四季花図鑑新ページ季節の花冬の花春の花

1月の図鑑

January Flowers Book

1月の花は真冬の花、早春の花も咲きだします・1月の花は凛として清々しいです

更新2024.1.15

 1月に入ると本格的な冬となり、1年で最も寒い「寒の季節」を迎えます。1月は寒いですが日が長くなるので、植物にとっては目ざめの季節です。1月に入ると冬の花の他、早春の花のロウバイ、ヤブツバキ、ニホンズイセン、ウメなども咲きだします。七草がゆに使う春の七草も、店頭に並びます。西洋では1月の花として、スイセンが選ばれています。1月の凛として清々しい冬の花を、ゆっくりお楽しみください。

《1月の花図鑑写真・1月の花図鑑案内・1月の花図鑑お勧めページ》

ソシンロウバイ花

蝋梅ロウバイ

 1月に北鎌倉駅に近い東慶寺を花散歩していると、ロウバイの花が見頃でした。ロウバイ科ロウバイ属ロウバイ(蝋梅Japanese AallspiceChimonanthus praecox 他)は中国原産の双子葉、落葉、低木です。早春の山麓や里を黄色く飾る香りの良いロウバイの花は、春の花散歩の楽しみです。ロウバイは、主に種子、接木で増えます。ロウバイは秋に落葉し、早春に葉が出る前に枝に多数の黄色い花を一斉に咲かせます。ロウバイの花色は黄色(中心部暗紫色のものあり)で、稀に白色のものもあります。ロウバイの花はロウバイ科特有の花構造で、花皮片が多数です。ロウバイは花被片多数、雄蕊数個、雌蕊数個の花を咲かせます。ロウバイは花期が終わる頃、枝先に対生の比較的大きな葉を付けます。

ヤブツバキ花写真

藪椿ヤブツバキ

 ツバキ科ツバキ属ヤブツバキ(藪椿Camellia japonica)は日本などの東アジア原産の双子葉、高木常緑樹の植物です。ヤブツバキは主に種子で増え、樹高5m〜6mほどの高木になります。ヤブツバキの枝はよく分かれ、互生の厚く表面に光沢のある深緑色の葉を付ける。ヤブツバキは冬から春に小枝の先に、5cm〜7cmの5枚の花弁が合着した赤い花をつけます。ヤブツバキの雌しべは柱頭が3〜4に分かれ、雄しべは多数で基部で合着しています。ヤブツバキ翌年の夏から秋に直径4〜5cmほどの大きさの実(果実)を稔らせます。ヤブツバキの果実の中には油分の多い種子があり、種子から椿油を採取します。

ニホンズイセン花

日本水仙ニホンズイセン

 ヒガンバナ科スイセン属ニホンズイセン(日本水仙Narcissus tazzetta ver. chinensis)は地中海原産の単子葉、多年生草本の植物です。ニホンズイセンは主に鱗茎(球根)で増え、初冬に厚みのある扁平な葉を20〜50cmほど延ばします。ニホンズイセンは初冬から春にかけての寒い季節に花茎を伸ばし、白色の花を咲かせます。ニホンズイセンの花は直径3cm〜5cmほどで、3枚の花弁、顎片3を付けます。ニホンズイセンの花は中心に黄色い筒状の副花冠があり、雌しべ1雄しべ6です。ニホンズイセンの花は香りが良く、。寒い季節に咲くニホンズイセンの清々しい花は、冬から春の花散歩の楽しみです。

ナンテンの実

南天ナンテン花実

 メギ科ナンテン属ナンテン(南天Nandina domestica)は東アジア原産で双子葉、常緑低木樹の植物です。ナンテンは古い時代に中国から渡来したと言われています。ナンテンは中国名の南天竹から、日本では南天と漢字でかかれます。ナンテンは庭園に植えられていることが多く、薬草としても有名です。初夏に咲くナンテンの白い花はとても気品があり、秋から冬に稔る赤色の実はとても美しいです。ナンテンの花と実は四季の花実散歩の楽しみです。ナンテン花実写真、ナンテンの花実散歩地図、ナンテンの花実情報でお楽しみ下さい。

カンヒザクラ花画像

寒緋桜カンヒザクラ花

 1月下旬に沖縄海洋博公園を花散歩していると、カンヒザクラの花薄紅色の花が咲いていました。バラ科スモモ属カンヒザクラ(寒緋桜Taiwan cherryPrunus campanulata)は中国南部、台湾原産の双子葉、落葉高木の植物です。カンヒザクラの花は1.5cm〜2.5cm程でバラ科特有の5枚の赤色(稀に白色)の花弁をつけます。カンヒザクラの花は温暖な地域では正月頃から、多くの地域では春の2月〜3月頃に開花します。カンヒザクラの赤く明るい花はTaiwan cherryと呼ばれ世界中で人気があります。カンヒザクラを花写真、カンヒザクラ花散歩地図、カンヒザクラ花情報でお楽しみ下さい。

ハボタン

葉牡丹ハボタン花葉

 アブラナ科アブラナ属ハボタン(葉牡丹Ornamental Kale Brassica oleracea)はヨーロッパ南西部原産の双子葉、二年生、草本です。ハボタンは野生のキャベツ(野生甘藍Wild cabbageBrassica oleracea)から品種改良されたもので、冬場の観葉植物として重宝されています。ハボタンは主に種子で増えます。ハボタンは成長すると20cm〜80cm程になります。ハボタンの茎は短くロゼット状で生育し、葉は広く肉厚です。ハボタンは春に1m程の花穂を伸ばし、黄色い花を咲かせます。ハボタンの花はアブラナ科特有の十字花で、顎片(外花被片)4、花弁(内花被片)4で雌蕊1、雄蕊6、子房1室です。ハボタンの実はアブラナの実(菜種)と似ており、数個の油成分を多く含む種子ができます。

アオキ実画像

青木アオキ花実葉

 1月に横浜山下公園通りを花散歩していると、赤色と緑色のアオキの実が稔っていました。ガリア科アオキ属アオキ(青木Japanese laurelAucuba japonica)は日本原産の双子葉、常緑、小低木です。アオキは成長すると1〜3m程になり主に種子、挿し木で増えます。アオキはその名の通り冬でも青色=濃緑色の美しい葉が特徴の小低木です。アオキは雌雄異株で、春に新芽が出る頃紫色、褐色の小さな花を多数付けます。アオキの花色は紫色のものが多いですが、褐色のものもあります。アオキの花はガリア科特有の花被片4、子房下位で、雌雄異株です。アオキは翌年冬に赤色、緑色の色鮮やかな1cm程の実(液果)を付けます。アオキをアオキ花実写真、アオキ花実観察地図、アオキ花実情報でお楽しみ下さい。

フクジュソウ花

福寿草フクジュソウ

 キンポウゲ科フクジュソウ属フクジュソウ(福寿草Amur adonis Adonis amurensis 他)は日本など東アジア原産の双子葉、多年生、草本です。早春の山麓や里の草地を黄色く飾るフクジュソウの花は、春の花散歩の楽しみです。フクジュソウは、主に種子、株分けで増えます。フクジュソウは、早春に葉が出る前に茎先に黄色い花を咲かせます。フクジュソウの花色は黄色で、稀に紅色、白色のものもあります。フクジュソウの花はキンポウゲ科特有の花構造で、花被片多数(がく片5〜8、花弁5〜24)、雄蕊多数、雌蕊複数個の花を咲かせます。フクジュソウは花期が終わる頃、枝に互生二回羽状複葉の葉を付けます。

シクラメン花

篝火花シクラメン

 サクラソウ科シクラメン属シクラメン(篝火花、豚の饅頭Persian cyclamen Cyclamen persicum)は地中海原産の双子葉、多年生、草本です。シクラメンは冬から早春に咲く花が世界中で人気で主に種子、塊茎で増えます。シクラメンは秋に球茎から芽を出し、ハート型の艶のある葉を付けます。シクラメンは晩秋から冬に花茎を付け少し下向きに咲く紫色、白色、赤色などの美しい花を咲かせます。シクラメンの花はサクラソウ科特有の外花被片5、花被片5、雄蕊5の花を咲かせます。シクラメンは早春に果実(朔果)を付けます。

イソギク花画像

磯菊イソギク

 キク科キク属イソギク(磯菊Chrysanthemum pacificum)は日本原産の双子葉、多年生、草本です。イソギクは静岡県から千葉県の太平洋沿岸地方に自生する海浜植物です。イソギクの葉は楕円形で葉の裏側に白い毛が密生しています。イソギクの葉は表側から見ると白い縁取りのように見えて、とてもおしゃれです。イソギクは秋から冬にかけて、多数の黄色い頭状花を散房状に咲かせます。イソギクはキク科特有の舌状花がないので、黄色い筒状花が密集して見えます。イソギク花写真、イソギクの花散歩地図、イソギクの花情報でお楽しみ下さい。

マンリョウ実写真

万両マンリョウ花実

 ヤブコウジ科ヤブコウジ属マンリョウ(万両Ardisia crenata)は日本などの東アジアからインド原産の双子葉、常緑小低木の植物です。マンリョウは主に種子で増え、樹高50cm〜1mほどで幹を伸ばし先端に互生の葉を付けます。マンリョウは夏に小枝の先に白い花(花冠5裂、顎片5裂)をつけます。マンリョウは晩秋から冬に直径6mmほどの大きさの赤い実(核果・液果)を稔らせます。マンリョウの寒い冬の季節に赤く美しい実は、冬の花実散歩の楽しみです。

サザンカ花

山茶花サザンカ

 ツバキ科ツバキ属サザンカ(山茶花Camellia sasanqua)は日本を含む東アジア原産の双子葉、樹高5mに成長する常緑広葉樹の植物です。サザンカの葉は光沢があり、鋸歯があります。サザンカは木枯らしの吹き出す晩秋から冬の寒い季節に白色、赤色の同属のツバキに似た花を咲かせます。サザンカの花は直径5cm〜7cmほどで、5〜7枚の花弁、顎片5〜多数を付け、中心に雌しべと多数の雄しべが密集しています。サザンカの花はツバキのように花弁が基部で繋がらず、ばらばらに散るのが特徴です。寒い季節に咲くサザンカの華やかな花は、晩秋から冬の花散歩の楽しみです。

ジャノヒゲの実

蛇の髭ジャノヒゲ花実

 スズラン亜科ジャノヒゲ属ジャノヒゲ(蛇の髭Ophiopogon japonicus)は、リュウノヒゲ(竜の髯)とも呼ばれ日本や東アジアに自生する植物です。ジャノヒゲは単子葉類常緑多年草で、夏から秋に薄紫色、白色の涼しげな花を咲かせます。またジャノヒゲは晩秋から冬に青色、瑠璃色のきれいな実を稔らせます。ジャノヒゲの花実写真、ジャノヒゲの花実散歩地図、ジャノヒゲの花実情報でお楽しみ下さい。

《1月の花の特徴・1月の花の種類・1月の花情報》

名称 現代 1月花 日本語 睦月 英語 January Flowers 中国語 一月花
季節 新年、大寒、初詣、書初め、鏡開き、春節、七草粥、大雪、他
西洋 ポインセチア、クリスマスローズ、スイセン、ヤドリギ、シュトレン、新酒、他
日本 ロウバイ、スイセン、アオキ実、センリョウ実、ナンテン実、ユズ、七草、他
中国 キンカン、ポインセチア、サトウキビ、コチョウラン、花市、新竹、爆竹、餃子、他
韓国 サザンカ、ツバキ、ミカン、ヨモギ餅、サツマイモ、ポットック、おでん、他 
花色 白色:ツバキ、スイセン、チャノキ、サザンカ、シクラメン、ビワ、ヤツデ、他
ピンク:ストック、シクラメン、サザンカ、クリスマスローズ、オトメツバキ、他
青色:パンジー、スミレ、リンドウ、ジャノヒゲ実、シャリンバイ実、他
赤色:サザンカ、ヤブツバキ、シクラメン、ポインセチア葉、アロエ、マンリョウ実、他
紫色:ストック、パンジー、ストック、クリスマスローズ、スミレ、シンビジウム、他
オレンジ色:センリョウ実、タマサンゴ実、ユリオプスデージ、キク、他
黄色:ロウバイ、ユズ実、ダイダイ実、イソギク、トウガラシ実、キク、他
気温 −5℃〜15℃
特徴 ・低温を好む(サザンカ、クリスマスローズ、シクラメン、パンジー、他)
・日照を好む(スイセン、アロエ、ジャノメエリカ、ストック、スミレ、他)
・木本(ロウバイ、ウメ、ツバキ、サザンカ、ヤツデ、センリョウ、他)
利用 庭園、庭木、茶花、生け花、観賞用、漢方薬、食用、創薬、バイオエネルギー、他
芸術 絵画(サザンカ、ザクロ)、写真、ドライフラワー、歌謡、茶道(チャノキ、ナンテン)、

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ラッパスイセン花

喇叭水仙ラッパスイセン

 ヒガンバナ科スイセン属ラッパスイセン(喇叭水仙Wild Daffodil Narcissus pseudonarcissus)は西ヨーロッパ原産の単子葉、多年生草本の植物です。ラッパスイセンは主に鱗茎(球根)で増え、早春に厚みのある扁平な葉を20〜50cmほど延ばします。ラッパスイセンは春に花茎を伸ばし、花茎の先端に1個の黄色の花を咲かせます。ラッパスイセンの花は直径3cm〜5cmほどで、花弁3、がく片3を付けます。ラッパスイセンの花は中心に大きく黄色い筒状の副花冠があるのが特徴で、雌しべ1、雄しべ6です。ラッパスイセンの花は黄色く可愛らしい花です。早春に咲く黄色いラッパスイセンの可愛らしい花は、春の花散歩の楽しみです。

ウメの花

梅花ウメ花実

 バラ科サクラ属ウメ(梅Japanese Apricot Prunus mume)は中国南部原産の双子葉、落葉高木の植物です。ウメは主に種子で増え、5m〜6mほどに成長します。ウメの花は温暖な地域では冬の1月頃から、多くの地域では2月〜3月頃に開花します。ウメの花は香りもよく古代より親しまれ、多くの絵画、句、文学にも取り上げられています。また初夏に実るウメの実は梅干を始め食品や飲料に使われます。ウメをウメの花実写真、ウメ花散歩地図、ウメ花実情報でお楽しみ下さい。

エリカの花

蛇目石楠ジャノメエリカ

 ツツジ科エリカ属ジャノメエリカ(蛇目エリカChannelled heath Erica canaliculata)は南アフリカ原産の双子葉、常緑低木の植物です。ジャノメエリカは主に挿し木で増やし、高さ2mほどに成長します。ジャノメエリカの花は温暖な地域では冬の12月頃から、多くの地域では3月〜4月頃に開花します。ジャノメエリカの枝は良く分岐し、枝の先端に3個の紫色の釣鐘型の花を付けます。ジャノメエリカの紫色で可憐な釣鐘型の花は、とても人気があります。ジャノメエリカを花写真、ジャノメエリカ花散歩地図、ジャノメエリカ花情報でお楽しみ下さい。

ノースポール花

北極菊ノースポール

 キク科フランスギク属ノースポール(North Pole Chrysanthemum paludosum)は地中海原産の双子葉、多年草(場所により一年草)植物です。ノースポールは主に種子で増えます。ノースポールの花は2cm〜3cmで外側に白い舌状花、中心部に多数の黄色い管状花をつけます。ノースポールの花は温暖な地域では冬の1、2月頃から、多くの地域では春の3月〜4月頃に開花します。ノースポールの白く爽やかな花は、世界中で人気があります。ノースポールを花写真、ノースポール花散歩地図、ノースポール花情報でお楽しみ下さい。

アザレア花写真

唐山躑躅アザレア

 ツツジ科ツツジ属アザレア(Belgian Azalea Rhododendron simsii 他)は日本など東アジアが原産のツツジ属の植物が、ヨーロッパで品種改良された双子葉、常緑、低木です。アザレアは主に挿し木で増えます。アザレアは品種改良が盛んにおこなわれ花色が白色、赤色、紫色などの花色があり、冬から春の花鉢や街角を美しく飾ります。アザレアは冬から春に枝先に美しい花を次々に開花させます。アザレアの花はツツジ科特有の5裂した合弁花で、がく片5、花弁5で、雄蕊5(10)、雌蕊1です。アザレアの花は、同じツツジ科のツツジの花とよく似た花構造をしています。アザレアは花期後、さく果を付けます。アザレアは他のツツジ科の植物と同じように有毒成分を含みます。

エレモフィラニベア花画像

白絹衣花エレモフィラニベア

 ゴマノハグサ科エレモフィラ属二べア(白絹衣花Silky Eremophila Eremophila nivea 他)はオーストラリア西部の砂漠が原産の双子葉、常緑、低木です。エレモフィラ・ニベアは主に、種子、挿し木で増えます。エレモフィラ・ニベアの花色は薄紫色で、早春から春の街角や花壇を美しく飾ります。エレモフィラ・ニベアは葉や茎が白色の毛で覆われているのが特徴です。エレモフィラ・ニベアは早春から春に枝を伸ばし、薄紫色の筒状の花を次々に開花させます。エレモフィラ・ニベアの花はゴマノハグサ科特有の5裂した合弁花で、がく片5、花弁5、雄蕊4です。エレモフィラ・ニベアは花期後、実を付けます。

クロガネモチ実

黒金黐クロガネモチ実

 モチノキ科モチノキ属クロガネモチ(黒金黐Kurogane Holly Ilex rotunda)は日本など東アジアが原産の双子葉、常緑、高木です。クロガネモチは、主に種子、接ぎ木で増えます。冬に赤く可愛らし実を付けるクロガネモチは街路や庭先を美しく明るく飾ります。クロガネモチの赤く可愛らしい実はクリスマスや正月の飾りにも最適です。クロガネモチは成長すると3〜10mで街路樹にも適しています。またクロガネモチは鳥黐(とりもち)や、漢方薬としても利用されます。クロガネモチの花はモチノキ科特有の花で、花色は白色です。クロガネモチは冬に赤く可愛らしい実を多数付けます。

クリスマスローズ花

生誕花クリスマスローズ

 キンポウゲ科クリスマスローズ属クリスマスローズ(Christmas rose Helleborus)はヨーロッパから西アジア原産の双子葉、多年生草本の植物です。クリスマスローズは種子または株分けで増やします。クリスマスローズは夏は休眠状態で、晩秋から冬に葉を茂らせ、冬から春に花茎を延ばし少しうつむき加減の花を咲かせます。クリスマスローズの花に見える部分は顎片で、紫色、白色、緑色等に見えます。クリスマスローズの花は、冬から春に開花し長い期間楽しめます。クリスマスローズの少しうつむき加減に咲く可憐な花は、冬から春の花散歩の楽しみです。

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ナツミカン実画像

夏蜜柑ナツミカン花実

 ミカン科ミカン属ナツミカン(夏蜜柑Amanatsu Citrus natsudaidai 他)は日本が原産の双子葉、常緑、小高木です。ナツミカンは成長すると3〜5m程で、黄オレンジ色の食用になる美しい実を付けます。ナツミカンは主に種子、挿し木で増えます。ナツミカンは常緑で濃い緑色の葉を付け、初夏に白色の香りの良い花を咲かせます。ナツミカンの花はミカン科特有の花でがく片5、花弁5、雄蕊20〜25、子房7〜15室です。ナツミカンは花期後黄(オレンジ色)の大きな実を冬から春に付けます。ナツミカンの実は酸味が強いものが多いですが、甘い品種もあります。ナツミカンの香りの良い花と実は四季の花散歩の楽しみです。ナツミカンをナツミカン花実写真、ナツミカン花実観察地図、ナツミカン花実情報でお楽しみ下さい。

ヤブラン実画像

藪蘭ヤブラン花実

 スズラン亜科ヤブラン属ヤブラン(藪蘭Liriope muscari)は、日本や東アジアの森林下草として自生する植物です。ヤブランは単子葉類常緑多年草で、夏から秋にジャノヒゲの花に似た薄紫色の涼しげな花を咲かせます。またヤブランは晩秋から冬に緑色、黒色のきれいな実を稔らせます。庭を彩る園芸用下草としても人気のヤブランの花実写真、ヤブランの花実散歩地図、ヤブランの花実情報でお楽しみ下さい。

リュウキュウコスミレ花

琉球小菫リュウキュウコスミレ

 スミレ科スミレ属リュウキュウコスミレ(琉球小菫 Viola Yedoensis var. pseudo-japonica)は九州南部から沖縄県原産の双子葉、草本の植物です。リュウキュウコスミレの花は1.5cm〜2.5cm程で、スミレ属特有の5枚の紫色(稀に白色)の花弁をつけます。リュウキュウコスミレの花は冬から春(沖縄県地方)に開花します。リュウキュウコスミレの紫色の上品な花は、沖縄県地方の冬から春の花散歩の楽しみです。リュウキュウコスミレを花写真、リュウキュウコスミレ花散歩地図、リュウキュウコスミレ花情報でお楽しみ下さい。

ユリオプスデージー花

硫黄掬ユリオプスデージー

 キク科ユリオプス属ユリオプスデージー(Euryops Daisy Euryops pectinatus)は南アフリカ原産の双子葉、常緑低木の植物です。ユリオプスデージーの花は5cm程でキク科特有の外側に黄色い舌状花、中心部に多数の黄色い管状花をつけます。ユリオプスデージーの花は温暖な地域では一年中、多くの地域では春の2月〜5月頃に開花します。ユリオプスデージーの黄色く明るい花は、世界中で人気があります。ユリオプスデージーを花写真、ユリオプスデージー花散歩地図、ユリオプスデージー花情報でお楽しみ下さい。

プリムラマラコイデス花画像

被春花プリムラマラコイデス

 サクラソウ科サクラソウ属プリムラ・マラコイデス(Fairy primrose Primula malacoides 他)は中国雲南省他が原産の双子葉、二年生、草本です。プリムラ・マラコイデスは主に、種子、根茎で増えます。マラコイデスの花色は白色、赤色、紫色などで、早春から春の街角を美しく飾ります。マラコイデスは早春から春に花茎を伸ばし、傘形花序の花を次々に開花させます。マラコイデスの花はサクラソウ科特有の5裂した合弁花で、がく片5、花弁5で、雄蕊5、雌蕊1、子房上位です。マラコイデスの花は、同じサクラソウ科のサクラソウの花とよく似た花構造をしています。マラコイデスは花期後、さく果を付けます。マラコイデスは中国では、薬用などにも利用されます。

シンビジウム花写真

大花惠蘭シンビジウム

 ラン科シンビジウム属シンビジウム(大花惠蘭 Boat Orchid Cymbidium sp.)は東アジアが原産の単子葉、常緑、多年草です。シンビジウムは、主に種子、バルブ(偽鱗茎)で増えます。早春に咲くシンビジウムの美しい花は庭先や窓辺、室内を明るく飾ります。シンビジウムは比較的暑さ寒さにも強く、鉢植えや露地栽培にも適した植物です。シンビジウムの葉は、バルブの基部から線状の長い葉を付けます。シンビジウムの花はラン科特有の花で、花弁6(外花被片3、内花被片3)です。シンビジウムの花期は1〜4月です。

ヒヤシンス花

風信子ヒヤシンス

 ユリ科ヒヤシンス属ヒヤシンス(風信子Hyacinth Hyacinthus orientalis)は南西アジア原産の単子葉、多年生、草本の植物です。ヒヤシンスは主に鱗茎で増え、早春に長さ15cm〜35cm程の被針形肉厚の葉を付けます。ヒヤシンスは春に高さ20cm〜35cm程の花茎を伸ばし、総状花序の花を2〜50個程付けます。ヒヤシンスの花色は青色、赤色、黄色、白色など様々です。ヒヤシンスの花は筒状、肉厚で直径2cm〜3.5cmほどです。ヒヤシンスの花はユリ科特有の花で、花被片6、雌しべ1、雄しべ6です。ヒヤシンスの花は香りが良く水栽培にも向いています。春に咲くヒヤシンスの美しく香りの良い花は、春の花散歩の楽しみです。

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マーガレット花

木春菊マーガレット

 キク科モクシュンギク属モクシュンギク、マーガレット(木春菊Marguerite Argyranthemum frutescens)はカナリア諸島原産の双子葉合弁花、小低木です。マーガレットは主に挿し木で増やします。キク科のマーガレットは成長すると高さ20cm〜80cm程に成長し茎は多数に枝分かれして、春にキク科特有の頭状花序の大きな花を多数付けます。マーガレットの花は大きさ6cm〜8cmで白色、赤色、黄色の花を春から初夏にかけて次々に咲かせます。マーガレットの花はキク科特有の頭状花序で、周辺に大きな目立つ舌状花と中心に管状花を付けます。

パンジー花画像

三色菫パンジー

 スミレ科スミレ属パンジー(三色菫Viola tricolor)はヨーロッパ原産の双子葉、1年生、草本(寒冷地では短期多年生草本)の植物です。パンジーは主に種子で増え、10cm〜40cmほどに成長します。パンジーは温暖地では冬、寒冷地では春に紫色、黄色、オレンジ色、白色など様々な色の花を咲かせます。パンジーの花は3cm〜6cmほどで花弁は5枚(上弁2、側弁2、唇弁1)、顎片5で、中心に雌しべ1、短い雄しべ5があります。パンジーの花は世界中の人から愛され、観賞用として人気があります。パンジー花写真、パンジー花散歩地図、パンジー花情報でお楽しみ下さい。

ピラカンサ実画像

常盤山査子ピラカンサ花実

 バラ科ピラカンサ属(常盤山査子トキワサンザシ属Pyracantha)はヨーロッパ南部から中国原産の双子葉、常緑広葉樹の植物です。ピラカンサ属は主に種子で増え、樹高6mほどに成長します。ピラカンサ属の枝には棘があり、常緑広葉の、互生の葉を付けます。ピラカンサ属は初夏にバラ科特有の花弁が5枚の白色(稀に紅色)の花を咲かせます。ピラカンサ属は、晩秋から冬に直径5〜8mmほどの大きさの実(果実)を稔らせます。ピラカンサ属の実(果実)は紅色、橙色、黄色で美しく観賞用として人気があります。ピラカンサ属花実写真、ピラカンサ属花実散歩地図、ピラカンサ属花実情報でお楽しみ下さい。

ノキシノブ葉写真

軒忍ノキシノブ葉

 シダ植物ウラボシ科ノキシノブ属ノキシノブ(軒忍Weeping fern Lepisorus thumbergianus軒忍)は日本など東アジアが原産の、シダ植物ウラボシ科ノキシノブ属の着生植物です。ノキシノブは主に胞子、株分けで増えます。ノキシノブは冬でも緑が濃く、瑞々しく日本庭園などに人気があります。ノキシノブは根茎が横に伸び、常緑の単葉の葉を数枚から数十枚茎から直接付けます。ノキシノブの葉の形は柳葉の様な披針形で、長さ8cm〜20cm程で少し下垂れる様に生えます。ノキシノブは隠花植物で、胞子で増えます。ノキシノブの胞子嚢は葉裏の主脈の両側に数個から数十個円形に並びます。ノキシノブは観賞用の他、漢方薬などにも利用されています。

ストック花

紫羅蘭花ストック

 アブラナ科アラセイトウ属ストック(アラセイトウ紫羅蘭花Tenweek Stock Matthiola incana)は南ヨーロッパ原産の双子葉、多年生草本(日本では1年生草本)の植物です。ストックはアブラナ科の植物で、冬から春に高さ50cm程の花茎を延ばし、無限花序(総状花序)の花を次々に咲かせます。ストックの花は2.5cm〜3cm程で、アブラナ科特有の4枚の十字花の花弁の花(紫色、白色、赤色)をつけます。ストックの花は冬から春に開花し長い期間咲き続けます。ストックの香りが良い紫色・白色の上品な花は、冬から春の花散歩の楽しみです。

《1月の花図鑑写真・1月の花図鑑案内・1月の花図鑑お勧めページ》

カワヅザクラ花画像

明るい早春の花図鑑

 日本列島に咲く早春の花を、写真図鑑にしました。日本列島に咲く早春の花は、バラエティーに富んでいます。日本列島各地に咲く、早春の花図鑑をお楽しみください。早春の花々の写真図鑑と撮影地の地図も用意しました。早春の花図鑑を片手に、早春の花散歩に出かけましょう。

球根ベゴニア花画像

季節の花

kamakura.beststravel.com 日本列島に、花が美しい季節がやてきました。美しい日本列島の季節の風に吹かれながら、日本各地の四季の花図鑑を楽しんでみましょう。日本列島は以外に広く、各地域の自然や花植物は変化に富んでいます。東は北海道、西は沖縄県まで経度差が約31度あります。日本では国内に時差は使用していませんが、実際は2時間の時差があります。緯度差は約26度あり、沖縄県や小笠原諸島の亜熱帯・熱帯の植物から北海道や山間部では亜寒帯・寒帯の植物や高山植物が分布しています。日本列島に咲く各季節の花を、写真図鑑と各季節の花観察地図で案内いたします

ツリガネニンジン花画像

各地の花日本各地の花図鑑

 日本列島は以外に広く、各地域の自然や花植物は変化に富んでいます。東は北海道、西は沖縄県まで経度差が約31度あります。日本では国内に時差は使用していませんが、実際は2時間の時差があります。緯度差は約26度あり、沖縄県や小笠原諸島の亜熱帯・熱帯の植物から北海道や山間部では亜寒帯・寒帯の植物や高山植物が分布しています。意外に広く変化に富んだ日本列島各地の花植物を、写真図鑑と花観察地図で案内いたします。

 1月の花図鑑を、楽しんでもらえたでしょうか?1月に咲く花は、凛として清楚です。1月は大寒の季節で1年で最も寒くなる時期ですが、日が長くなるので植物にとっては開花の準備の季節です。1月に入るとロウバイやニホンズイセンの花も咲き出します。1月の花図鑑のページの写真は全て、私たちが現地取材して撮影記録したものです。1枚でも1月の花図鑑の写真の中で、皆様が気に入ったものがあれば光栄です。1月の花図鑑の地図を片手に、1月の花散歩を楽しんでください。

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