムクゲの花が咲いていました。アオイ科フヨウ属ムクゲ(木槿Hibiscus syriacus)は東アジア原産の双子葉、落葉低木です。ムクゲはインド中国が原産の植物ですが、日本へは古い時代に渡来し、観賞用や茶花として好まれています。ムクゲはハイビスカス(フヨウ)の仲間です。ムクゲは夏から秋にかけて、白色、赤色、紫色などの直径10cm〜18cmほどのハイビスカスに似た花を咲かせます。

野島公園タチアオイ花画像

立葵タチアオイ

 初夏に横浜南部の野島公園を花散歩していると、赤色のタチアオイの花が元気に咲いていました。アオイ科タチアオイ属タチアオイ(立葵Hollyhock Alcea rosea)はアジア原産の双子葉、二年生、宿根生、草本です。タチアオイの花色は赤色、紫色、薄紅色、白色、黄色他です。タチアオイの花はアオイ科特有のがく片5、副がく片あり、花弁5が基本で重弁、八重咲きのものもあります。タチアオイは薬草としても知られ、世界中で親しまれています。

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山下公園フヨウ花画像

芙蓉フヨウ

 夏に横浜山下公園を花散歩していると、大輪のフヨウの花がマリンタワーを背景に咲いていました。アオイ科フヨウ属フヨウ(芙蓉Cotton rosemallow Hibiscus mutabilis)は双子葉、落葉、小低木で、夏から秋に大型のハイビスカスに似た華やかな花を咲かせます。フヨウの花はフヨウ属Hibiscus特有の花で、がく片5、花弁5、で雄しべ雌しべは融合し、雌しべが長く伸び先端は5裂しています。フヨウの花は古くから中国や日本で、絵画や文学の題材にもされ、親しまれています。

港の見える丘公園ヒガンバナ花画像

彼岸花ヒガンバナ

 初秋に横浜港の見える丘公園を花散歩していると、燃えるような緋色のヒガンバナの花が横浜市イギリス館を背景に咲いていました。ヒガンバナ科ヒガンバナ属ヒガンバナ(彼岸花Red spider lily Lycoris radiata)は単子葉、多年草、草本です。ヒガンバナの原産は中国で、稲作とともに日本に帰化したと考えられています。ヒガンバナは鱗茎で春から夏を過ごし、秋の彼岸の頃30〜50cmほどの花茎を伸ばし、赤い放射状の花を咲かせます。ヒガンバナは花期後線状の細い葉を茂らせます。

三渓園ハギ花画像

ハギ

 秋に横浜三渓園を花散歩していると、ハギの花が旧燈明寺三重塔を背景に涼しげに咲いていました。ハギはマメ科ハギ属Lespedeza の植物で、世界に40種ほど知られています。東アジアに分布するハギは特にJapanese cloverとも呼ばれています。ハギ属Lespedezaの種類は多いので全てを紹介できませんが、秋に赤色(白色、黄色)の小さなマメ科特有の花をつけるものが多いです。特にミヤギノハギLespedeza thunbergiiの花は、秋風に揺れる様子が古くから好まれています。

横浜みなと博物館サルビアレウカンサ花画像

Leucanthaサルビアレウカンサ

 秋に横浜みなと博物館を花散歩していると、サルビアレウカンサの紫色の花がみなとみらいの建築物を背景に咲いていました。シソ科アキギリ属サルビアレウカンサ(Mexcan bush sage Salvia leucantha)はメキシコ亜熱帯から熱帯地方が原産の双子葉、多年生、草本です。サルビアレウカンサの花色はがく片は紫色で、花は白色、紫色、ピンク色などがあります。サルビアレウカンサの花はシソ科特有の唇状の花で、がく片5、花弁5、雄蕊2、雌蕊先端2裂ですが、合弁しているためにがく片2裂、花弁は長唇状で4裂(上唇1、下唇3裂)に見えます。サルビアレウカンサは晩秋に種子を付けます。サルビアレウカンサのビロード状の毛で覆われた紫色の花色は美しく、秋の庭園を華やかに飾ります。

横浜公園ムラサキシキブ実画像

紫式部ムラサキシキブ

 秋に横浜公園彼我庭園を花散歩していると、ムラサキシキブの実が稔っていました。ムラサキシキブはクマツヅラ科ムラサキシキブ属の双子葉植物です。ムラサキシキブ属の植物は日本全国、朝鮮半島に分布する山野草で、夏に葉腋から1対の散房花序の薄紫色の花を咲かせます。ムラサキシキブの花と実は古くから好まれていています。ムラサキシキブの花と実を写真、ムラサキシキブの花実散歩地図、ムラサキシキブの花実情報でお楽しみ下さい。

横浜赤レンガ倉庫コスモス花画像

大波斯菊コスモス

 秋に横浜赤レンガ倉庫近くを花散歩していると、可愛らしいコスモスの花が横浜赤レンガ倉庫を背景に咲いていました。コスモス(オオハルシャギク大波斯菊Mexican aster Cosmos bipinnatus)はキク科コスモス属の一年草、双子葉植物です。コスモスの原産はメキシコの1600m〜2800mの高原で、ヨーロッパを経由して明治時代に日本にもたらされました。コスモス(オオハルシャギク)は高さ60cm〜120cmで秋に赤紫色の花を咲かせます。

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ブラフ18番館ポインセチア画像

猩々木ポインセチア

 クリスマスの頃横浜山手ブラフ18番館を花散歩していると、黄葉するイチョウの木を背景にポインセチアの赤色の葉が輝いて見えました。トウダイグサ科トウダイグサ属ポインセチア(猩々木Poinsettia Euphorbia pulcherrima)は中米メキシコ原産の双子葉、常緑性低木の植物です。ポインセチアは主に挿し木で増やし、熱帯地域では0.6m〜4mほどに成長します。ポインセチアは観葉植物で、花そのものより赤色、白色、ピンク色などの苞葉を楽しみます。ポインセチアの花は0.5cm程で、花弁はありません。ポインセチアの美しい花葉は世界中の人から愛され、クリスマスの観葉植物として人気があります。

横浜外国人墓地サザンカ花画像

山茶花サザンカ

 冬に横浜外国人墓地を花散歩していると、サザンカの花が横浜の街を背景に咲いていました。ツバキ科ツバキ属サザンカ(山茶花Camellia sasanqua)は日本を含む東アジア原産の双子葉、樹高5mに成長する常緑広葉樹の植物です。サザンカの花は直径5cm〜7cmほどで、5〜7枚のがく片、花弁5〜多数を付け、中心に雌しべと多数の雄しべが密集しています。サザンカの花はツバキのように花弁が基部で繋がらず、ばらばらに散るのが特徴です。寒い季節に咲くサザンカの華やかな花は、晩秋から冬の花散歩の楽しみです。

馬車道シクラメン花画像

篝火花シクラメン

 秋に横浜馬車道を花散歩していると、シクラメンの花が重要文化財の神奈川県立博物館の重厚な建築物を背景に咲いていました。サクラソウ科シクラメン属シクラメン(篝火花、豚の饅頭Persian cyclamen Cyclamen persicum)は地中海原産の双子葉、多年生、草本です。シクラメンは秋に球茎から芽を出し、ハート型の艶のある葉を付けます。シクラメンは晩秋から冬に花茎を付け少し下向きに咲く紫色、白色、赤色などの美しい花を咲かせます。シクラメンの花はサクラソウ科特有の外花被片5、花被片5、雄蕊5の花を咲かせます。シクラメンは早春に果実(朔果)を付けます。

日本大通クリスマスローズ花画像

生誕花クリスマスローズ

 早春に横浜日本大通を花散歩していると、クリスマスローズの花が神奈川県庁旧庁舎(愛称:キング)を背景に咲いていました。キンポウゲ科クリスマスローズ属クリスマスローズ(Christmas rose Helleborus)はヨーロッパから西アジア原産の双子葉、多年生草本の植物です。クリスマスローズは夏は休眠状態で、晩秋から冬に葉を茂らせ、冬から春に花茎を延ばし少しうつむき加減の花を咲かせます。クリスマスローズの花に見える部分は顎片で、紫色、白色、緑色等に見えます。クリスマスローズの花は、冬から春に開花し長い期間楽しめます。クリスマスローズの少しうつむき加減に咲く可憐な花は、冬から春の花散歩の楽しみです。

元町商店街シコンノボタン花画像

紫紺野牡丹シコンノボタン

 秋に横浜元町商店街を花散歩していると、シコンノボタンの花が通りを背景に咲いていました。ノボタン科シコンノボタン属シコンノボタン(紫紺野牡丹Glory bushTibouchina urvilleana)はブラジルが原産の双子葉、常緑、灌木です。シコンノボタンは比較的低温にも強く、鉢植えにも適した植物です。シコンノボタンの葉は対生、披針形、楕円形で毛で覆われています。シコンノボタンは夏の終わりから秋、初冬にかけて紫色の5弁の大きな花を咲かせます。シコンノボタンの花はノボタン科特有の花で、花色は紫色、がく片5、花弁5、雌蕊1、雄蕊10(長5、短5)です。シコンノボタンは花期後、赤紫色の実(刮ハ)を付けます。

みなと博物館二ホンズイセン花画像

日本水仙ニホンズイセン

 早春に横浜みなと博物館を花散歩していると、ニホンズイセンの花がみなとみらいの建築物を背景に咲いていました。ヒガンバナ科スイセン属ニホンズイセン(日本水仙Narcissus tazzetta ver. chinensis)は地中海原産の単子葉、多年生草本の植物です。ニホンズイセンは主に鱗茎(球根)で増え、初冬に厚みのある扁平な葉を20〜50cmほど延ばします。ニホンズイセンは初冬から春にかけての寒い季節に花茎を伸ばし、白色の花を咲かせます。ニホンズイセンの花は直径3cm〜5cmほどで、3枚の花弁、顎片3を付けます。ニホンズイセンの花は中心に黄色い筒状の副花冠があり、雌しべ1雄しべ6です。ニホンズイセンの花は香りが良く、寒い季節に咲くニホンズイセンの清々しい花は、冬から春の花散歩の楽しみです。

三渓園ウメ花画像

ウメ

 早春に横浜三渓園を花散歩していると、ウメの花が旧燈明寺三重塔(重要文化財)を背景に咲いていました。バラ科スモモ属ウメ(梅Japanese Apricot Prunus mume)は中国南部原産の双子葉、落葉、高木の植物です。ウメの花は温暖な地域では冬の1月頃から、多くの地域では2月〜3月頃に開花します。ウメの花は香りもよく古代より親しまれ、多くの絵画、句、文学にも取り上げられています。また初夏に実るウメの実は梅干を始め食品や飲料に使われます。

山下公園ヤブツバキ花画像

藪椿ヤブツバキ

 春に山下公園を花散歩していると、ヤブツバキの花が咲いていました。ツバキ科ツバキ属ヤブツバキ(藪椿Camellia japonica)は日本などの東アジア原産の双子葉、高木常緑樹の植物です。ヤブツバキは冬から春に小枝の先に、5cm〜7cmの5枚の花弁が合着した赤い花をつけます。ヤブツバキの雌しべは柱頭が3〜4に分かれ、雄しべは多数で基部で合着しています。ヤブツバキ翌年の夏から秋に直径4〜5cmほどの大きさの実(果実)を稔らせます。ヤブツバキの果実の中には油分の多い種子があり、種子から椿油を採取します。

 横浜花図鑑を、楽しんでもらえたでしょうか?港街横浜に咲く花は、エキゾチックで華やかです。天気の良い日に横浜花図鑑を片手に、横浜花散歩を楽しみましょう。横浜花図鑑の花写真は、すべて現地取材で撮影したものです。1枚でも気に入った横浜花図鑑の花写真があれば、光栄です。横浜花図鑑のページはこれから、充実してゆきますので、楽しみにしてください。横浜花図鑑の写真と地図を片手に、皆様も横浜花散歩を楽しんでください。

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